Hello, there! こんにちは。
みなさん、いかがお過ごしですか?
前回アメリカ英語とカナダ英語の違いを少しご紹介しましたが、今回は文化の違いに少し触れてみたいと思います。
留学先をアメリカ・カナダで迷っている人にも是非参考にしていただけたら幸いです(^^)
★ポイント★
①メルティングポットとサラダボウル
アメリカもカナダも、非常に多くの移民を受け入れているという点では同じですが、アメリカでは、様々な文化的背景を持つ人種が溶け合いAmericanとして同化・フィットすることを求められ、その様子はMelting Pot (坩堝のように皆が混ぜこぜになった状態)と例えられます。
一方カナダは個々のアイデンティティはそのまま大切にしつつ、お互いの違いを尊重し合いながら共存するSalad Bowl(異なる野菜がそれぞれの持ち味はそのままに“サラダ”として共存することから)だと言われています。
カナダは世界屈指の多民族国家ですが、中でも特にトロントには100以上のEthnic Community があると言われています。
②教育水準
アメリカに比べると州立大学の割合が高いのが特徴です。
アメリカの私立大学は世界レベルの有名校が多くありますが、レベルがかなり低い私立大学があるのも事実で、まぁ“ピンからキリまで”といった感じです。
カナダの大学は州政府による厳しい審査があるため、各大学ともそれぞれ一定の水準を満たしたレベルの高さが自慢です。
ちなみに州立ということもあり、学費もアメリカで私立大に行くより断然安く抑えられます。
③Proudly Canadian
カナダ人としての誇り カナダ人の国民性は非常におおらかです。
多文化主義のため、積極的に移民を受け入れていますし、アメリカに比べると人種差別や偏見も少ない気がします。
「アメリカと似ている」と言われる事を一番嫌うカナダ人は、ある意味「アメリカとは違う」ことを強調することで自分たちのアイデンティティを示しているのかもしれません。
つい最近、トルコから移民後カナダ市民権(国籍)を取得した友人のセレモニー(宣誓式)に同行したのですが、そこで ”I’m proudly Canadian.” と胸を張って言い切る彼女の姿が清々しく見えました。
・・・今回はかなりカナダ贔屓のコラムになってしまいましたね。スミマセン
★Phrase of the Week★
今週は Can it wait?
意味は「それは急ぎの件ですか?・後でも大丈夫ですか?」です。
待つ事が出来る(急ぎではない)内容かどうかを確認したい時によく使います。
★会話★
A: Have you got a minute? (ちょっと今いいかな?)
B: Well, actually, I’m just finishing this report. (え〜っと実はさ、ちょうどこのレポートを仕上げてるとこなんだ。)
A: Can it wait? I really need your help. (それは急ぎなのかい?どうしても君にお願いしたい事があるんだ。)
B: The report is due tomorrow, but it’s OK. I can help you. (レポートは明日締め切りだけど、いいよ。手伝うよ。)
A: Are you sure? Thanks. (本当?ありがとう。)
B: So, what can I do for you? (で、何を困ってるんだい?)
こんな具合です(^^)
急ぎの件ですか?緊急を要する内容ですか?後でも大丈夫ですか?などと相手に尋ねたい時に使ってみてください。
また、疑問文ではなく It can wait. と肯定文にすれば「急いでません・後でも結構です」などという意味で使えます。
それではまた次回!
Talk to you later!