「料理が得意です」と言いたいのに、英語ではcook、cooking、can cookのどれを使えばよいのか迷っていませんか。得意な教科やスポーツを尋ねたいときも、atの後ろに何を置くのかが曖昧だと、会話の途中で言葉が止まりやすくなります。

基本となる形は、be good at+名詞または動名詞です。「私は料理が得意です」なら、I’m good at cooking.と表せます。この形を一つ身につけると、料理、英語、数学、スポーツ、仕事、趣味など、自分の得意分野を幅広く話せるようになります。

この記事では、基本構文、疑問文と否定文、good withやgood inとの違い、自然な会話、発音、誤用の直し方まで順番に確認します。読むだけで終わらず、自分の情報に置き換える練習も用意しているので、英語教室で会話をするときや、日常の自己紹介にもそのまま活用できます。

be good atの意味と基本構文

この章の要点
  • be good atは「~が得意である」「~が上手である」を表す
  • 基本語順は「主語+be動詞+good at+名詞または動名詞」

be good atは能力や技能について話す表現です。goodには「良い」「優れた」という意味があり、atの後ろに得意な分野や行動を置きます。日常的な自己紹介から、学校、趣味、職場での会話まで使える基本表現です。

文の骨組みは「主語+be動詞+good at+対象」です。主語がIならam、youや複数ならare、heやsheなどの三人称単数ならisを使います。good atだけを覚えるのではなく、I’m good at …というひとかたまりで口にすると、会話で使いやすくなります。

  • I am good at cooking.
  • You are good at cooking.
  • He is good at cooking.
  • She is good at cooking.
  • We are good at cooking.
  • They are good at cooking.

会話では、I amをI’m、you areをyou’re、she isをshe’s、they areをthey’reと短くするのが一般的です。短縮形を使うと、文の意味は変わらず、響きが自然で滑らかになります。

フレーズ
I’m good at cooking.
日本語訳
私は料理が得意です。
使う場面
自己紹介、趣味の話、家事の分担、料理についての雑談で使えます。
注意点・誤用例
I good at cooking.ではbe動詞が不足しています。I’m good cooking.ではatが不足しています。
発音・ニュアンス
目安は「アイム・グダッ・クッキング」です。good atを一語ずつ強く切らず、goodの末尾とatを軽くつなげると自然です。自分が比較的うまくできることを率直に伝える表現で、一流の専門家だと主張する文ではありません。

たとえば、She’s good at baking.なら「彼女はパンやお菓子を焼くのが得意です」、They’re good at making pasta.なら「彼らはパスタ作りが得意です」となります。主語と対象を交換するだけで、多くの話題に応用できます。

では、atの後ろには具体的にどのような形を置けばよいのでしょうか。ここを正しく押さえると、be good atの代表的な誤りをまとめて防ぎやすくなります。

ノートと動作カードを使ってbe good atの基本構文を学ぶ机上の風景
atの後ろには、名詞の働きをする語を置きます。

atの後ろは名詞または動名詞

この章の要点
  • 教科、スポーツ、分野なら名詞を置ける
  • 「~すること」が得意なら動詞に-ingを付ける

atは前置詞なので、その後ろには名詞の働きをする語が必要です。math、English、tennis、photographyのような名詞は、そのまま置けます。「行動すること」を表す動詞は、cookingやswimmingのような動名詞に変えます。

名詞を置く場合

教科、競技、芸術、専門分野などは名詞で表せます。I’m good at math.は「私は数学が得意です」、He’s good at tennis.は「彼はテニスが得意です」です。日本語では「数学をする」「テニスをする」と考えることもありますが、英語では名詞をそのまま置けます。

フレーズ
She’s good at English.
日本語訳
彼女は英語が得意です。
使う場面
学校の教科、学習歴、仕事で使う言語能力について話す場面です。
注意点・誤用例
Englishはここでは教科または技能分野を表す名詞です。She’s good at speak English.とはせず、行動ならShe’s good at speaking English.とします。
発音・ニュアンス
Englishの最初の音を比較的はっきり発音します。英語全般が得意という広い意味で、会話だけを指定するならspeaking Englishを使えます。

動名詞を置く場合

「泳ぐ」「歌う」「問題を解く」などの行動を置くときは、動詞に-ingを付けます。I’m good at swimming.、She’s good at singing.、He’s good at solving problems.のような形です。atの後ろで動詞を名詞として扱う、と考えると整理しやすくなります。

フレーズ
I’m good at planning weekly meals.
日本語訳
私は一週間分の献立を考えるのが得意です。
使う場面
料理、買い物、家事の分担について具体的な能力を伝える場面で使えます。
注意点・誤用例
I’m good at plan weekly meals.とはしません。planはplanningとなり、nを重ねます。
発音・ニュアンス
planningの最初の母音は、日本語の「プラン」より口を少し横に開く感覚です。料理全般ではなく、献立作りという限定された能力を伝えられます。
注意点

atの後ろに動詞の原形やto不定詞は置きません。I’m good at cook.やI’m good at to cook.ではなく、I’m good at cooking.とします。

迷ったら、atの直後に「物・分野」を置くなら名詞、「~すること」を置くなら-ing形、と判断します。次は、この基本形を質問と否定に変えて、実際のやり取りで使えるようにしていきましょう。

疑問文と否定文の作り方

この章の要点
  • 質問ではbe動詞を主語の前に移動する
  • 柔らかい否定にはnot very good atが使いやすい

質問では、be動詞を主語の前に置きます。You are good at cooking.を質問にすると、Are you good at cooking?です。一般動詞のdoは使わない点が重要です。

フレーズ
Are you good at cooking?
日本語訳
料理は得意ですか。
使う場面
趣味、家事、得意料理について相手に尋ねる場面です。
注意点・誤用例
Do you good at cooking?とはしません。goodは形容詞なので、ここではAreから質問を始めます。
発音・ニュアンス
Are youは会話で「アー・ユー」より滑らかにつながります。能力を自然に尋ねる質問ですが、仕事の面接などでは具体的な技能を尋ねるほうが答えやすくなります。

短く答えるなら、Yes, I am.またはNo, I’m not.です。ただし、実際の会話では一言加えると話題が続きます。得意ならYes, I’m pretty good at it.、まだ練習中ならI’m still learning.と答えられます。

  • Yes, I am. I cook almost every day.
  • Yes, I’m pretty good at it.
  • Not really, but I can make a few simple dishes.
  • I’m not an expert, but I can cook basic meals.
  • I’m still learning how to cook.

あまり得意ではないと柔らかく伝える

I’m not good at cooking.は「料理が得意ではありません」です。もう少し柔らかくするなら、not very good atを使います。veryはgoodの程度を表すため、goodの直前に置きます。

フレーズ
I’m not very good at cooking.
日本語訳
私は料理があまり得意ではありません。
使う場面
能力を強く否定せず、控えめに自信のなさを伝えたい場面です。
注意点・誤用例
I’m not good at cooking very much.より、I’m not very good at cooking.の語順が自然です。
発音・ニュアンス
notとveryをそれぞれ強く発音しすぎず、not veryをまとまりとして言います。bad atより穏やかで、日常会話に取り入れやすい表現です。

I’m bad at cooking.は、より直接的に「料理が苦手です」と伝えます。I’m terrible at baking.やI’m hopeless at making desserts.はさらに強い表現で、冗談めいた自虐として使われることもあります。単に練習中なら、not very good atやstill learningのほうが穏やかです。

相手の得意分野を広く知りたいときは、質問語を加えます。次の形を覚えると、自己紹介だけでなく、相手へ話題を返すことができます。

What are you good at?で会話を広げる

この章の要点
  • What are you good at?は相手の得意なことを広く尋ねる
  • 答えに理由や具体例を一つ足すと会話が続きやすい

What are you good at?は「何が得意ですか」という基本質問です。仕事、学校、趣味など、特定の分野を限定せずに尋ねられます。答える側は名詞または動名詞を使い、自分の得意なことを一つ示します。

フレーズ
What are you good at?
日本語訳
あなたは何が得意ですか。
使う場面
初対面の雑談、学習者同士の会話、チーム内で担当を決める場面などです。
注意点・誤用例
What do you good at?とはしません。areを使い、文末のatも省きません。
発音・ニュアンス
What are youは会話で音がつながり、「ワタユ」に近く聞こえる場合があります。広い質問なので、状況によってはWhat sports are you good at?のように範囲を絞ると答えやすくなります。

料理について具体的に尋ねるなら、What kind of cooking are you good at?やWhat dishes are you good at making?が使えます。得意料理を一品尋ねるなら、What’s your best dish?またはWhat’s your specialty?が便利です。

答えは一文で終わらせず、「いつ作るか」「誰が気に入っているか」「どの種類が得意か」を足してみましょう。I’m good at making curry. I usually make it on weekends.なら、相手は頻度や材料について質問しやすくなります。

  • I’m good at baking bread, especially sourdough.
  • I’m good at drawing animals. I practice every evening.
  • I’m pretty good at tennis, but I don’t play often.
  • I’m good at organizing schedules for small teams.
  • I’m good at speaking English, but writing is harder for me.

得意料理を伝える三つの形

I’m good at making curry.はカレーを作る行動が得意だと伝えます。My specialty is curry.は「私の得意料理はカレーです」、I can make really good curry.は「かなりおいしいカレーを作れます」です。意味は近いものの、どこを中心に伝えるかが異なります。

フレーズ
My specialty is curry.
日本語訳
私の得意料理はカレーです。
使う場面
料理の話題で、自信のある一品を端的に伝えるときに使います。
注意点・誤用例
specialtyは料理だけに限りませんが、この文脈では得意料理を表します。日本式を明確にしたいならJapanese curryと言えます。
発音・ニュアンス
specialtyは「スペシャリティ」に近いリズムです。得意分野の中でも、代表的な一品や看板となるものを示す響きがあります。

ここまでで基本の会話は作れます。しかし、atをwithやinに替える表現もあるため、すべてを「得意だからat」と判断すると不自然になる場合があります。次に三つの前置詞を整理します。

good at・good with・good inの違い

この章の要点
  • good atは技能・教科・行動に使う
  • good withは扱い方、good inは状況や環境での力を表しやすい

使い分けの中心は、何を評価しているかです。技能ならat、扱い方ならwith、特定の状況や環境での働きならinが選ばれます。日本語ではすべて「得意」「上手」と訳せるため、後ろの語との関係を見る必要があります。

good atは技能や行動

She’s good at tennis.、He’s good at solving problems.、We’re good at working under pressure.のように使います。競技、教科、作業など、「何をする能力が高いか」に答える形です。

good withは人や物の扱い

She’s good with children.は「彼女は子どもと接するのが上手です」です。ほかにもanimals、money、computers、toolsなど、人、動物、道具、お金をうまく扱えることに使われます。料理ではThis chef is good with a knife.とすると、包丁の扱いが上手だと伝えられます。

フレーズ
She’s good with children.
日本語訳
彼女は子どもと接するのが上手です。
使う場面
子どもとの接し方、世話、信頼関係の築き方を評価するときに使います。
注意点・誤用例
She’s good at children.とはしません。一方、「子どもを教える技能が高い」ならShe’s good at teaching children.と表せます。
発音・ニュアンス
good withの二語を滑らかにつなげます。単なる知識ではなく、相手や対象を安心して扱えるという実践的な響きがあります。

good inは状況や環境

He’s good in an emergency.は「彼は緊急時に頼りになります」、She’s good in the kitchen.は「彼女は台所で手際よく働きます」です。技能名そのものではなく、ある状況の中で力を発揮することを表します。

教科については、まずgood at mathを使うと安定します。地域や文脈によってgood in mathが聞かれることはありますが、学習者が技能として数学の得意さを表すならgood atが広く通じます。

注意点

「人が得意」を機械的にgood at+人で表さないようにします。人との接し方ならgood with、人に何かをする技能ならgood at teaching、helping、understandingなどの動名詞を使います。

前置詞の違いが見えたところで、料理を題材にした会話へ進みます。短い質問と返答を組み合わせると、be good atが実際にどのように働くかを確認できます。

料理をテーマにした自然な会話

この章の要点
  • 質問に能力の程度と具体例を加えると自然な会話になる
  • anything elseやspecialtyを使うと話題を広げられる

会話では、質問にYesかNoだけで答える必要はありません。できることを一つ足すと、控えめに答えながら会話を続けられます。次のやり取りでは、役割名を見ながら音読してみましょう。

フレーズ
学習者A: Are you good at cooking?
学習者B: I’m not very good at it yet, but I can make Japanese curry.
学習者A: Can you make anything else?
学習者B: Yes. I can make salad and vegetable soup.
学習者A: What’s your best dish?
学習者B: My specialty is Japanese curry.
日本語訳
学習者A: 料理は得意ですか。
学習者B: まだあまり得意ではありませんが、日本のカレーなら作れます。
学習者A: ほかにも何か作れますか。
学習者B: はい。サラダと野菜スープを作れます。
学習者A: 一番の得意料理は何ですか。
学習者B: 得意料理は日本のカレーです。
使う場面
料理教室、友人との雑談、食事の準備について相談する場面です。
注意点・誤用例
anything elseは疑問文で「ほかに何か」を表します。肯定文で「何か別のもの」と言うなら、I want to make something else.のようにsomething elseが自然です。
発音・ニュアンス
not very good at itは、good、at、itを細かく切らずに続けます。yetを加えると「今はまだ」という意味になり、今後上達する余地を含んだ前向きな響きになります。
多様な学習者が料理教室でカレーやサラダを作りながら英会話を練習する場面
具体的な料理名を加えると、短い返答から会話を広げられます。

相手を自然に褒める会話

be good atは自分の能力だけでなく、相手を褒めるときにも使えます。「料理が上手ですね」で終えるより、味付けや盛り付けなど、良かった点を具体的にすると気持ちが伝わりやすくなります。

フレーズ
学習者: This soup is delicious. You’re really good at balancing flavors.
料理担当者: Thank you. I’m especially careful with the seasoning.
日本語訳
学習者: このスープはおいしいです。味のバランスを取るのが本当に上手ですね。
料理担当者: ありがとうございます。特に味付けには気を配っています。
使う場面
家庭での食事、料理教室、持ち寄りの食事会などで相手の料理を具体的に褒める場面です。
注意点・誤用例
balance flavorsは複数の味を調和させることです。You’re good at flavors.では何が上手なのかが曖昧になるため、balancingを加えます。
発音・ニュアンス
reallyを少し強めると、心から褒めている響きになります。具体的な技能を挙げるため、一般的なYou’re a good cook.より観察の行き届いた褒め方になります。

料理の会話では、cookとmakeの違いも頻繁に問題になります。どちらも「作る」と訳せますが、対象と視点が異なります。

cookとmake、can cookとの違い

この章の要点
  • cookは加熱調理や料理という活動、makeは完成品を作ることを表す
  • can cookは可能、be good at cookingは得意分野であることを示す

cookは加熱調理を中心に表します。I cook dinner every day.、She’s cooking fish.、Can you cook rice?のように使います。料理という活動全般について話すときも、cookingが自然です。

makeは、材料を組み合わせて完成品を作ることに意識があります。I made curry for dinner.、She made a cake.、Let’s make some soup.のように、料理名を目的語にして幅広く使えます。加熱しない一般的なサラダなら、cook a saladではなくmake a saladです。

注意点

「サラダを作る」は通常I make a salad.です。温かいサラダなど、実際に加熱する工程を強調する特殊な文脈を除き、I cook a salad.は不自然に聞こえます。

can cookとbe good at cooking

I can cook.は「料理ができます」で、能力の有無を表します。上手だと明確に伝えるならI can cook well.、得意分野だと伝えるならI’m good at cooking.です。料理ができるからといって、必ずしも得意とは限りません。

フレーズ
I can cook, but I’m not very good at it yet.
日本語訳
料理はできますが、まだあまり得意ではありません。
使う場面
基本的な料理はできるものの、腕前には自信がないことを正確に伝える場面です。
注意点・誤用例
can cookだけでは「得意」という評価までは含まれないことがあります。wellやbe good atを使うと、上手さを明確にできます。
発音・ニュアンス
canは肯定文では弱く発音されることが多く、cookのほうが目立ちます。but以降を加えることで、可能と得意を丁寧に区別できます。

I’m a good cookとの違い

I’m a good cook.も「私は料理上手です」という自然な表現です。I’m good at cooking.が料理をする能力を説明するのに対し、I’m a good cook.は自分を「料理が上手な人」として表します。日常会話では、どちらも近い意味で使えます。

料理以外でも、能力と好みを混同しないことが大切です。次は、like、enjoy、good atの関係と、自信の程度を調整する表現を見ていきます。

好き・得意・熟練を言い分ける

この章の要点
  • likeやenjoyは好み、be good atは能力を表す
  • pretty、fairly、reallyなどで自信の程度を調整できる

I like cooking.は「料理が好きです」、I’m good at cooking.は「料理が得意です」です。好きであっても、まだ得意ではないことはあります。反対に、得意でも頻繁には行わないことがあります。

フレーズ
I like cooking, but I’m not very good at it yet.
日本語訳
料理は好きですが、まだあまり得意ではありません。
使う場面
趣味への関心を伝えながら、現在の技能について控えめに話す場面です。
注意点・誤用例
likeとbe good atは置き換えられません。I like cooking.だけでは、上手かどうかは伝わりません。
発音・ニュアンス
butの前後を短く区切ると、好きという気持ちと現在の技能を対比できます。yetにより、今後も学ぶ姿勢が自然に伝わります。

自信の程度は、goodの前に副詞を置いて調整できます。pretty good atは会話で使いやすく、「かなり得意」「なかなか得意」という響きです。quite、really、very、fairlyも使えますが、話者や地域によって程度の感じ方が少し異なることがあります。

  • I’m fairly good at cooking./料理はそこそこ得意です。
  • I’m pretty good at cooking./料理はなかなか得意です。
  • I’m really good at cooking./料理がとても得意です。
  • I’m not that good at cooking./料理はそれほど得意ではありません。
  • I’m not bad at cooking./料理は悪くないほうです。

自慢に聞こえるのが心配なら、得意な範囲を限定すると自然です。I’m good at making simple meals.、I’m pretty good at following recipes.、I’m good at cooking with whatever is in the fridge.のように、具体的な能力を示します。

仕事や高い熟練度を表す語

日常会話ならbe good atで十分です。訓練で身につけた技能ならbe skilled at、特定分野への習熟ならbe proficient in、特に優れた力を発揮するならexcel atを使えます。これらはbe good atより硬く、職務上の能力にも向いています。

  • She is skilled at preparing French cuisine.
  • He is proficient in English and Spanish.
  • She excels at creating desserts.
  • He has a talent for combining flavors.
  • She has a knack for using leftovers creatively.

have a talent forは才能、have a knack forは「うまく行う勘がある」「向いている」という会話的な表現です。初めから難しい言い換えを増やすより、まずbe good atで正確に文を作り、必要に応じて表現の幅を広げると混乱しにくくなります。

よくある間違いを一文ずつ修正

この章の要点
  • be動詞、at、動名詞の三点を順番に確認する
  • 日本語を単語ごとに直訳せず、英語の定型に当てはめる

誤りを見つけるときは、be動詞・at・名詞形の順で確認します。三つの部品がそろっていれば、基本構文は安定します。以下の誤用を、正しい形と対にして音読してみましょう。

be動詞を忘れる

誤りはI good at cooking.、正しくはI am good at cooking.です。goodは形容詞なので、主語とgoodをつなぐbe動詞が必要です。

atを抜かす

誤りはI’m good cooking.、正しくはI’m good at cooking.です。goodと得意な対象の間にatを置きます。

動詞の原形を置く

誤りはShe is good at make cakes.、正しくはShe is good at making cakes.です。atは前置詞なので、makeを動名詞makingに変えます。

人の扱いにatを使う

誤りはShe is good at children.、自然な形はShe is good with children.です。ただし、「子どもを教えることが得意」ならShe is good at teaching children.と表せます。

veryの位置を後ろにする

不自然な形はI’m not good at cooking very much.です。自然な語順はI’m not very good at cooking.で、veryをgoodの直前に置きます。

作れる料理を増やすを直訳する

I have to increase the dishes I can make.は意図を推測できますが、日常会話では硬く不自然になりやすい表現です。I want to learn more dishes.、I need to learn how to make more kinds of food.、またはI want to expand my cooking repertoire.が使えます。

注意点

誤文を何度も単独で音読すると、その語順まで覚えてしまうことがあります。誤りを確認したら、直後に正しい文を二、三回声に出し、正しい形で練習を終えましょう。

発音を自然にする練習

この章の要点
  • good atを一語ずつ切らず、音のまとまりとして練習する
  • 内容語を目立たせ、be動詞や前置詞は必要以上に強くしない

文法が正しくても、すべての単語を同じ強さで読むと、会話では少し硬く聞こえます。good atを滑らかにつなぐことと、得意な内容を表す語を目立たせることが大切です。

I’m good at cooking.では、I’mとatは比較的軽く、goodとcookingに意味の中心があります。日本語の目安では「アイム・グダッ・クッキング」に近く聞こえることがありますが、日本語表記だけに固定せず、英語音声を聞いて口の動きをまねる方法が有効です。

三段階の音読

  1. まず「good at cooking」だけを、意味を意識しながらゆっくり三回読む。
  2. 次に「I’m good at cooking」を一息で読み、goodとcookingを少し目立たせる。
  3. 最後に「I’m pretty good at cooking」のように副詞を加え、自然な速度で録音する。

質問では、Are you good at cooking?を一つのリズムとして読みます。Are youを細かく切らず、最後のcookingまで息を保ちます。YesかNoで答える練習も続けて行うと、質問を聞いた直後に返しやすくなります。

フレーズ
Are you good at speaking English?
日本語訳
英語を話すのは得意ですか。
使う場面
言語学習、留学、仕事で使う英語について、会話技能を具体的に尋ねる場面です。
注意点・誤用例
Are you good at speak English?とはしません。atの後ろではspeakingを使います。
発音・ニュアンス
speaking Englishの境目で止まらず、滑らかにつなぎます。English全般ではなく、話す技能に範囲を限定した質問です。

自分の録音を聞くときは、母語話者と同じ声質かどうかではなく、語順が明瞭か、atが抜けていないか、文の中心語が聞き取れるかを確認します。次は、自分の生活に置き換えて定着させる練習です。

自分の文を作る実践トレーニング

この章の要点
  • 得意・不得意・練習中の三種類を自分の情報で作る
  • 短い復習を複数回行い、質問への返答まで練習する

知識を会話へ移すには、例文の主語や対象を自分の情報に置き換えることが重要です。まず、I’m good atの後ろへ、自分が比較的うまくできることを一つ入れてください。大きな特技でなくても、毎日の小さな行動で構いません。

  • cooking
  • making curry
  • planning meals
  • choosing fresh ingredients
  • using leftovers
  • following recipes
  • swimming
  • remembering names
  • organizing files
  • explaining difficult ideas simply

次に、理由または具体例を一文加えます。I’m good at making curry because I cook it twice a month.のように頻度を入れる方法や、I’m good at using leftovers. I rarely waste food.のように結果を加える方法があります。

三つの型を完成させる

  1. I’m good at __________. It helps me __________.
  2. I’m not very good at __________, but I can __________.
  3. I’m still learning how to __________.

一つ目は得意なこと、二つ目は不得意でもできること、三つ目は練習中のことです。この三種類を用意すると、「得意ですか」と聞かれたときに、YesとNoの中間も表現できます。

フレーズ
I’m not very good at frying food, but I can make simple meals.
日本語訳
揚げ物はあまり得意ではありませんが、簡単な料理なら作れます。
使う場面
苦手な範囲を限定し、できることも同時に伝えたい場面です。
注意点・誤用例
fry foodではなく、atの後ろなのでfrying foodです。make simple mealsは、複数の簡単な料理を作れるという意味です。
発音・ニュアンス
butの後ろを少し前向きな調子で読むと、「苦手だから何もできない」のではなく、できる範囲を示す文として伝わります。

短時間の復習計画

最初の学習では、自分の文を三つ作り、それぞれ三回音読します。少し時間を空けたあと、英文を見ずに日本語から再現します。翌日は、Are you good at …?という質問を録音し、間を空けて自分で答えてみましょう。

数日後には対象を料理から教科、スポーツ、仕事へ変更します。形は同じまま内容だけを変えることで、暗記した一文ではなく、応用できる文型として身につきやすくなります。

机で復習カードを見ながらbe good atの英文を音読しスマートフォンに録音する日本人学習者
自分の声を録音すると、atの抜けや不自然な区切りに気づきやすくなります。

確認問題

  1. 「私は料理が得意です」の空欄を埋める:I’m good ___ cooking.
  2. 「彼女はケーキを作るのが得意です」を英語にする。
  3. 「私は子どもと接するのが得意です」の前置詞を選ぶ:I’m good ___ children.
  4. 「ほかに何か作れますか」を英語にする。
  5. I’m not good at cooking very much.を自然な語順に直す。
  6. 「私の得意料理はカレーです」を英語にする。

答えは、1がat、2がShe is good at making cakes.、3がwith、4がCan you make anything else?です。5はI’m not very good at cooking.、6はMy specialty is curry.またはCurry is my specialty.となります。

be good atに関するQ&A

この章の要点
  • 迷いやすい語順と使い分けを質問形式で再確認する
  • 回答を読んだあと、自分の例文を一つ声に出す

最後に、be good atを使うときに生じやすい疑問を確認します。答えを読むだけでなく、質問に関連する自分の英文を一つ作ると復習になります。

be good atはどのような意味ですか?

be good atは「~が得意である」「~が上手である」という意味です。主語+be動詞+good at+名詞または動名詞の形で使います。

atの後ろに動詞の原形を置けますか?

動詞の原形は置きません。atは前置詞なので、I’m good at cooking.やShe’s good at making cakes.のように動詞を-ing形の動名詞にします。

be good atとcanの違いは何ですか?

canは何かを行う能力や可能性を表します。be good atは、その行動や分野が得意であることを表します。I can cook.は料理ができる、I’m good at cooking.は料理が得意という意味です。

good atとgood withはどう使い分けますか?

技能、教科、競技、行動にはgood atを使います。人、動物、道具、お金などの扱いが上手ならgood withを使います。子どもと接するのが上手ならShe’s good with children.です。

「あまり得意ではない」は英語でどう言いますか?

I’m not very good at ~.が穏やかで使いやすい表現です。料理ならI’m not very good at cooking.となります。練習中だと伝えるならI’m still learning.も使えます。

「何が得意ですか」は英語でどう尋ねますか?

What are you good at?と尋ねます。料理に限定するならWhat kind of cooking are you good at?やWhat dishes are you good at making?が使えます。

I’m a good cookとI’m good at cookingは同じですか?

どちらも料理が上手だと伝える自然な表現です。I’m good at cooking.は料理をする能力を説明し、I’m a good cook.は自分を料理上手な人として表します。

「得意料理はカレーです」は英語でどう言いますか?

My specialty is curry.またはCurry is my specialty.と表せます。日本式であることを明確にするならJapanese curryを使います。

be good atを使うときは、主語に合うbe動詞、goodの後ろのat、動詞を置く場合の-ing形を確認します。まずはI’m good at making curry.、My specialty is curry.、I can make really good curry.の三文を声に出し、能力、得意料理、できることの違いを感じてみてください。

次に料理を自分の趣味や仕事へ置き換え、肯定文、否定文、疑問文を一つずつ作ります。形を保ったまま内容を変える練習を続けると、自己紹介や日常会話で必要な文を組み立てやすくなります。