こんにちは。日本人は深酒をして二日酔いになった場合、翌朝はしじみのお味噌汁や梅干を食べて、胃の調子や気分を回復させます。
お酒は宗教上禁止されている国でない限り楽しめますが、どこの誰でも飲みすぎると体調を壊しますよね。
日本はさっぱり系、イギリスはどうか
お味噌汁や梅干はまさに「日本食」という食べ物ですが、二日酔いはどこの国の人でも飲みすぎれば起こることなので、各国で二日酔いに効く食べ物があります。
会話
イギリスに駐在中の竹井さんとリードさんが会話をみてみましょう。
Mr. Read: Are you going to the Christmas ball, Mr. Takei?
竹井さん、クリスマスパーティに行きますか?
Mr. Takei: We are planning to go. But I have to be careful because my stomach is a little upset nowadays.
参加する予定ですよ。でも最近胃の調子が悪いので気を付けなければならないのです。
Mr. Read: Then you try to be moderate in drinking.
それならばお酒を飲むのも、ほどほどにしなければいけませんね。
Mr. Takei: I can have much nicer time with drinking, but the meal for hangover is not in my house now.
お酒を飲むことで楽しい時間を過ごせるのですが、二日酔い用の食事が今家にないのですよ。
Mr. Read: What do you eat when you have a hangover?
二日酔いの時何を食べますか?
Mr. Takei: In Japan, we eat umeboshi which is a pickled plum, and drink miso soup with corbicula.
日本では梅干という塩漬けにしたプラムを食べ、シジミのお味噌汁を飲みます。
Mr. Read: That’s different from English meals for hangover time. We eat typical English breakfast. High proteins and oil food are good for hangover.
イギリスの二日酔い時の食事と違いますね。私達は典型的なイングリッシュ・ブレックファーストを食べます。高タンパクと油もの料理が二日酔いにはいいのですよ。
Mr. Takei: It surely different. But I think it is good to eat what you want, when you don’t feel good.
確かに違いますね。でも体調が悪い時は食べたい物を食べるのが良いですね。
Mr. Read: Indeed, that’s true.
確かにその通りですね。
日本のあっさりとした料理とは対照に、イギリスではこってりとした料理が二日酔いの時にいいとのことです。
ポイント
- Christmas ball クリスマスパーティ
基本的に ball とつく集まりは舞踏会と和訳があります。ダンスをする場所もありますが、こういう時に使う訳はパーティや宴会のほうがしっくりします。
- We are planning to go. 参加する予定です。
会話らしい訳にする為に主語が抜けていますが、ここでの主語は”We”「私達」となっています。
基本的に海外の仕事上のパーティは、夫婦や家族そろって出席することが礼儀となっています。今回竹井さんは「夫婦そろって参加する」という回答になっています。
- my stomach is a little upset 胃の調子が悪い
- try to be moderate in drinking お酒を飲むのをほどほどにする
- hangover 二日酔い
- corbicula シジミ
各国の二日酔い用料理
日本とイギリスでは二日酔い用の食事が日本とは全く逆方向であることがわかりました。日本ではさっぱりして酸味があるようなものが好まれます。
同じような系統だと、ドイツのザワークラウドと魚の酢漬けやポーランドのピクルスのジュースがあげられます。酸味により水分補給をしやすくなり、二日酔いの原因の脱水症状も改善されるそうです。
また、こってりした料理だと、カナダのポテトの上にグレイビーソースとチーズをかけたプーティンや、南アフリカのダチョウの卵オムレツなどがあげられます。
アメリカではプレーリー・オイスターという、コップに卵黄、トマトケチャップ、ウスターソース、ビネガーと黒こしょうを入れた飲み物を飲みます。
おわりに
滞在先でその国の料理を食べるのも楽しいことですが、二日酔いなどの体調の悪い時は、やはり自分の体が親しんだものが一番です。
会話でもありましたが、体調が悪いと食事の感想も否定的なものになることも考えられます。日本人の場合、二日酔いの時にイングリッシュ・ブレックファーストを食べられる人は少数派ではないでしょうか。
しかし逆に日本の料理で効果が出なかった場合は、全く別の、それこそイギリスのような料理が効果的かもしれません。日本の朝食で回復しないタイプの方はチャレンジしてみもいいかもしれませんね。
それではまた、See you!