【英語「久しぶり」完全ガイド】Long time no seeだけじゃない!シーン別ネイティブ表現20選 (2025年版)
F
レッスンの内容
挨拶から「久しぶりに〜した」まで徹底解説!フォーマル/カジュアル/メール例文&使い方
しばらく会っていなかった友人や同僚、海外の知人に再会した時、あるいはメールで連絡を取る時、「久しぶり!」と英語で伝えたい場面はよくありますよね。多くの人がまず思い浮かべるのは “Long time no see!” かもしれません。確かにこれは定番の表現ですが、実は少しカジュアルすぎたり、状況によっては不自然に聞こえたりすることもあるんです。
また、「久しぶりに映画を見た」「地元に帰るのは久しぶりだ」のように、「(何かをするのが)久しぶり」と言いたい場合、”Long time no see!” は使えません。英語では、このような状況を表現するために別の言い方をする必要があります。
この記事では、そんな「久しぶり」に関する英語表現を完全網羅!
- 定番 “Long time no see!” の本当のニュアンスと注意点
- 再会時の挨拶としての「久しぶり」(カジュアルな場面、フォーマルな場面)
- メールや手紙で使える「ご無沙汰しております」
- ネイティブが使う「久しぶりに〜した/する」の自然な表現方法(現在完了形が鍵!)
- 「久しぶり!」と言われた時のスマートな返答の仕方
- 具体的な会話例文と各フレーズの使い方解説
この記事を読めば、相手や状況に合わせて様々な「久しぶり」を自然に使いこなせるようになり、あなたの英語コミュニケーションはよりスムーズで豊かになるでしょう。7000字を超えるボリュームで徹底解説します!
挨拶としての「久しぶり!」(再会時)
しばらくぶりに誰かに会った時に使う「久しぶり!」の表現です。相手との関係性(カジュアルかフォーマルか)によって使い分けましょう。

友達にはカジュアルな「久しぶり!」を使ってみよう。
カジュアル編 (友人・知人へ)
親しい間柄で使える、フレンドリーな「久しぶり!」の表現です。
カジュアルな「久しぶり!」
- Long time no see!
意味: 久しぶり!
解説: 最も有名で、非常にカジュアルな定番表現。友人や気心の知れた相手に使います。文法的には少し変わった形ですが(一説には中国語の表現が元とも)、口語表現として定着しています。※ビジネスメールや目上の人には不向きです。 - It’s been a while!
意味: しばらくぶりだね!
解説: “while” は「しばらくの間」という意味。”Long time no see!” と同じくらいよく使われるカジュアルな表現です。”It has been a while.” の略。 - It’s been ages! / It’s been forever!
意味: すごく久しぶり! / (会うのが)永遠ぶりだね!
解説: “ages” や “forever” は「非常に長い間」を大げさに表現する言い方。本当に長い間会っていなかった時や、久しぶり感を強調したい時に使います。 - Nice to see you. / Great to see you.
意味: 会えて嬉しいよ。
解説: 直訳すると「会えて嬉しい」ですが、「久しぶり」のニュアンスを含んで使われることも多いです。シンプルで使いやすい表現。 - Look who it is!
意味: おやおや、誰かと思えば!
解説: 偶然ばったり再会した時の驚きと喜びを表す表現。「久しぶり!」というニュアンスが含まれます。 - Haven’t seen you in ages / forever!
意味: ずいぶん / 永遠に 会ってなかったね!
解説: 「長い間あなたに会っていなかった」という現在完了形を使った表現。カジュアルな会話で使われます。 - How have you been?
意味: どうしてた? / 元気だった?
解説: 「久しぶり」の挨拶に続けて、相手の近況を尋ねる定番のフレーズ。 - What have you been up to?
意味: 最近何してたの?
解説: こちらも近況を尋ねるカジュアルな表現。
カジュアルな会話例
A: Hey Ken! Long time no see!
B: Wow, Yumi! It’s been ages! How have you been?
A: Pretty good! What have you been up to?
B: Same old, same old. Work keeps me busy.
(訳)
A: やあケン!久しぶり!
B: わあ、ユミ!すごく久しぶりだね!元気だった?
A: 元気だよ!最近何してたの?
B: 相変わらずだよ。仕事が忙しくてね。
フォーマル編 (目上・ビジネスシーン)
上司や取引先、恩師など、敬意を払うべき相手に再会した際に使う丁寧な表現です。

フォーマルな場面では丁寧な言葉遣いを。
フォーマルな「お久しぶりです」
- Good to see you again. / Great to see you again. / Nice to see you again.
意味: またお会いできて嬉しいです。
解説: 最も一般的で使いやすい丁寧な表現。”Good/Great/Nice” でニュアンスはほぼ同じです。 - It’s a pleasure to see you again.
意味: 再びお目にかかれて光栄です。
解説: “pleasure” を使うことで、より丁寧でフォーマルな響きになります。 - It has been a long time (since we last met).
意味: (最後にお会いしてから)ご無沙汰しております。
解説: 「長い時間が経ちましたね」という客観的な事実を述べることで、「お久しぶりです」の意を表す丁寧な表現。”(since we last met)” は省略可能です。 - It’s been too long.
意味: 本当にご無沙汰しておりました。
解説: “It has been a long time.” を少し強調した言い方。 - How have you been keeping?
意味: いかがお過ごしでしたか?
解説: “How have you been?” のより丁寧な言い方。相手の近況を丁寧に尋ねます。
フォーマルな会話例
A: Mr. Smith? It’s great to see you again.
B: Ms. Tanaka! Likewise. It has been a long time. How have you been keeping?
A: Very well, thank you. And yourself?
B: Keeping busy, as always.
(訳)
A: スミスさん?またお会いできて嬉しいです。
B: 田中さん!こちらこそ。ご無沙汰しておりました。いかがお過ごしでしたか?
A: 元気にしております、ありがとうございます。スミスさんは?
B: 相変わらず、忙しくしておりますよ。
メール・手紙での「ご無沙汰しております」
しばらく連絡を取っていなかった相手にメールや手紙を送る際の、丁寧な書き出し表現です。
メールでの「ご無沙汰」表現
- It has been a long time since we last contacted each other.
意味: 前回ご連絡差し上げてから長い時間が経ちました。(やや硬い表現) - It’s been a while since our last correspondence.
意味: 前回やり取りしてからしばらく経ちますね。
解説: “correspondence” は「文通、やり取り」を意味し、メールや手紙に適した表現です。 - I hope this email finds you well. It’s been some time since we were last in touch.
意味: お元気でお過ごしのことと存じます。最後にご連絡してからしばらく経ちました。
解説: 丁寧な挨拶に続けて、ご無沙汰している旨を伝える表現。 - Sorry for the long silence. / Apologies for not writing sooner.
意味: 長い間ご無沙汰して申し訳ありません。 / もっと早くお手紙(メール)差し上げられずすみません。
解説: 自分から連絡が途絶えていた場合に使うお詫びの表現。 - Long time no talk!
意味: 久しぶり!(話すのが)
解説: “Long time no see!” の派生形で、メールやチャットで使われる非常にカジュアルな表現。ビジネスには不向き。
「久しぶりに〜した/する」の英語表現:現在完了形が鍵!
「久しぶりに映画を見た」「温泉に行くのは久しぶりだ」のように、ある行動を久しぶりに行う、あるいは行う予定であることを表現したい場合、英語では「最後に〜してから時間が経った」という発想で表現するのが最も自然です。これには**現在完了形 (have/has + 過去分詞)** を使うのが一般的です。

「最後に〜してから時間が経った」と表現するのがコツ。
パターン1: It has been [期間] since I last [過去形の動詞]…
「私が最後に〜してから[期間]になる」という形で、「〜するのは[期間]ぶりだ」という意味を表します。
例文 (It has been… since…)
- It’s been three years since I last bowled.
(It has been の略)
最後にボーリングをしてから3年経ちます。= ボーリングをするのは3年ぶりだ。 - It’s been a long time since I saw a movie in a theater.
最後に映画館で映画を見てから長い時間が経ちました。= 映画館で映画を見るのは久しぶりだ。 - It’s been ages since we went out for dinner together.
私たちが最後に一緒に夕食に出かけてから随分経ちますね。= 一緒に夕食に行くのはすごく久しぶりだね。
パターン2: I haven’t [過去分詞] in [期間] / for a while.
「私は[期間]の間〜していない」という形で、「〜するのは久しぶりだ」という意味を表します。”for a while” は「しばらくの間」という意味です。
例文 (I haven’t…)
- I haven’t been to my hometown in a while.
しばらく故郷に帰っていません。= 故郷に帰るのは久しぶりです。 - She hasn’t been on a business trip since last fall.
彼女は去年の秋以来、出張していません。= 彼女が出張するのは去年の秋以来だ。 - I haven’t had my dad’s home cooking in three years.
父の手料理を3年間食べていません。= 父の手料理を食べるのは3年ぶりです。 - We haven’t met (up) for ages!
私たちは随分会っていませんね!= 会うのはすごく久しぶりだね!
パターン3: The last time I [過去形の動詞] was [時期].
「私が最後に〜したのは[時期]だった」という形で、「〜したのは[時期]以来だ」=「〜するのは久しぶりだ」という意味を表します。
例文 (The last time…)
- The last time I played baseball was almost ten years ago.
私が最後に野球をしたのはほぼ10年前です。= 野球をするのは約10年ぶりです。 - The last time I came here was a year ago.
私が最後にここに来たのは1年前です。= ここに来るのは1年ぶりです。 - The last time I ate sushi was when I lived in Japan.
私が最後に寿司を食べたのは日本に住んでいた時です。= 寿司を食べるのは日本に住んでいた時以来です。
その他の例文
その他の例文
- I can’t remember the last time I was in Ueno. It has been quite a while.
最後に上野に行ったのがいつか思い出せません。かなり前のことです。= 上野に来るのは本当に久しぶりです。 - I haven’t been here since we had coffee two months ago.
私たちが2ヶ月前にコーヒーを飲んで以来、ここには来ていません。= ここに来るのは2ヶ月ぶりです。 - It’s been five years since we last worked together on a project.
私たちが最後に一緒にプロジェクトで働いてから5年経ちます。= 一緒に仕事をするのは5年ぶりですね。 - When was the last time we worked together? It’s been a while, hasn’t it?
私たちが最後に一緒に働いたのはいつでしたか? しばらく経ちますよね?= 一緒に仕事をするのは久しぶりですよね? - I cannot remember the last time I had a vacation. That is how long it’s been.
最後に休暇を取ったのがいつか思い出せません。それくらい経つのです。= 休みを取るのは本当に久しぶりです。 - It has been quite a while since I took a vacation.
休暇を取ってからかなり時間が経ちました。= 休みを取るのはかなり久しぶりです。
「久しぶり!」と言われた時の返答
相手から「久しぶり!」と声をかけられた時に、自然に返せるようになりましょう。
「久しぶり!」への返答例
- You too! / Great to see you too!
あなたもね! / こちらこそ会えて嬉しいよ! - Yeah, it has been a while!
うん、しばらくぶりだね! - I know, right? It feels like forever!
本当だよね?すごく久しぶりな気がする! - How have you been?
元気だった?どうしてた? (会話を続ける) - What’s new with you?
何か変わりあった? (会話を続ける)
まとめ:状況に合わせて「久しぶり」を使いこなそう!
英語で「久しぶり」を表す様々な表現をご紹介しました。”Long time no see!” は万能ではなく、特にフォーマルな場面やメールでは避けるべきであること、そして「久しぶりに〜した」は英語特有の言い回し(最後に〜してから時間が経った)を使うことがポイントでした。
「久しぶり」表現のキーポイント
- 挨拶(カジュアル): Long time no see!, It’s been a while!, It’s been ages!, Nice/Great to see you.
- 挨拶(フォーマル): Good/Great/Nice to see you again., It’s a pleasure to see you again., It has been a long time.
- メール: It has been a long time since…, It’s been a while since…
- 「久しぶりに〜した」: It has been [期間] since I last [動詞過去形]… や I haven’t [動詞過去分詞] in [期間]… の形を使うのが自然。
- 返答: You too!, Yeah, it has been a while!, How have you been? などで会話を続ける。
日本語では一言で済む「久しぶり」も、英語では相手や状況、伝えたいニュアンスによって様々な表現があります。最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事で紹介した例文を参考に、それぞれのフレーズが持つ響きや丁寧さのレベルを感じ取ってみてください。
そして何より、実際に使ってみることが大切です。久しぶりに連絡を取りたい友人や知人がいたら、今回学んだ表現を使ってメールを送ってみるのも良い練習になります。自信を持って「久しぶり!」と英語で伝えられるよう、練習を続けていきましょう!