イギリスで急に目が痛くなったり、以前より見えにくくなったりすると、「眼科はどこにあるのだろう」「GPの紹介がないと診てもらえないのだろうか」と不安になりやすいものです。さらに、アルファベット式の視力表や英語での問診まで想像すると、予約を後回しにしたくなるかもしれません。
最初に押さえたいのは、イギリスでは街中のopticiansが身近な入口になるという点です。視力検査や眼鏡の相談なら直接予約でき、目の状態に異常が疑われればGPや病院の眼科部門へつないでもらえます。一方、突然見えなくなった場合や突然の激しい眼痛は、通常の予約を待つ状況ではありません。
この記事では、受診先の判断、予約方法、検査の流れ、症状を伝える英語、6/6などの視力表記、費用確認、緊急時の行動までを一続きで確認できます。英会話に不安がある人は、受診用の短い表現を覚えるだけでも負担を減らせます。日頃から基礎力も整えたい場合は、英語教室で聞き返し方や会話の組み立てを練習する方法もあります。
なお、ここで扱う情報は受診先を考えるための一般的な案内であり、個別の診断に代わるものではありません。症状が急に始まった、悪化している、強い痛みがある、視界が欠けるといった場合は、英語の準備より先に医療機関やNHS 111へ相談してください。
イギリスでは目の状態に合わせて受診先を選ぶ
- 視力や眼鏡の相談はopticiansへ直接予約できる
- 専門治療はoptometristやGPから病院へ紹介されることが多い
- 急な視力低下や激しい眼痛は通常予約を待たない
受診先を決めるときは、日本語の「眼科」に相当する建物を探すより、何を診てもらいたいかを先に整理するのが近道です。眼鏡の度数、日常的な見えにくさ、定期的な目の確認なら、近くのopticiansが一般的な入口です。
Opticiansは店舗名であり職種名とは限らない
opticiansは、眼鏡を販売する店舗や、視力検査を提供する施設を広く指す言い方です。店内には異なる役割を持つ専門職がいるため、「眼鏡店だから販売だけ」とは限りません。予約時にはeye test、sight test、urgent eye careなど、希望するサービスを具体的に伝えます。
optometristは、視力や屈折だけでなく、目の内部と外部の状態、両眼の協調、色や奥行きの見え方などを確認する専門職です。異常が疑われる場合には、GPやhospital eye clinicへお伝えします。追加の訓練を受けている場合は、一定範囲の目の症状に薬を扱うこともあります。
dispensing opticianは、処方内容に基づいてレンズやフレームを選び、眼鏡を顔に合わせる専門職です。単焦点、遠近両用、レンズの厚さ、フレームのフィットなどを相談できます。NHSの案内では、dispensing opticianは視力検査そのものを担当する職種ではないと区別されています。
Ophthalmologistは治療や手術を行う眼科医
ophthalmologistは、目の病気を診断し、薬による治療や手術を行う医師です。白内障、緑内障、網膜疾患、糖尿病に関連する目の病気、外傷など、専門的な評価が必要な場合に関わります。病院ではeye clinic、hospital eye clinic、ophthalmology departmentと表示されることがあります。
ここで間違えやすいのが、ophthalmologyとophthalmologistです。ophthalmologyは診療分野としての「眼科学・眼科」を表し、ophthalmologistは人としての「眼科医」を表します。医師に診てもらう必要があるか尋ねるなら、“Do I need to see an ophthalmologist?”が自然です。
Orthoptistは斜視や眼球運動などを扱う
orthoptistは、斜視、弱視、複視、眼球運動、両眼視機能などを扱う専門職です。子どもの視覚発達に関する評価だけでなく、大人の二重に見える症状や両眼の協調に関わることもあります。

つまり、視力検査ならoptometrist、眼鏡の調整ならdispensing optician、専門治療ならophthalmologistという大枠を持つと迷いにくくなります。では、自分の症状ではどこを予約すればよいのでしょうか。
症状別に見る予約先とGP紹介の考え方
- 日常的な見えにくさはopticiansへ直接相談する
- 痛みや急な変化は予約前に症状を伝える
- 地域サービスの名称や利用方法は郵便番号で確認する
すべての目の問題でGPの紹介が必要なわけではありません。通常の視力検査はopticiansへ直接予約でき、異常が見つかれば紹介につながります。ただし、痛みや急な見え方の変化を、通常のeye testとして予約するだけでは十分でない場合があります。
通常の視力検査を選びやすい状態
- 遠くの標識や字幕が以前より見えにくい
- 近くの文字に焦点が合いにくい
- 眼鏡の度が合わないように感じる
- 新しい眼鏡を作りたい
- コンタクトレンズを検討している
- 目の健康状態を定期的に確認したい
- 目の疲れや頭痛が視力と関係するか相談したい
NHSは、特別な指示がなければ2年ごとの視力検査を案内しています。ただし、目の病歴、糖尿病、緑内障の危険性、強い近視などによって、optometristから短い間隔を勧められることがあります。次回時期は一般論で決めず、検査後に確認しましょう。
軽い症状でも予約時に内容を伝える
地域によっては、急に起きた目の症状を地域のoptometristが評価するサービスがあります。MECSやCUESなどの名称が使われることがありますが、名称、対象症状、自己予約の可否は地域で異なります。居住地の郵便番号を使い、地域のNHS案内や店舗へ確認するのが安全です。
- 充血や軽い痛み
- 乾燥、かゆみ、異物感
- まぶたの腫れ
- 涙や目やにの増加
- 新しく現れた飛蚊症や光の点滅
- 目に小さな異物が入った可能性
このような症状では、オンライン画面の空いているroutine eye testを機械的に選ぶより、電話で症状を伝えてください。担当者が緊急枠、NHS 111、GP、病院など、状態に合う窓口を案内しやすくなります。
病院または私立診療を利用する場合
手術、詳しい眼底検査、疾患の継続管理が必要な場合は、optometristやGPからhospital eye clinicへ紹介されることが一般的です。過去に網膜、黄斑、緑内障などの病気がある人は、通常検査の予約時にも病名と治療歴を伝えてください。
私立の眼科医へ直接予約できる施設もあります。待ち時間や使用言語の選択肢が異なる一方、初診、追加検査、薬、処置などの料金体系は施設ごとに違います。旅行保険や民間医療保険を使うなら、予約前に保険会社へ連絡し、紹介状や支払い保証が必要か確認しましょう。
受診先の方向が決まったら、次は予約です。電話で長く話す必要はなく、「目的」「主な症状」「始まった時期」「緊急枠が必要か」の4点を伝えれば、会話を組み立てやすくなります。
眼鏡店の予約で使える英語と確認事項
- 予約目的と症状を分けて伝える
- 料金と追加検査の有無を事前に確認する
- 英語への配慮は予約段階で依頼できる
予約の最初の一文は、“I’d like to book an eye test, please.”で十分です。ただし症状があるなら、その直後に内容を加えます。症状を先に隠さないことが、適切な予約枠につながります。
- フレーズ
- I’d like to book an eye test, please.
- 日本語訳
- 視力検査を予約したいです。
- 使う場面
- 電話や受付で、通常の視力検査を予約するときの最初の一文です。
- 注意点・誤用例
- 痛みや急な変化があるのに、この一文だけで終えないでください。“I have pain in my right eye.”などを続けます。
- 発音・ニュアンス
- eye testは「アイ・テスト」に近い音です。I wantよりI’d likeを使うと、受付で穏やかな依頼になります。
- フレーズ
- My distance vision has become blurry, and I have some pain in my right eye.
- 日本語訳
- 遠くがぼやけるようになり、右目に少し痛みがあります。
- 使う場面
- 見えにくさに加えて痛みがあり、通常枠でよいか判断してもらいたいときに使います。
- 注意点・誤用例
- right eyeとright eyesightを混同しないようにします。right eyeは右目、eyesightは視力全般です。
- 発音・ニュアンス
- blurryは「ブラリー」に近く、最初の音をやや強くします。has becomeは、以前と比べて変化したことを示します。
- フレーズ
- Do I need a routine eye test, or should I book an urgent appointment?
- 日本語訳
- 通常の視力検査でよいですか。それとも緊急の予約を取るべきですか。
- 使う場面
- 症状を説明した後、どの予約枠を選ぶべきか尋ねる場面です。
- 注意点・誤用例
- urgentをemergencyと同じ意味で使わないようにします。緊急事態なら予約の相談ではなく、NHS 111、A&E、999などの指示に従います。
- 発音・ニュアンス
- routineはイギリス英語では「ルーティーン」に近い音です。should Iで相手の判断を丁寧に求めています。
予約前に確認したい項目
- eye testまたはsight testを受けられるか
- 症状に対応する予約枠があるか
- 検査料金はいくらか
- NHS-funded sight testの対象を確認できるか
- OCTや眼底写真などの追加料金があるか
- コンタクトレンズ用の別予約が必要か
- 通訳、付き添い、車椅子への配慮が可能か
- フレーズ
- How much does the eye test cost, and are there any additional charges?
- 日本語訳
- 視力検査はいくらで、追加料金はありますか。
- 使う場面
- 基本検査と追加検査の費用を予約前に分けて確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- “How much is eye test?”では冠詞が不足します。“the eye test”または“an eye test”とします。
- 発音・ニュアンス
- additional chargesは「追加費用」のやや丁寧な表現です。extra costと言い換えても通じます。
短い電話会話の型
- 会話
- 受付:Good morning. How can I help?
学習者:I’d like to book an eye test. My vision has gradually become blurry.
受付:Do you have any pain or sudden changes in your vision?
学習者:No pain, and it has not changed suddenly.
受付:All right. Let me check our available appointments.
学習者:Thank you. Could you also tell me the cost? - 日本語訳
- 受付:おはようございます。どのようなご用件ですか。
学習者:視力検査を予約したいです。徐々に視界がぼやけてきました。
受付:痛みや、見え方の急な変化はありますか。
学習者:痛みはなく、急に変化したわけでもありません。
受付:分かりました。予約可能な日時を確認します。
学習者:ありがとうございます。料金も教えていただけますか。 - 使う場面
- 急激ではない見えにくさについて、通常の予約を取る場面です。
- 注意点・誤用例
- graduallyは徐々に、suddenlyは突然にという対比です。実際と異なる答えを暗記で返さず、自分の症状に合わせます。
- 発音・ニュアンス
- graduallyは「グラジュアリー」に近い音です。文全体が難しければ、“It started slowly.”でも意味を伝えられます。
予約が取れたら、検査中の指示に備えます。すべてを聞き取る必要はなく、よく使われる動詞と返答の型を知っておけば対応できます。
イギリスの視力検査で行われること
- 検査は問診、予備検査、視力測定、屈折検査、健康確認へ進む
- 分からない指示はその場で聞き返してよい
- 追加検査は目的と費用を確認してから受ける
検査の順序は店舗や目の状態で変わりますが、問診、機械による測定、視力表、レンズ比較、目の健康確認という流れが一般的です。大切なのは、正解を当てることではなく、実際の見え方を正直に答えることです。
受付と問診
受付では、氏名、生年月日、住所、連絡先、登録しているGPなどを聞かれることがあります。検査室では、遠くと近くのどちらが見えにくいか、症状が片目か両目か、いつ始まったか、頭痛や光の点滅があるかなどを確認されます。
- 糖尿病や高血圧があるか
- 家族に緑内障と診断された人がいるか
- 目の手術や外傷を経験したか
- 現在使っている点眼薬や内服薬は何か
- コンタクトレンズを使用しているか
- 運転や画面作業を日常的に行うか
機械を使う予備検査
optical assistantなどが、optometristの検査前に測定を行うことがあります。眼鏡の度数、自動屈折、眼圧、眼底写真、視野、瞳孔反射、両眼の位置や動きなどが対象です。
眼圧測定では、目に空気が当たる方式が使われることがあります。驚きやすいなら、“Will there be a puff of air?”と先に尋ねられます。OCTは網膜や視神経周辺を断層画像で確認する検査ですが、すべての来店者に必須とは限りません。
- フレーズ
- What is this test checking, and is there an extra charge?
- 日本語訳
- この検査では何を確認するのですか。また、追加料金はありますか。
- 使う場面
- OCTや眼底撮影など、目的や料金が分からない検査を提案されたときに使います。
- 注意点・誤用例
- checkingはここでは「確認対象」を尋ねています。“Why do you do this?”だけでは責める響きに聞こえる場合があります。
- 発音・ニュアンス
- extra chargeは「エクストラ・チャージ」に近い音です。目的と費用を一文で効率よく確認できます。
アルファベット式の視力表
イギリスでは、異なる大きさのアルファベットを左から右へ読む視力表が広く使われています。日本でよく見るランドルト環と形式は違いますが、見える限界を確認する目的は同じです。
- フレーズ
- Please read the smallest line you can see, from left to right.
- 日本語訳
- 見える中で最も小さい列を、左から右へ読んでください。
- 使う場面
- 検眼担当者から受ける代表的な指示です。smallest lineはボリュームではなく、文字が最も小さい段を指します。
- 注意点・誤用例
- 見えない文字を自信ありげに言い切る必要はありません。推測なら、“I think it might be P.”のように不確かさを添えます。
- 発音・ニュアンス
- lineは「列・段」を表します。left to rightは「レフト・トゥ・ライト」とひとまとまりで覚えます。
ほかにも、“Cover your left eye.”は左目を覆う、“Don’t squint.”は目を細めない、“Keep both eyes open.”は両目を開けたままにする、という指示です。聞き取れなければ、動作を始める前に確認してください。

レンズを変えて比べる屈折検査
- フレーズ
- Which is clearer, one or two?
- 日本語訳
- 1と2では、どちらがはっきり見えますか。
- 使う場面
- 度数の異なるレンズを交互に入れ、輪郭の見え方を比べる場面です。
- 注意点・誤用例
- 違いがなければ番号を無理に選ばず、“They look about the same.”または“I can’t tell the difference.”と答えます。
- 発音・ニュアンス
- clearerは「クリアラー」に近い音です。betterよりも、輪郭の鮮明さを直接表せます。
赤と緑の背景を比べる検査では、色の好みではなく文字の輪郭を比べます。“They look equally clear.”は「同じくらい鮮明です」という返答です。ここまでの流れが分かれば、次はアルファベットに自信がない場合の頼み方を準備できます。
アルファベットが読みにくいときの伝え方
- アルファベットを素早く言えなくても検査は相談できる
- 指差しや記号を使う別の方法が用意される場合がある
- 見えないことと文字名を思い出せないことを分けて伝える
アルファベットの名称を素早く発音できなくても、視力そのものが低いとは限りません。そのため、検査前に読む速度に不安があると伝えることが重要です。子どもや読み書きが難しい人向けに、記号、絵、方向を示す形、手元のカードとの照合などが使われる場合があります。
- フレーズ
- I know the alphabet, but I may need a little time to say each letter.
- 日本語訳
- アルファベットは分かりますが、一文字ずつ言うのに少し時間が必要かもしれません。
- 使う場面
- 文字は認識できるものの、英語名を即座に発音することが難しい場合に使います。
- 注意点・誤用例
- “I cannot see English.”では、英語が見えないという不自然な意味になります。読む速さの問題ならneed timeを使います。
- 発音・ニュアンス
- each letterは「イーチ・レター」に近い音です。mayを入れることで、可能性を穏やかに伝えています。
- フレーズ
- I’m not confident reading the letters quickly. Is there another chart you can use?
- 日本語訳
- アルファベットを素早く読むことに自信がありません。別の視力表を使えますか。
- 使う場面
- 記号、方向を示す形、指差しなどの代替方法を相談するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 必ず別の視力表があるとは限らないため、要求ではなく相談の形にします。予約時に先に伝えると準備してもらいやすくなります。
- 発音・ニュアンス
- confidentは「コンフィデント」に近い音です。“Is there another way?”と短くしても構いません。
ランドルト環を英語で説明する
日本でよく使われるランドルト環は、Landolt CまたはLandolt ringと呼ばれます。名前だけで伝わりにくければ、a ring with a gapと形を添えます。
- フレーズ
- In Japan, we often use a Landolt C chart. It shows rings with gaps, and we say which way each gap is facing.
- 日本語訳
- 日本ではランドルト環の視力表をよく使います。切れ目のある輪が表示され、それぞれの切れ目がどちらを向いているか答えます。
- 使う場面
- アルファベット式の視力表に驚いた理由や、日本で慣れている方法を説明するときに使います。
- 注意点・誤用例
- “We don’t use alphabet in Japan.”と断定するのは避けます。日本でもアルファベット式が使われる場合があるため、oftenを使うと正確です。
- 発音・ニュアンス
- gapは短く「ギャップ」と発音します。facingは「向いている」という意味です。
“I have no matter with alphabet.”は「アルファベットで問題ありません」という意味になりません。“I’m fine with the letter chart.”または“I don’t have any trouble reading the letters.”を使います。
検査形式への不安が減ったところで、次は問診で最も重要な症状表現を整理します。病名を推測して伝えるより、見え方、左右、開始時期、変化の速さを具体的に話すほうが役立ちます。
目の症状を正確に伝える英語
- 症状、左右、開始時期、悪化の有無を順に伝える
- 病名を自己判断せず、実際の見え方を描写する
- 飛蚊症や光の点滅には出現時期と増加の有無を添える
問診では難しい医学用語より、いつ・どちらの目・どのようにを伝えることが重要です。「右目が昨日から痛い」「今朝突然ぼやけた」「左目の端に光が見える」のように、一文を短く区切ります。
見え方に関する語句
- blurred vision:ぼやけた視界、かすみ目
- double vision:物が二重に見える状態
- distorted vision:ゆがんで見える状態
- loss of vision:視力または視野の喪失
- a blind spot:見えない部分、暗点
- a dark shadow:視界に見える暗い影
- a curtain over my vision:視界を覆うカーテンのような影
- flashes of light:光の点滅
- floaters:飛蚊症として見える点や線
- halos around lights:光の周囲に見える輪
痛みや不快感に関する語句
- eye pain:目の痛み
- a sharp pain:鋭い痛み
- a dull ache:鈍く続く痛み
- a gritty feeling:砂が入ったような感覚
- dryness:乾燥
- itchiness:かゆみ
- redness:充血
- discharge:目やに、分泌物
- sensitivity to light:光に対する過敏さ
- フレーズ
- My vision suddenly became blurry this morning.
- 日本語訳
- 今朝、突然視界がぼやけました。
- 使う場面
- 急な視力変化について、受付やNHS 111へ相談するときに使います。
- 注意点・誤用例
- suddenlyは緊急度の判断に関わる情報です。実際には徐々に変化したならgraduallyを使います。
- 発音・ニュアンス
- visionは「ヴィジョン」に近い音です。my eyesightより、症状のある視界を表すvisionが自然です。
- フレーズ
- I’ve suddenly noticed a lot of new floaters and flashes in my left eye.
- 日本語訳
- 左目に、新しい飛蚊症と光の点滅が突然たくさん現れました。
- 使う場面
- 初めて現れた、または急に増えた飛蚊症や光の点滅を緊急相談するときに使います。
- 注意点・誤用例
- 以前から変化なく存在するのか、初めてまたは急増したのかを分けて伝えます。dark curtainやblurred visionの有無も重要です。
- 発音・ニュアンス
- floatersは「フロウターズ」、flashesは「フラッシズ」に近い音です。newとsuddenlyをはっきり言います。
- フレーズ
- There is a dark shadow moving across my vision.
- 日本語訳
- 視界を横切る暗い影があります。
- 使う場面
- 影やカーテンのようなものが視界を覆う症状を伝える場面です。
- 注意点・誤用例
- 通常検査の日まで待つ前に、緊急のopticians予約またはNHS 111へ相談する対象です。
- 発音・ニュアンス
- acrossは「横切って」という動きを表します。動かない暗い部分なら“There is a dark patch.”と表せます。
症状を組み立てる4要素
- 左右:in my right eye/in my left eye/in both eyes
- 開始時期:since yesterday/this morning/three days ago
- 始まり方:suddenly/gradually
- 経過:getting worse/staying the same/coming and going
たとえば、“I have a gritty feeling in both eyes. It started three days ago and is getting worse.”とすれば、「両目に砂が入ったような感覚があり、3日前から始まって悪化している」と伝えられます。一文を完璧に作るより、短い文を二つ並べるほうが聞き間違いを減らせます。
次に、検査結果で戸惑いやすい6/6などの表記を確認します。これは眼鏡処方箋の度数とは別の情報です。
6/6や6/12の意味と処方箋の読み分け
- 6/6は検査距離と標準的に読める距離の関係を表す
- 6/12は小数視力のおおよそ0.5に対応する
- SPHやCYLは視力値ではなくレンズの度数情報である
イギリスでは視力が6/6、6/12、6/60などで示されることがあります。分子は検査距離、分母は標準的な視力の人が同じ大きさの記号を読める距離を示します。分子と分母の関係を見るのが基本です。
6/6は、検査を受ける人が6メートルから読める記号を、標準的な視力の人も6メートルから読めるという意味です。日本で使われる小数視力では、おおむね1.0に対応します。
6/12は、標準的な視力の人なら12メートルから読める記号を、検査を受ける人は6メートルから読めたという意味です。小数視力では、おおむね0.5に相当します。ただし、視力表や検査条件が違えば単純に一致しないことがあります。
| イギリスで見かける表記 | 小数で表す目安 |
|---|---|
| 6/4.8 | 1.25 |
| 6/6 | 1.0 |
| 6/7.5 | 0.8 |
| 6/12 | 0.5 |
| 6/18 | 約0.33 |
| 6/60 | 0.1 |
処方箋で見かける略語
- SPH/Sphere:近視または遠視を補正する球面度数
- CYL/Cylinder:乱視を補正する度数
- AXIS:乱視の軸
- ADD:近用部分に加える度数
- Prism:眼位のずれなどを補正する情報
- R/RE:右目
- L/LE:左目
- PD:左右の瞳孔間距離
PDは眼鏡を正しく作るために必要ですが、視力検査後の処方箋へ必ず記載されるとは限りません。NHSの案内では、レンズをフレームへ正しく合わせる責任は眼鏡を調整する側にあり、その過程で測定されることがあります。
- フレーズ
- Could you explain what these numbers mean and whether my prescription has changed?
- 日本語訳
- この数値の意味と、処方度数が変わったかどうかを説明していただけますか。
- 使う場面
- 検査結果や眼鏡処方箋を受け取った直後に、前回との差を確認する場面です。
- 注意点・誤用例
- prescriptionは処方内容を表します。receiptは支払いの領収書なので区別してください。
- 発音・ニュアンス
- prescriptionは「プリスクリプション」に近く、中央のscripを意識します。whetherは「〜かどうか」です。
検査後には、光学処方箋または追加検査へ紹介したことを示す書面を受け取れます。検査を受けた店舗で眼鏡を購入する義務はありません。次は、検査費用とNHS負担の考え方を見ていきます。
視力検査の費用とNHS負担を確認する
- 通常検査の料金は店舗と検査内容で確認する
- 無料の視力検査と眼鏡費用の補助は別制度である
- イギリス内でも地域により制度が異なる
視力検査が有料かNHS負担になるかは、年齢、健康状態、所得支援などの条件で変わります。さらに、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで仕組みが同一とは限りません。予約時には居住地域と自分の資格条件を確認してください。
イングランドで案内されている主な対象
- 16歳未満
- 16歳から18歳でフルタイム教育を受けている人
- 60歳以上
- 視覚障害の登録がある人
- 糖尿病または緑内障と診断されている人
- 40歳以上で、親、兄弟姉妹、子どもに緑内障と診断された人がいる場合
- 眼科医から緑内障の危険性を指摘されている人
- 複雑な度数のレンズに関する条件を満たす人
- NHSの医療費支援や指定された所得支援の条件を満たす人
対象条件を満たしていても、臨床的に必要な検査として扱われることや、資格を証明する書類が必要になる場合があります。分からない場合は自己判断で申告せず、店舗やNHSの案内で確認します。
NHS負担の視力検査を受けられることと、眼鏡やコンタクトレンズが無料になることは同じではありません。眼鏡などの費用を補助するoptical voucherには別の条件があります。
- フレーズ
- Could you check whether I qualify for an NHS-funded sight test?
- 日本語訳
- NHS負担の視力検査の対象になるか確認していただけますか。
- 使う場面
- 予約時または受付で、資格条件と必要書類を確認するときに使います。
- 注意点・誤用例
- qualifyは条件を満たすという意味です。対象だと決めつけず、証明書類も確認します。
- 発音・ニュアンス
- qualifyは「クウォリファイ」に近い音です。whetherを使うことで、対象かどうかの確認になります。
眼鏡を購入するときは、フレーム表示価格に基本レンズが含まれるか、薄型加工、反射防止、調光、遠近両用に追加料金があるかを確認します。新しい度数に慣れない場合の再調整方針や、完成までの期間も尋ねておくと安心です。
コンタクトレンズでは、通常の視力検査とは別に、角膜の状態、レンズの動き、装用方法を確認する予約が必要になることがあります。眼鏡の処方情報だけを使って自己判断でレンズを選ぶのは避けましょう。
緊急性のある症状と相談先
- 急な見え方の変化や目の痛みは早めに相談する
- 突然見えない、突然激しく痛む場合はA&Eまたは999
- 緊急時は自分で運転しない
目の症状には、通常の視力検査の日まで待たないほうがよいものがあります。NHSは、見え方の変化、暗い影、痛み、赤く痛む目、光を見ると痛い状態などについて、緊急のGP予約またはNHS 111への相談を案内しています。突然性と強い痛みは特に重要です。
緊急のopticians予約またはNHS 111を考える症状
- 視界が急にぼやけた
- 物が二重に見えるようになった
- 光の点滅や光る形が見える
- 暗い影が視界を横切る
- 目に痛みがある
- 目が赤く、痛みもある
- 明るい光を見ると痛い
- 飛蚊症や光の点滅が初めて現れた
- 飛蚊症や点滅が急に増えた
- 目の手術や外傷の後に飛蚊症が現れた
- 視界に暗いカーテンがかかったように見える
A&Eへ行くか999へ連絡する状態
NHSは、片目または両目が突然見えなくなった場合、または突然の激しい眼痛がある場合に、A&Eへ行くか999へ連絡するよう案内しています。自分で運転せず、ほかの人に運転を頼むか救急車を要請します。服用中の薬も持参します。
強い化学薬品が目に入った、鋭い物が刺さった、高速で飛んできた物が目に当たった、外傷後に視力が変化した場合も、通常の眼鏡店予約で待つ状況ではありません。強い化学薬品の場合、NHSは医療支援を待ちながら水で洗い続けるよう案内しています。
症状だけから原因を決めつけたり、古い飛蚊症と同じだと思って待ったりしないでください。初めての症状、急な増加、視界の影、ぼやけ、痛み、手術や外傷後の発症は、緊急相談の対象です。
- 緊急相談の会話
- 相談員:Are you able to see out of both eyes?
学習者:I can see out of my right eye, but I suddenly lost vision in my left eye about ten minutes ago.
相談員:Do you have any severe eye pain?
学習者:Yes. The pain started suddenly.
相談員:Do not drive yourself. I’ll tell you what to do next. - 日本語訳
- 相談員:両目とも見えますか。
学習者:右目は見えますが、約10分前に左目が突然見えなくなりました。
相談員:激しい目の痛みはありますか。
学習者:はい。痛みは突然始まりました。
相談員:自分で運転しないでください。次に何をすべきかお伝えします。 - 使う場面
- 突然の視力喪失と激しい眼痛を緊急窓口へ伝える想定です。
- 注意点・誤用例
- この状態では英作文を整えてから連絡する必要はありません。“Sudden vision loss.” “Severe eye pain.”の短い語句でも、まず連絡します。
- 発音・ニュアンス
- lost visionは視界を失った状態、severe painは激しい痛みです。発症した時刻をできるだけ具体的に伝えます。
緊急性がない通常の受診でも、準備があると英語の負担を減らせます。最後に、持ち物、聞き返し表現、短時間でできる練習手順を整えましょう。
受診前の準備と英会話の実践手順
- 症状と病歴を一枚のメモに整理する
- 聞き返し表現を声に出して準備する
- 予約、検査、結果確認の順に会話を練習する
受診前にすべきことは、難しい医学英語の暗記ではありません。自分の情報を短く整理することと、分からないときに止める表現を準備することです。スマートフォンのメモでも紙でも構いません。
持参を検討したいもの
- 現在使用している眼鏡
- コンタクトレンズと保存ケース
- 過去の眼鏡処方箋
- 使用中の点眼薬
- 内服薬の名称と用量の一覧
- アレルギー情報
- 目の病気、手術、外傷の記録
- 英文の診断書や紹介状
- 眼底写真やOCT画像などの資料
- 保険証券と保険会社の連絡先
- 身分証明書や資格確認に必要な書類
- NHS番号が分かる資料
手術歴がある場合は、病名、手術名、手術日、左右どちらの目か、現在の薬、経過観察で注意する点を準備します。日本語の資料しかない場合でも原本を持ち、病名と手術名だけでも英語で書いておくと説明の助けになります。

聞き取れないときの基本表現
- フレーズ
- Could you say that again more slowly, please?
- 日本語訳
- もう一度、もう少しゆっくり言っていただけますか。
- 使う場面
- 受付、問診、検査指示、結果説明のどこでも使えます。
- 注意点・誤用例
- 分からないのにyesと答えて先へ進まないことが大切です。医療の指示では、理解できるまで確認します。
- 発音・ニュアンス
- more slowlyを少し強く言うと、何を変えてほしいか伝わります。短く“Slowly, please.”でも対応できます。
- フレーズ
- Could you write that down for me?
- 日本語訳
- それを書いていただけますか。
- 使う場面
- 薬の使い方、病名、紹介先、次回予約など、後で確認したい情報を依頼するときに使います。
- 注意点・誤用例
- write downは書き留めるという句動詞です。“write me”だけでは意図が不明確になります。
- 発音・ニュアンス
- write that downを一続きで発音します。丁寧ですが簡潔で、医療場面でも使いやすい依頼です。
理解を確認する言い換え
説明を聞いた後は、自分の理解を一度言い直します。たとえば、“So I should use these eye drops four times a day and contact you again if the pain gets worse. Is that correct?”と確認すれば、回数や再連絡の条件の誤解を減らせます。
受診までの3段階練習
- 予約練習:目的、症状、開始時期、料金確認を30秒で言う
- 検査練習:left、right、same、clearer、blurryを使って答える
- 結果確認:処方の変化、病気の所見、次回検査、紹介の必要性を尋ねる
一日目は症状メモを作り、二日目は予約表現を3回音読し、三日目は視力検査の返答を練習します。その後は、実際の自分の症状や病歴へ置き換えてください。長い会話を暗記するより、短い部品を組み合わせるほうが実際の質問へ対応しやすくなります。
英語そのものへの不安が強い場合は、予約、聞き返し、症状説明の順に会話練習を重ねる方法があります。受診用の定型文だけでなく、相手の質問へ返す力も整えたい人は、無理のない範囲で学習環境を利用してください。
イギリスの眼科受診に関するQ&A
- GP紹介の要否は受診目的によって異なる
- 検査で分からないことは推測せず確認する
- 緊急症状では通常予約より早い相談先を選ぶ
最後に、予約前に迷いやすい点を短く確認します。個別の症状については、医療機関の判断を優先してください。
イギリスで視力検査を受けるにはGPの紹介が必要ですか?
通常の視力検査や眼鏡の相談は、近くのopticiansへ直接予約できます。検査で病気が疑われた場合は、optometristからGPや病院の眼科部門へ紹介されることがあります。
アルファベットを素早く読めなくても視力検査を受けられますか?
検査前に読む速度へ不安があると伝えてください。少し待ってもらったり、指差し、記号、方向を示す形など、別の方法を相談できる場合があります。
視力検査で1と2の違いが分からないときはどう答えますか?
無理に選ばず、“They look about the same.”または“I can’t tell the difference.”と答えます。実際の見え方を正直に伝えることが、度数を調整するうえで大切です。
NHS負担の視力検査なら眼鏡も無料になりますか?
視力検査の費用負担と、眼鏡やコンタクトレンズに使えるoptical voucherは別の仕組みです。自分がどちらの条件を満たすか、予約先やNHSの案内で確認してください。
飛蚊症が急に増えた場合は通常の予約まで待ってもよいですか?
初めての飛蚊症、突然の出現や増加、光の点滅、暗い影、ぼやけ、痛みを伴う場合は、緊急のopticians予約またはNHS 111へ相談してください。
突然見えなくなったり激しい眼痛が出たりした場合はどうしますか?
片目または両目が突然見えなくなった場合や、突然の激しい眼痛がある場合は、A&Eへ行くか999へ連絡します。自分で運転せず、ほかの人の運転または救急車を利用してください。
検査を受けた店舗で眼鏡を買う必要がありますか?
検査を受けた店舗で眼鏡を購入する義務はありません。処方箋を受け取り、価格、レンズ内容、調整方法などを比較してから購入先を決められます。
受診当日に確認する最終チェック
- 症状の左右と開始時期を一文で言えるようにする
- 緊急症状の有無を予約前に確認する
- 結果、費用、次の行動を書面でもらう
受診当日は、予約名、現在の眼鏡、薬の一覧、症状メモを確認します。症状メモには「右か左か」「いつからか」「突然か徐々にか」「悪化しているか」「痛み、光の点滅、暗い影があるか」を書いてください。
検査中は、読めない文字を無理に断定せず、“I’m not sure.”や“I can’t make it out.”と答えます。レンズの差が分からなければ同じに見えると伝え、指示が分からなければ動作を始める前に聞き返します。
検査後は、処方度数が変わったか、目の病気を疑う所見があるか、眼科医への紹介が必要か、次回検査はいつかを確認します。紹介先、薬の使い方、再連絡の条件は、可能であれば書面でもらいましょう。
イギリスでは、opticiansが視力と目の健康を確認する身近な入口です。通常の見えにくさと緊急性のある変化を分け、症状を短い英語で伝えられれば、必要な窓口へ進みやすくなります。英語を完璧に話すことより、分からないことを止めて確認し、実際の見え方を正直に伝えることを優先してください。
制度や緊急時の判断を確認する際は、NHSのVisiting an optician、Free NHS eye tests and optical vouchers、Vision loss、Floaters and flashes in the eyesも参照してください。

