こんにちは。生活するなかで家事は大事な作業です。料理、掃除、洗濯など色々あります。毎日の当たり前の作業が突然変わってしまったら、慣れるまでに時間がかかります。
日本の家事の常識は、アメリカやヨーロッパの家事の常識と同じなのでしょうか。
当たり前の常識の違い
家事の常識は国それぞれで違います。国境が隣接している国同士では、あまり変わりはないかもしれません。
しかし島国である日本の常識は、海外と色々違っています。
会話
イギリスに住んでいる竹井夫人とイギリス人のリード夫人の会話を見てみましょう。
イギリスと日本では家事の常識が違ったようです。どの家事の常識が違ったのでしょうか。
Mrs. Takei: Good morning, Mrs. Read. The weather is very nice today.
リード夫人、おはようございます。今日はとてもいい天気ですね。
Mrs. Read: Good morning, Mrs. Takei. The sun shines and it is very comfortable to have a walk.
竹井夫人、おはようございます。太陽が照っていて、お散歩するにはとても気持ちがいいですね。
Mrs. Takei: In Japan, we take outside the laundry and dry up them with sun shine.
日本では、洗濯物を外に出して太陽の光で乾燥させます。
Mrs. Read: I have heard that Japanese do it. In England, when someone is drying up the laundry in outside, it shows poverty.
日本人はそれをするって聞いたことあります。イギリスでは、誰かが外で洗濯物を干している時、それは貧困を意味します。
Mrs. Takei: I know, we do not see the laundry drying up in outside in Europe.
But why it shows the poverty?
ヨーロッパでは、洗濯物を外で干さないのは知っています。でもなぜそれが貧困を意味するのですか?
Mrs. Read: Because, it shows you do not have a dryer in the house.
それは、家の中に乾燥機を持っていない事を示しているからです。
It is a common sense to have a dryer in the house in England.
イギリスでは、乾燥機を家に持つことは常識です。
If you do not have it, it shows that you do not have enough money to buy a dryer.
乾燥機を持っていないということは、それを買うに十分なお金がないということです。
Mrs. Takei: I see. The common sense of laundering is different in Japan and England.
なるほど。日本とイギリスでは洗濯の常識が違うのですね。
イギリスと日本では、洗濯物の干し方の常識が違いました。太陽の光で干すか、乾燥機で干すかの違いです。
ポイント
では、会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。
- comfortable 気持ちがいい、快適な
- a walk 散歩
- Have a walk 散歩をする
- laundry 洗濯物
一般的に「洗濯物」の場合は、単数形で使用します。しかし「洗濯物の量」についての場合は、laundries と複数形を使います。
- poverty 貧乏
- dryer 乾燥機、ドライヤー
- common sense 常識
- you do not have enough money to buy ~ ~を買うのに十分なお金を持っていない。
遠回しに「貧乏である」と伝える時に使用します。
太陽か乾燥機か
日本人にとって洗濯物は、外で太陽の光で乾かすことが常識です。イギリスでは、なぜ太陽の光で干さないのでしょうか。
一番の理由は天気ではないでしょうか。地球上で、イギリスは北海道よりも北にあります。
そして、イギリスそのものの天気が、あまりよくありません。このことより、洗濯物を外で干す理由がないのでしょう。
また、このような天気で暮らすため、家の構造も外で洗濯物を干すより、家の中で干す、もしくは乾燥機で干すような仕様になっています。
また、洗濯機の稼働時間もとても長いです。1回の洗濯で2時間以上かかります。ヨーロッパは高温で洗濯するため、水の温度調整に時間がかかります。
日本のように1日に1回以上回すことはなく、1週間で3、4回程度です。
嫌う前に理由を知る
住む場所、特に国が変わると、今まで暮らしていた所とは違う常識があります。
今まで当たり前のようにしていた事が、全く変わってしまいます。始めは嫌悪感もあり、慣れるまでに時間がかかるでしょう。
しかし、違うには必ず理由があります。洗濯物を干す常識が違うのも、理由が必ずあります。
嫌悪感だけで慣れない新しい常識を嫌い、その場所を嫌いになるよりは、理由を確認して納得するほうが嫌悪感も少なく、楽しみが増えるのではないでしょうか。
それではまた、See You!