英語で許可“Can I~?” と “May I~?” 意味と使い分け?

  1. 英語勉強・基本

「~してもいいですか?」「~してくれる?」など、相手の許可をとる時に使える英語表現について学んでいきましょう。

複数ある表現方法のニュアンスの違いや答え方についても分かりやすく解説していきます。

最も簡単な表現は「Can I ~」or「May I ~」

相手に許可を求める時の英語表現で最も基本となるのは、「Can」と「May」です。

いずれも「~してもいいですか?」「~してくれますか?」という意味で使うことができますが、それぞれ適切なシーンが異なり微妙なニュアンスの違いがあります。

Can I ~ 意味:~してもいい?

最もスタンダードな聞き方で、家族や友人同士など親しい間柄で使われるカジュアルな表現です。フレンドリーな接客が好まれる諸外国では、スーパーや一般的なレストランでは店員さんも Can I ~ を使います。

Can I talk to you now? 

今、ちょっといいですか?(話をしてもいいですか?)

Can I borrow this pen? 

このペン貸してくれる?

Hi, can I help you? 

どうも、何かお手伝いしましょうか?

Could I ~ 意味:~してもいいですか?

Can I ~よりも少し丁寧な表現です。初対面の人や店員さんへの注文で Could が使えるとスマートな印象を与えます。

次に紹介する May I ~ は、人によっては「へりくだりすぎて不自然」と捉えられてしまうこともあるので、日常会話で丁寧に許可を取りたい場合には Could を使うのがオススメです。

Could I get a sandwich please? 

サンドイッチを1ついただけますか?

Could I open the window? 

窓を開けてもいいですか?

May I ~ 意味:~しても構いませんか?

Could I ~ と比べてより丁寧な表現で、目上の人やビジネスシーンでの活用も可能です。

また「許可される可能性が低そうだな」「ちょっと無理なお願いかも」という時にあえて May I ~ を使って申し訳なさをニュアンスとして含めるといった使い方もあります。

May I have your name, please? 

お名前を伺っても構いませんか?

May I please use your bathroom? 

お手洗いをお借りしても構いませんか?

ガラス戸越しに海を眺める女性。

間違えやすいけどよく聞く「Do you mind ~」の使い方

丁寧な許可の取り方として mind を使った表現を習ったことがあるという方も多いでしょう。実際、ネイティブもよく使う表現ではありますが、受け答え方を間違えないように注意が必要です。

Do you mind ~ 意味:~したらどう思う? ~したら嫌かな?

自分がこれからやろうとすることで、相手が不快に思うかどうかを尋ねる表現です。Can I ~ で聞くよりも「相手の意見を尊重したい」というニュアンスが強く込められています。

A:Do you mind if I open the window? 

窓を開けたら嫌かな?

B:No, not at all. 

いいえ。気にしないよ。(開けてもよい)

~もしくは~

B:Yes. I actually do mind. 

うん。気にするな。(開けてほしくない)

Would you mind ~ 意味:~させていただいてもよろしいですか?

May I ~ と同じく、丁寧に相手に尋ねる時の言い回しです。日常会話ではあまり耳にすることはない表現ですが、ビジネスシーンなどかしこまった場で使われます。

A:Would you mind if I open the window? 

窓を開けさせていただいてもよろしいでしょうか?

B:No. No problem. 

いえ、問題ありません。(開けても良い)

~もしくは~

B:Sorry, It’s cold. 

ごめんなさい、寒いんです。(開けてほしくない)

店内のガラスディスプレイを見ている女性(日本語)。

会話

Lisaがカフェで女性と会話をしています。

Lisa:Excuse me, Can I take that sandwich?

すみません。そのサンドイッチを取ってもいいですか?

Women:Yeah, of course. I’m sorry, I can’t make up my mind.

あぁもちろんよ。ごめんなさいね、なかなか決められなくて。

Lisa:It’s alright. Is it your first time here?

いえいえ。このお店はじめてですか?

Women:Yes. Could I ask for a recommended menu?

そうなのよ。おすすめのメニューを教えてくれないかしら?

Lisa:Tea is popular in this shop. And, this sandwich is really delicious, so I think you should try it!

このお店は紅茶が人気よ。あとは、このサンドイッチは本当においしいからオススメですよ!

Women:Thank you. That’s very nice of you.

ありがとう。ご親切にしてくださって。

ポイント

会話で出てきた単語や表現をおさらいしましょう。

Make up my mind. 決める

決めるというと Decide が有名ですが、Make up my mind も非常に良く使われる表現です。

That’s very nice of you. ご親切にどうも

何か許可を取る時には、自分の気持ちを押しつけ過ぎないように相手への配慮と注意が必要です。シーンや相手に合わせて、適切な表現を使うようにしましょう。

同じ単語でも、使い方によって全く異なるニュアンスを表現する“Could”の使い方をマスターしましょう。

ネイティブの会話でよく耳にする使い方の例文を交えて、分かりやすく解説していきます。

Couldの意味と使い方

couldcan(~できる)の過去形です。そのため、“could=~できた”という、過去に可能だった事柄について話す時に使う方が多いです。

これは英語が第一言語ではない方に多い傾向で、ネイティブは could を別の意味で使うことの方が圧倒的に多いです。

could の使い方を、大きく4つに分けて解説していきます。

過去の話

まず一つ目は、過去の話です。過去に出来たという内容を表現することができます。

When I was young, I could swim very well. 

私は若い頃、とても上手に泳ぐことができた。

He could run fast. 

彼は速く走れた。

I could not pass the exam.

私は、その試験に合格することができなかった。

教科書で見かける表現で、決して間違いではありません。しかし、ネイティブはこのような時に“be ableto”を使うことの方が多いように感じます。

上記の文を、“be able to”で表現すると以下の通りです。

When I was young, Iwas able to swim very well. 

Hewas able torun fast. 

I wasn’t able to pass the exam.

スーパーヒーローの影の前に立つ男。

例えばの話

実現はしていない例え話などを、could を使って表現することができます。

If only I could speak English. 

英語が話せたらなぁ。

I wish I could swim. 

泳げたらいいのになぁ。

We could talk forever! 

永遠にしゃべっていられる!

実際には話せない・泳げないですし、永遠に話すことも実際にはできませんよね。

このように、実際には不可能なことだと分かっているけれど、できたらいいな・したいな というニュアンスの文章の場合は、can ではなく could を使います。

未来の話

「~かもしれない」という、現在まだ起こっていない未来の話をする時にも could が使われます。

He could come to the party. 

彼は、パーティーに来るかもしれない。

It could be crowded. 

混んでるかもしれない。

It could rain tomorrow. 

明日は雨が降るかもしれない。

イメージとしては、may be perhaps に近いニュアンスです。may beperhaps が50%くらいの可能性であるのに対して、could の方が実現する可能性が低い時に使われます。

丁寧な依頼

丁寧にお願いをする時には、can ではなく could を使います。would you mind~に近いとイメージすると分かりやすいでしょう。目上の人や初対面の人にお願いをする時に使います。

Could you do me a favor? 

お願いしてもいいですか?

Could you help us? 

お手伝いをお願いできますか?

Could you pass it? 

それを取ってもらえますか?

May I~よりは丁寧度合いが低いですが、Would you と同じくらいの丁寧さがあるため、フォーマルな場面でも失礼になることなく使うことができます。

オレンジ色の背景に長い髪の若い女性が驚いているように見えます。

例文

Could を使った例文をまとめてご紹介します。文章ごと丸暗記して、使ってみるのも良いでしょう。

So happy, I could die! 

嬉しすぎて死んじゃう!

If I had a lot of money, I could buy a new car. 

お金がたくさんあったら新しい車を買えるのに。

I could sleep for a week. 

一週間は寝れるよ。

Could you give me another minute? 

しばらくお待ちいただけますか?

Could you give me a sec? 

ちょっと時間をもらえます?

There could be trouble. 

何かトラブルかもしれない。

I could get that reservation. 

予約が取れました。

I could not sleep well last night. 

昨日はよく寝れなかった。

まとめ

Can の過去形である Could ですが、使い方の幅が広く様々なシチュエーションで登場します。

過去形であるものの、過去の話だけでなく未来の話や仮の話にも使われることがあるということを頭にいれておきましょう。

それではまた、See you!

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