【完全網羅】英語の「色」表現をマスター!基本色から慣用句、文化の違いまで徹底解説
「この夕焼けの美しいオレンジ色、英語でなんて言えば伝わるんだろう?」
「気分が落ち込んでいることを『ブルー』って言うけど、なんで青なんだろう?」
日常会話からビジネスシーン、映画や音楽の歌詞まで、私たちの周りには「色」に関する表現が溢れています。しかし、日本語と英語では、色の捉え方や文化的な背景が異なるため、直訳しただけでは意図が伝わらないことも少なくありません。
この記事では、英語の基本的な色の名前から、微妙なニュアンスを伝える表現、ネイティブが日常的に使う色を使った慣用句、さらには文化的な意味合いまで、包括的に徹底解説します。英語学習を始めたばかりの方も、さらに表現力を磨きたい方も、この記事を読めば色の表現に自信が持てるようになります。より本格的に英語を学びたい方は、英会話スクールでネイティブの講師から直接学ぶのもおすすめです。さあ、一緒にカラフルな英語の世界へ旅立ちましょう!
レッスンの内容
まずは基本から!英語の基本的な色の名前一覧
何事も基礎が大切です。最初に、誰もが知っておくべき基本的な色の英語名を確認しましょう。ここでは、暖色系、寒色系、無彩色に分けてご紹介します。発音もカタカナで記載しますが、あくまで目安として参考にしてくださいね。
暖色系(Warm Colors)
暖色系は、太陽や火を連想させる、暖かくエネルギッシュな印象を与える色です。
- Red (レッド) – 赤
- Orange (オレンジ) – 橙
- Yellow (イエロー) – 黄
- Pink (ピンク) – 桃
例文:
- Her dress is a beautiful shade of red. (彼女のドレスは美しい赤色だ。)
- The sunset painted the sky in shades of orange and pink. (夕焼けが空をオレンジとピンクの色合いに染めた。)
- He has a bright yellow backpack. (彼は鮮やかな黄色のバックパックを持っている。)
寒色系(Cool Colors)
寒色系は、水や空、森を連想させる、穏やかで落ち着いた印象を与える色です。
- Blue (ブルー) – 青
- Green (グリーン) – 緑
- Purple (パープル) / Violet (ヴァイオレット) – 紫
例文:
- The ocean is a deep blue. (海は深い青色をしている。)
- I love the fresh green of the leaves in spring. (私は春の葉の新鮮な緑色が好きだ。)
- Purple is often associated with royalty. (紫はしばしば王族と関連付けられる。)
無彩色(Neutral Colors)
無彩色は、特定の色味を持たず、他の色と組み合わせやすいのが特徴です。
- Black (ブラック) – 黒
- White (ホワイト) – 白
- Gray / Grey (グレイ) – 灰色
- Brown (ブラウン) – 茶
- Beige (ベージュ) – ベージュ
例文:
- He always wears a black suit to work. (彼はいつも仕事に黒いスーツを着ていく。)
- The walls were painted pure white. (壁は純白に塗られていた。)
- It’s a cloudy, gray day today. (今日は曇った灰色の空模様だ。)
※Grayは主にアメリカ英語、Greyは主にイギリス英語で使われる綴りです。どちらを使っても意味は通じます。
もっと表現豊かに!色の「濃い・薄い・明るい・暗い」を英語で言うと?
単に「Red」や「Blue」と言うだけでなく、色の濃淡や明暗を表現できるようになると、会話がぐっとカラフルになります。ここでは、形容詞を使って微妙な色のニュアンスを伝える方法を学びましょう。
「薄い」「淡い」を表す英語表現
日本語の「薄い」や「淡い」を表現するには、いくつかの便利な単語があります。
- Light: 「明るい」という意味が基本ですが、色に使うと「薄い」という意味になります。最も一般的で使いやすい表現です。
例: light blue (水色), light green (薄緑) - Pale: 「青ざめた」という意味もあり、元気のない、弱々しい感じの「薄さ」を表現します。
例: pale blue (淡い青), pale pink (淡いピンク) - Pastel: パステルカラーそのものを指し、優しく、ふんわりとした色合いを表します。
例: pastel colors (パステルカラー), a pastel yellow dress (パステルイエローのドレス)
例文:
- The nursery was decorated in light colors like yellow and green. (その子供部屋は黄色や緑のような淡い色で装飾されていた。)
- She turned pale when she heard the bad news. (悪い知らせを聞いて彼女は顔面蒼白になった。)
- I prefer pastel shades for my spring wardrobe. (春のワードローブにはパステル調の色合いが好みだ。)
「濃い」「深い」を表す英語表現
「濃い」や「深い」色合いを表現したい場合は、以下の単語が役立ちます。
- Dark: 「暗い」という意味で、光の量が少ない、黒に近い色を指します。最も一般的な表現です。
例: dark blue (紺色), dark green (深緑) - Deep: 「深い」という言葉通り、色の深みや豊かさを強調する表現です。感情的な深みを含むこともあります。
例: deep red (深紅), deep purple (深い紫) - Rich: 「豊かな」「こくのある」という意味で、色の鮮やかさと深みを同時に表現します。高級感のあるニュアンスです。
例: a rich brown leather sofa (リッチな茶色の革製ソファ), rich gold (深みのある金色)
例文:
- He has dark brown hair. (彼は濃い茶色の髪をしている。)
- The velvet curtains were a deep, luxurious red. (そのベルベットのカーテンは、深く豪華な赤色だった。)
- The artist used rich colors in his painting. (その画家は絵画に深みのある色を使った。)
「明るい」「鮮やかな」を表す英語表現
目を引くような鮮やかな色を表現するには、これらの単語が最適です。
- Bright: 「明るい」「輝いている」という意味で、光を多く反射するような、鮮明な色に使います。
例: bright yellow (鮮やかな黄色), bright blue (明るい青) - Vivid: 「生き生きとした」「鮮烈な」という意味で、非常に強くてクリアな色を指します。記憶に残るような強い印象を与えます。
例: a vivid pink flower (鮮烈なピンク色の花), a vivid green landscape (生き生きとした緑の風景) - Vibrant: 「活気に満ちた」「振動する」というニュアンスがあり、エネルギーに溢れた力強い色を表します。
例: the vibrant colors of autumn leaves (鮮やかな紅葉の色), a vibrant purple (活気のある紫色)
例文:
- She wore a bright red coat that stood out in the crowd. (彼女は人混みの中でも目立つ、鮮やかな赤いコートを着ていた。)
- I have a vivid memory of the turquoise ocean in the Caribbean. (カリブ海のターコイズブルーの海を鮮明に覚えている。)
- The market was full of vibrant fabrics and spices. (市場は活気に満ちた色彩の布地やスパイスでいっぱいだった。)
「暗い」「くすんだ」を表す英語表現
彩度が低く、落ち着いた、あるいは少し地味な印象の色を表現する言葉です。
- Dull: 「鈍い」「退屈な」という意味で、鮮やかさや輝きが欠けている色を指します。ネガティブなニュアンスで使われることもあります。
例: a dull gray sky (どんよりとした灰色の空), a dull brown (くすんだ茶色) - Muted: 「音を消した」という意味から転じて、彩度を抑えた柔らかく落ち着いた色合いを指します。おしゃれなニュアンスで使われることが多いです。
例: muted pink (落ち着いたピンク), muted tones (抑えめの色調)
例文:
- The office was painted in dull, uninspiring colors. (そのオフィスは、くすんだ、創造性を刺激しない色で塗られていた。)
- The interior designer chose a palette of muted greens and blues for a relaxing atmosphere. (インテリアデザイナーは、リラックスできる雰囲気のために、落ち着いた緑と青の色調を選んだ。)
文化でこんなに違う!英語圏における色のイメージと象徴

同じ「赤」でも、文化によって連想されるイメージは大きく異なります。
色は単なる視覚情報ではありません。文化や歴史と深く結びつき、様々なイメージや象徴的な意味を持っています。日本語の感覚とは少し違う、英語圏での色の捉え方を見ていきましょう。これを知ることで、コミュニケーションの誤解を防ぎ、より深いレベルで相手を理解することができます。
Red(赤):情熱、愛、危険、怒り
赤は非常にパワフルで、両極端なイメージを持つ色です。
- ポジティブなイメージ: 愛 (love)、情熱 (passion)、エネルギー (energy)、幸運 (good luck ※特に中国文化の影響)、興奮 (excitement)
バレンタインデーのハートやバラの色として、愛を象徴する代表的な色です。 - ネガティブなイメージ: 危険 (danger)、停止 (stop)、怒り (anger)、戦争 (war)、赤字 (debt)
信号の「止まれ」や警告サインに使われるように、危険を知らせる色でもあります。
英語での使われ方:
- see red: 激怒する。「血が上る」という日本語の表現に近いです。
例文: When he insulted my family, I just saw red. (彼が私の家族を侮辱した時、カッとなった。) - in the red: 赤字である。これは日本語の「赤字」と同じで覚えやすいですね。
例文: The company has been in the red for three consecutive years. (その会社は3年連続で赤字だ。) - red carpet treatment: VIP待遇、最上級のもてなし。「レッドカーペットを敷いて迎える」イメージです。
例文: The visiting diplomat received the red carpet treatment. (訪れた外交官はVIP待遇を受けた。)
Blue(青):憂鬱、信頼、静けさ、忠誠
青は空や海の色であり、広大さや静けさを感じさせますが、同時に「憂鬱」という感情も表すのが特徴的です。
- ポジティブなイメージ: 信頼 (trust)、忠誠 (loyalty)、平和 (peace)、穏やかさ (calm)、知性 (intelligence)
多くの企業のロゴに使われるように、信頼感や誠実さを与える色です。「blue-chip company(優良企業)」という言葉もあります。 - ネガティブなイメージ: 憂鬱 (sadness/depression)、冷たさ (coldness)
音楽のブルース(Blues)が物悲しい歌であるように、「憂鬱な気分」を表す色として定着しています。
英語での使われ方:
- feel blue / have the blues: 憂鬱である、気分が落ち込んでいる。
例文: I’m feeling a little blue today because of the rainy weather. (雨の天気で、今日は少し気分が滅入っている。) - out of the blue: 突然に、予告なく。「青空から突然」というイメージです。
例文: He called me out of the blue after ten years. (10年ぶりに、彼は突然私に電話してきた。) - once in a blue moon: ごくまれに、めったにない。
例文: My dad cooks dinner for us once in a blue moon. (父が私たちに夕食を作ってくれるのは、本当にまれなことだ。)
Green(緑):自然、嫉妬、富、未熟
緑は自然の色として安らぎを与えますが、一方で「嫉妬」や「未熟さ」といった意外な意味も持っています。
- ポジティブなイメージ: 自然 (nature)、成長 (growth)、健康 (health)、幸運 (good luck)、許可 (permission)、富 (money ※米ドルの色から)
信号の「進め」や「ゴーサイン」のように、許可や前進を意味します。 - ネガティブなイメージ: 嫉妬 (jealousy/envy)、未熟 (inexperience)、病気 (sickness)
シェイクスピアの作品で嫉妬が「green-eyed monster(緑の目をした怪物)」と表現されたことから、嫉妬の色としても知られます。
英語での使われ方:
- green with envy: 嫉妬で青ざめる(直訳は「嫉妬で緑になる」)。非常に羨んでいる状態。
例文: She was green with envy when she saw my new car. (私の新しい車を見て、彼女はものすごく羨ましがっていた。) - give the green light: ~に許可を与える、ゴーサインを出す。
例文: My boss finally gave me the green light to start the project. (上司はついにそのプロジェクトを始める許可をくれた。) - be green: 未熟である、経験が浅い。
例文: He’s still a bit green, so he needs more training. (彼はまだ少し経験が浅いので、もっとトレーニングが必要だ。)
Yellow(黄):幸福、臆病、注意
黄色は太陽の光のように明るく幸福なイメージがある一方、「臆病」というネガティブな意味を持つのが特徴です。
- ポジティブなイメージ: 幸福 (happiness)、楽観 (optimism)、太陽 (sunshine)、創造性 (creativity)
スマイリーフェイスのように、喜びや楽しさを表す色です。 - ネガティブなイメージ: 臆病 (cowardice)、裏切り (betrayal)、注意 (caution)、病気 (sickness)
工事現場の標識や信号の「注意」のように、警告を促す色でもあります。
英語での使われ方:
- be yellow / have a yellow streak: 臆病である、腰抜けである。
例文: He’s too yellow to ask for a raise. (彼は臆病すぎて昇給を頼めない。) - yellow-bellied: 臆病な、意気地なしの(侮辱的な表現)。
例文: Don’t be so yellow-bellied! Just go and talk to her. (そんなに意気地なしになるなよ!行って彼女に話しかけろよ。)
Purple(紫):高貴、神秘、贅沢
紫は、古くから希少で高価な染料であったため、高貴さや富の象徴とされてきました。
- イメージ: 高貴 (royalty)、贅沢 (luxury)、富 (wealth)、神秘 (mystery)、魔法 (magic)、創造性 (creativity)
王族や聖職者が身につける色として、特別な地位を表します。
英語での使われ方:
- born in the purple / born to the purple: 王家・貴族の生まれである。
例文: The prince was born in the purple and knew nothing of a commoner’s life. (その王子は高貴な生まれで、庶民の生活など何も知らなかった。) - purple prose: (過度に装飾的で)凝りすぎた美文。
例文: The editor advised the young writer to avoid purple prose. (編集者は若い作家に、凝りすぎた文章は避けるよう助言した。)
Black(黒):死、悪、フォーマル、洗練
黒は多くの文化で不吉な色とされますが、同時にファッションの世界では洗練された色として扱われます。
- ネガティブなイメージ: 死 (death)、悪 (evil)、恐怖 (fear)、悲しみ (mourning)、不運 (bad luck)
お葬式の服装や、悪役のイメージカラーとして使われます。 - ポジティブなイメージ: 力 (power)、フォーマル (formality)、洗練 (sophistication)、エレガンス (elegance)、ミステリアス (mystery)
「リトルブラックドレス」やタキシードのように、フォーマルで上品な印象を与えます。
英語での使われ方:
- in the black: 黒字である。赤字の「in the red」の対義語です。
例文: Thanks to the new product, our company is finally in the black. (新製品のおかげで、我が社はついに黒字になった。) - black sheep (of the family): 厄介者、のけ者。白い羊の群れにいる一匹の黒い羊のイメージです。
例文: He was considered the black sheep of the family because he chose to be an artist. (彼は芸術家になる道を選んだため、家族の厄介者と見なされていた。) - blackout: 停電、意識を失うこと。
例文: I had a blackout after drinking too much last night. (昨夜飲みすぎて記憶が飛んだ。)
White(白):純粋、無垢、降伏、始まり
白は清潔さや純粋さの象徴ですが、「降伏」や「何もない」という意味も持ちます。
- イメージ: 純粋 (purity)、無垢 (innocence)、清潔 (cleanliness)、平和 (peace)、善 (goodness)、始まり (new beginning)、降伏 (surrender)
ウェディングドレスの色として純潔を、白旗として降伏を表します。
英語での使われ方:
- white lie: 罪のない嘘、相手を傷つけないための嘘。
例文: I told a white lie and said her new hairstyle looked great. (彼女の新しい髪型は素敵だ、と罪のない嘘をついた。) - white flag: 白旗、降伏のしるし。
例文: The army raised the white flag to surrender. (軍は降伏するために白旗を掲げた。) - as white as a sheet/ghost: (恐怖や衝撃で)真っ青である、顔面蒼白である。
例文: He turned as white as a sheet when he saw the spider. (彼はそのクモを見て顔が真っ青になった。)
このように、各色が持つイメージは非常に多様です。これらの文化的背景を知ることで、英語の表現をより深く、正確に理解することができるようになります。
ネイティブに近づく!色を使った英語の面白いイディオム・慣用句20選

「Once in a blue moon」のように、色を使ったイディオムは表現を豊かにします。
色を使ったイディオム(慣用句)は、日常会話に彩りを加えてくれるスパイスのようなものです。直訳しただけでは意味が分からないものも多いですが、覚えておくと表現力が格段にアップし、ネイティブらしいこなれた英語に聞こえます。ここでは、特によく使われるものをカテゴリー別に20個、厳選してご紹介します。
感情や気分を表す色のイディオム
- See red: 激怒する、カッとなる。
例文: I saw red when he lied to my face. (彼が私の目の前で嘘をついた時、カッとなった。)
- Feel blue: 憂鬱な気分、落ち込んでいる。
例文: She’s been feeling blue ever since she lost her job. (仕事を失ってから、彼女はずっと落ち込んでいる。)
- Green with envy: 嫉妬でいっぱい、すごく羨ましい。
例文: Tom was green with envy over his friend’s new sports car. (トムは友人の新しいスポーツカーをものすごく羨ましがっていた。)
- Tickled pink: とても喜んでいる、大満足している。
例文: My grandmother was tickled pink with the flowers we sent her. (祖母は私たちが送った花をとても喜んでくれた。)
- In a black mood: 不機嫌、怒っている。
例文: Be careful what you say; the boss is in a black mood today. (言葉に気を付けて。今日、上司はすごく不機嫌だから。)
状況や出来事を表す色のイディオム
- Out of the blue: 突然、予期せず。
例文: She appeared out of the blue after we hadn’t seen her for years. (何年も会っていなかったのに、彼女は突然現れた。)
- Once in a blue moon: めったに~ない、ごくまれに。
例文: I only go to the cinema once in a blue moon. (私が映画館に行くのは、本当にまれなことだ。)
- Red tape: お役所的な形式主義、煩雑な手続き。
例文: There’s so much red tape involved in getting a visa. (ビザを取得するには、非常に多くの煩雑な手続きが伴う。)
- Give the green light: 許可を与える、ゴーサインを出す。
例文: We’re just waiting for the management to give us the green light. (私たちは経営陣がゴーサインを出してくれるのを待っているところだ。)
- Caught red-handed: 現行犯で捕まえられる。
例文: The thief was caught red-handed stealing the jewelry. (その泥棒は宝石を盗んでいるところを現行犯で捕まえられた。)
- In the black / In the red: 黒字で / 赤字で。
例文: Our business is finally in the black this year, after being in the red for so long. (長い間赤字だったが、今年、私たちのビジネスはようやく黒字になった。)
- A grey area: どちらとも言えない曖昧な領域、グレーゾーン。
例文: The legality of this new technology is still a grey area. (この新技術の合法性は、まだ曖昧な部分だ。)
人の性格や状態を表す色のイディオム
- Golden boy/girl: 人気者、成功が期待されている人。
例文: He’s the team’s golden boy, expected to win the championship. (彼はチームの期待の星で、選手権に勝つと期待されている。)
- Black sheep of the family: 家族の厄介者、のけ者。
例文: My uncle, who travels the world instead of working a steady job, is the black sheep of the family. (定職に就かずに世界を旅している叔父は、家族の厄介者だ。)
- True colors: 本性、正体。
例文: He showed his true colors when he got angry. (彼は怒った時に本性を現した。)
- Born with a silver spoon in one’s mouth: 裕福な家庭に生まれる。
例文: She never had to work a day in her life; she was born with a silver spoon in her mouth. (彼女は人生で一日も働く必要がなかった。裕福な家庭に生まれたのだ。)
- Be green: 未熟である、世間知らずである。
例文: I was young and green when I first started this job. (この仕事を始めたばかりの頃、私は若くて未熟だった。)
- Have a green thumb: 園芸の才能がある。
例文: My mother can make any plant grow. She really has a green thumb. (母はどんな植物でも育てることができる。本当に園芸の才能がある。)
- Yellow-bellied: 臆病な、腰抜けの。
例文: The soldier was accused of being yellow-bellied for running from the battle. (その兵士は戦闘から逃げ出したことで、臆病者だと非難された。)
- White as a sheet: (恐怖・ショックで)顔面蒼白の。
例文: You’re white as a sheet! Did you see a ghost? (顔が真っ青だよ!幽霊でも見たの?)
【実践編】会話で使える!色を使った英語フレーズと例文

日常会話で色について話せるようになると、コミュニケーションがもっと楽しくなります。
知識をインプットしたら、次はアウトプットの練習です。ここでは、実際の会話で色について話すときに使える便利なフレーズを、シチュエーション別にご紹介します。これらのフレーズを使って、友人や同僚との会話を弾ませましょう。
好きな色や似合う色を尋ねる・答える
自己紹介やスモールトークの定番の質問です。シンプルですが、相手のことを知る良いきっかけになります。
A: What’s your favorite color?
(あなたの好きな色は何ですか?)
B: I love deep blue. It’s very calming. How about you?
(深い青色が好きです。とても落ち着く色なので。あなたはどうですか?)
A: My favorite is bright orange. It’s so energetic and cheerful.
(私の一番好きな色は、鮮やかなオレンジです。とてもエネルギッシュで明るい気分になります。)
A: What color do you think suits me?
(私には何色が似合うと思いますか?)
B: I think pastel pink looks great on you. It matches your skin tone.
(パステルピンクがとても似合うと思います。あなたの肌の色に合っていますよ。)
A: Really? I’ve never tried that color before. Maybe I’ll give it a shot.
(本当ですか?その色は今まで試したことがありませんでした。今度挑戦してみようかな。)
服や物の色について話す
ショッピング中や、相手の持ち物を褒めるときなどによく使われる表現です。
A: I love your bag! Is that a new one?
(そのバッグ素敵ですね!新しいものですか?)
B: Thanks! I just bought it yesterday. I was looking for something in a neutral color, like beige or gray.
(ありがとう!昨日買ったばかりなんです。ベージュやグレーのような、ニュートラルカラーのものを探していて。)
A: It’s a beautiful shade of gray. It goes with everything.
(美しい色合いのグレーですね。何にでも合いそう。)
A: I’m thinking of painting my room. What color should I choose?
(自分の部屋を塗装しようと考えているんだけど、何色がいいかな?)
B: How about a light green? It’s supposed to be relaxing and good for concentration.
(薄い緑はどう?リラックス効果があって、集中力にも良いらしいよ。)
A: That sounds like a great idea. I don’t want anything too bright or too dark.
(それは良いアイデアだね。明るすぎたり暗すぎたりする色は嫌なんだ。)
景色の色を表現する
旅行先での感動や、日常の美しい風景を誰かに伝えるときに役立つ表現です。豊かな語彙で情景を描写してみましょう。
A: Look at the sunset! The sky is a mix of vibrant orange, purple, and pink.
(夕焼けを見て!空が鮮やかなオレンジ、紫、ピンクのグラデーションになっているよ。)
B: It’s breathtaking. I’ve never seen such rich colors.
(息をのむほど美しいね。こんなに深みのある色は見たことがないよ。)
A: The water in this lake is a stunning turquoise blue.
(この湖の水、っとりするようなターコイズブルーだね。)
B: It’s so clear you can see the white pebbles at the bottom. The deep green of the surrounding forest makes the blue stand out even more.
(底にある白い小石が見えるくらい透き通っているね。周りの森の深い緑が、その青さを一層引き立てている。)
ちょっとマニアック?知っていると一目置かれる色の名前
基本的な色表現をマスターしたら、次はもう少し専門的で、おしゃれな色の名前にも挑戦してみましょう。これらの単語を使いこなせれば、あなたの英語はより洗練された印象になります。
宝石や貴金属に由来する色
- Turquoise (ターコイズ): 明るい緑がかった青色。トルコ石の色。
- Sapphire (サファイア): 深く鮮やかな青色。
- Emerald (エメラルド): 鮮やかな緑色。
- Ruby (ルビー): 深く鮮やかな赤色。
- Amber (アンバー): 黄色がかった茶色。琥珀の色。
- Gold (ゴールド): 金色。 Silver (シルバー): 銀色。 Bronze (ブロンズ): 青銅色。
自然や植物に由来する色
- Lavender (ラベンダー): 淡い紫色。
- Lilac (ライラック): ラベンダーより少しピンクがかった淡い紫色。
- Olive (オリーブ): 黄色がかった暗い緑色。
- Teal (ティール): 暗い緑がかった青色。
- Maroon (マルーン): 栗色、茶色がかった暗い赤色。
- Indigo (インディゴ): 藍色、濃い青紫色。
- Scarlet (スカーレット): 鮮やかな赤色、朱色。
その他のユニークな色の名前
- Crimson (クリムゾン): 深く濃い赤色。
- Cerulean (セルリアン): 空色、濃いスカイブルー。
- Magenta (マゼンタ): 紫がかった鮮やかな赤色。
- Cyan (シアン): 明るい緑がかった青色。プリンターのインクでおなじみですね。
- Chartreuse (シャルトリューズ): 明るい黄緑色。
例文:
- She has beautiful emerald green eyes. (彼女は美しいエメラルドグリーンの瞳をしている。)
- The bridesmaids wore lovely lavender dresses. (花嫁の付添人たちは、可愛らしいラベンダー色のドレスを着ていた。)
- He bought a maroon sweater for the autumn season. (彼は秋の季節のために、栗色のセーターを買った。)
まとめ:色で広がる英語の世界
今回は、英語における「色」の表現について、基本的な単語から文化的な背景、そして実践的な会話フレーズまで幅広く掘り下げてきました。
色を表現する言葉を学ぶことは、単にボキャブラリーを増やすだけではありません。その色が持つ文化的なイメージやニュアンスを理解することで、より深く、より正確にコミュニケーションを取ることができるようになります。「気分が沈んでいる」ことを “I’m feeling blue.” と表現したり、誰かの幸運を “I’m green with envy.” と冗談めかして言ったりすることで、あなたの英語はもっと生き生きとした、人間味のあるものになるでしょう。
今日学んだ表現を、ぜひ実際の会話で一つでも使ってみてください。最初は少し勇気がいるかもしれませんが、使えば使うほど自分のものになっていきます。身の回りの物の色を英語で言ってみる、映画のシーンで使われている色の表現に注目してみるなど、日常の中で意識することが上達への近道です。
この記事が、あなたの英語学習の世界をさらにカラフルにする一助となれば幸いです。