こんにちは。王室の人間は世界中の人々の憧れであり、愛される存在です。その王室の中でもイギリス王室は、世界中で最も興味が持たれる王室です。
そのような王室の中で、今でも親しまれ続けている女性は、ダイアナ妃です。
世界中に愛を届けた女性
自由を愛し、王室でのプライベートがない生活になじめなかったダイアナ妃は、王室に入った後も、エイズ問題を始めとする慈善活動に取り組んでいました。
不慮の事故死の後も彼女の慈善活動は、様々な形で続けられています。
ロンドンに住むエマとお母さんの寄付についての会話をみてみましょう。
会話
Emma: Mom, the rose bloomed! Have you seen it?
お母さん、バラの花が咲いたよ。見た?
Mother: Really? I haven’t seen it yet. It was just a bud yesterday.
お母さん:本当に?まだ見ていないよ。昨日はまだつぼみだったのに。
Emma: I love this rose very much. The color of yellow and pink is very cute but looks elegant.
私このバラ大好き。黄色とピンクの色がとてもかわいくて、でもエレガントにも見えるわ。
Mother: The name of this rose was “Diana, Princess of Wales”.
このバラの名前は「ダイアナ、プリンセスオブウェールズ」だったのよ。
When you bought a young plant of this rose, 15% of the cost was donated to “Diana Princess of Wales memorial fund”.
このバラの苗を買った時、費用の15%が「ダイアナ、プリンセスオブウェールズ記念基金」に寄付されたのよ。
Emma: Is that donation connected to any eco-project?
その寄付って何かのエコプロジェクトに関係しているの?
Mother: No, it isn’t. This donation was connected to what Princess Diana worked for the world.
いいえ、違うわ。この寄付はダイアナ妃の世界での活動に関係しているの。
This rose was created a year after her death.
このバラは彼女の死の1年後に作り出されたわ。
Her Majesty has allowed using this name to this rose, by making the donation.
エリザベス陛下は寄付を行う事で、この名前をバラにつける事を許したの。
Emma: I see. This rose continues her honorable works. I would like to buy one by my money, mom! I want to donate.
なるほどね。このバラは彼女の尊敬すべき活動を続けているのね。お母さん、おこづかいで1つ買いたいわ!寄付したいの。
Mother: Sorry, you can’t donate now. The contract was expired. The name has changed to “Elegant Lady”, now.
ごめんなさい、今は寄付できないの。契約が切れてしまったのよ。今は、名前は「エレガント・レディー」に変わったわ。
Emma: That’s a pity.
それは残念。
Mother: If you still want to donate for her works, let’s check the donation site.
もし彼女の活動に寄付したいのならば、寄付サイトをチェックしましょう、
ポイント
ダイアナ妃の名前持つバラの苗を購入することは、ダイアナ妃が行ってきた慈善活動への寄付とつながっていました。では、会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。
- the rose bloomed バラが咲いた
- bud つぼみ
- young plant 苗
- donate 寄付する
- memorial fund 記念基金
- Her Majesty エリザベス女王
英国王室の女王に対して、イギリス国民が呼ぶ呼び方。
- honorable 尊敬すべき、栄光ある、名誉ある
- The contract was expired 契約が切れた
- That’s a pity それは残念
ダイアナ妃そっくりのバラ
ダイアナ妃が亡くなられた後も、様々な形で彼女が行ってきた慈善活動の寄付ができます。会話にも出てきたバラも1つの例です。
黄色に縁がピンク色のこのバラの姿は、ダイアナ妃の頬の色のようであったり、花言葉が「愛」「内気な恥ずかしさ」「輝かしい」であったり、まさに彼女そのものを映し出しているようです。
彼女がイギリスの皇太子妃のころから始めた慈善活動は、世界中の人々の心を打ちました。
そして現在は、ダイアナ妃の第二子、ヘンリー王子が彼女の慈善活動を引き継いで活動を続けています。
離婚後もダイアナ英国皇太子妃
日本ではダイアナ妃の事を「ダイアナ元皇太子妃」と呼びますが、この呼び方は正しくはありません。
チャールズ皇太子との離婚の条件として”Princess of Wales”「英国皇太子妃」という儀礼称号を所持し続ける事を条件の1つとして、それを認めさせています。
この呼び名がいかに世界で活動するのに有利に働くかを、ダイアナ妃は知っていたわけです。
しかし”Her Royal Highness”「妃殿下」の称号は剥奪されました。
また、2013年にアメリカで行われた「最も生き返ってほしい有名人」では、イギリス人のダイアナ妃が、スティーブ・ジョブズやマイケル・ジャクソンを押さえて、1位となっています。
彼女が世界に与えた影響はとても深く、亡くなられたことが惜しまれる女性であったことが表れています。
それではまた、See you!