英語には同じような意味を持つ単語がたくさんあります。
今回は物の規模やサイズ感を表す「大きい」という4つの形容詞について、それぞれのニュアンスの違いや使い方などを解説していきます。
レッスンの内容
「大きい」を表す主要な単語は4つ
日本語には「大きい・デカい・巨大・広大・大々的・重大・壮大・大幅」など、使い方やニュアンスが異なる様々な“大きい”を意味する単語があります。
同じ様に英語にも“大きい”という意味をもつ英単語がたくさんあります。
その中でも、日常的な会話において使い方をマスターしておきたいのは4つです。それぞれの意味と使い方を、例文を交えて確認していきましょう。
Big 大きい
Big は主観的なものの大きさを表現する時に使います。
自分が大きいと思ったもの・出来事に対して使うことができます。日本語の「大きい」に最も近いニュアンスで使うことができるでしょう。
He has big hands.
彼は、手が大きい。
My dream is very big.
私の夢は、とても大きい。
Huge とっても大きい
Big と同じく主観的なものの大きさを表現する時に使います。
Big よりもより大きいものに対して使われることが多く、雰囲気としては「Big<Huge」「Very Big=Huge」だとイメージしておくと良いでしょう。
また、単に「大きい」というよりも「おっきい!」「でっかい!」など一定の感情がこもった印象を与えることができます。
New York is a huge city!
ニューヨークは、大っきい都市だ!
He lives in a huge house.
彼は、でっかい家に住んでいる。
Large 大きい
Big と Huge が主観的だったのに対して、Large は客観的に見たものの大きさを表す時に使います。
誰も認識している共通のサイズ感や規格が「大きい」といいたい時に使うもので、そこに主観性はありません。
A large T-shirt.
大きいサイズのTシャツ。
The room is large enough for 30 people to dance.
ここは、30人が踊るのに十分な大きさだ。
Enormous 巨大な
こちらは使い方によっては、主観的感覚でも客観的な印象にも用いることができる単語です。
表現する大きさのレベルとしては、今回紹介している4つの単語の中で最高ランクです。類似する形容詞としては Gigantic や Immense、Tremendous などがあります。
Dinosaur is an enormous animal.
恐竜は巨大な生き物です。
The damage of the disaster has been enormous.
災害による被害は甚大だった。
会話
AnnaとLisaが会話をしています。
Anna:In Japan, we have a thing called DEKAMORI dishes.
日本には、デカ盛りっていう料理があるのよ。
Lisa:What? What’s it like?
何それ?どんなもの?
Anna:It is a huge serving, So usually share it withseveral people.
すっごい大きい料理で、みんなでシェアして食べるの。
Lisa:Wow, Sounds good. How about something sweet?
へぇ~面白そう。スイーツもあるの?
Anna:Sure. Parfaits and pancakes are popular.
えぇ。パフェやパンケーキとかがあるわ。
Lisa:I want to try a big parfait.
大きいパフェ、食べてみたいなぁ。
Anna:It is large one, So we should skip our breakfast.
とても大きいから、朝からなにも食べないで行かないとね。
ポイント
会話で出てきた単語や表現をおさらいしましょう。
Several people 数人、何人か
Several は複数ですが Many ではないほどの数を表すときに使います。
例)I have several questions about yourdocuments. 君の書類についていくつか質問がある。
例)I met him several times. 私は彼に、何度か会った。
Something sweet 何か甘い物(スイーツ)
日本では、甘い物全般に対して「スイーツ」と言います。しかし英語で Sweets というと飴やチョコのようなお菓子だけを意味します。ケーキやパフェなどは Desserts といいます。
そのため、日本語のスイーツと同じ感覚で「甘い物」といいたい時には、Something sweet が適当です。
Skip 飛ばす
ここでは、食事を抜くという意味で使っています。
問題
次のシーンで適当な「大きい」を意味する単語は何でしょう。考えてみてください。
What a ???? stomach.
なんて大きいお腹なの?
I made a ???? mistake at work.
私は仕事でとても大きなミスをしてしまった。
It contains a ???? amount ofsugar.
それには、大量の砂糖が使われている。
That river is ????.
あの川は、けた違いに大きい。
It’s a ???? relief to knowthat.
それを知れて、とっても安心しました。
【答え】
- Big
- Huge
- Large
- Enormous
- Huge
まとめ
今回紹介した例文以外にもたくさんの文章を見聞きして、それぞれの持つ微妙なニュアンスの違いを自分の中に落としこめるようにしましょう。繰り返し声に出してみるのもポイントです。
それではまた、See you!