ISSって英語で言える?宇宙で米ソがドッキング

  1. 日常会話で覚える英単語

こんにちは。第二次世界大戦後から、1989年まで世界を主に2分していた冷戦は、大量に血が流れることがなくとも、多くの人々の心を傷つけました。

しかし約44年もの間、ずっと両国が敵対していたわけではありません。

主観の違いで世界を2分

冷戦はアメリカとソ連のイデオロギー、ideology の違い、つまり政治的・宗教的主観の違いで対立が始まりました。そして世界中のほとんどの国々が、この両国間の争いに巻き込まれました。

それでも敵対の関係にありながら、緊張緩和と呼ばれる平和に向けた活動も見られました。その一つが宇宙事業です。

会話

ケイとブライアンが話をしています、会話をみてみましょう。

Kei: Look, Brian!  We can see full moon in the sky.  Don’t’ you think it is also beautiful to see it in the noon time?

見て、ブライアン!空に満月が見えるよ。昼間に満月が見えるってこともきれいだと思わない?

Brian: I agree.  I wish I could ride a space ship and visit moon.  But unfortunately, I’m acrophobia, so I can’t ride the space ship.

同感だよ。宇宙船にのって月に行けたらなぁって思うよ。でも残念ながら、僕は高所恐怖症だから宇宙船には乗れないんだ。

Kei: That’s pity.  Well, there is no space ship in America now, and if your acrophobia cured, you need to learn Russian.

それは残念だ。でも今はアメリカに宇宙船がないから、もし君の高所恐怖症が治ったらロシア語習わなきゃね。

Brian: I don’t care about learning new language.  During the space shuttle time, many astronauts learned Russian.  Many Russians stay in ISS.

新しい言語を学ぶことは気にしないよ。スペースシャトルの時代でも、沢山の宇宙飛行士はロシア語を勉強したしね。国際宇宙ステーションにたくさんロシア人いるしね。

Kei: Definitely.

確かに

Brian: By the way, did you know that there was a project between America and Soviet Union during the cold war?

ところで、冷戦の間にアメリカとソビエト連邦で1つの計画があったのを知っている?

Kei: I don’t know that.  What was it?

知らないよ。何だったの?

Brian: It was called Apollo-Soyuz Test Project, and executed in 1975.  Apollo and Soyuz had lift off in almost same time and had a docking in the space.

それはアポロ・ソユーズテスト計画と呼ばれて1975年に実行されたんだ。アポロとソユーズがほぼ同時期に打ち上げられて、宇宙でドッキングしたんだ。

Kei: Really?  How could that happened?

本当に?どうしてそんな事になったの?

Brian: The high positioned people in both countries had some meetings.  The project finished with success.

両国の偉い人たちが何回か打ち合わせをしたんだよ。計画は成功に終わったよ。

Kei: It is good hear the peaceful project executed in the cold war!

冷戦中に平和な計画が実行されたのが聞けて良かったよ!

技術を隠しながら競い合っていた両国も、なんと一度は宇宙でお互いの国の技術確認をしていたというのは、驚きです。

ソ連で印刷された切手には宇宙飛行士のグループが描かれている。

ポイント

会話で出てきた新しい単語や言い回しをみてみましょう。

  • I agree 同感だよ。
  • unfortunately 残念ながら
  • acrophobia 高所恐怖症
  • I don’t care 気にしない
  • ISS (International Space Station) 国際宇宙ステーション

日本語でも ISS と呼ぶ方が一般的になっています。

  • Definitely 確かに
  • Apollo-Soyuz Test Project アポロ・ソユーズテスト計画

アポロはアメリカの宇宙船で、ソユーズはソビエト連邦、現在のロシアの宇宙船です。

  • lift off 打ち上げ
  • finished with success 成功に終わる

博物館に展示されている英語を展示し、英会話を促進する大型宇宙船。

本当は早く仲良くしたかった

アポロ・ソユーズテスト計画は、主に今後の宇宙活動を見据えたアメリカとソビエトの技術の確認もありました。

第二次世界大戦後は宇宙空間も、アメリカかが先か、ソビエトか先かという開拓を急ぐ場所です。

しかしこの事業はお金がかかるため、時間が経つにつれそれぞれで行うには厳しい世界だという事がわかりました。

また、アメリカの月面着陸船アポロは1972年の17号の月面着陸をもって終了しました。

ですが月には行かないとはいえ、その3年後に同じアポロが打ち上げられているのもおもしろい話です。

【ISS製造の基礎に】

この計画では主にアポロとソユーズのドッキングを確認し、この技術確認はのちの ISS を製造するときに大変役に立ちました。

この計画が実行されたのは1975年であり、冷戦が終了する1989年よりも14年も前の話です。

どの国出身でどのような考えを持っていても、政治的思想の違いがあっても、算出できないほどの費用がかさむようになると手を取り合うとは、人間とはなかなか食えない存在ですね。

それではまた、See you!

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オリビア (Olivia) この記事を書いた人

英語講師として10年以上の指導経験を持つ。イギリスにルーツを持ち、多様な文化背景を活かした視点からの英語指導が得意。実践的な英会話力の育成はもちろん、丁寧な発音・文法指導で学習者の目標達成をサポートすることに情熱を注ぐ。
自身の経験に基づき、キャリアアップや異文化理解に繋がる英語学習のヒント、言語を通したコミュニケーションの魅力などを発信していく。モットーは「楽しく、着実に」。教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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