こんにちは。日本ではエアコンで室温のコントロールをするのが通常です。夏には冷たい風で部屋を冷まし、冬には暖かい風で部屋を暖めます。
ところで、海外でもエアコンは普通に家庭に設置されているものなのでしょうか。
イギリスのエアコンはホテルのみ
イギリスに旅行に行くと星がついているホテルには、空調での温度調整機器が設置されており、日本のホテルとさほど変わりない状態で過ごすことができます。
しかしイギリスの家庭には実はエアコンはありません。エアコンではなく、別の暖房機械が備え付けられているのです。
会話
リードさんと竹井さんが暖房について話をしています。会話をみてみましょう。
Mrs. Takei: The air in the London’s home is very warm.
ロンドンの家の空気はとても暖かいですね。
Mrs. Read: You think so? Is it different from Japan’s home air?
そうでしょうか?日本の家の空気とは違いますか?
Mrs. Takei: The air in Japan’s home is also warm, but it is too dry. We always use air cleaner with humidifier.
日本の家も暖かいですが、とても乾燥しています。私達はいつも加湿付き空気清浄器を使っています。
Mrs. Read: I have never seen such machines.
そのような機械見たことないですよ。
Mrs. Takei: You don’t need this machine in London, because the air is just right humidity.
空気が調度いい湿度なので、ロンドンではこの機械は必要ないのですよ。
I failed that I brought this machine from Japan. The central heating is very nice heating machine.
私は日本からこの機械を持ってきて失敗しました。セントラルヒーティングはとても素晴らしい暖房機器ですね。
Mrs. Read: What types of heating machines are used in Japan?
どのような暖房機器が日本では使われていますか?
Mrs. Takei: We use air conditioner in Japan. We need to warm up in winter, but we also need to cool down in summer.
日本ではエアコンを使います。冬には温める必要がありますが、夏にも冷やす必要があります。
Maybe air conditioner is the best machine in Japan.
おそらくエアコンは、日本にとってはとても良い機械なのでしょう。
Mrs. Read: But I think air conditioner is good heating machine for the house which has a baby.
でもエアコンは赤ちゃんがいる家にとってはとてもいい暖房機器だと思いますよ。
I’m always afraid if my baby Lorna touched the central heating.
赤ちゃんのローナがセントラルヒーティングに触るかと考えると私はいつも怖いです。
Mrs. Takei: I can understand. But if you use air conditioner, then you need to use the air cleaner with humidifier.
わかります。でもエアコンを使うならば、加湿付き空気清浄器を使わなくてはいけません。
It is not so small but a baby can pull it down to oneself.
それは小さいわけではないけれど、赤ちゃんが自分自身にむかって引き倒すことができますよ。
Mrs. Read: Whatever you do, the childcare is difficult.
何をするにしても、育児は難しいですね。
イギリスの一般家庭では、基本的に温水式のセントラルヒーティングを使用して、部屋を暖めています。
ポイント
会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。
- air cleaner with humidifier 加湿付き空気清浄器
- I failed 失敗した
- central heating セントラルヒーティング
- heating machine 暖房機器
- Whatever you do 何をするにしても
快適すぎるセントラルヒーティング
イギリスを始め、ヨーロッパでは基本的に温水式のセントラルヒーティングを使用して、家を温めます。
この暖房機器は、日本では北海道で導入されています。温風を使って温めるのではなく、家全体の空気を温水を使って温めるので、家が乾燥せず体にとてもやさしいのです。
【寒い北海道でも重宝】
セントラルヒーティングは、北海道などさほど熱くない地域で重宝されています。
体にやさしいのであれば、日本全国で使用すればいいのですが、日本は夏の蒸し暑さ対策の為断熱性が低く、期待するほど効果がでません。
ヨーロッパや北海道などの家は、夏にエアコンが必要となるほど熱くならない為、断熱性が高くセントラルヒーティングが暖房としての機能を存分に発揮できるのです。
【やけどには注意】
セントラルヒーティングも、石油ファンストーブのように、そのものが熱くなります。
基本的に火傷はしない程度の熱さですが、低温火傷や赤ちゃんが触ったときは火傷をする可能性があるので、やはり注意は必要です。
しかし、一度このセントラルヒーティングを体験してしまうと、快適すぎてエアコンの生活に戻れない人も多いのです。
太陽がほとんど当たらず寒いイギリスの冬だからこそ、家の中は優しい暖かさでいっぱいなのかもしれませんね。
それではまた、See you!