こんにちは。日本では多くの人々が憧れる「芸能人」という職業に対して「タレント」という言い方があります。
日本語の「タレント」は英語では”talent”と書きます。しかし英語ではこの言葉は必ずしも「芸能人」を指すわけではありません。
英語のタレントは「才能」
日本人がよく使う「タレント」はテレビやラジオ番組に出演する芸能人、という意味合いで多く使われています。その為英語でtalentと聞くと、どうしても「芸能人」が頭をかすめる人が多いでしょう。
しかし英語で使用している場合は「才能」や「手腕」などの意味がメインとなります。日本語でもこれらの意味合いを持っていますが、あまりこういう内容で使われないのが現実です。
会話
では、どのように使われるか会話の中でみてみましょう。
Caroline: Hi, Amelia. Thank you for helping me again.
こんにちは、アメリア。また手伝ってくれてありがとう。
Amelia: Not at all, Caroline. I’m excited to prepare for another party. So, the next party is your pretty niece’s birthday party to become 1.
問題ないわ、キャロライン。別のパーティの準備ができるから楽しみなのよ。今度のパーティはあなたのかわいい姪っ子の1歳の誕生日でしょ。
Caroline: My sister gave me $100 for the preparation cost. In this money, we have to make some temptation sweets, and room decoration.
姉は準備費用して100ドルくれたわ。このお金で美味しいなお菓子と部屋を飾らなくてはならないの。
Amelia: How many guests are invited?
お客さんは何人くるの?
Caroline: 12 adults and 5 kids.
大人12人と子供5人よ。
Amelia: Okay, then it is better to make sweets by our self. I can make cupcakes and brownies.
了解、それならばお菓子は私達で作る方がいいわね。カップケーキとブラウニーなら作れるわ。
Let’s decorate it with nice unicorn creams. But, what’s up Caroline? You look smiling.
ユニコーンのクリームで飾りましょう。でも、どうしたの、キャロライン?笑っているわよ。
Caroline: I’m glad that I ask you for the help.
あなたに助けてもらって良かったわ。
Amelia: How come?
どうして?
Caroline: Because you are talented for arranging parties. My sister was very pleased to you for making wonderful baby shower last year.
だってあなたはパーティ準備の才能があるから。姉がね、去年のベビーシャワーがとても素敵だったって、準備してくれたあなたに感謝していたの。
Amelia: Really? I haven’t thought about that. Then I do my best to make her happy again.
本当に?そんなこと考えたことなかったよ。それならもう一度お姉さんを喜ばせる為に、頑張らなくちゃね。
会話ではアメリカの才能を褒める為に、キャロラインが”talent”の単語を使用していました。
ポイント
それでは会話ででてきた単語や言い回しをみてみましょう。
- not at all 問題ないわ
感謝された時の「どういたしまして」と同等の意味をもちます。
- temptation candies 美味しいなお菓子
Temptation には「誘惑」や「心をひきつけるもの」の意味をもちますが、「お菓子」に対する「心をひきつけるもの」なので「美味しいお菓子」
- unicorn creams ユニコーンのクリーム
今ユニコーンが世界中の女の子に大人気です。このクリームは白・ピンク・水色で作るユニコーンをイメージしたクリームで、アメリカではこのクリームのデコレーションが大人気です。
- talented 才能がある
- do my best 頑張る
会話で使われていた”talent”は、一般的な会話での話です。日本のように芸能に関する話ではありません。
逆に芸能人をさしていう場合には”public entertainer”や”professional entertainer”を使います。しかしこれでも堅苦しさがあるため、特定の職業、”actor”や”singer”、”comedian”などを利用します。
その為”entertainer”という単語を通常の会話で聞くことはあまりないでしょう。
talentは自分に使わない
今回の会話では、相手の才能を褒める時に”talented”を使用しました。この言葉は基本的に相手に対して使う言葉です。
逆に自分の能力を伝える時は”I’m good at ~”や”my favorite skill”などを使用してみましょう。高慢な態度に取られずに、その得意な能力を披露できるでしょう。
それではまた、See you!