英語のメニューもおまかせあれ

  1. 会話で学ぶ英語表現

こんにちは。外で食事をするとき、日本では気軽に入れるレストランがたくさんあります。

しかし欧米では、夜に食事をするレストランはコース料理のように頼むため、日本人にとっては堅苦しい形式のレストランがほとんどです。

海外のメニューは写真なし

どこの国でもレストランに入ったら、まずメニューが渡されます。日本人も多く訪れ、ガイドブックに載っているレストランならば、日本語のメニューがあるでしょう。

しかし現実は、ほとんどありません。たいてい置いてあるのは、非英語圏でも英語のメニューです。

そして困るのが、海外ではたいていメニューに写真はのっていません。日本では写真が多くのっているメニューを渡す所が多いですが、格式が高くなる程、写真はのらなくなります。

料理言葉も分からない、写真もない、ないないづくしで、日常会話の英語ができる人でも困る事が多いです。

会話

イギリスに出張に行っている佐藤さんとハーレンさんがレストランで話をしているようです。会話をみてみましょう。

Mr. Sato: What a beautiful interior!  This restaurant is very nice.  Thank you, Mr. Halen.

なんて美しい内装なんでしょう!このレストランはとても素晴らしいです。ありがとうハーレンさん。

Mr. Halen: I’m glad you like this restaurant.  The dishes of fish are famous in here.

このレストランを気に入ってもらえてうれしいです。ここの魚料理は有名なんですよ。

Mr. Sato: That’s great for me.  This is going to be fun!

それは私にはとてもうれしいです。楽しくなりそうです!

Mr. Halen: What would you like to drink?  I always entrust the drinks to sommelier here.  He is very reliable man.

何を飲みますか?私はここではソムリエに飲み物を任せています。彼はとても信頼できる人ですよ。

Mr. Sato: I entrust the sommelier as you.

私もあなたのようにソムリエに任せます。

Mr. Halen: Okay, let’s just go with that.  Last time, I ate the meuniere of the sole.  The dressed source was excellent.

了解です、それでいきましょう。前回、私は舌平目のムニエルを食べました。かけられていたソースは絶品でした。

Mr. Sato: I just looked at that.  It is very attractive.  Also, I’m interested in Acqua pazza of perch.

私はちょうどそれを見ていました。とても魅力的ですね。また、スズキのアクアパッツアも興味があります。

Mr. Halen: My wife ate it before.  Not only cockles, but hard clams were making the good soup.

私の妻は前にそれを食べましたよ。ザルガイだけではなく、ハマグリも良いスープを作っていましたよ。

It is very hard to get the hard clams in England, so we can see the strong feeling for selections, from the chef.

イギリスでハマグリを手に入れるのは難しいので、シェフの選定に対しての強い気持ちが見れますよ。

Mr. Sato: Okay, then I choose this Acqua pazza.  Japanese eat hard clams in celebrations.

そうですね、では私はこのアクアパッツアを選びます。日本人はお祝いでハマグリを食べます。

I celebrate for eating in this nice restaurant which invited from you.

あなたが招待して下さったこの素敵なレストランで食事する事を祝います。

Mr. Halen: Thank you, Mr. Sato!  Let’s decide the appetizers and the side dishes.

ありがとう、佐藤さん!では、前菜と付け合せも決めましょう。

佐藤さんは居心地がよく、魚料理が自慢のレストランに来られて大満足のようです。

素朴な木のテーブルに色とりどりの魚と新鮮な野菜がたっぷり入った鍋。

ポイント

では、会話ででてきた単語や言い回しをみてみましょう。

  • dish of fish 魚料理
  • This is going to be fun 楽しくなりそうです
  • entrust 任せる
  • sommelier ソムリエ
  • let’s just go with that それでいきましょう、そういう事でいきましょう
  • meuniere of the sole 舌平目のムニエル
  • dressed かけられた
  • perch スズキ seabassという表記もある
  • cockles ザルガイ

日本のアサリに良く似た貝で、ヨーロッパでよく使用されます。

  • hard clams ハマグリ

これらの他にも、以下のような料理用の英語表記がメニューにのります。肉の種類や魚の種類は、ヨーロッパの人が好む食材の1つです。

【メニューのカテゴリー】

  • Appetizer、starter 前菜
  • Entrée、Main dish 主食
  • Accompaniments、side dish  サイドディッシュ、付け合せ
  • Salad、 greens サラダ
  • assorted 盛り合わせ
  • Desserts、sweets デザート

 【肉や魚の種類】

  • Calf 子牛
  • Lamb 子羊
  • Mutton
  • Cod  タラ
  • flounder ヒラメ、カレイ

【調理方法】

  • braised 蒸し煮にする
  • simmered 煮付けた
  • Tossed 和えた
  • garnished with~ ~で飾られた
  • served with~ ~を添えて

英語で会話するウェイターがメニューを見ている間、男性がメニューを持っています。

レストランの注文はコースのように

日本では単品のみでの注文がほとんどですが、海外では飲み物から始まり、前菜、主食、付け合せ、デザート、と注文していきます。

そしてたいていデザートと一緒にコーヒーや紅茶等も注文します。

また、海外では食事中は会話も楽しむ為、注文してさっと料理が出てくるわけではありません。普通に1回の夕飯で2時間ほどかかります。

ここがまた、日本と海外の、食事に対する常識の違いがみられます。

英語メニューなのにフランス語

英語のメニューを下さいと頼んだのに、なんだかフランス語のような単語がいっぱい見られます。

これは世界三大料理が、中華料理、フランス料理、トルコ料理を指すため、イギリスではお隣のフランスから、たくさん美味しい料理を学んでいます。

その為英語表記にも、フランス語表記が混ざります。また、Acqua pazza はイタリア語ですのでご注意を。

英語メニューも初めて見る時は、戸惑うばかりです。しかし、よく使われる単語として覚えてしまえば、堅苦しくなく楽しく、友人と食事を楽しめるでしょう。

それではまた、See you!

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