【英語の数字 完全マスター】読み方・書き方・発音のコツを徹底解説!(2025年版)
レッスンの内容
0から兆、小数、分数、K/M単位まで!例文と発音で完全攻略
英語学習を進める中で、意外な壁となるのが「数字」の読み方や使い方ではないでしょうか? 日常会話での値段や時間、ビジネスでの桁の大きな数字、レポートに出てくる小数や分数… 正確に、そしてスムーズに英語で数字を扱うスキルは、あらゆる場面で求められます。
「”fifty” と “fifteen” の発音が聞き分けられない…」「1,000,000 って英語でなんて言うんだっけ?」「メールで見た “10M” ってどういう意味?」――そんな疑問や不安を感じたことはありませんか? 数字の読み間違いは、時に大きな誤解やトラブルにつながる可能性もあります。
でも、ご安心ください!この記事では、英語の数字に関するあらゆるルールと使い方を、初心者にも分かりやすく徹底的に解説します。
- 基本の数字 (0〜100):スペル、読み方、発音のコツ
- 桁の大きい数字 (千〜兆):単位 (Thousand, Million, Billion…) と読み方のルール
- 小数 (Decimals):小数点の読み方、数字の読み上げ方
- 分数 (Fractions):「〜分の〜」の表現方法、”a half” や “a quarter” の使い方
- 日常会話での数字表現:時間、値段、年齢、電話番号
- 意外と知らない?ローマ数字 (Roman Numerals) の読み方・ルール
- ビジネスやSNSで見る「K / M / G」単位の意味
- 間違いやすい発音のポイントと聞き分け
- 豊富な例文で実践力をアップ
この記事を読めば、英語の数字に対する苦手意識を克服し、どんな場面でも自信を持って数字を読み書きできるようになります。さあ、数字を味方につけて、英語コミュニケーションのレベルを一段階アップさせましょう!
基本の数字 (基数):0から100までを完璧に!
まずは、全ての基礎となる0から100までの数字の読み方とスペルを確実にマスターしましょう。
0から10まで:全ての始まり
英語の数字の旅はここから始まります。
0〜10の読み方
数字 | スペル | 読み方 (カタカナ目安) | 備考 |
---|---|---|---|
0 | zero | ズィーロウ | 電話番号などでは”oh”(オウ)とも読む。英式英語では”nought”(ノート)も。 |
1 | one | ワン | |
2 | two | トゥー | |
3 | three | スリー | thの発音注意 |
4 | four | フォー | |
5 | five | ファイヴ | vの発音注意 |
6 | six | シックス | |
7 | seven | セヴン | vの発音注意 |
8 | eight | エイト | |
9 | nine | ナイン | |
10 | ten | テン |
11から19まで:”-teen” に注目
11と12は特別な形、13から19は語尾に “-teen” が付きます。”-teen” にアクセントが置かれるのが特徴です。
11〜19の読み方
数字 | スペル | 読み方 (カタカナ目安) |
---|---|---|
11 | eleven | イレヴン |
12 | twelve | トゥウェルヴ |
13 | thirteen | サーティーン |
14 | fourteen | フォーティーン |
15 | fifteen | フィフティーン |
16 | sixteen | シックスティーン |
17 | seventeen | セヴンティーン |
18 | eighteen | エイティーン |
19 | nineteen | ナインティーン |
※ thirteen, fifteen はスペルに注意。
20から100まで:”-ty” とハイフン
20以降の10の倍数は、語尾が “-ty” になります。”-teen” との聞き分けが重要です(後述)。21から99までは、10の位と1の位をハイフン(-)で繋ぎます。
20〜100の読み方
数字 | スペル | 読み方 (カタカナ目安) |
---|---|---|
20 | twenty | トゥウェンティ |
21 | twenty-one | トゥウェンティワン |
30 | thirty | サーティ |
32 | thirty-two | サーティトゥー |
40 | forty | フォーティ |
50 | fifty | フィフティ |
60 | sixty | シクスティ |
70 | seventy | セヴンティ |
80 | eighty | エイティ |
90 | ninety | ナインティ |
100 | one hundred / a hundred | ワン ハンドレッド / ア ハンドレッド |
※ forty のスペルは “u” が入らない点に注意! (four → forty)
※ “-ty” で終わる数字は、最初の音節にアクセントが置かれます (例: THIR-ty)。”-teen” は語尾にアクセント (thir-TEEN) があるため、聞き分けのポイントになります。
桁の多い数字:Thousand から Trillion まで攻略!
ビジネスやニュースなどで目にする大きな数字も、ルールを覚えれば怖くありません。英語では、数字は**3桁ごとにカンマ (,) で区切り**、その区切りごとに単位が変わります。

カンマの位置で単位が変わる!3桁区切りで覚えよう。
基本単位:Thousand, Million, Billion, Trillion
大きな数字の単位
数字 | 単位 (英語) | 読み方 (カタカナ目安) | 日本語 |
---|---|---|---|
1,000 | thousand | サウザンド | 千 |
1,000,000 | million | ミリオン | 百万 |
1,000,000,000 | billion | ビリオン | 十億 |
1,000,000,000,000 | trillion | トリリオン | 一兆 |
※ Billion (十億) と Trillion (兆) は、日本語の「億」「兆」の感覚とずれているので注意が必要です。
※ 重要ルール: thousand, million, billion, trillion などの単位は、具体的な数字の後ろに付く場合、通常は複数形の -s を付けません。(例: two thousand thousands, five million millions)。ただし、「何百万もの人々 (millions of people)」のように不特定多数を表す場合は複数形を使います。
桁の多い数字の読み方
カンマの区切りごとに、左から順に読みます。
読み方の例
- 1,234 → one thousand, two hundred (and) thirty-four
- 12,345 → twelve thousand, three hundred (and) forty-five
- 123,456 → one hundred (and) twenty-three thousand, four hundred (and) fifty-six
- 1,234,567 → one million, two hundred (and) thirty-four thousand, five hundred (and) sixty-seven
- 12,345,678 → twelve million, three hundred (and) forty-five thousand, six hundred (and) seventy-eight
- 123,456,789 → one hundred (and) twenty-three million, four hundred (and) fifty-six thousand, seven hundred (and) eighty-nine
- 1,234,567,891 → one billion, two hundred (and) thirty-four million, five hundred (and) sixty-seven thousand, eight hundred (and) ninety-one
- 573,765,876,315,961 → five hundred (and) seventy-three trillion, seven hundred (and) sixty-five billion, eight hundred (and) seventy-six million, three hundred (and) fifteen thousand, nine hundred (and) sixty-one
※ (and) は主にイギリス英語で、hundred の後や、数字の最後の位の前に付けられます。アメリカ英語では省略されることが多いです。(例: one hundred and twenty-three / three thousand and eight)
英語の小数の読み方 (Decimals)
小数点を英語で読む場合のルールです。

小数点と分数の読み方もマスターしよう。
小数の読み方ルール
- 小数点「.」は「point (ポイント)」と読みます。
- 小数点以下は、数字を一つずつ読み上げます。
- 整数部分が 0 の場合、「zero point 〜」または「nought point 〜」(英)、あるいは単に「point 〜」と読むこともあります。
例文:
- 3.14 → three point one four (スリー・ポイント・ワン・フォー)
- 0.5 → zero point five / nought point five / point five (ズィーロウ・ポイント・ファイヴ / ノート・ポイント・ファイヴ / ポイント・ファイヴ)
- 12.75 → twelve point seven five (トゥウェルヴ・ポイント・セヴン・ファイヴ)
- 686.83 km → six hundred eighty-six point eight three kilometers
- Pi to four decimal places is 3.1415 (three point one four one five).
小数点以下4桁までの円周率は3.1415です。
英語の分数の読み方 (Fractions)
分数を英語で読む場合のルールです。少し複雑ですが、パターンを覚えましょう。
分数の読み方ルール
- 基本は「[分子(基数)] + [分母(序数)]」の順で読みます。
- 分子が 2 以上の場合、分母の序数に複数形の -s を付けます。
- 特別な読み方をするものがあります:
- 1/2 → a half / one half (ア ハーフ / ワン ハーフ)
- 1/4 → a quarter / one quarter (ア クォーター / ワン クォーター)
- 帯分数(例: 2 ½)は、「[整数部分(基数)] + and + [分数部分]」で読みます。
例文:
- 1/3 → one third / a third (ワン サード / ア サード)
- 2/3 → two thirds (トゥー サーズ) (分子が2なので -s)
- 3/4 → three quarters (スリー クォーターズ) (分子が3なので -s)
- 1/8 → one eighth / an eighth (ワン エイス / アン エイス)
- 5/6 → five sixths (ファイヴ シクスス) (分子が5なので -s)
- 2 ½ → two and a half (トゥー アンド ア ハーフ)
- Add one and a half cups of flour. (1と1/2カップの小麦粉を加えてください。)
ローマ数字の使い方 (Roman Numerals)
時計の文字盤、本の章、王や女王の名前などで見かけるローマ数字。読み方と基本的なルールを知っておきましょう。

ローマ数字は特定の場面で使われます。
基本的な記号
ローマ数字の基本記号
- I = 1
- V = 5
- X = 10
- L = 50
- C = 100
- D = 500
- M = 1000
読み方のルール
- 基本的には、記号を左から右へ足し算します。(例: VI = 5 + 1 = 6, XII = 10 + 1 + 1 = 12, LX = 50 + 10 = 60)
- 小さい記号が大きい記号の左にある場合は、引き算します。(例: IV = 5 – 1 = 4, IX = 10 – 1 = 9, XL = 50 – 10 = 40, XC = 100 – 10 = 90, CD = 500 – 100 = 400, CM = 1000 – 100 = 900)
- 同じ記号は3つまでしか続けません(例: Ⅲ = 3, XXX = 30)。4を表すのに IIII とはしません。
ローマ数字の読み方
ローマ数字自体を読む場合は、対応する基数で読むのが一般的です。
ローマ数字の読み方例
- Chapter IV → Chapter Four (チャプター フォー) – 第4章
- King Henry VIII → King Henry the Eighth (キング・ヘンリー・ジ・エイス) – ヘンリー8世 (※王の名前などでは序数で読むのが慣例)
- Super Bowl LVII → Super Bowl Fifty-Seven (スーパーボウル フィフティセヴン) – 第57回スーパーボウル
- World War II → World War Two / World War the Second (ワールド・ウォー・トゥー / ワールド・ウォー・ザ・セカンド) – 第二次世界大戦
10Mや10Kってどういう意味?ビジネスやSNSでの単位
ビジネス文書や財務報告、あるいはSNSのフォロワー数や動画の再生回数などで、「K」や「M」といったアルファベットが付いた数字を見かけることが増えました。これらは大きな数字を表すための略語(単位)です。
K / M / G (B) の意味
- K = Kilo (キロ) = 1,000 (千)
例: 10K = 10 × 1,000 = 10,000 (1万) - M = Million (ミリオン) = 1,000,000 (百万)
例: 10M = 10 × 1,000,000 = 10,000,000 (1千万) - G = Giga (ギガ) / B = Billion (ビリオン) = 1,000,000,000 (十億)
例: 5G / 5B = 5 × 1,000,000,000 = 5,000,000,000 (50億)
※ G (Giga) は主にコンピュータの記憶容量などで使われ、金額などでは B (Billion) が一般的です。
使われる場面:
- ビジネスレポート、財務諸表 (例: Sales reached $5M.)
- SNSのフォロワー数、いいね数、再生回数 (例: 100K followers, 2M views)
- ゲーム内の通貨やスコア
- コンピュータのメモリやストレージ容量 (例: 16GB RAM)
注意: これらの表記は便利ですが、非常にフォーマルな文書では避け、完全な数字で記述するのが望ましい場合もあります。文脈によって判断しましょう。
まとめ:英語の数字を自信を持って使いこなそう!
英語の数字の読み方、書き方、そして関連表現について、基本から応用まで幅広く解説しました。最後に重要なポイントを振り返りましょう。
英語の数字 攻略のポイント
- 基本的な数字 (0-100) のスペルと読み方を正確に覚える。
- 桁の多い数字は3桁区切り (カンマ) で考え、単位 (Thousand, Million, Billion…) を正しく使う。単位は通常、複数形にしない。
- 小数は小数点「.」を “point” と読み、それ以下は一桁ずつ読む。
- 分数は「分子(基数) + 分母(序数)」が基本。1/2 (a half), 1/4 (a quarter) は特別。分子が2以上なら序数に -s。
- 日付は序数 (1st, 2nd, 3rd, 4th…) を使う。書き方・読み方は米式/英式の違いに注意。
- 前置詞は「at + 時刻」「on + 曜日/日付」「in + 月/年/季節/期間」を使い分ける。
- ローマ数字や単位「K/M」も基本的な意味と使い方を知っておくと便利。
- 発音、特に “-teen” と “-ty” のアクセントの違いに注意する。
数字は言語の基本的な要素であり、正確に使いこなすことは、効果的なコミュニケーションに不可欠です。最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、ルールを理解し、この記事の例文を参考にしたり、日常の中で意識して使ったりすることで、必ず身についていきます。
音声を繰り返し聞いて発音練習をしたり、実際に数字を使って英文を作ってみたりするのも効果的です。自信を持って英語の数字を使いこなし、あなたの英語力をさらに向上させましょう!