そのジョーク、英語でどう対応するか

  1. 日常会話で覚える英単語

こんにちは。新しく出会う人々と仲良くするには、心の壁を少しずつ取り除くことが大事です。そこでよく使われるのが冗談です。冗談に反応して笑顔が出てくれば、お互い仲良くなりやすくなります。

今回は英語の冗談に対応する会話を学びたいと思います。

面白い冗談は褒める

冗談に対する方法は、日本人同士でも難しいものです。海外に行ったときも、よく冗談を耳にするでしょう。そのような時はしっかり笑って、

That’s hilarious! 

すごく面白い!

It’s hysterical!

それ面白い!

などと言うと会話も弾みます。この”hysterical”という単語は、日本語のヒステリーで感情的で不安定な状態を示しますが、英語では「とてもおかしい、笑うのを止められない」などの冗談に対する良い意味合いの意味ももっています。

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微妙な冗談はクールな対応

しかし冗談を聞くたびにいつも笑ってばかりいたら、始めは冗談を言った相手も気分をよくしますが、だんだんつまらなくなります。「あの人はいつも笑ってばかりいて面白くない」という状態です。

次はそうならないよう、冗談に対する「少し冷たい対応」をみてみましょう。

I don’t get your point.

何が面白いのかわからない

It’s very unfunny joke.

全然面白くない冗談だ

これは冗談の意味が理解できなかったり、全く冗談になってない時に言います。さらに、

I had enough jokes form you. 

あなたの冗談は飽きた

Do you have any other exciting which you’d like to fill me in on?

他に何か面白いことはない?

uh-huh

そうなの

等もあり、こちらは面白くない冗談に対しての対応です。冗談をいう相手と更に仲良くなりたい時に、時と場合を考えて使うといいでしょう。

また、冗談が過ぎたときに言う言葉もあります。

You carry your joke too far. 

冗談にも程がある

It’s beyond a joke.

冗談にも程がある

どちらも同じ意味合いですが、笑えない状態になった時にいいます。この言葉は覚えておくことが大事です。

日本人ですといき過ぎた事を言われた場合、その場のムードを大切にして流してしまうことがありますが、欧米人は必ずといっていいほど言います。

これを言う事で、お互いの冗談への線引きを行います。また、線引きを行ったからと言って雰囲気が壊れる事もなく、基本的に良い関係のままでいられます。

英会話: 三つの顔が描かれた卵

世界中のお父さんは「寒い」

さて、日本で「寒い冗談」”flat joke”、といえばやはり「親父ギャグ」です。この親父ギャグ、英語でいうとなんと”dad joke”といいます。他にも”old joke”や”boring pun”などという言い方もあります。

まさに世界中のお父さんは「寒い冗談」を言う天才として知られているということですね。

オバマ元大統領のdad joke

そして世界的有名な人の dad joke といえばオバマ元米国大統領です。大統領は TPO に合わせてスピーチ上に様々な冗談をいいます。彼はスピーチ中の冗談で、お嬢さん方に白い眼を向けられている時も度々あったようです。

また中でもホワイトハウス記者晩餐会、通称”Nerd Prom”「オタクのパーティ」では、冗談はとどまることなく発せられます。

では、8年間の大統領勤務を務めた後の、最後の晩さん会での例をみてみましょう。

Eight years ago I said it was time to change the tone of our politics.  In hindsight, I clearly should have been more specific.

8年前に政治に変化が訪れる時が来たと言いました。振り返ってみますと、私はもっと具体的にあるべきだったようです。

Next year this time someone else will be standing here… and its anyone’s guess who she will be.

来年のこの時、この場所には違う誰かが立っているでしょう。どの女性になるかは、誰にもわかりませんけどね。

これらの冗談は、その時代の政治状況を皮肉にした冗談であり、政治に関心がある人間でないと理解できない事が多いです。

オバマ氏の次期大統領についての冗談は、現在は冗談にもなっていない状況です。政治面での冗談は、あの時は笑っていられたのに、となる事も多くあります。

どのような冗談にせよ、いつの時でも笑っていられる冗談がやはり一番安心ですね。

それではまた、See you!

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