こんにちは。一昔前から、白い歯や歯並びの良さが大事といわれ始めました。それまで歯に対するケアは、あまり必要と認識されていませんでした。
現在では歯のホワイトニングや矯正など、以前よりは積極的に治療する人が増えています。
日本の歯科矯正は高額
しかし増えてきたといっても、全員がケアをしているわけではありません。そう、費用の問題が大きいのです。
日本では虫歯の治療は医療保険の対象であっても、歯科矯正は対象ではありません。子供の頃に始めると少ない金額のケースが多いとはいえ、高いと100万円を超える金額になります。更にとても痛い治療になる場合も多くあります。
会話
欧米では歯科矯正はどうなのでしょうか。アメリカの高校生の会話をみてみましょう。
Caroline: You look very happy, Sarah. Did something good happen to you?
とても幸せそうに見えるよ、サラ。何か良いことでもあったの?
Sarah: Yes! My orthodontic treatment has finished.
そうなの!歯科矯正の治療が終わったのよ。
Caroline: Have you finished every treatment? How about the dental appliance for holding teeth?
全部の治療を終わらせたの?歯を保つための歯科装置はどうですか?
Sarah: I finished that, too.
それも終わったよ。
Caroline: Congratulation, Sarah! So you can eat whatever you want.
おめでとう、サラ!これからは食べたい物なんでも食べれるね。
Sarah: Yes! Now, I can chew gums and eat popcorns! This treatment was very long and it was tough for me.
そうよ!これからガムも噛めるしポップコーンも食べれるわ。この治療は長かったし私には辛かったわ。
Caroline: How long did you have the treatment?
どれくらい治療していたの?
Sarah: It was about 7 years.
だいたい7年だったわ。
Caroline: You did good job. I can understand your troubles. I also had tough time during my orthodontic treatment.
頑張ったよね。辛かったこと私もわかるよ。私も歯科矯正の時は辛かったもの。
Sarah: So, why don’t we go the movie theater this Friday evening?
だからこの金曜日映画館に行かない?
Caroline: That’s great! Let’s eat the biggest popcorn bucket!
それいいね!一番大きなポップコーンバケットを食べよう!
アメリカでは歯並びの悪い子供達は小さい頃から歯科矯正をしており、歯科矯正は当たり前の治療行為なのです。
ポイント
会話ででてきた単語や言い回しをみてみましょう。
- orthodontic treatment 歯科矯正治療
Treatment は歯医者での「治療」につかわれる単語です。 - dental appliance for holding teeth 歯を固定する歯科装置
この歯科装置は”Retainer”「リテーナー」と呼ばれることが多いです。この他にも歯科矯正では以下のような特別な単語が使われます。 - Full metal brace フルメタルブレース
金属のメタルでワイヤーをつける固定具 - Clear metal brace クリアメタルブレース
フルメタルの透明タイプ - Incognite インコグニート
歯の内側にブレースを付けて矯正する装置 - Invisalign インビザライン
マウスピースタイプの矯正装置
歯科矯正は必要な治療
アメリカの多くの医療保険では、歯科矯正は対象内となっています。
笑顔は敵意のない証拠であり、歯並びが悪いと笑顔の印象も悪くなってしまい、相手に不快感を与えてしまいます。つまり、歯並びが良いというのは生きていくうえで必要な口腔条件なのです。
歯並びが良いと、滑舌も良くなり、虫歯や歯周病になりにくく、更には頭痛や肩こりも軽減してくれます。保険適用内であり良いことづくしなので、ほとんどの子供達は歯科矯正を行っています。
逆に歯科矯正を行っていない歯並びの悪い子は貧しくみられ、家柄や育ちが悪いととらえられてしまいます。
歯科矯正は子供時代に
子供にとっては辛くて痛い歯科矯正、やりたくない子が多いでしょう。
ガムやポップコーンなどの歯の隙間に挟まる食べ物も食べられなくなります。硬いものもだめなので、硬いお煎餅も食べられなくなってしまいます。
でも生きていくうえで必要な治療なので、アメリカでは中学生くらいから、多くの子供達が歯科矯正の装置をつけ始めます。
治療方法を選べる矯正
さて歯科矯正の費用ですが、保険適用内のため多くの種類があります。フルメタルブレースはクリアタイプよりも安く、逆にインコグニートなどはとても高くなります。
フルメタルブレースですと30万円ほどで治療できてしまう為、日本のように費用がどんどんかさんでいく心配はありません。
まとめ
最近では、日本でも費用は抑えられており、医療費控除の対象にもなっているので、昔ほど高額な費用を請求されることはなくなってきてはいます。
日本でも必要なものとして、いつの日か歯科矯正が医療保険の対象になるといいですね。
それではまた、See you!