こんにちは。友人とバーに出かけたり食事をしたりすると、おごりたくなったり、おごられたりするでしょう。しかし「おごる」とはお金がからむ問題で、好まない人もいます。
しかしどうしてもおごりたい時、英語でどのように伝えればいいのでしょうか。
スマートにおごると言う
さて、お金を払うといえば、”pay”がでてきます。”pay”を使っておごるというのもありです。
I’ll pay.
私が払います
この言い方も通じますが、しかしこういう言い方は外国人が使うと、英語に通じている印象は相手に受けてもらえません。
では、どのような言い方があるのでしょうか。簡単な例文をみていましょう。
payを使わないでおごるという
Kei: What is good in here?
ここは何が美味しいの?
Brian: My recommend is Vongole Bianco. Seafood is excellent in here. I order that spaghetti and clam chowder, too.
僕のおすすめはボンゴレビアンコかな。ここは魚介類が最高だよ。僕はそのスパゲッティとクラムチャウダーを頼むよ。
Kei: I order it and bouillabaisse, too. Also, I’ll treat you to this lunch.
僕もそのスパゲッティとブイヤベースを頼むよ。あとこのランチは僕がおごるね。
Brian: You don’t have to pay for mine.
僕の分まで払う事ないよ。
Kei: This is my thanks to you. Because you always tell me what I don’t know.
僕からの感謝だよ。ブライアンはいつも僕がわからないことを教えてくれるから。
Brian: Thank you, Kei. But for the next time, let’s go Dutch.
ありがとうケイ。でも次は割り勘にしようね。
会話でも出てきた通り、おごるは”treat 人 to ○○”で、「○○を人におごる」と言います。
そして大事なのはおごる理由を必ず話すことです。欧米人は理解できないことには、理由を必ずと言っていいほど求めてきます。その為おごるつもりでいるならば、なんとなくではなく、必ず理由を説明しましょう。
相手が納得してくれると気持ちよく食事もできますね。
この会話では「おごる」を”treat”を利用していましたが、他の言い方もあります。
- This is on me
- I blow you to lunch
- I spring for lunch
※最後の例文は口語になるので、注意しましょう。
例文であえて”treat”を使ったのは、この単語には「もてなす」という意味として使われることもあるからです。もてなす気持ちでおごると言えば相手にも通じやすくなるでしょう。
オランダ人は割り勘
さて「おごる」といっているのに、「割り勘」にしようと言われることもあります。そう、会話でブライアンがいっていますね。
- Let’s go Dutch 割り勘にしよう
- Dutch treat 割り勘
これは自分がおごられる立場になった時にも使えるので、覚えておいて損はありません。
しかし割り勘がなぜ”Dutch”オランダ人なのでしょうか。
これはオランダ人のステレオタイプから生まれた言葉です。オランダ人はケチというイメージがあり、また大航海時代にイギリスが制海権をオランダと争った時に誕生しました。
イギリス人にとってはオランダが憎く、オランダ=悪い、というイメージが誕生したのです。
この他にもDutchを使った悪い意味のフレーズはたくさんあります。しかし差別に感じられることもあるので、割り勘にするときは”Let’s split the bill”という言い方が無難でしょう。
海外では日本よりも人種差別にとても敏感です。例では少し悪い言い方を使ってみました。
まとめ
海外で暮らしていると、現地でとても親しい友人を作ることは難しいです。言葉の壁が一番ですが、文化の壁もあります。
それらの壁を乗り越えられる友人ができたとき、ぜひおごるなどして友情を深めてみるのはいかがでしょうか。
それではまた、See you!