こんにちは。旅行に行ったときにお土産を買いますが、何を基準に選ぶのでしょうか。
ガイドブックに記載されている品など、その土地でしか売っていない品が一番人気なのでしょうが、有名な観光地であったら、お土産を選ぶのも一苦労です。
外れがないお土産
ヨーロッパのイギリスは、日本人が一度は行ってみたい国の1つです。
エリザベス女王2世が統治する島国であり、歴史、文化、芸術など一度は体感してみたい事が、たくさんあります。
しかし、誰もが行きたい国とは行った人がたくさんいるということなので、その結果、イギリスのお土産もすでに色々もらったことがあったりします。
このような状態で外れがないお土産を選ぶのは大変です。
会話
イギリスに出張に来ていた佐藤さんが、お土産を探しており、ロンドンにある事務所の人と相談をしています。佐藤さんはどのようなお土産をミルズさんから勧められたのでしょうか。
会話をみてみましょう。
Ms. Mills: Are you through with your business trip work, Mr. Sato?
出張のお仕事全部終わりましたか、佐藤さん?
Mr. Sato: Yes, I finished all of them. All I need to do is to buy souvenirs.
はい、全部終わりました。あとはお土産を買うだけです。
Ms. Mills: Is there any choice?
何か考えていますか?
Mr. Sato: I am at a loss now, because I came here so many times. I have bought many popular souvenirs already.
今私は困っています、何度もここに来ていますから。私はすでに多くの人気のあるお土産を買っています。
Ms. Mills: Have you checked the shops of the Purveyor to the Royal Household?
英王室御用達のお店はチェックしましたか?
Mr. Sato: I haven’t thought about it yet. But aren’t they expensive?
それについてはまだ考えていませんでした。でも高いのではないですか?
Ms. Mills: Not everything. Some shops sell goods which we are using for daily use.
全てではないですよ。いくつかの店では、私達が日常で使っている商品も売っています。
For example, royal warrant ketchup or cornflakes, etc. How about searching those items?
例えば王室御用達のケチャップとかコーンフレークとか。このような商品を探してみるのはどうですか?
Mr. Sato: Really? I need to check it. I should be found good things for souvenirs.
本当ですか?チェックしてみる必要がありますね。いいお土産が見つかるといいです。
Ms. Mills: One chocolate shop is near this office. That shop has a royal warrant of Her Majesty the Queen.
1つのチョコレートのお店はここのオフィスから近いですよ。そこのお店はエリザベス2世の王室御用達許可書を持っています。
Mr. Sato: Thank you, it helped me a lot.
ありがとう、とても助かったよ。
【世界的有名人の保証付き】
ミルズさんは佐藤さんに、英王室御用達のお店でお土産を選んでみたら、どうでしょうかと提案していました。
ポイント
では、会話の中で出てきた会話や言い回しをみてみましょう。
- Ms. Mills ミルズさん
未婚か既婚か不明な女性に”Ms.”を敬称でつけます。ビジネスではほとんどの場合女性に対して、この敬称が用いられます。
- Are you through with Are you through with your business trip work?
出張のお仕事全部終わりましたか
“Are you through with~?” で「~は終わりましたか?」という言い方をします。
- at a loss 困っている
- the Purveyor to the Royal Household 王室御用達
この言い方は英国のみでの使用される、王室御用達になります。
- royal warrant 王室御用達もしくは、王室御用達許可書
- Her Majesty the Queen エリザベス2世陛下
イギリスではエリザベス2世陛下の事を、普段このように呼びます。
”The Queen”の部分を”Elizabeth the Second”とも言いますが、現代のイギリスで女王といったらエリザベス2世しかいませんので”the Queen”が一般的に使われています。
英国に限らず、○○何世という同じ名前を持った君主を持つ国が沢山あります。
それぞれの国で呼び方の仕来りがありますので、君主もしくは王室にいる人を呼ぶときは、なんといって呼ぶのか調べてから使わないと、失礼にあたります。
話題を持つお土産
身近な食品にも御用達が!
王室御用達と名前を聞くと、日本の皇室御用達がまず思い浮かぶでしょう。皇室御用達の品質に間違いはないですが、値段もなかなか高いものばかりです。
その点、英王室御用達の品物は、もちろん高い物もありますが、日本のスーパーでも売っている、輸入品のケチャップや普段食べている製品も、実は御用達品であったりします。
王室御用達とは誰の御用達?
現在、英王室御用達の許可書を発行できる人間は3人います。エリザベス女王2世、王配エディンバラ公、そしてチャールズ皇太子です。王配エディンバラ公はエリザベス女王2世の旦那様です。
彼らが美味しいものや愛用している商品に許可証が与えられます。
そして、王族のなかで結婚されて、新しい親族から新しい商品を紹介されたりなどで、御用達品は増えていきます。もちろんそれらは高級品ばかりではありません。
監査は5年に一度
英王室御用達品は5年に1度監査が入り、更新されていきます。今まで御用達品を扱う事で有名であったお店も、許可書を失ったりします。
ガイドブックに載っているお土産だけでなく、御用達品を置いてあるお店で買った商品も話題作りにぴったり。
「誰々の御用達品を売っているお店でかったよ」の一言で、お土産から始まる旅行の話も盛り上がるかもしれません。
それではまた、See you!