【完全版】英語で許可・依頼をマスター!Can, Could, May, Mind の違いと使い方を徹底解説
「~してもいいですか?」「~していただけますか?」英語で誰かに許可を求めたり、何かをお願いしたりする場面は、日常会話からビジネスシーンまで、数多く存在します。しかし、使う表現を間違えると、意図せず失礼になってしまったり、逆に丁寧すぎて不自然に聞こえてしまったりすることも。スムーズで円滑なコミュニケーションのためには、状況や相手に合わせて適切な表現を選ぶことが非常に重要です。
この記事では、許可や依頼の基本となる Can, Could, May のニュアンスの違いと使い分け、さらにネイティブがよく使うものの少し注意が必要な mind を使った表現、そして助動詞 Could の持つ多様な意味合いまで、豊富な例文と共に徹底的に解説します。それぞれの表現の丁寧さの度合い、返答の仕方、混同しやすいポイントなどをしっかり押さえて、自信を持って英語で許可・依頼ができるようになりましょう!

状況に合わせて適切な表現を選ぼう
レッスンの内容
なぜ許可・依頼表現の使い分けが重要なのか?
日本語でも、相手や状況によって言葉遣いが変わるように、英語でも許可や依頼の表現を使い分けることは、良好な人間関係を築く上で欠かせません。
- 相手への敬意を示す: 適切な丁寧さの表現を使うことで、相手への敬意や配慮を示すことができます。
- 誤解を避ける: 表現によっては、直接的すぎたり、逆に曖昧すぎたりして、意図が正確に伝わらないことがあります。
- 状況に合った自然な英語: TPOに合わせた表現を選ぶことで、より自然で流暢な英語に聞こえます。
- 依頼の成功率を高める: 丁寧で適切な依頼は、相手に快く受け入れてもらいやすくなります。
これから紹介する表現のニュアンスを理解し、場面に応じて使いこなせるスキルを身につけましょう。
許可を求める基本表現: Can, Could, May
相手に「~してもいいですか?」と許可を求める際に、最もよく使われるのが助動詞の Can, Could, May です。これらは丁寧さの度合いが異なります。

Can (カジュアル) → Could (丁寧) → May (フォーマル) の順に丁寧さが増す
Can I ~ : カジュアルな許可「~してもいい?」
最も一般的でカジュアルな許可の求め方です。友人、家族、同僚など、親しい間柄で使います。知らない相手に使うと、状況によっては少し馴れ馴れしい、あるいは直接的すぎると感じられることもあります。ただし、フレンドリーな接客が一般的な場面(カフェ、カジュアルなレストランなど)では、店員さんから “Can I help you?” と聞かれることもよくあります。
例文:
- Can I borrow your pen for a second? (ちょっとペン借りてもいい?)
- Can I join you guys? (仲間に入れてくれる?)
- Can I have some water? (お水もらってもいい?)
返答例 (許可):
- Yes, you can. / Sure. / Of course. / Go ahead. / No problem.
返答例 (拒否):
- Sorry, you can’t. / I’m afraid not. / Actually, I’m using it now. (ごめん、今使ってるんだ。)
Could I ~ : 丁寧な許可「~してもいいですか?」 (日常会話の定番)
Can I ~ よりも一段階丁寧な表現です。初対面の人、あまり親しくない人、お店の店員さんなどに対して使うのに適しています。日常会話で丁寧さを出したい場合に最もよく使われる、非常に便利な表現です。これを自然に使えると、英語が上手な印象を与えます。
例文:
- Excuse me, Could I ask you a question? (すみません、質問してもよろしいですか?)
- Could I possibly have a look at the menu? (メニューを見せていただけますか?)
- Could I use this computer for a moment? (少しの間、このコンピューターを使ってもよろしいですか?)
返答例 (許可):
- Yes, you could. / Yes, of course. / Sure, go ahead. / Please do. / Absolutely.
返答例 (拒否):
- I’m sorry, but that’s not possible right now. (申し訳ありませんが、今はできません。)
- I’d rather you didn’t, if you don’t mind. (差し支えなければ、ご遠慮いただけるとありがたいのですが。)
May I ~ : フォーマルな許可「~しても構いませんか?」 (ビジネス/目上の人へ)
Could I ~ よりもさらに丁寧で、フォーマルな響きを持つ表現です。ビジネスシーン、目上の人に対して、あるいは公の場などで使われます。非常に丁寧ですが、日常会話で使うと少し硬すぎる、あるいはへりくだりすぎていると感じられることもあります。また、「許可を得るのが難しいかもしれない」少し無理なお願いをする際に、相手への敬意と遠慮を示すために使われることもあります。
例文:
- May I interrupt for a moment? (少々お邪魔してもよろしいでしょうか?)
- May I have your attention, please? (皆様、ご注目いただけますでしょうか?)
- May I be excused? (失礼してもよろしいでしょうか?/中座してもよろしいでしょうか?)
返答例 (許可):
- Yes, you may. / Certainly. / By all means. / Please feel free.
返答例 (拒否):
- No, you may not. / I’m afraid you may not. / I’m sorry, that is not permitted. (申し訳ありませんが、それは許可されておりません。)
Can/Could/May 使い分け早見表
表現 | 丁寧さレベル | 主な使用場面 |
---|---|---|
Can I ~? | ★☆☆ (カジュアル) | 友人、家族、親しい間柄、カジュアルな店 |
Could I ~? | ★★☆ (丁寧) | 初対面、店員、あまり親しくない人、一般的な丁寧表現 |
May I ~? | ★★★ (フォーマル) | ビジネス、目上の人、公の場、改まった場面 |
“Could” の多才な使い方をマスター
“Could” は “Can” の過去形として「~できた」という意味で使われるだけでなく、ネイティブの会話ではそれ以外の意味で使われることが非常に多い、とても便利な助動詞です。許可を求める「~してもいいですか?」以外にも、様々なニュアンスを持っています。

Could は過去形だけじゃない!様々な顔を持つ
① 過去の能力「~できた」 (be able to との比較)
まず基本として、”Can” の過去形として、過去のある時点で可能だったこと(能力や状況)を表します。
When I was young, I could swim very well. (私は若い頃、とても上手に泳ぐことができた。)
He could run fast when he was a student. (彼は学生の頃、速く走れた。)
I couldn’t find my keys yesterday. (昨日、鍵を見つけることができなかった。)
ただし、過去の一度きりの出来事について「(実際に)~することができた」と言う場合は、”Could” ではなく “was/were able to” や “managed to” を使うのが一般的です。”Could” は、過去の一般的な能力や、可能だった状況を表す傾向があります。
(O) The fire spread quickly, but luckily everybody was able to escape. (火は急速に広がったが、幸い全員逃げることができた。)
(△) The fire spread quickly, but luckily everybody could escape. (←一般的ではない)
※この場合、「逃げる能力があった」ではなく「実際に逃げた」という事実を伝えるため “was able to” が自然。
② 仮定の話「もし~できたらなぁ」
現在の事実とは異なる仮定や願望を表す場合にも “Could” が使われます。仮定法と呼ばれる用法です。「もし~なら…できるのに」「~できたらいいのに」といったニュアンスになります。
If only I could speak English fluently! (英語が流暢に話せたらなぁ!)
I wish I could fly like a bird. (鳥のように飛べたらいいのになぁ。)
We could talk forever about this! (これについてなら永遠に話していられるよ! ←実際には不可能)
If I had more time, I could help you. (もしもっと時間があれば、手伝えるんだけど。 ←実際には時間がない)
③ 未来の可能性「~かもしれない」 (may/might との比較)
未来のことについて、確信はないけれど可能性がある、という推量を表す場合にも “Could” が使われます。「~かもしれない」「~する可能性がある」という意味です。May や Might も同様に可能性を表しますが、一般的に “Could” は “May” や “Might” よりも可能性がやや低いニュアンスで使われることがあります(ただし、文脈や話し手の意図によります)。
He could come to the party, but he’s not sure yet. (彼はパーティーに来るかもしれないけど、まだ確かじゃないんだ。)
Be careful, that glass could break easily. (気をつけて、そのグラスは簡単に割れるかもしれないよ。)
It could rain later, you should take an umbrella. (後で雨が降るかもしれないから、傘を持っていったほうがいいよ。)
This could be the start of something big. (これは何か大きなことの始まりかもしれない。)
④ 丁寧な依頼「~していただけますか?」 (Could you ~?)
許可を求める “Could I ~?” とは逆に、相手に何かをお願いする・依頼する際にも “Could you ~?” の形で使われます。”Can you ~?” よりも丁寧な依頼になります。目上の人や初対面の人にも安心して使えます。
Could you do me a favor? (お願いを聞いていただけますか?)
Could you please pass me the salt? (お塩を取っていただけますか?)
Could you possibly send me the file again? (もし可能でしたら、もう一度ファイルを送っていただけますか?)
Could you tell me how to get to the station? (駅への行き方を教えていただけますか?)
⑤ 提案「~するのはどう?」 (We could ~)
提案や選択肢を示す際にも “Could” が使われます。「~することもできるよ」「~するのはどうかな?」といった、控えめな提案のニュアンスになります。
A: What should we do tonight? (今夜、何をしようか?)
B: We could watch a movie, or we could go out for dinner. (映画を見ることもできるし、夕食に出かけることもできるよ。)
If you’re free tomorrow, we could go to the park. (もし明日暇なら、公園に行くのはどう?)
You could try asking Sarah for help. She might know. (サラに助けを求めてみるのもいいかも。彼女なら知っているかもしれない。)
注意が必要? Mind を使った表現
丁寧な許可の求め方として “mind” を使った表現があります。ネイティブもよく使いますが、特に返答の仕方に注意が必要なため、しっかり理解しておきましょう。

“Do you mind?” の返答は要注意!
Do you mind if I ~? : ~したら嫌ですか? (カジュアル)
直訳すると「もし私が~したら、あなたは気にしますか?」となり、自分がこれからしようとすることに対して、相手が不快に思うかどうか、迷惑でないかを尋ねる表現です。”Can I ~?” よりも相手の気持ちを尊重するニュアンスが強くなります。比較的カジュアルな場面で使われます。
A: Do you mind if I open the window? It’s a bit stuffy in here.
(窓を開けても気にしますか? ちょっと蒸し暑いんです。)
B (許可する場合):
- No, not at all. (いいえ、全く気にしませんよ。) ← 最も一般的
- No, go ahead. (いいえ、どうぞ。)
- No, that’s fine. (いいえ、大丈夫ですよ。)
B (許可しない場合):
- Yes, I do mind. (はい、気にします。) ← 少し直接的
- Actually, I’m a bit cold. (実は、少し寒いんです。) ← 理由を述べて断る
- Sorry, but I’d rather you didn’t. (ごめんなさい、できれば開けないでほしいです。)
Would you mind if I ~? : ~してもよろしいでしょうか? (丁寧)
Do you mind if I ~? よりも丁寧でフォーマルな表現です。”May I ~?” と同じくらいの丁寧さがあり、ビジネスシーンや目上の人に対して使われます。
A: Would you mind if I smoke here?
(ここでタバコを吸ってもよろしいでしょうか?)
B (許可する場合):
- No, not at all. (いいえ、全く。)
- No, please do. (いいえ、どうぞ。)
- No problem. (問題ありません。)
B (許可しない場合):
- Actually, I’d prefer it if you didn’t. This is a non-smoking area. (実は、できればご遠慮いただきたいです。ここは禁煙エリアですので。)
- I’m sorry, but I’m allergic to smoke. (申し訳ありませんが、タバコの煙にアレルギーがあるんです。)
【重要】Mind への返答方法:Yes/No の意味に注意!
最大の注意点は、”Do you mind ~?” / “Would you mind ~?” と聞かれた際の返答です。質問は「気にしますか?」という意味なので、
- 「No」 (いいえ、気にしません) = 許可 (OK)
- 「Yes」 (はい、気にします) = 拒否 (NG)
となり、通常の質問と Yes/No の意味合いが逆になります。これを混同すると、許可したつもりが拒否になったり、その逆になったりしてしまいます。
そのため、ネイティブは誤解を避けるために、単に “Yes” / “No” だけで答えるのではなく、“No, not at all.” や “No, go ahead.” のように、“No” を使って許可するのが一般的です。拒否する場合も、”Yes” と言うよりは、理由を述べたり (“Sorry, it’s cold.”)、他の表現を使ったりすることが多いです。
Would you mind + doing? : ~していただけませんか? (依頼)
“Would you mind ~?” は、許可を求める “Would you mind if I ~?” とは別に、相手に何かを依頼する際にも使われます。この場合、後に続くのは “if + 主語 + 動詞” ではなく、動詞の -ing 形 (動名詞) になります。”Could you ~?” よりもさらに丁寧で、相手に手間をかけることを恐縮するニュアンスが含まれます。
Would you mind closing the door? (ドアを閉めていただけますでしょうか?)
Would you mind waiting here for a moment? (少々ここでお待ちいただけますでしょうか?)
Would you mind not smoking here? (ここでのおタバコはご遠慮いただけますでしょうか?) ← しないでほしい、という依頼
返答例 (依頼を受け入れる):
- Not at all. (構いませんよ。) ← やってあげる、という意味
- Of course not.
- No problem. I’ll do it now. (問題ありません。今やります。)
返答例 (依頼を断る):
- I’m sorry, I can’t right now. (ごめんなさい、今はできません。)
- I’m afraid I’m busy at the moment. (申し訳ありませんが、今手が離せません。)
※依頼の場合も、返答の Yes/No は直感と逆になるので注意。「Not at all.」が「はい、やりますよ」の意味になります。
Mind を使わない代替表現
“Mind” を使った表現は返答が紛らわしいため、特に非ネイティブにとっては誤解が生じやすい側面もあります。混乱を避けたい場合は、以下のような代替表現を使うのも良いでしょう。
許可を求める場合 (Do you mind if I ~? の代わりに):
- Is it okay if I open the window? (窓を開けても大丈夫ですか?)
- Is it alright if I sit here? (ここに座ってもよろしいですか?)
- Would it be okay if I left a bit early today? (今日少し早退しても大丈夫でしょうか?) ← より丁寧
※これらの表現への返答は直感的です: Yes (OK) / No (NG)。
シーン別・相手別 使い分けガイド
これまでに学んだ表現を、具体的なシーンでどのように使い分けるか見ていきましょう。
友人・家族との会話
最もカジュアルな関係なので、Can I ~? が基本です。相手の都合を気遣うなら Do you mind if I ~? も使えます。
Can I borrow your charger? (充電器借りていい?)
Do you mind if I turn on the TV? (テレビつけても気にしない?)
お店・レストランでの注文や質問
店員さんに対しては、失礼なく、かつ自然な丁寧さの Could I ~? が最も一般的で便利です。依頼する場合は Could you ~? を使います。
Could I have the check, please? (お会計をお願いできますか?)
Could I get this in a different size? (これの違うサイズをいただけますか?)
Could you recommend a good local dish? (おすすめの地元の料理を教えていただけますか?)
職場での同僚・上司とのやり取り
相手との関係性にもよりますが、同僚には Could I/you ~? が無難です。上司やよりフォーマルな状況では May I ~? や Would you mind if I ~? / Would you mind ~ing? を使うとより丁寧です。
同僚へ: Could you review this document when you have a moment? (時間がある時にこの書類を確認してもらえますか?)
上司へ: May I take tomorrow off? (明日お休みをいただいてもよろしいでしょうか?)
上司/クライアントへ: Would you mind if I reschedule our meeting? (会議の日程を変更させていただいてもよろしいでしょうか?)
フォーマルな場面での依頼
公式な場や、非常に丁寧さが求められる場面では、May I ~? や Would you mind ~? が適切です。
May I ask who is calling, please? (どちら様かお伺いしてもよろしいでしょうか? – 電話応対)
Would you mind providing us with more details? (詳細について、もう少しご提供いただけますでしょうか?)
会話例で実践練習
実際の会話の中で、これらの表現がどのように使われているか見てみましょう。
カフェでの会話
Lisa: Excuse me, Can I take that last chocolate croissant? (すみません、最後のチョコクロワッサン取ってもいいですか?)
Woman: Oh, sure, go ahead. I’m sorry, I just couldn’t make up my mind! (あぁ、どうぞどうぞ。ごめんなさいね、なかなか決められなくて!)
Lisa: It’s alright! Could I ask if this is your first time here? (いえいえ! こちらのお店は初めてですか?)
Woman: Yes, it is. Actually, could you recommend something? (そうなのよ。実は、何かおすすめを教えてくれないかしら?)
Lisa: The lavender tea is very popular. And this croissant is really delicious too! We could also try the cheesecake if you like sharing? (ラベンダーティーがとても人気ですよ。あと、このクロワッサンも本当においしいです! もしシェアするのがお好きなら、チーズケーキを試すのもいいかも?)
Woman: Oh, thank you! That’s very nice of you. Maybe I’ll try the tea first. (まぁ、ありがとう! ご親切にどうも。まずは紅茶を試してみようかしら。)
オフィスでの依頼
Kenji (同僚へ): Hi Yumi, sorry to bother you. Could you possibly give me a hand with this printer? It seems jammed. (ゆみさん、こんにちは。邪魔してごめん。もし可能なら、このプリンターを手伝ってもらえるかな? 紙詰まりみたいなんだ。)
Yumi: Sure, Kenji. Let me see… Ah, yes. Okay, I think I can fix it. (いいですよ、ケンジさん。見てみますね… ああ、はい。大丈夫、直せそうです。)
Kenji (上司へ): Excuse me, Mr. Tanaka. May I have a quick word when you have a moment? (田中部長、すみません。少しお時間がある時に、少々お話ししてもよろしいでしょうか?)
Mr. Tanaka: Yes, Kenji. What is it? (ええ、ケンジ君。どうしましたか?)
Kenji: Would you mind if I submitted the report tomorrow morning instead of this evening? I just need a little more time to double-check the figures. (報告書の提出を今晩ではなく、明日の朝にさせていただいてもよろしいでしょうか? 数字の再確認にもう少しだけ時間が必要でして。)
Mr. Tanaka: No, not at all. Accuracy is important. Tomorrow morning is fine. (ええ、構いませんよ。正確さは重要ですからね。明日の朝で結構です。)
ポイント解説 (単語・フレーズ)
- Make up my mind: 決心する、決める。
例: There are so many options, it’s hard to make up my mind. (選択肢が多すぎて、決めるのが難しい。) - That’s very nice of you: ご親切にどうも、ありがとう。
相手の親切な行為に対して感謝を示す定番フレーズ。 - Sorry to bother you: お邪魔してすみません、お忙しいところすみません。
相手に話しかける際の丁寧な前置き。 - Give someone a hand: ~を手伝う。
例: Could you give me a hand carrying these boxes? (これらの箱を運ぶのを手伝ってくれますか?) - Have a quick word: ちょっと話す、短時間話す。
例: Can I have a quick word with you after the meeting? (会議の後、ちょっとお話しできますか?) - Double-check: 再確認する、二重チェックする。
例: Please double-check the address before sending the package. (荷物を送る前に住所を再確認してください。)
練習問題で理解度チェック
ここまでの内容を理解できたか、簡単なクイズで確認してみましょう。
問題1: 友人に「あなたの自転車、借りてもいい?」とカジュアルに聞く場合、最も適切なのは?
- May I borrow your bike?
- Could I borrow your bike?
- Can I borrow your bike?
問題2: 初対面の人に「窓を開けてもよろしいですか?」と丁寧に尋ねる場合、最も適切なのは?
- Can I open the window?
- Could I open the window?
- Do you mind if I open the window? (※これも可だが、最も一般的な丁寧表現は?)
問題3: 上司に「この件について、後ほどご相談してもよろしいでしょうか?」と非常に丁寧に尋ねる場合、適切なのは?
- Can I talk to you about this later?
- Could I talk to you about this later?
- May I talk to you about this later?
問題4: “Do you mind if I sit here?” と聞かれた際に、「はい、どうぞ (気にしません)」と許可する場合はなんと答える?
- Yes, I do.
- No, not at all.
- Yes, please.
問題5: 「もし私が鳥だったら、空を飛べるのに。」を英語で言うと?
- If I am a bird, I can fly.
- If I were a bird, I could fly.
- If I was a bird, I may fly.
解答: 1. (c), 2. (b), 3. (c), 4. (b), 5. (b)
まとめ:状況に合わせて使いこなし、円滑なコミュニケーションを!
今回は、英語で許可や依頼をする際の様々な表現 Can, Could, May および mind を使った表現、そして Could の多様な意味について学びました。
【重要なポイント】
- 許可を求める際は、Can (カジュアル) → Could (丁寧) → May (フォーマル) の順に丁寧さが増す。
- Could は過去の能力だけでなく、仮定、可能性、丁寧な依頼、提案など、非常に多くの意味を持つ。
- Do you mind / Would you mind ~? は丁寧な表現だが、返答の Yes/No の意味が逆になる点に最大の注意が必要。許可は “No, not at all.” など “No” を使って答えるのが基本。
- Would you mind + doing? は丁寧な依頼の表現。
- 相手や状況に合わせて、適切な丁寧さの表現を選ぶことが大切。
これらの表現のニュアンスの違いを理解し、意識して使い分けることで、あなたの英語はより自然で、相手に敬意を示し、円滑なコミュニケーションを築く助けとなるでしょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、実際の会話で少しずつ試しながら、ぜひマスターしてください。
それではまた、See you!