【完全保存版】英語で食物アレルギーを伝える|レストラン・機内・緊急時に必須のフレーズ&単語集

  1. 英会話(会話力アップ)|40代からのマンツーマン英会話S1|カフェで気軽に学ぶ

【完全保存版】英語で食物アレルギーを伝える|レストラン・機内・緊急時に必須のフレーズ&単語集

海外への旅。心躍る計画の一方で、食物アレルギーを持つ方にとっては、食事が大きな不安の種になりがちです。「この料理に、あのアレルゲンは入っていないだろうか…」「もし言葉が通じず、症状が出てしまったら…」。その不安は、楽しいはずの旅行に暗い影を落とします。しかし、正しい知識と適切なコミュニケーションツールさえあれば、その不安は「確かな安心」に変えることができます。この記事は、単なるフレーズ集ではありません。渡航前の準備から、レストランや機内での詳細なやり取り、スーパーでの食品表示の確認、そして万が一の緊急事態に至るまで、あなたの「食の安全」をあらゆる角度から守るための、包括的なサバイバルガイドです。こうした命に関わる重要な会話は、英会話マンツーマンS1のような環境で、プロの講師を相手に繰り返しロールプレイングを行うことが、何よりもの自信と安心に繋がります。

【第1章:渡航前準備編】旅の安全は日本から始まっている

海外でアレルギーについて伝える最初のステップは、日本にいる間の準備です。万全の準備が、現地でのあなたの負担を劇的に軽減します。

① 英語でのアレルギー診断書・証明書の準備

緊急時に備え、かかりつけの医師に英語の診断書(doctor’s note / medical certificate)の作成を依頼しましょう。アレルゲン名、症状、緊急時の対処法、処方薬(特にエピペンなど)の情報が記載されていると万全です。

②【テンプレート付】自分だけのアレルギー説明カードを作成する

毎回口頭で説明するのは大変です。レストランのスタッフにすぐ見せられる「アレルギーカード」を作成し、複数枚印刷して携帯しましょう。

アレルギーカード テンプレート (Allergy Card Template)

Hello,

I have a life-threatening food allergy to [ここにアレルゲンを大文字で記入].

Eating even a small amount of this food could cause a severe allergic reaction (anaphylaxis).

Could you please ensure that my meal does not contain any [アレルゲン] ingredients? Also, to prevent cross-contamination, please use clean utensils, cutting boards, and pans when preparing my food.

Thank you for your understanding and cooperation.


こんにちは。

私は[ここにアレルゲンを日本語で記入]に、命に関わる重篤な食物アレルギーがあります。

この食品を微量でも摂取すると、重いアレルギー反応(アナフィラキシー)を引き起こす可能性があります。

私の食事に[アレルゲン]の食材が含まれていないことをご確認いただけますでしょうか。また、交差汚染を避けるため、調理の際には清潔な調理器具、まな板、フライパンをご使用くださいますようお願い申し上げます。

ご理解とご協力に感謝いたします。

③ 航空会社やホテルへの事前連絡

予約時に航空会社の特別食(special meal)をリクエストし、ホテルには事前にメールでアレルギー情報を伝えておくと、よりスムーズな対応が期待できます。

【第2章:基本知識編】「アレルギー」を正確に伝えるための英語

発音と基本フレーズの完全マスター

日本語の「アレルギー」は通じません。レジィ (Allergy)」と、最初の「ア」を強く発音するのがポイントです。基本となる2つのフレーズを、自分のアレルゲンを入れて何度も練習しましょう。

  • “I have a/an [アレルギーの種類] allergy.” (名詞)
    例: “I have a severe peanut allergy.” (私は重度のピーナッツアレルギーです。)
  • “I am allergic to [アレルゲン].” (形容詞)
    例: “I am allergic to all kinds of shellfish.” (私はあらゆる種類の甲殻類にアレルギーです。)

アレルゲン英単語・大辞典

ピーナッツ、牛乳、卵、小麦など8大食物アレルゲンのアイコンを並べたインフォグラフィック

自分のアレルゲンと、関連する食品の英単語は必ず覚えておきましょう。

主要なアレルゲンと、注意すべき関連食材のリストです。

アレルゲン (Allergen) 関連・注意食材 (Related/Hidden Ingredients)
Dairy / Milk products (乳製品) butter, cheese, yogurt, cream, whey, casein
Eggs (卵) mayonnaise, custard, meringue, pasta, breading
Wheat (小麦) flour, bread, pasta, soy sauce, gluten, cereal
Peanuts (落花生) peanut oil, peanut butter, satay sauce
Tree nuts (木の実類) almond, walnut, cashew, pistachio, pesto sauce
Shellfish (甲殻類) shrimp, crab, lobster, oyster sauce, fish stock
Soy (大豆) soy sauce, tofu, miso, edamame, soy milk

【第3章:実践会話編】あらゆる食事シーンを乗り切る

レストランでの完全会話フロー

以下のステップに沿って、落ち着いてコミュニケーションを取りましょう。

① 最初の宣言

注文を取るウェイターに、まずアレルギーカードを見せながら伝えます。
“Hi, before we order, I need to let you know that I have a severe wheat allergy.”
(こんにちは、注文の前に、私が重度の小麦アレルギーであることをお伝えする必要があります。)

② メニューの確認

気になるメニューを指差して、具体的に質問します。
“I’m interested in this pasta dish. Does the sauce contain any dairy?”
(このパスタ料理に興味があるのですが、ソースに乳製品は含まれていますか?)

③ 代替案の相談

アレルゲンが含まれている場合、代替案を尋ねます。
“Is it possible to make it without cheese? Or do you have any gluten-free options?”
(チーズなしで作ることは可能ですか?あるいは、何かグルテンフリーの選択肢はありますか?)

④ シェフへの再確認依頼

ウェイターが「大丈夫だと思う」と答えても、必ずシェフへの確認を促します。これが安全を確保する上で最も重要です。
“Thank you. To be safe, could you please double-check with the chef?”
(ありがとうございます。安全のため、シェフに再確認していただけますでしょうか?)

スーパーマーケットでのラベル読解術

スーパーで食品パッケージ裏の原材料表示を指差して注意深く読んでいる人物のクローズアップ

成分表示の確認は、自分の安全を守るための必須スキルです。

パッケージの裏にある成分表示 (Ingredient List) を確認しましょう。特に重要なのが、アレルギーに関する警告表示です。

  • Contains: Wheat, Milk, and Soy. (含まれるもの:小麦、乳、大豆。) ← 太字で表示されていることが多い。
  • May contain traces of nuts. (微量のナッツ類が含まれている可能性があります。) ← 交差汚染の可能性。
  • Processed in a facility that also processes peanuts. (ピーナッツを扱う施設で製造されています。) ← 重篤なアレルギーの場合は避けるべき。

【第4章:緊急事態編】万が一の時のサバイバル英語

どんなに注意していても、事故は起こりえます。パニックにならず、簡潔に、大きな声で助けを求めるためのフレーズです。

緊急時に叫ぶべき最重要フレーズ

I am having a severe allergic reaction!
Please call an ambulance! My EpiPen is in my bag!

(重いアレルギー反応が出ています!救急車を呼んでください!エピペンはバッグの中にあります!)

症状を説明する単語

  • I can’t breathe. (息ができない)
  • My throat is closing up. (喉が締まってきた)
  • I have hives all over my body. (全身にじんましんが出た)
  • My face is swelling. (顔が腫れている)
  • I feel dizzy. (めまいがする)
「重度のピーナッツアレルギー」と刻印されたメディカルアラートブレスレットを着用した手首

メディカルアラートブレスレットは、話せない状況でも重要な情報を伝えてくれます。

まとめ

食物アレルギーと共に海外へ出ることは、確かに多大な注意と準備を要します。しかし、それは決して「食の楽しみ」を諦めることと同義ではありません。むしろ、丁寧で明確なコミュニケーションを通じて、安全を確保し、現地の食文化に敬意を払う素晴らしい機会となり得ます。この記事で学んだ知識とフレーズは、あなたの安全を守る盾であり、文化の壁を越える架け橋です。臆することなく、しかし常に慎重に。あなたの旅が、安全で、美味しく、そして忘れられないものになることを心から願っています。それではまた、See you!

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オリビア (Olivia) この記事を書いた人

英語講師として10年以上の指導経験を持つ。イギリスにルーツを持ち、多様な文化背景を活かした視点からの英語指導が得意。実践的な英会話力の育成はもちろん、丁寧な発音・文法指導で学習者の目標達成をサポートすることに情熱を注ぐ。
自身の経験に基づき、キャリアアップや異文化理解に繋がる英語学習のヒント、言語を通したコミュニケーションの魅力などを発信していく。モットーは「楽しく、着実に」。教材作成、レッスンカリキュラム、講師育成など幅広い分野で活躍。

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