慣れ親しんだ相手との会話で、「いつもの」で通じることってありますよね。そんな親しい間柄だからこそ分かる意思疎通のような言葉や表現を学びましょう。
改まって学ぶ機会こそ少ないですが、映画や日常会話で耳にしたことがある方も多いはずです。
いつものは「always」ではない
「いつも」を英語にすると always という単語が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
確かに always にはいつもという意味がありますが、ここでいう「いつもの」という慣れ親しんだ場所や物事を指す時には使うのは適当ではありません。
いつもの場所やいつもの時間のように、親しい間柄だかこそわかる「いつもの」は the usual を使って表現します。the usual の後に場所や時間といった単語を付けることでいつもの場所やいつもの時間を表現することができます。
物にたいしては one を付けてもよいのですが、そのまま usual だけでも伝わります。
Should we meet at the usual place?
いつもの場所で会おう?
The usual members are all here.
いつものメンバーは全員いるよ。
My father came home at the usual time.
お父さんはいつもの時間に帰ってきた。
I’ll miss my usual train.
いつもの電車に乗り遅れる。
A:What can I get you?
何にしますか?
B:I’ll have the usual.
いつもので。
会話
DanとJennyが会話をしています。
Dan:Why don’t you go to dinner at usual restaurant after a long time?
久しぶりに、いつものレストランでディナーでもどう?
Jenny:Ilike it. We have been running around these days right?
いいわね。最近忙しくてバタバタだったもんね。
Dan:Iknow you need to vent now.I’m all earswhile eating your favorite usual pizza.
君が愚痴りたいの分かるよ。聞いてあげるさ、君の好きないつものピザを食べながらね。
Jenny:Then I’ll make a reservation at 7 pm. Let’s meet at the usual place.
じゃあ、19時で予約しておくわね。いつもの場所で待ち合わせましょ。
Dan:Igot it. Don’t be late!
了解!遅刻しないでよ~!
ポイント
会話で出てきた単語や表現をおさらいしましょう。
Why don’t you なんで~しない(~しよう)
Running around 走り回る
直訳すると走り回るですが、忙しくてバタバタするという意味でも使われます。
Vent 愚痴る
不満やイラついた気持ちを吐きだす、いわゆる愚痴るという意味の動詞です。元々は、ガス抜き口などを意味する言葉から派生した表現だと言われています。
例)He gave vent to his disappointment. 彼は、期待外れだと愚痴を言った。
例)Thank you for letting me vent. 愚痴を聞いてくれてありがとね。
I’m all ears 話を聞く
私の全てを耳にして話を聞いているよという例えからくる慣用句です。hear や listen よりも集中して耳を傾けるという意味があります。
その他の知っておきたい表現
「いつもの」にちなんで「usual」を使った表現やフレーズをご紹介します。暗記してそのまま使える自然な文章を集めてみました。
The usual situation
いつもの様子(普段の様子)
Same as usual
相変わらず
In the usual way
いつも通り
Business as usual
通常営業
Usual people
常連客
That store is business as usually even on public holidays.
その店は祝日も通常営業だ。
Theusual people always seem to have fun.
あの常連客はいつも楽しそうにしている。
I am so busy same as usual.
相変わらずとても忙しいです。
I’m spending my time as usual.
いつも通りに過ごしています。
まとめ
usual はビジネスシーンでも多く使われる単語なので、決してカジュアル過ぎる表現ということではなく自然な英語表現です。usual を上手に使うことで、親しい相手との会話をスムーズに進めることができるでしょう。
それではまた、See you!