【完全攻略】英語の「〜かもしれない」を使いこなす!Probably, Maybe, Might, Perhaps, Possibly のニュアンスと使い分け

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【完全攻略】英語の「〜かもしれない」を使いこなす!Probably, Maybe, Might, Perhaps, Possibly のニュアンスと使い分け

MaybeProbably など、「~かもしれない」という意味を持つ表現は英語にいくつか存在しますが、これらを上手に使いこなすことができていますか?日本語では一言で「〜かもしれない」と表現できる場面でも、英語ではその状況における「可能性の高さ」や「話し手の確信度合い」によって、使うべき単語が変わってきます。

それぞれの単語が持つニュアンスの違いや、可能性の度合い、そしてどのような文脈で使われるのかを正しく理解することは、より自然で正確な英会話を目指す上で非常に重要です。この記事では、これらの表現を明確に区別し、あなたの英会話スキルをワンランクアップさせるための具体的な解説と例文を豊富に提供します。もう「〜かもしれない」の使い分けで迷うことはありません!

あなたの英語力をさらに高めたいなら、ぜひ英語教室でネイティブ講師と実践的な練習をしてみましょう。

「〜かもしれない」を表す主要5単語:可能性の度合いと基本

「絶対:Absolutely, Must」や「決してない:Never」など、可能性を表す英語表現は非常に多岐にわたります。今回は、その中でも特に日常会話で頻繁に使われる、「多分」や「かもしれない」といった曖昧な可能性を表す5つの単語に焦点を当てて学びましょう。

これらの単語はそれぞれ、単語が持つ「可能性の度合い」が微妙に異なります。この違いを理解することが、適切な表現を選ぶカギとなります。

単語 意味 可能性の度合い
Probably 十中八九、多分(確信がある) 80~90%
Maybe もしかしたら、多分(半々) 40~60%
Perhaps もしかすると、多分(丁寧) 40~60%
Might ~かもしれない(不確定)、ひょっとして 20%前後
Possibly あるいは、もしかして(確立が低い) 20%前後
可能性の度合いをパーセンテージで示すインフォグラフィック。Probably, Maybe, Perhaps, Might, Possibly の各単語がそれぞれ対応するパーセンテージと共に表示されている。

英語の「かもしれない」を表す5つの単語と、それぞれの可能性の度合い。

各単語の深掘り解説と実践例文

それぞれの単語が持つ具体的なニュアンスと、日常会話での使い方を例文を交えながら詳しく見ていきましょう。例文を通じて、各単語の「肌感覚」を掴むことが重要です。

「Probably」:高確率な推測と確信

**Probably** は、**可能性が非常に高い(80〜90%)**時に使われる副詞です。話し手が「きっと~だろう」「多分そうに違いない」という強い確信を持っている場合に用います。予測や推測に自信がある時に使う表現です。

I will probably go to the party. 

私は**きっと**そのパーティーに行くでしょう。

(行く可能性が非常に高いという確信がある)

They are probably talking about me. 

彼らは**きっと**僕の話をしているんだ。(そうに違いないと確信している)

It’s probably going to rain tomorrow.

明日は**おそらく**雨が降るでしょう。(天気予報などから確信している)

**Probably** は、動詞の前や助動詞の後、または文頭に置くことができます。文頭に置くと、少しフォーマルな印象になります。

「Maybe」:半々、あるいは曖昧な可能性

**Maybe** は、**可能性が半々(40〜60%)**、またはそれより少し低いかもしれないという時に使われます。話し手の確信度が低く、不確定な状況を表す際に非常に便利です。副詞なので文頭に置かれることが多いですが、文中に来ることもあります。

**Maybe I will go to the party. **

私は**もしかしたら**そのパーティーに行くかもしれません。(行くか行かないか、まだ決まっていない)

**It may be crowded. **

混んでる**かもしれない**。(混んでいる可能性も、空いている可能性もある)

**Maybe we should call him.**

**もしかしたら**彼に電話した方がいいかもしれませんね。

「Perhaps」:フォーマルな「もしかしたら」

**Perhaps** も、**Maybe** と同等レベルの**可能性(40〜60%)**を表す単語です。両者の使い分けは、主に**書き言葉か話し言葉か、またはフォーマルな場面かカジュアルな場面か**という部分にあります。

明確な使い分け基準があるわけではありませんが、**Maybe** の方がややカジュアルな口語表現という印象で、**Perhaps** は記述やビジネス、またはより丁寧な話し言葉で使われる傾向にあります。上品さや遠慮の気持ちを込めて使いたい時に適しています。

**Perhaps this discovery will save the world. **

**もしかすると**、この発見で世界が救われるかもしれません。(論文などでの表現)

**Perhaps that’s true. **

**もしかすると**、本当なのかもしれません。(控えめな同意)

**Perhaps you would like to join us for dinner tonight?**

**もしよろしければ**、今夜私たちと夕食をご一緒しませんか?(丁寧な誘い)

ビジネスシーンで思案している人物。ノートパソコンや書類を前に、何かを検討している様子。フォーマルな服装。

「Perhaps」のように、より丁寧でフォーマルな場面での思考や提案。

「Might」:低い可能性と控えめな提案

**Might** は、**可能性が限りなく低い(20%前後)**時に使われる助動詞です。「ひょっとして」「万が一」と同じくらいの可能性の低さだとイメージしておくと良いでしょう。また、控えめな提案や許可を求める際にも使われます。

**It might be sunny tomorrow. **

明日は晴れる**かもしれない**。(可能性が低い、期待薄)

**I might be sick. **

**ひょっとしたら**病気かも。(病気である可能性は低いが、念のため)

**You might want to check the schedule again.**

スケジュールをもう一度確認した方がいい**かもしれません**。(控えめな助言)

**Might** は助動詞なので、動詞の原形が続きます。過去形の **May** としても知られていますが、ここでは可能性の低さを表す独立した表現として機能します。

「Possibly」:わずかな可能性と疑問のニュアンス

**Possibly** も、**Might** と同じように**可能性が低い(20%前後)**時に使う副詞です。意味の違いはあまりなく、言いやすい方を使って問題ありません。しかし、**Possibly** は、疑問文や否定文で使われると「まさか」「ありえるだろうか」といったニュアンスを強めることがあります。

A:Will he come? 

彼は来るかな? 

B:**Possibly.** 

**もしかしたら**ね。(可能性は低いけどゼロではない)

**It may possibly be so. **

**あるいは**そうでしょうね。(そうである可能性は低いが、ありうる)

**Could you possibly help me?**

**もし差し支えなければ**、手伝っていただけませんか?(非常に丁寧な依頼)

「〜かもしれない」表現のさらなるバリエーション

上記5つの単語以外にも、「〜かもしれない」や「〜である可能性がある」と表現する方法は多岐にわたります。文脈やニュアンスに応じて使い分けられると、あなたの英語表現はより豊かになります。

「Can/Could/Would」と「Maybe/Might」の違い

助動詞の **Can, Could, Would** も、文脈によっては可能性を表すことができますが、**Maybe** や **Might** とは異なるニュアンスを持ちます。

  • Can: 「〜できる可能性がある」「〜しうる」という能力や一般的な可能性。
    例: Accidents **can** happen. (事故は起こりうる。)
  • Could: 「〜かもしれない(過去形だが、現在の可能性を示す)」「〜できたかもしれない」という控えめな可能性や仮定。
    例: It **could** be true. (それは本当かもしれない。)
  • Would: 「〜だろう(仮定)」「〜するだろう」という仮定に基づく可能性や習慣的な傾向。
    例: He **would** probably say no. (彼は多分ノーと言うだろう。)

一方、**Maybe** や **Might** は、話し手の推測や不確実性を直接的に表す副詞・助動詞です。文頭に置かれることが多い **Maybe** は、文全体に対する推測を表し、**Might** は動詞の可能性を示します。

その他の「〜かもしれない」表現:It’s likely, It’s possible, There’s a chance

副詞だけでなく、フレーズとして可能性を表すこともできます。これらはより具体的で、文全体の構造を明確にします。

  • It’s likely that S + V: 「SがVする可能性が高い、SはVしそうだ」(**Probably** と同程度の高い可能性)
    例: **It’s likely that** she’ll accept the offer. (彼女はその申し出を受け入れる可能性が高い。)
  • It’s possible that S + V: 「SがVする可能性がある」(**Maybe** や **Perhaps** と同程度の可能性)
    例: **It’s possible that** we’ll finish early. (私たちは早く終える可能性があります。)
  • There’s a chance (that S + V): 「〜する可能性がある、望みがある」(比較的低い可能性、でも希望も含まれる)
    例: **There’s a chance that** he might still come. (彼がまだ来る可能性がある。)
  • It seems (that S + V) / It appears (that S + V): 「〜のようだ、〜らしい」(推測、確信度は低いが、そう見える)
    例: **It seems that** they are leaving soon. (彼らはまもなく出発するようだ。)

副詞の配置に注意!文章内での位置

**Probably, Possibly, Perhaps, Maybe** といった副詞は、文中のどこに置くかによってニュアンスが微妙に変わったり、自然さが失われたりすることがあります。

  • 文頭: **Maybe** や **Perhaps** は文頭に置かれることが非常に多いです。文全体に対する不確実性を表します。
    例: **Perhaps** it will rain. (**もしかしたら**雨が降るかもしれません。)
  • 動詞の前: **Probably** や **Possibly** は、動詞の直前(助動詞がある場合は助動詞の後)に置かれるのが一般的です。
    例: He will **probably** come. (彼は**多分**来るでしょう。)
  • be動詞の後: be動詞を使う文では、be動詞の直後に置かれることが多いです。
    例: It **is probably** true. (それは**おそらく**本当です。)

これらの配置ルールを意識することで、より自然な英語の文章を作ることができます。

会話例で学ぶ!「可能性」を伝える実践テクニック

それでは、実際の会話を通じて、これらの「可能性」を表す表現がどのように使われるかを見ていきましょう。例文を声に出して読んでみることで、単語の持つリズムやニュアンスをより深く感じ取ることができます。

会話例:贈り物選びで「可能性」を探る

BillyとLisaが、先生へのプレゼント選びについて会話しています。二人のやり取りの中で、様々な可能性の表現が使われている点に注目しましょう。

Billy:I want to **give a present** to my teacher.

先生にプレゼントを**渡したい**なぁ。

Lisa:Sounds nice.

素敵ね。

Billy:I can’t decide what to buy for her.

何を買うべきか決められなくて。

Lisa:If you give some flowers, she would **probably** be pleased. And something sweets?

お花をあげたら、彼女は**きっと**喜ぶかも。あとはお菓子とか?

Billy:That’s great. **Maybe** she’s not good at sweets.

それはいい考えだね。**もしかしたら**、甘いものが苦手かもしれない。

Lisa:The other day, she went to a **trendy** desserts shop.

この前、**流行りの**スイーツ店に行ってたわよ。

Billy:Oh, that’s fine. Thanks.

なら、大丈夫だね。ありがとう。

Lisa:Good luck.

頑張ってね。

公園のベンチで会話する二人の友人。一人は質問するような表情、もう一人は何かを考えながら答えている様子。

友人との会話で、可能性について話し合うシーン。

「Give」と「Send」の使い分けを再確認

会話で出てきた「Give a present」について、補足説明をします。贈り物をするときに **Send** を使うこともありますが、これには「送る」「郵送する」という意味が含まれます。対して **Give** は「手渡しする」「与える」というニュアンスです。

  • Give: 直接手渡す、または相手に与える行為全般。
    例: I will **give** him the book tomorrow. (明日彼にその本を渡します。)
  • Send: 郵便や宅配便などで送る、インターネット上で送信する。
    例: I will **send** you the documents by email. (メールで書類を送ります。)

Billyが「先生にプレゼントをあげたい」と言ったのは、直接渡す意図が含まれているため「Give」が適切です。

Trendy 流行りの

「流行りの」という意味の形容詞です。ファッション、音楽、場所、商品など、一時的に人気を集めているものに対して幅広く使えます。

「可能性」を表す英語表現をマスターするための学習法

「〜かもしれない」という微妙なニュアンスを使いこなすには、単語の意味を覚えるだけでなく、実践的な練習と意識的な学習が不可欠です。ここでは、これらの表現をあなたのものにするための効果的な学習法を紹介します。

ニュアンスを掴むためのリスニング・リーディング練習

  • 英語の映画やドラマを字幕なしで見る練習: 登場人物が「Maybe」「Probably」「Might」などをどのような状況で、どのようなトーンで使っているか注意して聞いてみましょう。映像と音声から、言葉の持つ感覚を掴みやすくなります。
  • ニュース記事やコラムを読む: 特に意見や予測が述べられている部分に注目し、**Probably** や **Perhaps** などがどのように使われているか確認しましょう。フォーマルな文脈での使用例を学ぶのに役立ちます。
  • ポッドキャストやラジオを聞く: 日常会話を多く含むコンテンツを選び、様々な「〜かもしれない」表現が自然な会話の流れの中でどのように組み込まれているかをリスニング練習してみましょう。

アウトプットを通じて実践力を高める

  • 英作文や日記を書く: 自分の意見や今日の出来事を英語で書く際に、「〜かもしれない」と思うことを意識的にこれらの単語を使って表現してみましょう。例えば、「Today, I **might** go to the gym.」「It will **probably** rain tomorrow.」など。
  • 独り言英会話: 自分の考えや予測を英語で声に出して言ってみる習慣をつけましょう。例えば、「Hmm, **maybe** I should make dinner now.」「The train will **probably** be crowded.」のように、日常のあらゆる場面で英語を口にする練習をします。
  • オンライン英会話や言語交換パートナーとの練習: 実際にネイティブスピーカーや英語学習者と会話する中で、学んだ表現を積極的に使ってみましょう。相手に意図が正しく伝わったか、フィードバックをもらうことで、より実践的な感覚が養われます。

まとめ:「〜かもしれない」をマスターして、あなたの英語を次のレベルへ!

今回は、英語の「〜かもしれない」を表現する主要5つの単語、**Probably, Maybe, Perhaps, Might, Possibly** について、それぞれの意味、可能性の度合い、そして具体的な使い分けを詳しく解説しました。

これらの単語は微妙なニュアンスの違いを持ち、会話や文章に奥行きを与えます。可能性が高い時には **Probably**、半々なら **Maybe** や **Perhaps**(特に丁寧な場面では後者)、可能性が低い時には **Might** や **Possibly** を使う、という基本を意識することが重要です。

また、**Can/Could/Would** との違いや、**It’s likely** のようなフレーズ、そして副詞の配置といった細かいルールも理解することで、あなたの英語はさらに洗練されます。これらの知識は、単に英語が話せるだけでなく、「伝わる英語」「自然な英語」を話すために不可欠です。

学んだことを積極的にアウトプットし、ネイティブの表現に触れ続けることで、これらのニュアンスを自然に使いこなせるようになるでしょう。あなたの英会話がより豊かで正確になることを願っています!それではまた、**See you!**

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オリビア (Olivia) この記事を書いた人

英語講師として10年以上の指導経験を持つ。イギリスにルーツを持ち、多様な文化背景を活かした視点からの英語指導が得意。実践的な英会話力の育成はもちろん、丁寧な発音・文法指導で学習者の目標達成をサポートすることに情熱を注ぐ。
自身の経験に基づき、キャリアアップや異文化理解に繋がる英語学習のヒント、言語を通したコミュニケーションの魅力などを発信していく。モットーは「楽しく、着実に」。教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

  
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