久しぶりに会った相手を前にして、「Long time no see! で本当に自然かな」「仕事相手にはくだけすぎないかな」と迷った経験はありませんか。日本語なら「久しぶり」「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」で対応できますが、英語では相手との関係や連絡手段によって言い方が変わります。
最初に覚えたいのは、親しい相手には「Long time no see!」、幅広い相手には「It’s been a while.」、丁寧に喜びを伝えるなら「Good to see you again.」という使い分けです。さらに「How have you been?」を続ければ、挨拶だけで終わらず自然に近況の話へ進めます。
この記事では、再会、電話、メール、仕事上の挨拶、「久しぶりに何かをした」という表現まで、初心者がそのまま口に出せる形で整理します。発音練習や会話の組み立て方も確認するので、読んだ後は一人でも練習できます。会話練習の機会を増やしたい場合は、英語教室を利用して相手との距離感に合う言い方を試す方法もあります。
- 「久しぶり」を表す英語は相手と場面で選ぶ
- Long time no see!は親しい相手との再会に使える
- It’s been a while.は迷ったときに使いやすい
- Good to see you again.なら仕事でも使いやすい
- How have you been?で会わなかった期間の近況を聞く
- What have you been up to?で最近の活動を尋ねる
- 現在完了形は過去から今へのつながりを表す
- forは期間、sinceは始まった時点を示す
- 「久しぶりに〜した」はfor the first time in a whileで表す
- 電話とメールでは「話す」「連絡する」を基準にする
- よくある不自然な英語は状態・変化・前置詞を見直す
- 再会の会話は5段階で組み立てる
- 発音練習は区切り・弱形・自分の近況の順で進める
- 「久しぶり」の英語に関するQ&A
「久しぶり」を表す英語は相手と場面で選ぶ
- 親しい相手にはLong time no see!が使いやすい
- 迷ったときはIt’s been a while.やGood to see you again.が応用しやすい
- 挨拶の後に近況を尋ねると会話が続きやすい
英語の「久しぶり」は、一つの日本語に一つの英語を当てはめるのではなく、相手との距離感から選ぶのが基本です。親しい友人、顔見知り、取引先では、同じ期間会っていなくても自然な表現が異なります。
また、「会う」「話す」「メールする」のどれが久しぶりなのかも重要です。対面で再会したならseeを含む表現が合いますが、電話ではspokeやtalked、メールではcontactedやwroteを使うと状況が明確になります。
| 英語表現 | 主なニュアンス | 合う場面 |
|---|---|---|
| Long time no see! | 久しぶり! | 友人、家族、親しい同僚 |
| It’s been a while. | しばらくぶりですね | 友人、知人、同僚 |
| It’s been ages! | ものすごく久しぶり! | かなり親しい相手 |
| Good to see you again. | また会えてうれしいです | 日常会話、仕事上の再会 |
| It’s a pleasure to see you again. | 再びお会いできてうれしく思います | 改まった再会 |
| How have you been? | 会わない間どうしていましたか | 再会後の近況確認 |
初心者は、すべてを一度に暗記する必要はありません。まずは挨拶+近況質問の二つをセットにしてください。「It’s been a while. How have you been?」なら、相手を選びにくく、その後の会話にもつながります。
では、最もよく知られているLong time no see!は、実際にはどのような相手に使えるのでしょうか。
Long time no see!は親しい相手との再会に使える
- Long time no see!は現在も通じるカジュアルな決まり文句
- 初対面の相手には使わない
- 電話や仕事の連絡では別の表現が合うことがある
Long time no see!は、長い間会っていなかった友人や家族に使えるくだけた再会の挨拶です。通常の英文とは異なる語順ですが、一つの決まり文句として覚えれば問題ありません。
- フレーズ
- Long time no see! How have you been?
- 日本語訳
- 久しぶり!どうしてた?
- 使う場面
- 友人、家族、親しい同僚と久しぶりに対面したとき。
- 注意点・誤用例
- 初対面の人には使えません。会ったことがない相手にLong time no see!と言うと、「以前に会った」という前提と矛盾します。
- 発音・ニュアンス
- 目安は「ロング・タイム・ノウ・スィー」。longとtimeを一語ずつ切りすぎず、Long time / no seeの二つのまとまりで明るく言います。
この表現を文字どおりの文法に近づけると、「I haven’t seen you for a long time.」のような内容になります。しかし、再会の挨拶として使うときは単語を入れ替えたり、主語を付け足したりしません。そのまま一つのかたまりとして発音します。
会えていなかったことを事実として述べるなら、「I haven’t seen you in a while.」も使えます。こちらは「しばらく会っていなかったね」という落ち着いた言い方で、Long time no see!ほど決まり文句らしい勢いはありません。
重要な取引先や、関係性がまだできていない目上の相手には、Long time no see!が軽く響く場合があります。Good to see you again.やIt has been a while since we last met.を選ぶと、穏やかで丁寧な印象になります。

Long time no see!は便利ですが、これだけでは相手の近況を尋ねられません。次は、より幅広い場面で使えるIt’s been a while.との違いを見ていきましょう。
It’s been a while.は迷ったときに使いやすい
- It’sはIt hasの短縮形
- a whileは期間を限定せず「しばらく」を表す
- a long timeやagesに替えると期間の長さを強調できる
It’s been a while.は、友人から同僚まで幅広く使える表現です。ここでのIt’sはIt isではなくIt hasの短縮形で、「しばらく時間が経った」という意味になります。
- フレーズ
- It’s been a while. It’s good to see you again.
- 日本語訳
- しばらくぶりですね。また会えてうれしいです。
- 使う場面
- 友人、知人、同僚などとの再会。期間が数週間か数年かを明示しなくても使えます。
- 注意点・誤用例
- It’s been while.とは言わず、whileの前にaを置きます。省略しない形はIt has been a while.です。
- 発音・ニュアンス
- 目安は「イッツ・ビナ・ワイル」。beenとaをなめらかにつなぎ、whileを少しはっきり発音すると伝わりやすくなります。
期間の感じ方で語を替える
a whileは「しばらく」で、期間を強く誇張しません。「It’s been a long time.」にすると、会っていなかった時間の長さがより前面に出ます。何年も離れていた相手との再会なら、こちらが気持ちに合いやすいでしょう。
「It’s been ages!」のagesは、実際の年数を数える表現ではありません。「ずいぶん長く感じた」という誇張を含むため、親しい相手への明るい一言に向いています。改まった仕事の場では、a whileやa long timeのほうが落ち着いて聞こえます。
- It’s been a while.:しばらくぶりですね
- It’s been a long time.:本当に長い間会っていませんでしたね
- It’s been ages!:ものすごく久しぶり!
- It’s been too long.:ずいぶん間が空いてしまったね
大切なのは、実際の期間を厳密に測って語を選ぶことではありません。相手との関係や、自分が感じている時間の長さを表すと考えましょう。次は、再会の喜びを直接伝える言い方です。
Good to see you again.なら仕事でも使いやすい
- 「久しぶり」を再会の喜びとして表現できる
- good、nice、greatで感情の強さを調整できる
- 改まった場ではIt’s a pleasure to see you again.が使える
仕事上の再会では、「長く会っていなかった」と指摘するより、再会できた喜びを伝えると自然です。「Good to see you again.」は硬すぎず軽すぎず、以前に会った相手へ幅広く使えます。
- フレーズ
- It’s a pleasure to see you again. I hope you’ve been well.
- 日本語訳
- 再びお会いできてうれしく思います。お元気でお過ごしでしたか。
- 使う場面
- 取引先、来客、会議や催しで再会した仕事関係者への丁寧な挨拶。
- 注意点・誤用例
- 初対面ならagainを外し、It’s a pleasure to meet you.とします。会ったことがある相手にmeet youだけを使うと、初対面のように聞こえる場合があります。
- 発音・ニュアンス
- pleasureは目安として「プレジャ」に近い音です。語尾を強く言い切らず、穏やかな表情と声で伝えると丁寧さが出ます。
good、nice、greatはいずれも再会を肯定的に伝えます。「Great to see you again!」は喜びが強く、声の調子も明るくなります。「Nice to see you again.」は柔らかく、「Good to see you again.」は日常と仕事の両方で扱いやすい表現です。
仕事上の短い会話
- 会話
- 仕事相手:Good to see you again. I believe we last met at the Singapore conference.
学習者:Yes, that’s right. It’s been almost two years. How have you been?
仕事相手:I’ve been well, thank you. How about you? - 日本語訳
- 仕事相手:またお会いできてうれしいです。前回はシンガポールの会議でお会いしましたね。
学習者:はい、そのとおりです。もうすぐ2年ですね。お元気でしたか。
仕事相手:元気にしていました。ありがとうございます。あなたは? - 使う場面
- 会議、展示会、訪問先などで以前会った相手と再会したとき。
- 注意点・誤用例
- 前回の場所を確信できないときは、We last met at…と断定せず、I believeを添えると安全です。
- 発音・ニュアンス
- I believeは「記憶では」という控えめな姿勢を作ります。相手の名前や会った場所を添えると、形式的な挨拶だけで終わりにくくなります。
再会の一言が言えたら、次に必要なのは相手の近況を受け止める表現です。そこで役立つのがHow have you been?です。
How have you been?で会わなかった期間の近況を聞く
- How are you?は今の状態を尋ねる
- How have you been?は前回から今までを含む
- 短い返答の後にHow about you?を加えると会話が続く
How have you been?は、「前に会ってから今まで、どうしていましたか」と尋ねる表現です。再会した瞬間の体調だけでなく、会っていなかった期間を含んでいる点がHow are you?との違いです。
返答は長くなくても構いません。「I’ve been good, thanks.」だけで十分です。会話を続けたいなら、「How about you?」と尋ね返します。これだけで一方的な受け答えにならず、自然な往復が生まれます。
- フレーズ
- I’ve been pretty good, thanks. How about you?
- 日本語訳
- かなり元気にしていたよ、ありがとう。あなたは?
- 使う場面
- 友人や知人からHow have you been?と尋ねられたときの標準的な返答。
- 注意点・誤用例
- How have you been?にI am good.と答えても意図は伝わりますが、質問と同じ時間の幅を保つならI’ve been good.がよく合います。
- 発音・ニュアンス
- I’ve beenは「アイヴ・ビン」に近く、haveを独立して強く読みません。pretty goodは「かなり順調」という柔らかな返答です。
状況別の返し方
- I’ve been doing well.:元気にやっています。
- Not bad, thanks.:悪くないよ、ありがとう。
- I’ve been busy with work.:仕事で忙しくしていました。
- Same as before.:前と変わりません。
- Same old, same old.:相変わらずだよ。
- I’ve had a difficult few months, but I’m doing better now.:ここ数か月は大変でしたが、今はよくなっています。
Same old, same old.は親しい相手に使う、少し冗談めいた表現です。仕事相手には、I’ve been well.やI’ve been busy with work.のように内容が明確な返答が扱いやすいでしょう。
調子がよくなかった場合も、無理に元気だと答える必要はありません。ただし、相手との関係や会話に使える時間を考え、どこまで詳しく話すかを調整します。短く伝えるなら、「It’s been a challenging time, but things are getting better.」のように現在の状態まで添えられます。
健康状態ではなく最近の活動を聞きたい場合は、別の質問が適しています。次に、What have you been up to?の使い方を確認しましょう。
What have you been up to?で最近の活動を尋ねる
- 相手の仕事、学習、趣味などを広く尋ねられる
- 親しい相手との会話に向いている
- 返答では最近の変化や継続中の活動を一つ伝える
What have you been up to?は、「最近何をしていたの?」と相手の生活全体を尋ねる表現です。How have you been?が調子や状態を含むのに対し、こちらは最近の活動に話題を向けやすい質問です。
- フレーズ
- What have you been up to lately?
- 日本語訳
- 最近は何をしていたの?
- 使う場面
- 友人や親しい同僚との再会で、最近の生活を広く聞きたいとき。
- 注意点・誤用例
- What are you doing?は「今この瞬間、何をしているの?」と聞こえやすく、会わなかった期間全体を尋ねる質問とは異なります。
- 発音・ニュアンス
- up toを一つのまとまりとして軽くつなげます。質問自体は親しみのある響きなので、改まった面談ではHow have things been?なども選べます。
答えるときは、最近の出来事をすべて並べる必要はありません。「I’ve been studying English after work.」「I changed jobs last spring.」「I’ve been working on a new project.」のように、一つ伝えるだけで相手が質問を続けやすくなります。
特に話題がない場合は、「Nothing much. I’ve just been busy with work.」と言えます。Nothing much.だけで終わらず、短い事情を添えると会話が途切れにくくなります。
駅で偶然再会した会話
- 会話
- 知人:Is that you? What a surprise!
学習者:It’s been ages! How have you been?
知人:I’ve been good. What have you been up to?
学習者:I changed jobs last year, and I’ve been working from home.
知人:That sounds interesting. We should catch up over coffee. - 日本語訳
- 知人:あなたなの?びっくりした!
学習者:本当に久しぶり!どうしてた?
知人:元気にしていたよ。最近は何をしていたの?
学習者:去年転職して、在宅で働いているよ。
知人:面白そうだね。今度コーヒーでも飲みながら近況を話そう。 - 使う場面
- 駅、街中、催しなどで親しい知人に偶然会ったとき。
- 注意点・誤用例
- catch upはこの場面では「遅れを取り戻す」ではなく、久しぶりの相手と近況を話し合うことです。
- 発音・ニュアンス
- What a surprise!は偶然の再会への驚きを明るく表します。catch upは「キャッチャップ」に近く、二語を滑らかにつなげます。

ここまでに登場したhave beenには共通点があります。次は、再会表現を理解しやすくする現在完了形の考え方を整理します。
現在完了形は過去から今へのつながりを表す
- 基本形はhaveまたはhas+過去分詞
- 再会表現では最後に会った時点と今を結び付ける
- 継続中の活動には現在完了進行形も使える
再会の会話で現在完了形が多いのは、過去だけでなく現在とのつながりを表せるからです。基本形は「haveまたはhas+動詞の過去分詞」です。
「How have you been?」は、最後に会った後の期間から現在までを尋ねます。「I haven’t seen you for ages.」は、長い間会っていない状態が再会の直前まで続いていたことを表します。「It has been a long time since we last met.」も、前回の再会点と今を結び付けています。
変化の結果を伝える現在完了形
- I’ve changed jobs.:転職しました。
- I’ve moved to Osaka.:大阪に引っ越しました。
- I’ve finished my degree.:学位を取得しました。
- I’ve started learning Spanish.:スペイン語を学び始めました。
「I’ve moved to Osaka.」には、引っ越したという過去の出来事だけでなく、「その結果、今は大阪にいる」という含みがあります。一方、時期をはっきり伝えるなら、「I moved to Osaka two years ago.」のように過去形を使います。
現在完了形は、agoで示す終了した過去の時点とは通常一緒に使いません。「I’ve changed jobs two years ago.」ではなく、「I changed jobs two years ago.」または時期を示さず「I’ve changed jobs.」とします。
活動の継続を強調する現在完了進行形
「haveまたはhas+been+動詞のing形」は、過去に始まった活動が今も続いていることを示します。「I’ve been studying English after work.」なら、仕事の後の英語学習を継続している様子が伝わります。
- フレーズ
- I’ve been working for the same company for ten years.
- 日本語訳
- 10年間、同じ会社で働き続けています。
- 使う場面
- 久しぶりに会った相手へ、以前から続く仕事や活動を伝えるとき。
- 注意点・誤用例
- 今も同じ会社にいることを単純に伝えるなら、I still work for the same company.も明確です。形を複雑にすること自体が目的ではありません。
- 発音・ニュアンス
- I’ve been workingを一息で練習します。進行形にすると、働き続けている活動そのものへ意識が向きます。
期間を正確に付け加えるには、forとsinceの区別が欠かせません。次の章で、迷いやすい二語を簡単に分けます。
forは期間、sinceは始まった時点を示す
- forの後ろには時間の長さを置く
- sinceの後ろには開始点や出来事を置く
- 「最後に会ってから」はsince we last metで表せる
forとsinceは、後ろに置く情報で区別できます。forはthree yearsやa long timeのような期間の長さ、sinceはMondayやwe last metのような開始点を示します。
| 区別 | 後ろに置くもの | 例 |
|---|---|---|
| for | どのくらい長く | for three years / for a while / for ages |
| since | いつから | since Monday / since college / since we last met |
- フレーズ
- I haven’t spoken to her since college.
- 日本語訳
- 大学時代から彼女とは話していません。
- 使う場面
- 連絡を取っていない状態が始まった時点を伝えるとき。
- 注意点・誤用例
- since three yearsとはせず、期間ならfor three yearsを使います。開始時点を言うならsince collegeのようにします。
- 発音・ニュアンス
- sinceの語尾はスではなくスに近い無声音で終えます。collegeは具体的な日付ではなくても、共有できる人生の時点として使えます。
最後に会ってからの期間を尋ねるなら、「How long has it been since we last met?」が便利です。答えを考える時間が必要なら、「Let me see…」や「I think」を先に置けます。
たとえば、「Let me see… I think it’s been about five years.」なら「ええと、5年くらいだと思います」となります。正確な期間に自信がなければabout、almost、I guessなどで断定を避けられます。
期間を確かめる会話
- 会話
- 知人:How long has it been since we last met?
学習者:Let me see… I think it’s been about seven years.
知人:Has it really been that long?
学習者:I know. Time really flies. - 日本語訳
- 知人:最後に会ってからどれくらい経ったかな?
学習者:ええと、7年くらいだと思う。
知人:本当にそんなに経ったの?
学習者:そうなんだよ。本当に時が経つのは速いね。 - 使う場面
- 何年も会っていなかった知人と、前回の時期を思い出すとき。
- 注意点・誤用例
- How many years did we not meet?のように直訳するより、How long has it been since…の型を使うと自然です。
- 発音・ニュアンス
- How longとhas it beenをそれぞれまとまりにします。Time flies.は時間の経過への驚きを共有する一言です。
再会の挨拶だけでなく、「久しぶりに映画を見た」「5年ぶりに旅行した」と言いたい場面もあります。ここでは別の型が必要です。
「久しぶりに〜した」はfor the first time in a whileで表す
- for the first time in a whileは「しばらくの間で初めて」
- 具体的な期間をinの後ろに置けば「何年ぶり」を表せる
- これからの予定にも使える
「久しぶりにテニスをした」のように、行動について述べるなら「for the first time in a while」が便利です。直訳すると「しばらくの間で初めて」で、その期間には一度もしていなかったことを表します。
- フレーズ
- I played tennis for the first time in a while.
- 日本語訳
- 久しぶりにテニスをしました。
- 使う場面
- しばらく行っていなかったスポーツ、趣味、外出などを再び行ったとき。
- 注意点・誤用例
- after a long timeでも意味が通る場合はありますが、日常的な「久しぶりに行った」にはfor the first time in a whileが意図を明確に伝えます。
- 発音・ニュアンス
- for the first timeとin a whileを二つのまとまりにします。firstの最後の音を強く出そうとせず、timeへなめらかにつなげます。
具体的な期間を示す
- I visited London for the first time in five years.:5年ぶりにロンドンを訪れました。
- We had dinner together for the first time in three years.:私たちは3年ぶりに一緒に夕食を食べました。
- I went skiing for the first time in ten years.:10年ぶりにスキーをしました。
- I called my former coworker for the first time in months.:数か月ぶりに以前の同僚へ電話しました。
「5年ぶり」という日本語につられて、five years afterのように組み立てる必要はありません。「for the first time in+期間」を一つの型として使います。in yearsなら、年数を決めずに「何年かぶり」と言えます。
これから久しぶりにする予定
- フレーズ
- I’m going to see my high school friends for the first time in years.
- 日本語訳
- 何年かぶりに高校時代の友人たちに会う予定です。
- 使う場面
- 同窓会、帰省、旅行など、久しぶりに行う予定を話すとき。
- 注意点・誤用例
- まだ会っていない予定なので、過去形のsawではなく、be going to seeなど未来を表す形を使います。
- 発音・ニュアンス
- in yearsは具体的な年数を避けつつ、かなり間が空いた感覚を伝えます。楽しみな気持ちは声の調子でも表せます。
対面以外では、seeをそのまま使うと状況に合わない場合があります。続いて、電話とメールでの「久しぶり」を使い分けます。
電話とメールでは「話す」「連絡する」を基準にする
- 電話ではspokeやtalkedが状況に合う
- 仕事メールでは気遣い、空いた期間、用件の順が分かりやすい
- Long time no email!は親しい相手への遊び心のある表現
電話で久しぶりに話すなら、「It’s been a while since we last spoke.」が自然です。対面で会ったわけではないため、連絡手段に合う動詞を選びます。
- フレーズ
- It’s been a while since we last spoke. How have you been?
- 日本語訳
- 最後にお話ししてからしばらく経ちましたね。お元気でしたか。
- 使う場面
- 久しぶりの電話、音声通話、仕事上の連絡。
- 注意点・誤用例
- Long time no talk!も親しい相手には使われますが、Long time no see!をもじったくだけた言い方です。仕事の電話ではsince we last spokeが穏やかです。
- 発音・ニュアンス
- last spokeを一つのまとまりとして読みます。spokeはspeakの過去形で、改まった会話にもなじみます。
親しい相手へのメール
- メール例
- Hi,
It’s been a while! How have you been?
I saw a photo from our old trip and thought of you. Let’s catch up soon. - 日本語訳
- こんにちは。
久しぶり!元気にしてた?
以前の旅行の写真を見て、あなたのことを思い出したよ。近いうちに近況を話そう。 - 使う場面
- しばらく連絡していなかった友人へ、気軽に連絡を再開するとき。
- 注意点・誤用例
- Long time no email!も冗談めかして使えますが、相手との関係が近い場合に限るほうが安心です。
- 発音・ニュアンス
- 書き言葉でも、短い文を重ねると親しみが出ます。thought of youは、何かをきっかけに相手を思い出したという柔らかな表現です。
仕事相手へのメール
- メール例
- Dear Mr. Smith,
I hope you have been well. It has been some time since we last contacted each other.
I’m writing to ask about the project we discussed at our previous meeting. - 日本語訳
- スミス様
お元気でお過ごしのことと存じます。前回のご連絡からしばらく時間が空きました。
以前の打ち合わせでお話しした案件について伺いたく、ご連絡しました。 - 使う場面
- 以前やり取りした仕事相手へ、期間を空けて連絡するとき。
- 注意点・誤用例
- 挨拶だけを長く重ねず、連絡した理由へ早めに進みます。謝罪が必要な事情がなければ、連絡が空いたことを過度に謝る必要はありません。
- 発音・ニュアンス
- メールでは声の調子が使えないため、I hope you have been well.で相手への気遣いを示し、続けて用件を明確にします。
表現を知っていても、日本語から一語ずつ置き換えると不自然になることがあります。次は、初心者が迷いやすい誤用を正しい形と並べて確認します。
よくある不自然な英語は状態・変化・前置詞を見直す
- 現在の状態には単純な現在形が合う場合がある
- 「結婚した」はget marriedが使いやすい
- good luckは活動に対してwithを使える
再会の会話では、以前からの変化と現在の状態が混ざります。何でも現在完了形にするのではなく、今の状態か、起きた変化かを考えると文を選びやすくなります。
I’ve been still single.ではなくI’m still single.
singleは現在の状態を表す形容詞なので、「今も独身です」なら「I’m still single.」が簡潔です。stillはbe動詞の後ろに置きます。「以前と同じ会社で今も働いている」なら、「I still work for the same company.」と言えます。
I’ve married.ではなくI got married.
marryは「人と結婚する」という動詞で、「I married my college sweetheart.」のように相手を目的語にできます。単に「結婚した」と変化を伝えるなら、「I got married.」が自然です。
前回会ってからの変化として現在とのつながりを示すなら、「I’ve gotten married since we last met.」という形もあります。gottenは主にアメリカ英語で使われるgetの過去分詞です。
Good luck on your job hunting.よりGood luck with your job search.
相手の就職活動を応援するなら、「Good luck with your job search!」が使いやすい表現です。活動や取り組みに対してはgood luck withが幅広く使えます。job huntingでも意味は通りますが、job searchは名詞として自然にまとまります。
親しくない相手へ、結婚、子ども、収入、健康などの個人的な質問を続けると負担を与えることがあります。What have you been up to?のような広い質問を使い、相手が自分から話した内容を手がかりに会話を進めましょう。
after a long intervalは日常会話では硬くなりやすい
after a long intervalは文法的には成立しますが、日常の再会には硬い響きがあります。「They met again after many years.」なら「何年もの時を経て再会した」と自然に言えます。感情を伴う再会なら、「They were reunited after ten years.」も使えます。
誤りを避けるために難しい文を作る必要はありません。短く正確な文を重ねるほうが、実際の再会では伝わりやすくなります。では、挨拶から別れ際までの会話を一つの流れにしてみましょう。
再会の会話は5段階で組み立てる
- 気付き、挨拶、近況質問、変化、次の約束の順で進める
- 各段階で一つの定番表現を用意する
- 長文より短い文の往復を意識する
再会時に言葉が止まる原因は、Long time no see!の後を準備していないことです。会話全体を5段階の型として覚えると、その場で文章を一から作らずに済みます。
- 相手に気付く:Is that you? / What a surprise!
- 再会の挨拶:It’s been a while. / Good to see you again.
- 近況を尋ねる:How have you been? / What have you been up to?
- 自分の変化を話す:I changed jobs. / I’ve moved to Fukuoka.
- 次につなげる:Let’s keep in touch. / We should catch up sometime.
友人との再会を最初から最後まで練習する
- 会話
- 友人:Hey! Is that you?
学習者:What a surprise! Long time no see.
友人:I know! How have you been?
学習者:I’ve been good. I moved to Fukuoka last spring. How about you?
友人:I’ve been working on a new project. It’s kept me busy.
学習者:It sounds like we have a lot to catch up on.
友人:Definitely. Let’s have coffee sometime.
学習者:I’d love that. I’ll send you a message. - 日本語訳
- 友人:ねえ、あなたなの?
学習者:びっくりした!久しぶり。
友人:本当だね!どうしてた?
学習者:元気にしてたよ。去年の春に福岡へ引っ越したんだ。あなたは?
友人:新しい案件に取り組んでいて、ずっと忙しかったよ。
学習者:話したいことがたくさんありそうだね。
友人:本当に。今度コーヒーを飲もう。
学習者:ぜひ。メッセージを送るね。 - 使う場面
- 親しい友人との偶然の再会。時間が限られていて、後日の約束につなげたいとき。
- 注意点・誤用例
- sometimeは「いつか、近いうちに」という意味です。具体的な予定を決めたいなら、Are you free next Saturday?のように候補を出します。
- 発音・ニュアンス
- I’d love that.は誘いを喜んで受ける温かい返答です。各文を短く保ち、相手の返答を待つ間を取ると自然な会話になります。
会話を練習するときは、最初から長い台本を暗記しないでください。5段階ごとに一文ずつ選び、自分の実際の近況だけを入れ替えます。たとえば「I moved to Fukuoka.」を「I started a new job.」へ替えるだけで、自分用の会話になります。

表現を目で理解したら、次は口から出せる状態へ移します。短時間でも続けられる発音と復習の手順を確認しましょう。
発音練習は区切り・弱形・自分の近況の順で進める
- 一文を意味のまとまりに分けて読む
- 短縮形を使い、機能語を強く読みすぎない
- 自分の情報へ置き換えて反復する
再会表現は、単語を一つずつ正確に読むより、意味のまとまりで発音するほうが会話で使いやすくなります。次のようにスラッシュを入れ、区切りごとに練習してください。
- Long time / no see!
- It’s been a while / since we last spoke.
- How have you been / lately?
- What have you been up to / these days?
- We should catch up / over coffee.
次に、It hasではなくIt’s、I haveではなくI’veという短縮形を使います。短縮形は単なる省略ではなく、会話の流れをなめらかにします。ただし、発音の速さを優先して音を消しすぎる必要はありません。
5分でできる音読手順
- 英語を見ながら、意味のまとまりごとにゆっくり3回読む。
- 日本語訳を見て、どの気持ちを伝える文か確認する。
- 英語を見ずに、最初の一文だけ言う。
- 自分の近況を一つ入れて、質問と返答を続ける。
- スマートフォンなどで自分の声を録音し、語尾まで聞こえるか確認する。
録音では、英語らしい速さより「相手が聞き取れるか」を確認します。Long time no see!だけが大きく、その後のHow have you been?が小さくならないよう、質問まで一息で届けましょう。
3日間の復習例
- 1日目:Long time no see!とIt’s been a while.を各5回音読する。
- 2日目:How have you been?への返答を3種類作る。
- 3日目:挨拶、近況質問、自分の変化、次の約束を通して言う。
翌週には、相手を友人から仕事相手へ変えて練習します。Long time no see!をGood to see you again.へ替え、What have you been up to?をHow have things been?へ替えると、場面に応じた言い換えが身につきます。
最後に、学習中に生じやすい疑問をQ&A形式で確認します。迷ったときに戻れるよう、使う相手と場面を意識しながら読んでください。
「久しぶり」の英語に関するQ&A
- Long time no see!は親しい相手への対面の挨拶
- 丁寧さや連絡手段に応じて別の表現を選ぶ
- 一つの万能表現より場面別の基本セットを覚える
「久しぶり」の英語には完全に一つだけの正解があるわけではありません。最も大切なのは、誰に、どの手段で伝えるかです。次の回答を、自分が使う場面と照らし合わせてください。
Long time no see!は実際の会話で使えますか?
はい。友人、家族、親しい同僚などと久しぶりに対面したときに使える、くだけた決まり文句です。初対面の相手や、関係性ができていない重要な仕事相手には、Good to see you again.などを選ぶと穏やかです。
It’s been a while.とLong time no see!の違いは何ですか?
Long time no see!はカジュアルな再会の決まり文句です。It’s been a while.は「しばらく時間が経ちました」という穏やかな表現で、友人、知人、同僚など幅広い相手に使えます。
How have you been?にはどう答えればよいですか?
I’ve been good, thanks.やI’ve been busy with work.のように、会わなかった間の状態を短く答えます。会話を続けるなら、最後にHow about you?を加えて相手にも尋ね返します。
電話でもLong time no see!と言えますか?
意味は理解されますが、電話ではIt’s been a while since we last spoke.が状況に合います。親しい相手ならLong time no talk!という遊び心のある言い方もできますが、仕事の電話には前者が適しています。
「5年ぶりに会った」は英語でどう言いますか?
I saw her for the first time in five years.と言えます。「for the first time in+期間」の形で、その期間の中で初めて行ったことを表します。
仕事相手への「ご無沙汰しております」は何と言いますか?
対面ならGood to see you again.やIt has been a while since we last met.が使えます。メールではI hope you have been well.に続けて、It has been some time since we last contacted each other.と書き、その後に用件を明確にします。
It’s been ages!は仕事で使えますか?
親しい同僚には使えますが、期間の長さを誇張するくだけた表現です。取引先や改まった再会では、It’s been a long time.やIt’s a pleasure to see you again.のほうが落ち着いた印象になります。
最初に覚えるならどの組み合わせがよいですか?
幅広く使いたいなら、It’s been a while. How have you been?を一つのセットとして覚えましょう。仕事向けには、Good to see you again. I hope you’ve been well.を用意すると場面を切り替えやすくなります。
まず口に出したい基本セットは、「It’s been a while. How have you been?」です。親しい友人なら最初をLong time no see!へ替え、仕事相手ならGood to see you again.へ替えます。この一部分の入れ替えだけで、相手との距離感に合わせられます。
次に、自分の近況を一文だけ準備してください。「I changed jobs.」「I’ve moved to Osaka.」「I’ve been studying English.」のどれかで十分です。最後にHow about you?を付ければ、挨拶、近況、質問の一往復が完成します。
再会の英会話で重要なのは、難しい文法を一度に使うことではありません。場面に合う短い表現を選び、相手の返答を聞き、もう一つ質問することです。今日の練習では、使う相手を一人思い浮かべ、自分向けの三文を声に出してみましょう。

