「ダイアナ妃 バラ」と調べると、ただ花の名前を知りたいだけでは終わらないはずです。なぜ王室の称号がバラの名前になったのか、苗を買うことが寄付とどうつながったのか、そして今はなぜ別の名前で呼ばれているのか。美しい花の裏側に、英語表現と文化の学びがいくつも隠れています。

このテーマは、英語を学び始めた人にも相性がよい題材です。花が咲く、つぼみ、苗、寄付、記念基金、王室の敬称など、日常会話と文化理解を同時に広げられます。会話で練習したい方は、英語教室のような場で、短い英文を声に出して使ってみるのも一つの方法です。

ここでは、参考元原稿の内容に沿いながら、「Diana, Princess of Wales」と呼ばれたバラの由来、寄付との関係、名称変更、王室称号の使い分け、会話で使える英語表現を順番に整理します。読み進めるだけで終わらず、途中の例文を声に出せば、庭や花、寄付の話題を英語で伝える準備ができます。

ダイアナ妃の名を持つバラは、記憶と寄付をつないだ花

この章の要点
  • かつて「Diana, Princess of Wales」と呼ばれたバラは、ダイアナ妃の記憶と慈善活動を結びつける存在だった
  • 参考元原稿では、苗の購入代金の一部が記念基金へ寄付される仕組みがあったとされている

まず押さえたい点は、このバラが単なる記念名の花ではなく、記憶と寄付をつなぐ役割を持っていたことです。参考元原稿によると、ダイアナ妃が亡くなった後、彼女をしのぶ形で作られたバラが「Diana, Princess of Wales」と名づけられました。花の色は、クリームがかった黄色にピンクの縁取りが入る上品な印象として語られています。

このバラの特徴は、美しさだけではありません。苗を購入すると、代金の一部が「Diana, Princess of Wales Memorial Fund」へ寄付される仕組みがあったとされています。参考元原稿では、15%が寄付に回るとされ、花を育てる楽しみが誰かを支える行為にもなっていました。

つぼみと咲きかけのバラの苗が英国風の庭に置かれている様子
バラの苗、つぼみ、咲く様子は、英語の基本語彙を自然に覚える入口になります。

名前に王室関係者の称号を使う場合、許可や契約が関係することがあります。参考元原稿では、当時の女王であったエリザベス2世の許可を得て、このバラにダイアナ妃の称号が使われたとされています。ただし、その契約は永続的なものではなく、期限が切れた後はElegant Ladyという名前で扱われるようになりました。

つまり、このバラの物語は「花の名前が変わった」というだけではありません。人の記憶、社会貢献、王室称号、契約、そして言葉の使い方が重なっています。英語学習者にとっては、ひとつの花を通じて、単語だけでなく背景まで学べる題材です。

花の色が伝える印象

黄色とピンクが混ざるバラは、明るさ、やわらかさ、優雅さを感じさせます。花言葉は国や資料によって違いがありますが、参考元原稿では「愛」「内気な恥ずかしさ」「輝かしい」といった言葉が重ねられていました。英語でその印象を伝えるなら、soft、pretty、elegant、graceful などが使いやすい語です。

ここで大切なのは、花を説明するときに色だけで終わらせないことです。「yellow and pink」だけでも意味は伝わりますが、「soft yellow and pink」「a gentle pink edge」のように少し足すと、見た目の繊細さまで伝わります。次は、そのまま会話に使える花や庭の英語へ進みましょう。

花や庭の英語は、bloom・bud・young plant から始める

この章の要点
  • 「咲く」は bloom、「つぼみ」は bud、「苗」は young plant や rose plant で表せる
  • 花の感想には pretty だけでなく elegant、soft、delicate などを足すと自然になる

花の話題を英語にするなら、最初に覚えたいのは花の状態を表す語です。咲いたのか、まだつぼみなのか、苗を植えたばかりなのかを言えるだけで、庭の会話はぐっと自然になります。難しい植物名をたくさん覚えるより、まずは短い文を正確に言えることが大切です。

bloom:花が咲く

bloom は「花が咲く」という意味です。名詞として「花」「開花」という意味でも使われますが、初心者はまず動詞として覚えると会話に使いやすくなります。目の前の変化を伝えるなら、現在完了の The rose has bloomed. がよく合います。

フレーズ
The rose has bloomed.
日本語訳
バラが咲きました。
使う場面
昨日までつぼみだったバラが、今日咲いているのを家族や友人に知らせる場面。
注意点・誤用例
The rose is bloom. は不自然です。be動詞ではなく、has bloomed や is blooming を使います。
発音・ニュアンス
bloom は /bluːm/ が目安です。blue の音に m を添える感覚で、唇を軽く閉じて終えます。

The rose bloomed. でも「咲いた」という意味は伝わります。ただ、見つけたばかりの喜びを伝えるなら、has bloomed のほうが「咲いて、その状態が今も見えている」という感じを出しやすくなります。庭で誰かを呼ぶ場面では、この完了形がぴったりです。

bud:つぼみ

bud は「つぼみ」です。短い単語ですが、植物の成長を語るときによく使います。まだ咲いていない状態を表すので、bloom と組み合わせると会話が作りやすくなります。

フレーズ
It was just a bud yesterday.
日本語訳
昨日はまだつぼみでした。
使う場面
朝、庭の様子が前日と変わっていることに気づいたとき。
注意点・誤用例
It was only bud yesterday. は冠詞が抜けています。ひとつのつぼみなら a bud とします。
発音・ニュアンス
bud は /bʌd/ が目安です。日本語の「バッド」より短く、中央の母音を軽く出します。

young rose plant:バラの苗

「苗」は young plant と言えますが、バラであることをはっきりさせたいなら young rose plant が便利です。園芸店で買う苗や、庭に植えたばかりの株を説明しやすくなります。

フレーズ
I bought a young rose plant.
日本語訳
バラの苗を買いました。
使う場面
園芸店で買ったバラを友人に見せるときや、庭に植えたものを説明するとき。
注意点・誤用例
seedling は種から出た小さな苗の印象が強い語です。園芸店のバラ苗なら young rose plant や rose plant が使いやすいです。
発音・ニュアンス
young は /jʌŋ/ が目安です。y の音を軽く添え、最後は鼻に抜けるようにします。

elegant:上品で優雅な

このバラの現在の名称として出てくる Elegant Lady の elegant は、「上品な」「優雅な」という意味です。pretty が「かわいい」に近いなら、elegant は落ち着いた美しさを含みます。ダイアナ妃のイメージと結びつけて語られやすい語でもあります。

フレーズ
This rose looks both pretty and elegant.
日本語訳
このバラはかわいらしく、同時に上品に見えます。
使う場面
花の色や雰囲気を、単に「きれい」以上に伝えたいとき。
注意点・誤用例
elegant は人、服、部屋、花などに使えますが、くだけた冗談の場面では少し改まって聞こえることがあります。
発音・ニュアンス
elegant は /ˈelɪɡənt/ が目安です。最初の e に軽く強さを置きます。上品さ、洗練、落ち着いた美しさを含みます。

ここまでの語を組み合わせるだけで、The rose has bloomed. It was just a bud yesterday. It looks elegant. という短い描写が作れます。では、この花のもう一つの大切な側面である寄付の英語へ進みます。

寄付の英語は donate to・donation・cause で伝わる

この章の要点
  • 「寄付する」は donate to が基本で、寄付先には charity、fund、cause などを置ける
  • memorial fund は「記念基金」、in memory of は「〜をしのんで」という意味で使える

ダイアナ妃のバラを英語で語るとき、花の単語と同じくらい大切なのが寄付の表現です。中心になるのはdonate toです。日本語の「〜へ寄付する」に近く、団体や基金、活動を後ろに置きます。

donate は動詞、donation は名詞です。I want to donate. なら「寄付したいです」、I’d like to make a donation. なら「寄付をしたいです」と丁寧に言えます。英語では、寄付先をぼかさずに伝えるため、to a charity、to the fund、to the causes she supported のように続けると自然です。

フレーズ
I’d like to donate to the memorial fund.
日本語訳
その記念基金に寄付したいです。
使う場面
寄付先が基金であると分かっていて、丁寧に意思を伝える場面。
注意点・誤用例
donate for the fund は不自然に聞こえることがあります。寄付先には donate to を使うのが基本です。
発音・ニュアンス
donate は /doʊˈneɪt/ が目安です。後ろの nate に強さを置きます。I’d like to を付けると穏やかで丁寧です。
注意点

「彼女の活動に寄付する」を donate for her works と直訳すると不自然です。慈善活動の支援対象を表すなら donate to the causes she supported、活動全体なら support her charitable work が使いやすいです。

cause:支援する価値のある活動

cause は「原因」という意味で覚える人が多い語ですが、慈善活動の文脈では支援する対象や理念を表します。ダイアナ妃が大切にしていた活動を英語で言うなら、the causes Princess Diana cared about や the causes she supported が自然です。

フレーズ
I want to support the causes she cared about.
日本語訳
彼女が大切にしていた活動を支えたいです。
使う場面
特定の団体名ではなく、医療、子ども、貧困、地雷被害などの支援対象を広く話す場面。
注意点・誤用例
cause を「原因」とだけ訳すと意味を取りにくくなります。慈善活動では「大切にしている支援テーマ」と考えると理解しやすいです。
発音・ニュアンス
cause は /kɔːz/ が目安です。短い語ですが、社会的な意味を持つ場面では重みがあります。

memorial fund:記念基金

memorial は「追悼の」「記念の」、fund は「基金」です。合わせて memorial fund は「記念基金」「追悼基金」を表します。Diana, Princess of Wales Memorial Fund という名称では、彼女の記憶を慈善活動へつなげる意味が含まれています。

フレーズ
The fund was created in her memory.
日本語訳
その基金は彼女をしのんで作られました。
使う場面
亡くなった人を記念して作られた基金、賞、庭園、施設を説明するとき。
注意点・誤用例
memory は「記憶」ですが、in her memory は「彼女をしのんで」という決まった言い方として覚えると便利です。
発音・ニュアンス
memorial は /məˈmɔːriəl/ が目安です。追悼や記念の場面で使うため、落ち着いた響きがあります。

寄付の話では、善意を大げさに言いすぎないことも大切です。I want to help. や I’d like to support a charity. のような短い文でも十分に気持ちは伝わります。次は、ダイアナ妃の話題で避けて通れない王室称号の英語を見ていきます。

王室称号は、Princess Diana と Diana, Princess of Wales の違いを知ると読みやすい

この章の要点
  • Princess Diana は広く親しまれる通称として使われる
  • Diana, Princess of Wales は離婚後の称号として知られる形で、Her Royal Highness とは区別して考える

王室の英語でつまずきやすいのは、名前そのものよりも敬称と称号の違いです。日本語では「ダイアナ妃」とまとめて呼べますが、英語では Princess Diana、Diana, Princess of Wales、Her Royal Highness などが文脈によって変わります。

まず Princess Diana は、多くの人が親しみを込めて使う通称として理解するとよいでしょう。ただし、厳密にはダイアナ妃は王女として生まれたわけではなく、結婚によって王室に入り、ウェールズ公妃となりました。この背景を知ると、英語記事や本で呼び方が違っても迷いにくくなります。

Her Majesty:女王陛下、国王陛下に関わる敬称

Her Majesty は女王に対する敬称で、日本語では「女王陛下」と訳されます。参考元原稿のバラの話では、当時の女王エリザベス2世が、寄付を条件にダイアナ妃の称号をバラの名前に使うことを認めたとされています。

フレーズ
Her Majesty allowed the name to be used for this rose.
日本語訳
女王陛下は、この名前をこのバラに使うことを認めました。
使う場面
女王や国王の許可、発言、公式な行動について丁寧に述べる場面。
注意点・誤用例
Her Majesty は女王に使います。国王の場合は His Majesty です。王子や王女には通常、Highness を含む別の敬称が使われます。
発音・ニュアンス
Majesty は /ˈmædʒəsti/ が目安です。王室に関わる改まった響きがあるため、日常会話では説明の中で使う程度で十分です。

Her Royal Highness:殿下にあたる敬称

Her Royal Highness は王族の女性に対する敬称で、日本語では「殿下」「妃殿下」にあたります。略して HRH と書かれることもあります。ダイアナ妃は結婚中、Her Royal Highness The Princess of Wales という形で呼ばれましたが、離婚後は Her Royal Highness の敬称を失い、Diana, Princess of Wales という形で知られるようになりました。

注意点

英語でダイアナ妃を説明するとき、former princess とだけ言うと背景が伝わりにくいことがあります。通称なら Princess Diana、称号に触れるなら Diana, Princess of Wales と言うと文脈が見えやすくなります。

Diana, Princess of Wales は、カンマの位置も含めて覚えておきたい表記です。日本語では「ダイアナ元皇太子妃」と説明されることがありますが、英語の称号をそのまま理解すると、王室関連の文章が読みやすくなります。

the late Princess Diana:故ダイアナ妃

late は「遅い」だけでなく、故人を表すときにも使われます。the late Princess Diana は「故ダイアナ妃」という意味です。追悼や敬意を込めて話す場面では、died よりも passed away を使うとやわらかく響きます。

フレーズ
The late Princess Diana is remembered for her kindness.
日本語訳
故ダイアナ妃は、その優しさで記憶されています。
使う場面
亡くなった人物の功績や人柄について、敬意を込めて話す場面。
注意点・誤用例
late は故人に使う表現です。生きている人に the late を付けると意味が変わってしまいます。
発音・ニュアンス
late は /leɪt/ です。追悼の文脈では、短い語でも敬意を示す働きがあります。

王室の英語は、細かな呼び方に神経質になりすぎる必要はありません。ただ、敬称と称号を区別できると、花の名前に「Diana, Princess of Wales」が使われた意味も見えやすくなります。では、その知識を会話に落とし込んでみましょう。

会話で身につける:庭のバラから慈善活動へ話を広げる

この章の要点
  • 会話は「花の発見」から始めると、寄付や歴史の話題へ自然に進められる
  • 役割名を使って練習すると、特定個人の体験談に見えず、学習用の会話として使いやすい

英会話で大切なのは、難しい単語を詰め込むことではなく、身近な発見から話を始めることです。庭のバラが咲いた、昨日はつぼみだった、色がきれいだ、名前に由来があるらしい。この順番なら、初心者でも無理なく話題を広げられます。

次の会話例では、登場人物を「学習者」「家族」「店員」といった役割名にしています。特定の人の体験談ではなく、練習用のモデルとして声に出してください。英語は一文ずつ区切り、日本語訳で流れを確認できるようにしています。

英語学習者と園芸店スタッフがバラの苗を見ながら会話している様子
花の話題は、園芸店や庭先の短い会話にそのまま使えます。

庭での会話例

フレーズ
学習者: The rose has bloomed! Have you seen it?
家族: Not yet. It was just a bud yesterday.
学習者: The soft yellow and pink colors are beautiful.
家族: This rose used to be called “Diana, Princess of Wales.”
学習者: Was it connected to a charity?
家族: Yes. Part of the price was donated to a memorial fund.
日本語訳
学習者: バラが咲いたよ。見た?
家族: まだよ。昨日はまだつぼみだったのに。
学習者: やわらかな黄色とピンクがきれいだね。
家族: このバラは以前「ダイアナ、プリンセス・オブ・ウェールズ」と呼ばれていたのよ。
学習者: 慈善団体と関係があったの?
家族: ええ。代金の一部が記念基金へ寄付されていたの。
使う場面
庭や写真を見ながら、花の変化と名前の由来を話す場面。
注意点・誤用例
This rose was called… でも伝わりますが、以前の名前を説明するなら used to be called が自然です。
発音・ニュアンス
Have you seen it? は最後を少し上げると「見た?」という自然な確認になります。used to は /ˈjuːstu/ のようにつながりやすい音です。

園芸店での会話例

園芸店では、名前の由来を尋ねるだけでなく、現在の呼び名も確認できます。ここでは、It is now known as を使って、名称変更をやわらかく伝える形を練習します。

フレーズ
学習者: Is this rose named after Princess Diana?
店員: It used to be connected with her title.
学習者: What is it called now?
店員: It is now known as “Elegant Lady.”
学習者: That’s a beautiful name.
店員: Yes, it suits the soft colors of the flower.
日本語訳
学習者: このバラはダイアナ妃にちなんで名づけられたのですか?
店員: 以前は彼女の称号と関係がありました。
学習者: 今は何と呼ばれていますか?
店員: 今は「エレガント・レディー」として知られています。
学習者: 美しい名前ですね。
店員: ええ、花のやわらかな色に合っています。
使う場面
園芸店、植物園、花の展示で、名前の由来を尋ねる場面。
注意点・誤用例
named by Princess Diana と言うと「ダイアナ妃本人が名づけた」という意味に聞こえることがあります。「〜にちなんで」は named after を使います。
発音・ニュアンス
known as は「〜として知られている」です。強く主張するより、情報を落ち着いて伝える響きがあります。

残念な気持ちをやわらかく言う

寄付プログラムが今は利用できないと知ったとき、「それは残念」と言いたくなる場面があります。That’s a pity. は落ち着いた言い方です。友人同士なら That’s too bad.、少し感情を込めるなら What a shame. も使えます。

フレーズ
That’s a pity.
日本語訳
それは残念です。
使う場面
寄付の仕組みが終わっていた、欲しい苗が売り切れていた、予定が合わなかったなど、軽い残念さを伝える場面。
注意点・誤用例
It is pity. は不自然です。pity を名詞として使うなら a pity とします。
発音・ニュアンス
pity は /ˈpɪti/ が目安です。That’s a pity. は少し丁寧で落ち着いた印象があります。

会話では、残念で終わらせず、次の行動を提案すると自然です。If you still want to help, we can look for a charity together. と続ければ、「それでも支援したいなら、一緒に団体を探せるよ」という前向きな流れになります。

間違えやすい英文は、前置詞と文の形で整える

この章の要点
  • donate、expire、allow、named after は、前置詞や文型を一緒に覚えると自然になる
  • 直訳で作った英文は通じる場合もあるが、少し整えるだけで印象が大きく変わる

英語らしさを作る近道は、単語単体ではなく前置詞と文の形をセットで覚えることです。ダイアナ妃のバラの話では、donate to、named after、used to be called、has expired、allowed the name to be used が特に役立ちます。

言いたいこと 不自然になりやすい表現 自然な表現
バラが咲いた The rose is bloom. The rose has bloomed.
昨日はつぼみだった It was only bud yesterday. It was just a bud yesterday.
自分のお金で買う buy it by my money buy it with my own money
基金に寄付する donate for the fund donate to the fund
〜にちなんで名づけられる named by Princess Diana named after Princess Diana
契約が切れた The contract was expired. The contract has expired.
名前の使用を認めた allowed using the name allowed the name to be used

used to be called:以前は〜と呼ばれていた

名称変更を説明するときは、The name of this rose was… と直訳するより、used to be called が会話では扱いやすいです。「以前はそう呼ばれていたが、今は違う」という流れが一文で出せます。

フレーズ
This rose used to be called “Diana, Princess of Wales.”
日本語訳
このバラは以前「ダイアナ、プリンセス・オブ・ウェールズ」と呼ばれていました。
使う場面
昔の名前、旧称、以前の呼び方を説明する場面。
注意点・誤用例
used to は過去の習慣や過去の状態を表します。今も同じ名前なら used to は不要です。
発音・ニュアンス
used to be called は一息で読むと自然です。強く読むのは rose、called、名前の部分です。

has expired:期限が切れている

expire は「期限が切れる」という意味です。契約、パスポート、チケット、クーポンなどに使えます。ポイントは、expire が自動詞として使われることが多い点です。契約が切れたなら The contract has expired. が自然です。

注意点

The contract was expired. は意味が伝わる場合もありますが、自然な英語では The contract expired. または The contract has expired. とするのが基本です。

フレーズ
The licensing agreement has expired.
日本語訳
ライセンス契約はすでに切れています。
使う場面
名前、画像、商品名などの使用許可に関する契約が終わったことを説明する場面。
注意点・誤用例
「切られた」と受け身にしたくなりますが、期限が自然に終わる場合は expired をそのまま使います。
発音・ニュアンス
expire は /ɪkˈspaɪər/ が目安です。has expired は、すでに期限が切れていて今も有効ではない感じを出します。

前置詞と文型を直すだけで、英文はかなり自然になります。次は、ここまで学んだ表現を、音読、置き換え、短い発表へつなげる練習メニューに進みます。

すぐ使える練習メニュー:音読、置き換え、短い発表

この章の要点
  • 音読で口を慣らし、単語を入れ替え、最後に短い発表へ進むと実践しやすい
  • 花、寄付、称号の三つを一文ずつ言えるようにすると、会話の土台ができる

学んだ表現は、読んだだけでは口から出にくいものです。おすすめの流れは音読→置き換え→発表です。最初から長く話そうとせず、短い文を正確に言うところから始めると、英語にする負担が小さくなります。

バラの庭が見える窓辺の学習机に無地のカードとノートが置かれている様子
短い英文をカード化して、声に出す練習へつなげましょう。

音を整えるミニ練習

まずは、この記事で何度も出てきた語を声に出します。発音記号は目安として使い、完璧にまねようとしすぎず、強く読む部分と弱く読む部分を意識してください。

  • bloom /bluːm/:blue の音から始め、最後に m を軽く閉じる。
  • bud /bʌd/:短く、中央の母音を軽く出す。
  • donate /doʊˈneɪt/:後半の nate に強さを置く。
  • memorial /məˈmɔːriəl/:真ん中を少し強く読み、落ち着いた響きにする。
  • elegant /ˈelɪɡənt/:最初をやや強く、後ろは軽く流す。
  • expired /ɪkˈspaɪərd/:sp のつながりを意識し、最後の d を軽く添える。

三段階で口に出す

次の手順で練習すると、単語の暗記で止まらず、会話の形に近づきます。途中で言いにくい文があれば、そこだけを何度か繰り返してください。

  1. 音読:The rose has bloomed. It was just a bud yesterday. をゆっくり三回読む。
  2. 置き換え:rose を flower、garden、plant などに替えて言う。
  3. 追加:It looks elegant. や The colors are soft yellow and pink. を足す。
  4. 寄付の文:Part of the price was donated to a memorial fund. を区切って読む。
  5. 称号の文:This rose used to be called “Diana, Princess of Wales.” を一息で読む。
  6. 自分の感想:I think this story is moving. など、自分の短い感想を足す。

空欄練習で形を固める

日本語に合うように、空欄へ入る語を考えてください。先に声に出してから答えを見ると、文の形が残りやすくなります。

  1. バラが咲きました。 The rose has ________.
  2. 昨日はまだつぼみでした。 It was just a ________ yesterday.
  3. 代金の一部が記念基金に寄付されました。 Part of the price was donated ________ a memorial fund.
  4. 自分のお金で一つ買いたいです。 I want to buy one ________ my own money.
  5. 契約はすでに切れています。 The contract has ________.
  6. このバラはダイアナ妃にちなんで名づけられていました。 This rose was named ________ Princess Diana.
  7. 女王陛下はその名前の使用を認めました。 Her Majesty allowed the name to be ________.
  8. それは残念です。 That’s a ________.

答えは、1. bloomed、2. bud、3. to、4. with、5. expired、6. after、7. used、8. pity です。特に donate to、with my own money、named after は、日本語から直訳すると間違えやすいので、短いかたまりとして覚えましょう。

短い発表の型

最後に、ダイアナ妃のバラについて短く話す型を作ります。すべて暗記する必要はありません。まずは一文ずつ読み、自分の言いやすい語に入れ替えてください。

フレーズ
This rose used to be called “Diana, Princess of Wales.” It has soft yellow and pink colors. Part of the price was donated to a memorial fund. The rose is now known as “Elegant Lady.” I think the story is beautiful because it connects a flower with kindness.
日本語訳
このバラは以前「ダイアナ、プリンセス・オブ・ウェールズ」と呼ばれていました。やわらかな黄色とピンクの色をしています。代金の一部が記念基金へ寄付されていました。今は「エレガント・レディー」として知られています。花と優しさが結びついているので、私はこの話が美しいと思います。
使う場面
英会話レッスン、自己練習、植物園の感想、文化紹介の短い発表。
注意点・誤用例
長く話そうとして文を複雑にしすぎると止まりやすくなります。短い文を並べるだけでも、十分に内容は伝わります。
発音・ニュアンス
called、donated、known、kindness など、内容を支える語を少しだけ強く読むと聞き取りやすくなります。

一人で読む練習に慣れてきたら、誰かに聞いてもらうと表現が定着しやすくなります。花の説明、寄付の説明、称号の説明を一つずつ声に出し、言い換えを試してみてください。

よくある質問

この章の要点
  • ダイアナ妃のバラ、寄付、称号、英文の間違いを短く確認できる
  • 迷ったときは、花の語彙、寄付の前置詞、王室称号の順に見直すと理解しやすい

最後に、読者がつまずきやすい点を短く言い切れる表現で確認します。気になる質問だけ読んでも、会話や読解で使う形を思い出せます。

ダイアナ妃のバラは今も同じ名前で呼ばれていますか?

参考元原稿では、かつて「Diana, Princess of Wales」と呼ばれたバラは、契約終了後に「Elegant Lady」として扱われるようになったとされています。英語で言うなら This rose used to be called “Diana, Princess of Wales,” but it is now known as “Elegant Lady.” が使えます。

バラが咲いた、は英語で何と言いますか?

「バラが咲いた」は The rose has bloomed. と言えます。目の前で咲いた状態を見ているなら、has bloomed を使うと「咲いて、今その状態にある」という感じが出ます。

寄付する、は donate for ですか、donate to ですか?

寄付先を言うときは donate to が基本です。donate to a charity、donate to the memorial fund、donate to the causes she supported のように使います。

Princess Diana と Diana, Princess of Wales は同じ意味ですか?

Princess Diana は広く親しまれる通称として使われます。Diana, Princess of Wales は、離婚後の称号として知られる形です。文章で丁寧に扱うときは、文脈に合わせて使い分けると読み手に伝わりやすくなります。

The contract was expired は自然ですか?

自然に言うなら The contract expired. または The contract has expired. が使いやすいです。expire は「期限が切れる」という意味で、自動詞として使われることが多い語です。

ダイアナ妃の話題を英語で話すときに気をつける点はありますか?

若くして亡くなった人物や王室に関する話題では、敬意を込めた言葉を選ぶと安心です。passed away、the late Princess Diana、She is remembered for her kindness. のような表現を使うと、落ち着いた印象になります。