今日は読者の方からいただいたリクエストにお応えすべく、英語での「数の読み方」について少しお話したいと思います。
レッスンの内容
数字恐怖症にならないために
読者の方からいただいた英語の悩みで、結構多かったのが「数の読み方がわかりません」というものでした。
・ 海外旅行で買い物をする時、金額を早口で言われると頭がパニックしちゃいます!
・ 桁が増えるともうお手上げ!どう読んでいいのか全然わからない!
・ 時間を聞かれても答え方に自信がなくて
・・・・・・などなど、数字に関しては皆さん、結構苦手意識が強いようです。
時と場合によっては、数字の聞き間違い/言い間違いは、大きな誤解を招く原因にもなりかねません。自信をもって対応出来るよう、今回はテーマ別に簡単に解説したいと思います。
これさえ覚えておけば安心!の T・M・B・T
これは以前ネイティブの友人に教えてもらったのですが、数字を読む時にポイントとなるのがこのT, M, B, T です。頭文字はそれぞれ下記の単位を表します。
T → Thousand (千)
M → Million (百万)
B → Billion (十億)
T → Trillion (兆)
Trillion↓ ↓Thousand
5,000,000,000, 000
Billion ↑ ↑Million
(お使いのPC,スマフォの受信環境によってはレイアウトがずれて位置が変わってしまうかも知れません。)
ご覧のように、数字を英語で読むときはカンマの位置がとても大切なポイントになります。
右(桁の低い方)から順に、Thousand, Million, Billion, Trillion と読みます。
では、12,345 を英語で読んでみましょう。読み方を考える時の大まかな目安は、
1・カンマがいくつ、どこにあるかを確認。
2・カンマの前と後ろで数字を区切り、適切な単位でつなげて読む。の2つです。
それに従えば12,345 は、
1・カンマは千の位に1つなので、この場合使うのは thousand 1つです。
2・カンマの前は twelve, 後ろは three hundred and forty-five ですね。
なので、これらを1のステップで確認したthousand でつなげます。そうすると、
Twelve thousand three hundred (and) forty-five
となります。お分かりいただけましたか?次回はもう少し大きな桁の数字を読む練習をしたいと思います。
PHRASE OF THE WEEK
今週のフレーズは、
”Take your time.”(ごゆっくり/慌てなくていいよ/焦らないで)
(時間が)かかる、必要とする、という意味のtake。時間をかけてね= ゆっくりでいいから、という解釈になります。待たせてはいけないと焦っている相手に対して、サラッとこのフレーズが言えたらカッコいいですね。
A : I’ll be ready shortly. Sorry for the wait.(すぐに支度するから。待たせちゃってごめんね。)
B : Don’t worry. Take your time.(気にしないで。慌てなくていいから。)
お店で試着室に入る時などにも、“ごゆっくりどうぞ”というニュアンスで店員さんがよく使うこのフレーズ。日常シーンでも登場回数は結構あると思いますので、是非使ってみてくださいね。
英語での数の読み方はいかがでしたか?日本語の読み方とかなり違うので、始めのうちは違和感を覚えるかもしれませんが、何度も口に出して練習していくうちにだんだん慣れていくと思いますので、苦手意識を持たずに臨んでみてくださいね。
今日は9桁に挑戦してみましょう!!
123,456,789 もっと大きな桁にチャレンジ!
さぁ、コレはどう読むでしょうか?
前回お話した2つのステップを思い出しながら、読んでいってみましょう。
1. カンマは2つですから、使うのは百万の位の Million と 千の位の Thousand です。
2. 1つ目のカンマの前が one hundred and twenty three 後ろが four hundred and fifty-six ですから、ここまでを百万の位の Million でつなげます。
とりあえず、最初の6桁までは
One hundred and twenty three million four hundred and fifty-six
となります。
そして、456 の後の数字は seven hundred and eighty-nine なので、これを2つめのカンマ Thousand で前の部分とつなげます。
これら全てを合わせると、
One hundred (and) twenty three million four hundred (and) fifty six thousand seven hundred (and) eighty-nine
となります。
※hundred の後の and はアメリカ英語では省略が可能なため、( ) で表示しました。
※番地や部屋番号などは通常右側から2桁ずつに区切って読むので、この限りではありません。
慣れるまではなかなか難しいかもしれませんが、繰り返し練習していくとコツがつかめますよ。
それでは次回は、数字にまつわる様々なクイズを出題してみたいと思います。お楽しみに。
PHRASE OF THE WEEK
今週のフレーズは、
You don’t want to know. (聞かないで)
“あなたは知りたくない”が直訳ですが、実はコレ、あなたには知られたくない、聞かないで、(そのことには)触れないで、という意味なんです。
A : What happened to you? You look awful!(どうしちゃったの?ひどい顔して!)
B : You don’t want to know. (聞かないでくれ。)
触れてほしくない話題になった時、深い追求を避けたい時などに使ってみてくださいね。