待ち合わせに間に合わない。始業時刻を過ぎてしまう。会議が始まってしまう。日本語なら「すみません、電車が止まってしまって十分ほど遅れます」とすぐ口に出るのに、英語だと言葉が出てこず、結局スタンプだけ送って気まずくなった——そんな経験はないでしょうか。
遅刻は誰にでも起こります。相手の印象を左右するのは、遅れたこと自体よりもその後の伝え方です。焦っているときに使える一文を持っているかどうかで、同じ十分の遅れが「仕方ないね」で済むか「連絡もなかった」と記憶されるかが変わります。
この記事では、「遅刻」を表す基本の単語の使い分けから、遅れそうな段階で入れる第一報、謝罪の言い方、理由の説明、リカバリー案の提案、待たされた側のリアクション、英語圏の時間感覚、間違いやすい形まで、そのまま声に出せる形で並べていきます。読み終えたときには、スマートフォンを開いてすぐ打てる文が手元に残るはずです。
独学で覚えた表現を実際の場面で使えるようにしたい方は、英語教室のようにやり取りを繰り返せる環境を併用すると、いざというときの反応速度が上がります。まずは基本の一語から見ていきましょう。

まとめ:「遅刻」は英語で be late が基本
- 「遅刻する」は be late が中心。対象を示すときは be late for を使う
- tardy は学校の出欠記録などで使われる硬い語で、日常会話では響きに注意
- delay は「外的要因で遅らされる」ニュアンスで、交通機関や天候に向く
- slow は速度の遅さで、時刻の遅れには使わない
「遅刻」「遅れる」の中心になる語は late です。日本語の「遅刻」は名詞ですが、英語の late は形容詞で「予定された時刻より後の」状態を表します。そのため動詞 be と組み合わせて be late の形にするのが基本になります。
「遅刻」という日本語をそのまま名詞に置き換えようとすると手が止まりますが、「私は遅い状態にある」と発想を変えれば一気に組み立てやすくなります。まずは主語と be 動詞と late の三点セットを体に入れてしまいましょう。
- フレーズ
- I’m late.
- 日本語訳
- 遅れています。遅刻です。
- 使う場面
- すでに遅れている、あるいは今まさに遅れつつある状態を短く伝えるとき。電話でも対面でも使えます。
- 注意点・誤用例
- I late. とは言えません。be 動詞が必須です。また I’m slow. と言うと「動作がのろい人間です」という意味になってしまいます。
- 発音・ニュアンス
- 「アイム レイト」。late は「レート」と伸ばさず、二重母音を意識して「レイt」と最後の t を軽く止めます。感情は乗らない中立的な報告です。
be late for で「〜に遅刻する」
遅刻の対象を示したいときは be late for が一般的です。for のあとには school、work、the meeting、class、the appointment のように「予定・行事・場所」が入ります。
- フレーズ
- I was late for the meeting.
- 日本語訳
- 会議に遅刻しました。
- 使う場面
- 終わった出来事を振り返って報告するとき。上司への事後報告や、日記のような記録にも使えます。
- 注意点・誤用例
- I was late to the meeting. も口語では使われますが、for のほうが定型です。人を目的語にして I’m late for you. とは言わず、Sorry I’m late. と言い切ります。
- 発音・ニュアンス
- late for は続けて「レイtフォ」とつながります。for は弱く短く読むのが自然です。
短い定型文もあわせて覚えておくと便利です。人に向けて「遅れないでね」と言うなら Don’t be late.、「もう遅すぎる」なら It’s too late.、「時間通りに来てね」なら Please be on time. となります。
なお late には「夜遅い」という意味もあります。She works late every day. は「彼女は毎日遅くまで働いています」であり、遅刻とは無関係です。
そのため The class started late. は「授業が遅れて始まった」とも「授業は夜遅くに始まった」とも読めます。誤解を避けたいときは The class started 10 minutes behind schedule.(予定より10分遅れで始まった)のように言い換えると明確になります。

tardy は使う場面に注意
tardy も「遅刻した」という意味を持ち、late とほぼ同じ位置に置いて使えます。He was tardy again this morning. で「彼は今朝も遅刻した」、Three tardies count as one absence. で「遅刻3回で欠席1回とみなされます」となります。
ただし tardy はアメリカの学校で出欠記録に使われる、やや硬く事務的な語です。日常会話で人に対して使うと「のろのろしている」「気乗りしない」といったネガティブな響きが出ることがあります。
友人に向かって You’re always tardy. と言うと、単なる指摘を超えて人格を評価しているように響くことがあります。人に対して遅刻を指摘する場面では You’re late. や You’re always running late. のほうが穏やかです。カジュアルでもフォーマルでも安全に使えるのは late だと覚えておきましょう。
遅刻を英語で伝える表現集に関するよくある質問(FAQ)
Q. まとめ:「遅刻」は英語で be late が基本で最も大切なポイントは何ですか?
まとめ:「遅刻」は英語で be late が基本の基本手順と注意点を押さえ、実際の日常会話や学習の中で繰り返し使うことが定着への近道です。

