こんにちは。文法が簡単で覚えるのが楽と言われている英語ですが、三単現のsや、特別な変化をする不規則動詞など、日本人にとってはやはり難しいものです。
そしてそれらの基礎を攻略すると、ある程度は英語が喋れるようになります。
使いたくない現在完了形
中学校で習う簡単な動詞も、実は活用が大変難しいものがあります。そのうちの1つが”have”です。
意味は他動詞と助動詞があり、まず習うのは他動詞です。代表的な訳でいえば「持っている」です。
そして学年があがると習うのが、現在完了形。have+過去分詞で、過去の状態から現在まで引き続いている行動の時に使います。
さて、英語が苦手の人はだいぶ「?」マークがでているかもしれません。正直、現在形と過去形だけで多くの日常会話は成立しますし、負担を増やして英語の苦手意識をさらに増幅させる必要はありません。
しかし「?」を承知した上で更に話を続けると、現在完了形も実は重要な文法です。現在完了形には3つの使い方があり、それは「完了」、「継続」、「経験」です。
「完了」→現在では終了している状態
「継続」→過去から今まで続いている状態
「経験」→過去に試したことがある情報の提供
「?」がたくさん増えてきたところで、世界的に有名な1文を使用して例題をみてみましょう。
【現在形】
I have a pen.
私はペンを持っている。
【現在完了形】
I have had a pen.
私は今までペンを持っていた。
ここでの訳は「完了」の形で訳されます。しかし、文を修飾してみると
I have had a pen for 1 hour.
私は1時間もペンを持っている。(継続)
I have had a pen when I was a baby.
私は赤ちゃんだったころペンを持ったことがある。(経験)
上記のように、「継続」や「経験」に変化することが可能です。
Haveを使う事で、ペンを持つことに色々理由があることが説明できる、なかなか便利な動詞です。
会話
では、ペン以外でも短い例文で「完了」、「継続」、「経験」と変化する過去分詞を使った会話をみてみましょう。
Tom: Are you going out with Momoka?
モモカと付き合っているの?
Andy: No, I’m not. But why are you asking now?
いや、違うよ。でもどうして今聞くの?
Tom: Because I saw you walking with her in the town yesterday.
だって昨日町で彼女と歩いているのをみたから。
Andy: I had visited the museum with her.
彼女と美術館に行っただけだよ。(経験)
Tom: I thought you have been dumped by Angela 1 weeks ago.
1週間前にアンジェラに振られたかと思ったけど。(完了)
Andy: That’s true. But I have loved Momoka from 6 days ago.
間違いないね。でも6日前からモモカを好きになっているんだ。(継続)
Tom: What a man you are!
なんていう男だ!
日常生活でもたくさん活用
例文は男性同士のとある会話の様子で、誰と付き合うや誰に振られた、のように一般的に話される内容です。ただし振られた翌日に別の人を好きになる人は珍しいですが、そこは例文なので。
新しい言葉を習う時に一番習得が早くなるのは、その言葉を話す人を好きになることです。つまり一番重要な「愛」に関する部分だけでも、理解しがたい現在完了形を使用すれば、自分を更にアピールできることになります。
好きな人がいるからこそ、難しい文法にもチャレンジする意欲がでて、さらに付き合う事になったら語学力は間違いなく上達します。Have+過去分詞の現在完了形、苦手と思わず使ってみてはいかがでしょうか。
それではまた、See you!