英語のアクセント:発音ルール習得して会話レベルを上げる④

    1. 英語勉強・基本

    英会話力をグッと底上げするために、是非とも習得したいのが「発音の強弱」です。カタカナ英語とのアクセントの違いを理解して、リスニング力とスピーキング力をアップさせましょう。

    アクセントの付け方や発音記号の見方などを紹介します。

    アクセントとは

    アクセント(Accent)とは、発音ルールの1つで音節の強調を意味します。

    日本語は単調でアクセントが少ない言語だといわれています。飴と雨や雲と蜘蛛といった「音の高低」の違いがもたらす同音異義語こそありますが、文章における「音の強弱」や「音の長短」による伝わり方の違いは日本語にはほとんどありません。

    その影響もあって、英語を話す際もアクセントが意識されていない平坦な発音となっている人が多いと考えられています。

    アクセントにも「高低」「長短」など種類がありますが、英語を話す際に特に意識するべきなのは音節の「強弱」の部分です。

    MacDonald’s の場合】

    • アクセント無し…マクドナルド
    • アクセントあり…マッダーナル(クは小さく、ダを強調、ズはほとんど発音しない)

    Police officer の場合】

    • アクセント無し…ポリスオフィサー
    • アクセントあり…ポリィースオフィスァー(リは伸ばす、スは弱く、最後は弱く)

    発音記号にて「」が付いている部分をストレス(Stress)と呼びます。

    単語を音で区切った時に、ストレスがついている部分はハッキリと発音するだけでなく多少のばすことで更に強調しましょう。そして、前後の音節にも強弱をつけると更によくなります。

    男性がメガホンに向かって日本語で叫んでいます。

    単語の強弱

    単語(発音記号)音節抑揚の目安アクセントのポイント
    Vacationveɪkéɪʃənvacation▁▔▁Ca がストレス・エィと伸ばして強調・O は弱く
    Every dayévridèɪeveryday▔▁▔EA がストレス・Ry は弱く・A は伸ばす
    Restaurantréstərəntrestaurant▔- ▁E がストレス・T は弱く
    Specialspéʃəlspecial▔▁Pe を強く・L は小さく
    Communicatekəmjúːnəkèɪtcommunicate-▔- ▁Co は小さく・Mu であがって段々下がる

    抑揚や発音が分かりやすいよう表記していますが、個々の感覚で異なる聞こえ方になる場合もあります。

    単語全体の音の強弱を意識することカタカナ英語から脱しスピーキング力をアップにつながります。

    文章のアクセント

    1つ1つの単語へのアクセントの意識が出来たら、次は文章全体で見た時のアクセントについて考えていきましょう。ポイントは3つです。

    • 伝えたい言葉にストレスを置く
    • 接続詞や前置詞・Be動詞は弱く短く
    • 語尾の上がり下がりを意識する

    How aboutgetting some lunch?

    (強:Getting、Lunch 弱:About、Some

    ランチにでも行かない?

    I’ve been sobusy lately.

    (強:So、Busy 弱:I’ve、Been

    最近とっても忙しいの。

    青い背景に眼鏡をかけた男性と女性が会話しています。

    例文

    まずは、単語のアクセント(ストレスや全体の強弱)に気を配り、余裕が出てきたら文章全体のアクセント(強弱や抑揚)を意識して読んでみましょう。

    I haven’t noticed that cafe before, is it new?

    新店かな?あそこにカフェがあったの気づかなかったわ。

    Today’s the last day of my summer vacation and I start work again from tomorrow.

    今日までが夏休みで、明日からは仕事が始まります。

    It’s heartbreaking every time I hear stories like that.

    そのような話を耳にすると、いつもとても悲しくなります。

    まとめ

    今回は、単語や文章の音節の強調「アクセント」について学びました。他の発音ルールと合わせて、アクセントを意識することで日本人特有のカタカナ英語から脱却することができるでしょう。

    テレビやドラマを見る際にも、アクセントを意識して聞いてみてください。それではまた、See you!

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