街角で外国人旅行者から「Excuse me…」 と声をかけられた瞬間、頭が真っ白になってしまった経験はありませんか?頭の中では道順がわかっているのに、いざ英語にしようとすると「えっと、Turn to right…?」と口ごもってしまうのは、多くの日本人学習者が通る道です。
実は、英語の道案内は中学レベルの動詞と前置詞のコアイメージ さえ掴めば、驚くほどシンプルかつ自然に伝えられます。この記事では、ネイティブが毎日使う実践フレーズ50選から、日本人が陥りやすいNG表現の修正法、リアルな会話例までを徹底見ていきましょう。
✨ この記事の要約(30秒でわかるポイント)
✔ 基本動作は3ステップ: 「直進する(Go straight)」「曲がる(Turn)」「目印(Landmark)を伝える」の組み合わせだけで道案内の8割は完結します。
✔ 前置詞の使い分けがカギ: 「on the corner(角の上に面して)」や「for two blocks(2区画分)」など、空間イメージを理解すれば不自然な直訳英語から卒業できます。
✔ シーン別の配慮表現: 友人向けのカジュアルな言い回しから、ビジネス・来客向けの「Let me escort you」といった丁寧なアテンド表現まで自在に使い分けられます。
📚 【体系的まとめ】日常英会話・ビジネス挨拶・実践フレーズガイド
道案内英語の意味・ニュアンス・表現比較早見表
道を尋ねる自信のある人と迷っている人の対比イラスト
📌 この章のポイント
✔ 類似表現の微細なニュアンス差: 「I’m lost」と「I’m looking for…」の心理的ハードルの違いや、ネイティブが好む動詞の選び方を整理します。
✔ 道案内の骨格を作る動詞と前置詞: 移動のプロセスを正確に描写するための必須ボキャブラリーを一覧で把握できます。
✔ 目的別の即戦力フレーズ: 方向指示から所要時間、建物内の案内まで、場面ごとに最適な表現がひと目でわかります。
英語で道案内をする際、あるいは自分が海外で道を尋ねる際、辞書で調べた単語をそのまま並べても「文法的には通じるけれど、ネイティブが聞くと少し不自然」 という現象がよく起こります。
まずは、道案内で頻出する基本フレーズの裏にあるコアイメージ(核となる感覚)とニュアンスの違い を、ネイティブの視点から紐解いていきましょう。
基本フレーズとコアイメージの違い
同じ「道に迷った」「まっすぐ進む」「隣にある」といった意味でも、選ぶ単語によって話し手の感情やフォーマル度、空間の捉え方 が異なります。
英語フレーズ
発音の目安
日本語訳
使う場面・ニュアンス
I’m lost.
アイム ロスト
道に迷いました。
現在地が全くわからない状態。少し困り果てた響きがあるため、大人同士では後半の表現も好まれる。
I lost my way.
アイ ロスト マイ ウェイ
道に迷ってしまいました。
目的地へ向かう途中でルートを外れたニュアンス。やや説明的で落ち着いた表現。
I’m looking for…
アイム ルッキング フォー 〜
〜を探しています。
ネイティブが最もよく使う自然な切り出し方。「迷子」と認めずにスマートに道を聞ける。
Go straight
ゴー ストレイト
まっすぐ進む
最も標準的で万能な「直進する」。地図上の線に沿って進む客観的なイメージ。
Head straight
ヘッド ストレイト
まっすぐ向かう
「頭(head)をその方向に向ける」が語源。特定の目印や方角へ体を向けて進む躍動感がある。
Turn right / left
ターン ライト / レフト
右 / 左に曲がる
道案内の基本表現。フォーマルからカジュアルまであらゆる場面で使える。
Take a right / left
テイク ア ライト / レフト
右 / 左の道をとる(曲がる)
複数の選択肢の中から「右(左)という進路を選び取る」感覚。日常会話でネイティブが多用するこなれた表現。
Next to
ネクスト トゥ
〜のすぐ隣に
建物や部屋がピタッと隣接している、または順番としてすぐ次にある明確な位置関係。
Beside
ビサイド
〜のそばに・横に
「脇に並んでいる」イメージ。物理的な密着度よりも「すぐ横のエリアにある」感覚で、少し書き言葉寄り。
Landmark
ランドマーク
目印となる建物・特徴物
遠くからでも見分けがつくタワー、大きな銀行、特徴的な公園などの「建造物・地形」。
Sign
サイン
標識・看板・案内板
文字や矢印が書かれた「案内表示」。道路標識や駅構内の出口案内などを指す。
💡 ワンポイント解説: 欧米の文化では、大人の男性などが街中で見知らぬ人にいきなり「I’m lost(迷子になっちゃいました)」と言うのを少し気恥ずかしく感じることがあります。そのため、実際の街角では “Excuse me, I’m trying to find…”(すみません、〜を見つけようとしているのですが) や “I’m looking for…”(〜を探していまして) と切り出す方が、自立した大人のスマートな会話として好まれます。
よく使う道案内動詞・前置詞一覧
道案内が上手な人は、難しい単語を知っているのではなく、「基本動詞」と「方向・位置を表す前置詞」の組み合わせ をパズルのように使いこなしています。以下の表で、それぞれの単語が持つ「動きの矢印」をイメージしてみてください。
英語フレーズ
発音の目安
日本語訳
使う場面・ニュアンス
go / walk
ゴー / ウォーク
行く / 歩いて進む
移動の最も基本的な動詞。徒歩なら「walk」を使うと距離感や手段がより明確になる。
continue / keep going
コンティニュー / キープ ゴーイング
そのまま進み続ける
途中で曲がらずに、今の道や方向を維持して進むときに使う。「道なりに」の表現にも最適。
cross
クロス
(道路・橋などを)渡る
道路や交差点を向こう側へ横断する動作。「cross the street」の形で頻出。
pass
パス
〜を通り過ぎる
目印となる建物の前を素通りして先へ進む動作。「You’ll pass a bank(銀行を通り過ぎます)」のように使う。
follow
フォロー
〜に沿って進む・従う
道なりに進む(follow this road)や、案内標識に従って進む(follow the signs)際に重宝する。
enter / exit
エンター / エグジット
入る / 出る
建物や改札、高速道路などに入る・出る動作。前置詞なしで「enter the building」「exit the station」と続ける。
for (距離・時間)
フォー
〜の間・〜の距離だけ
「for two blocks(2ブロック分)」「for five minutes(5分間)」のように移動の継続範囲を示す。
to / towards
トゥ / トゥウォーズ
〜へ(到着) / 〜の方角へ
「to」は目的地への到達を含み、「towards」は「そちらの方向に向かって(到達するとは限らない)」を指す。
past
パスト
〜を通り過ぎて(前置詞)
「walk past the park(公園を通り過ぎて歩く)」のように、動作動詞の後ろに添えて通過を表す。
along
アロング
〜に沿って
川沿い(along the river)や大通り沿い(along this street)など、細長いものに沿って進む感覚。
across / through
アクロス / スルー
〜を横切って / 〜を通り抜けて
「across」は平面(道路や広場)を横切る感覚。「through」は立体的な空間(建物内、公園、トンネル)の中を突き抜ける感覚。
💡 ワンポイント解説: 日本人学習者が最も混同しやすいのが、動詞の “pass”(通り過ぎる) と前置詞・副詞の “past”(〜を過ぎて) です。「Go past the station(駅を通り過ぎて進む)」は “go” という動詞があるため前置詞の “past” を使います。一方、「Pass the station(駅を通り過ぎる)」はそれ自体が動詞なので “pass” になります。発音も似ていますが、文の組み立て方が異なるので意識しておきましょう。
シチュエーション別・目的別早見表
道案内の会話は、大きく分けて「①目的地を聞く・答える」「②目印を伝える」「③所要時間を答える」「④建物内で案内する」「⑤丁寧に申し出る・お礼を言う」 の5つのフェーズで構成されています。各フェーズの代表的な表現を一覧で確認しましょう。
英語フレーズ
発音の目安
日本語訳
使う場面・ニュアンス
How can I get to…?
ハウ キャン アイ ゲット トゥ 〜?
〜へはどう行けばいいですか?
【目的地を聞く】徒歩でも乗り物でも使える、最も標準的な質問表現。
Look for the big sign.
ルック フォー ザ ビッグ サイン
大きな看板を探してください。
【目印を伝える】目的地周辺で何に目を向ければいいかを具体的に指示する表現。
It takes about 10 minutes.
イット テイクス アバウト テン ミニッツ
約10分かかります。
【所要時間を答える】「It takes + 時間」で、そこへ行くのに必要な時間を客観的に伝える。
It’s on the third floor.
イッツ オン ザ サード フロア
3階にあります。
【建物内での案内】フロア(床面)の上に接触しているため、前置詞は必ず「on」を使う。
I can show you the way.
アイ キャン ショー ユー ザ ウェイ
道をご案内できますよ。
【丁寧な申し出】言葉で説明するのが難しいとき、途中まで一緒に行ってあげる親切な一言。
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基礎①〜⑤ 挨拶・音変化・道案内 ① 食事・カフェ編 ② 観光・旅行編 ③ 歴史・文化編 ④ 試験・文法編
親しい間柄・日常会話での自然な道案内フレーズ集
友人同士のカジュアルな道案内フレーズを示したインフォグラフィック
📌 この章のポイント
✔ 友人同士の軽快なやり取り: 堅苦しい表現を省き、「Just walk straight」「It’s a five-minute walk」などリズムの良い口語表現を使います。
✔ 家族や子どもへのわかりやすい指示: 専門的な区画名や方角ではなく、大きな木や公園など「視覚的にすぐわかる目印」を軸に説明します。
✔ 現代ならではのSNS・待ち合わせ表現: 「位置情報のピンを送る(send the location pin)」や「絶対に見落とさないよ(you can’t miss it)」など、リアルな日常フレーズを網羅します。
友達との待ち合わせや、街中で同世代の旅行者にカジュアルに道を教えるシーンでは、教科書のような硬い表現よりも、短くてリズムの良い口語フレーズ が活躍します。
ここでは、親しい間柄や日常のリラックスした場面でそのまま使える15の厳選フレーズを見ていきましょう。
友人同士で道を聞く・教える
友人や同僚との会話では、「How may Iget to…」のような丁寧すぎる表現はかえって距離を感じさせてしまいます。“Hey, do you know how to get to…?” のように軽く切り出すのが自然です。
📌 駅への道を聞く
Hey, do you know how to get to the station from here?
🔈 ヘイ、ドゥ ユー ノウ ハウ トゥ ゲット トゥ ザ ステイション フロム ヒア?
🇯🇵 ねぇ、ここから駅へどう行くか知ってる?
💡 友達や同僚に「ここから〜への行き方わかる?」と気軽に尋ねる定番フレーズです。
📌 直進して左手にあると伝える
Just walk straight and you’ll see it on your left.
🔈 ジャスト ウォーク ストレイト アンド ユール シー イット オン ユア レフト
🇯🇵 ただまっすぐ歩けば、左手にそれが見えてくるよ。
💡 文頭に「Just(ただ〜するだけ)」を添えることで、「すごく簡単だよ!」という安心感を相手に与えられます。
📌 次の角で曲がる提案
I think we should turn right at the next corner.
🔈 アイ シンク ウィ シュッド ターン ライト アット ザ ネクスト コーナー
🇯🇵 次の角で右に曲がった方がいいと思うよ。
💡 友達と一緒に地図を見ながら歩いているとき、「こっちじゃない?」と自然に提案する表現です。
📌 徒歩の所要時間を伝える
It’s only a five-minute walk from here.
🔈 イッツ オンリー ア ファイヴ ミニット ウォーク フロム ヒア
🇯🇵 ここから歩いてたった5分だよ。
💡 ハイフンで繋いだ「five-minute」は形容詞の働きをするため、minuteに「s」をつけないのが重要な文法ルールです。
📌 スマホで地図を調べる
Let me check the map for you.
🔈 レット ミー チェック ザ マップ フォー ユー
🇯🇵 ちょっと地図を調べてあげるね。
💡 自分が正確な道を知らないときでも、スマホを取り出しながらこの一言を言えると非常に親切です。
💡 ワンポイント解説: 「左手に(右手に)見えますよ」と言いたいとき、日本語につられて “in your left hand” と言ってしまう人がいますが、これだと「あなたの左の手のひらの中に握られている」という意味になってしまいます。視界の左側・右側という方向を表す際は、必ず “on your left” または “on your left-hand side” と前置詞 on を使いましょう。
家族や子どもに道を説明する
家族や子ども、あるいは土地勘のない人に道を教えるときは、「北へ進む」「〇〇通りに入る」といった抽象的な説明よりも、「〜が見えたら曲がる」「〜を通り過ぎたらすぐ」 といった具体的な風景(ビジョン)を描写するのがコツです。
📌 公園の先にあると伝える
Go past the park and the library is right after that.
🔈 ゴー パスト ザ パーク アンド ザ ライブラリー イズ ライト アフター ザット
🇯🇵 公園を通り過ぎると、図書館はそのすぐ先にあるよ。
💡 「right after that(そのすぐ後に・すぐ先に)」の「right」は「右」ではなく「ちょうど・すぐ」という強調の意味で使われています。
📌 目印で曲がるタイミングを指示
When you see the big tree, turn left.
🔈 ウェン ユー シー ザ ビッグ トゥリー、ターン レフト
🇯🇵 大きな木が見えたら、左に曲がってね。
💡 「When you see…(〜が見えたら)」は、距離感覚が掴みにくい子どもや旅行者にとって最も親切なナビゲーション表現です。
📌 隣接する目印を伝える
Grandma’s house is next to the bakery.
🔈 グランマズ ハウス イズ ネクスト トゥ ザ ベイカリー
🇯🇵 おばあちゃんの家はパン屋さんの隣にあるよ。
💡 いい匂いがするパン屋さんなど、五感でわかりやすいお店を基準にすると迷いにくくなります。
📌 迷ったときのフォロー
If you get lost, call me, okay?
🔈 イフ ユー ゲット ロスト、コール ミー、オーケイ?
🇯🇵 もし道に迷ったら電話してね、いい?
💡 状態の変化を表す「get」を使い、「get lost(迷子になる状態に陥る)」と表現するのがネイティブ流です。
📌 案内表示をたどるよう伝える
Follow the blue signs until you reach the playground.
🔈 フォロー ザ ブルー サインズ アンティル ユー リーチ ザ プレイグラウンド
🇯🇵 遊び場に着くまで、青い標識に沿って進んでね。
💡 テーマパークや大きな公園などで、色分けされた案内板をたどるよう指示するときにぴったりの表現です。
カフェ・ショップ・SNSチャットでのカジュアルな案内
SNSのDMやテキストメッセージで待ち合わせ場所を伝えるときや、おしゃれなショップへの行き方を友達にシェアするときに大活躍する、今どきのリアルな表現です。
📌 角を曲がってすぐと伝える
The cafe is just around the corner from the bookstore.
🔈 ザ カフェ イズ ジャスト アラウンド ザ コーナー フロム ザ ブックストア
🇯🇵 そのカフェは、本屋さんから角を曲がってすぐのところにあるよ。
💡 「just around the corner」は物理的に「角を曲がってすぐ」という意味のほか、「(イベントなどが)もうすぐそこに迫っている」という比喩でもよく使われます。
📌 絶対わかる目印を伝える
Look for the red door, you can’t miss it.
🔈 ルック フォー ザ レッド ドア、ユー キャント ミス イット
🇯🇵 赤いドアを探してね、絶対に見落とさない(すぐわかる)から。
💡 「You can’t miss it.(それを見逃すはずがない=すぐわかるよ)」は、ネイティブが道案内の締めくくりに本当によく使う鉄板フレーズです。
📌 通りの向かい側と伝える
It’s across the street from the post office.
🔈 イッツ アクロス ザ ストリート フロム ザ ポスト オフィス
🇯🇵 郵便局から通りを挟んで向かい側にあるよ。
💡 基準となる建物(郵便局)の前に「from」を置くのがポイントです。「〜から見て通りの向こう側」という構造になります。
📌 地図アプリのピンを送る
I’ll send you the location pin.
🔈 アイル センド ユー ザ ロケイション ピン
🇯🇵 位置情報のピンを送るね。
💡 LINEやWhatsApp、Googleマップなどで現在地や目的地のピンを共有するときに使える、現代の必須フレーズです。
📌 待ち合わせ場所を指定する
Meet me at the entrance near the fountain.
🔈 ミート ミー アット ジ エントランス ニア ザ ファウンテン
🇯🇵 噴水の近くの入り口で待ち合わせしよう。
💡 大きな商業施設や公園で待ち合わせる際、「at(一点:入り口)」と「near(周辺:噴水の近く)」を組み合わせて場所を絞り込んでいます。
🗣️ 実践シチュエーション会話:友達と電話しながらカフェの場所へ誘導する
🗣️ Leo (レオ)
Hey Maya, I just got off at the station. How do I get to the cafe from here?
🔈 ヘイ マヤ、アイ ジャスト ガット オフ アット ザ ステイション。ハウ ドゥ アイ ゲット トゥ ザ カフェ フロム ヒア?
🇯🇵 やあマヤ、今駅で降りたところだよ。ここからカフェへはどう行けばいい?
🗣️ Maya (マヤ)
Just walk straight down the main street. It’s only a five-minute walk from the station.
🔈 ジャスト ウォーク ストレイト ダウン ザ メイン ストリート。イッツ オンリー ア ファイヴ ミニット ウォーク フロム ザ ステイション。
🇯🇵 メインストリートをただまっすぐ歩いてきて。駅から歩いてたった5分だよ。
🗣️ Leo (レオ)
Okay, I’m passing a big bookstore now.
🔈 オーケイ、アイム パッシング ア ビッグ ブックストア ナウ。
🇯🇵 オッケー、今大きな本屋さんの前を通り過ぎてるところ。
🗣️ Maya (マヤ)
Great! The cafe is just around the corner from that bookstore. Look for the red door, you can’t miss it!
🔈 グレイト! ザ カフェ イズ ジャスト アラウンド ザ コーナー フロム ザット ブックストア。ルック フォー ザ レッド ドア、ユー キャント ミス イット!
🇯🇵 ばっちり!カフェはその本屋さんから角を曲がってすぐだよ。赤いドアを探してね、すぐわかるから!
💡 語学ポイント解説 : 電話でリアルタイムに道案内をする際は、レオのように「I’m passing… now(今〜を通り過ぎているところ)」と現在進行形で自分の位置を伝えると、相手が次の指示を出しやすくなります。
職場・ビジネス・目上の人への丁寧な道案内フレーズ集
ビジネスシーンでの丁寧な道案内フレーズのコラージュ画像
📌 この章のポイント
✔ オフィス内でのスマートな誘導: エレベーターや廊下、会議室への案内など、来客を迷わせない気配りの英語を身につけます。
✔ ビジネスメール・電話での正確な表記: 駅の出口番号や区画数、駐車場の有無など、文字や音声だけで誤解なく伝えるフォーマル表現を見ていきましょう。
✔ 最高レベルの接客・おもてなし英語: 「Allow me to…」や「May I accompany you…」など、エグゼクティブや大切な顧客に敬意を示す表現を学びます。
ビジネスの現場で海外の取引先をオフィスに招くときや、ホテル・店舗などで外国人のお客様をご案内するときは、カジュアルな「Go straight」だけでなく、相手への敬意とホスピタリティが伝わる丁寧な語彙選び が求められます。
ここでは、プロフェッショナルな印象を与えるビジネス向けの道案内フレーズを3つのシーンに分けてごお伝えします。
職場での来客・同僚への案内
自社のオフィスビル内で来客や新しい同僚を案内する際は、“Please…” や “Let me…” 、“You’ll find…” を使うことで、命令口調にならない柔らかいナビゲーションが可能になります。
📌 オフィスの階数と場所を伝える
Our office is on the third floor, right next to the elevator.
🔈 アワー オフィス イズ オン ザ サード フロア、ライト ネクスト トゥ ジ エレヴェイター
🇯🇵 弊社のオフィスは3階、エレベーターのすぐ隣にございます。
💡 「right next to〜(〜のすぐ隣)」と「right」を添えることで、エレベーターを降りてすぐ目の前であるという安心感を伝えられます。
📌 エスカレーターと受付での動きを案内
Please take the escalator up and turn right at the reception.
🔈 プリーズ テイク ジ エスカレイター アップ アンド ターン ライト アット ザ リセプション
🇯🇵 エスカレーターで上へお上がりいただき、受付で右にお曲がりください。
💡 「上りのエスカレーターに乗る」は、シンプルに「take the escalator up」と表現するのが最も自然です。
📌 会議室まで同行する
Let me escort you to the meeting room.
🔈 レット ミー エスコート ユー トゥ ザ ミーティング ルーム
🇯🇵 会議室までご案内(お連れ)いたします。
💡 「escort」はビジネスや接客で「礼儀正しく同行して案内する」という意味で非常によく使われる洗練された動詞です。
📌 お手洗いの場所を丁寧に教える
You’ll find the restroom at the end of this corridor.
🔈 ユール ファインド ザ レストルーム アット ジ エンド オブ ディス コリドー
🇯🇵 この廊下の突き当たりにお手洗いがございます。
💡 「The restroom is…」と直接言うよりも、「You’ll find…(〜が見つかります=〜がございます)」とする方が、上品で柔らかい響きになります。
📌 困ったときの声かけを促す
If you need any assistance, feel free to ask.
🔈 イフ ユー ニード エニー アシスタンス、フィール フリー トゥ アスク
🇯🇵 もし何かお手伝いが必要でしたら、どうぞお気軽にお申し付けください。
💡 「help」の代わりに「assistance(ご支援・お手伝い)」を使うことで、ビジネスにふさわしい格調高いトーンになります。
💡 ワンポイント解説: 建物の階数の数え方は、アメリカ英語とイギリス英語で異なる点に注意が必要です。アメリカ(および日本)では1階が “the first floor” 、2階が “the second floor” ですが、イギリスやヨーロッパ圏、オーストラリアなどでは、地上階(1階)を “the ground floor” と呼び、日本の2階を “the first floor” と呼びます。ヨーロッパからの来客を案内する際は、”on the second floor—that’s one floor up from the ground floor” のように補足すると親切です。
ビジネスメールや電話での案内
アポイントメントの事前確認メールや電話で会社の場所を説明する際は、視覚情報がない状態でも相手が迷わないよう、出口番号や建物の位置関係を論理的に記述する 必要があります。
📌 駅の出口からの道順を説明する
To reach our building, exit the station at gate B and walk straight for two blocks.
🔈 トゥ リーチ アワー ビルディング、エグジット ザ ステイション アット ゲイト ビー アンド ウォーク ストレイト フォー トゥー ブロックス
🇯🇵 弊社のビルへお越しになるには、駅のB出口から出て、2ブロックほど直進してください。
💡 メールの案内文では、「To reach our building,(弊社ビルへ到着するには)」と目的を文頭に置くと、読み手が情報を整理しやすくなります。
📌 目印の建物の向かい側と伝える
Our company is located opposite the city hall.
🔈 アワー カンパニー イズ ロケイティッド オポジット ザ シティ ホール
🇯🇵 弊社は市役所の向かい側に位置しております。
💡 日常会話の「across from」に代わって、ビジネスメールでは「is located opposite…(〜の向かい側に位置している)」という表現が好まれます。
📌 詳細な道案内の要否を確認する
Please let us know if you require detailed directions.
🔈 プリーズ レット アス ノウ イフ ユー リクワイア ディテイルド ディレクションズ
🇯🇵 詳細な道順(案内図)が必要な場合は、どうぞお知らせください。
💡 「道順・道案内」という意味で「direction」を使うときは、複数の曲がり角や工程を含むため、必ず複数形の “directions” にするのがルールです。
📌 駐車場の場所を案内する
There is a parking lot available behind our building.
🔈 ゼア イズ ア パーキング ロット アヴェイラブル ビハインド アワー ビルディング
🇯🇵 弊社のビルの裏手に、ご利用いただける駐車場がございます。
💡 名詞の後ろに「available(利用可能な)」を添えることで、「単にあるだけでなく、お客様が停めていただけますよ」というニュアンスまで一文で伝わります。
📌 緊急連絡先を伝える
If you get lost, please call this number.
🔈 イフ ユー ゲット ロスト、プリーズ コール ディス ナンバー
🇯🇵 もし道に迷われましたら、こちらの番号までお電話ください。
💡 メールの署名欄や案内文の末尾にこの一文と電話番号を添えておくだけで、相手への配慮がぐっと際立ちます。
目上の人・お客様への丁寧な受け答え
役員クラスの来や、ホテル・百貨店などでVIPのお客様をアテンドする際には、「私が〜させていただく」という謙譲のニュアンス を含んだ丁寧表現を使いましょう。
📌 道案内を申し出る最高に丁寧な表現
Allow me to show you the way.
🔈 アラウ ミー トゥ ショー ユー ザ ウェイ
🇯🇵 私に道をご案内させてください。
💡 「Let me…」をさらに格式高くした表現が「Allow me to…(私に〜する許可をお与えください=〜させていただきます)」です。
📌 相手の意向を伺いながら案内を申し出る
Would you like me to guide you to your destination?
🔈 ウッジュー ライク ミー トゥ ガイド ユー トゥ ユア デスティネイション?
🇯🇵 目的地までご案内いたしましょうか?
💡 押し付けがましくならず、「もしよろしければ私がご案内いたしましょうか?」と相手の希望を尊重する上品な質問です。
📌 お礼に対する完璧な返答
It’s my pleasure to assist you.
🔈 イッツ マイ プレジャー トゥ アシスト ユー
🇯🇵 お役に立てて光栄でございます / どういたしまして。
💡 お客様から「Thank you」と言われた際、「No problem」ではなくこのフレーズで返すと、一流のプロフェッショナルとしての品格が伝わります。
📌 入り口の場所をフォーマルに伝える
The entrance is located just beside the main road.
🔈 ジ エントランス イズ ロケイティッド ジャスト ビサイド ザ メイン ロード
🇯🇵 入り口は大通りのすぐ脇にございます。
💡 口語的な「next to」の代わりに「beside」と「is located」を組み合わせることで、落ち着いた案内アナウンスのような響きになります。
📌 出口までお見送りする申し出
May I accompany you to the exit?
🔈 メイ アイ アカンパニー ユー トゥ ジ エグジット?
🇯🇵 出口までお供(お見送り)してもよろしいでしょうか?
💡 「accompany(〜に同行する・お供する)」は、目上の人や大切なゲストを入り口・出口まで見送る際に使われる最上級の接客表現です。
🗣️ 実践シチュエーション会話:オフィスの受付で海外からの取引先を会議室へ案内する
🗣️ Client (取引先)
Good morning. I have a 10 o’clock appointment with Mr. Tanaka, but I’m not sure which floor his office is on.
🔈 グッド モーニング。アイ ハヴ ア テン オクロック アポイントメント ウィズ ミスター タナカ、バット アイム ノット シュア ウィッチ フロア ヒズ オフィス イズ オン。
🇯🇵 おはようございます。10時に田中様とのお約束があるのですが、オフィスが何階にあるのか分からなくて。
🗣️ Receptionist (受付)
Good morning, welcome to our company. His division is on the third floor, right next to the elevator.
🔈 グッド モーニング、ウェルカム トゥ アワー カンパニー。ヒズ ディヴィジョン イズ オン ザ サード フロア、ライト ネクスト トゥ ジ エレヴェイター。
🇯🇵 おはようございます、弊社へようこそ。彼の部署は3階、エレベーターのすぐ隣にございます。
🗣️ Client (取引先)
Thank you. Should I take that elevator over there?
🔈 サンキュー。シュッド アイ テイク ザット エレヴェイター オーヴァー ゼア?
🇯🇵 ありがとうございます。あちらのエレベーターに乗ればよろしいですか?
🗣️ Receptionist (受付)
Actually, allow me to escort you to the meeting room. Right this way, please.
🔈 アクチュアリー、アラウ ミー トゥ エスコート ユー トゥ ザ ミーティング ルーム。ライト ディス ウェイ、プリーズ。
🇯🇵 いえ、よろしければ会議室までご案内させていただきます。どうぞこちらへ。
🗣️ Client (取引先)
Oh, thank you very much for your kindness.
🔈 オー、サンキュー ヴェリー マッチ フォー ユア カインドネス。
🇯🇵 ああ、ご親切にどうもありがとうございます。
🗣️ Receptionist (受付)
It’s my pleasure to assist you.
🔈 イッツ マイ プレジャー トゥ アシスト ユー。
🇯🇵 お役に立てて光栄でございます。
💡 語学ポイント解説 : 実際に歩き出しながら手で行く方向を示すときの “Right this way, please.”(どうぞこちらへ) は、接客やビジネスアテンドでそのまま使える魔法のフレーズです。
会話が弾む!相槌・返答・言い換え・応用フレーズ集
カフェで学習者とネイティブが会話を楽しむ様子
📌 この章のポイント
✔ 困っている人への自然な声かけ: 地図を広げて立ち往生している旅行者に、プレッシャーを与えずに声をかける共感フレーズを習得します。
✔ 聞き返しと確認のテクニック: 目的地や出口番号を聞き間違えないための「念押し表現」や、相手の理解度を確認する一言を学びます。
✔ ワンランク上の応用ナビゲーション: 「もし〜が見えたら行き過ぎです」など、相手が途中で迷わないための実践的な補足表現を身につけます。
実際の道案内は、一方的に道順をまくし立てて終わりではありません。相手の不安を和らげる共感の一言や、目的地を間違えないための確認、そして「もし行き過ぎてしまったらどうするか」という補足 があってこそ、生きたコミュニケーションになります。
相手の状況確認・共感フレーズ
街や駅でキョロキョロしている外国人を見かけたとき、こちらから声をかけるのは勇気がいるものです。また、道を聞かれた際も、いきなり「Go straight…」と始めるより、ワンクッション共感の言葉を入れる だけで、相手の緊張がふっと解けます。
📌 困っている人に声をかける
Are you lost?
🔈 アー ユー ロスト?
🇯🇵 道に迷われましたか?
💡 シンプルですが、優しい表情とトーンで声をかければ、困っている旅行者にとってこれほど心強い言葉はありません。
📌 より丁寧で自然な声かけ
Do you need any help finding your way?
🔈 ドゥ ユー ニード エニー ヘルプ ファインディング ユア ウェイ?
🇯🇵 道を探すのにお手伝いが必要ですか? / どこかお探しですか?
💡 「Are you lost?」よりもオブラートに包んだ表現で、プライドを傷つけずにスマートに助けを申し出ることができます。
📌 複雑な道に共感する
I understand, these streets can be confusing.
🔈 アイ アンダースタンド、ジーズ ストリーツ キャン ビー コンフュージング
🇯🇵 わかりますよ、このあたりの道はややこしいですよね。
💡 新宿駅や渋谷駅、京都の路地など、地元の人でも迷うような場所で「あなたが迷うのも無理はないですよ」とフォローする温かい一言です。
📌 一緒に考えてあげる姿勢を示す
Let me see if I can help.
🔈 レット ミー シー イフ アイ キャン ヘルプ
🇯🇵 私がお役に立てるか、ちょっと見てみますね。
💡 相手が見せてきた地図やスマホ画面を覗き込むときに使える、とても自然で親身なつなぎ言葉です。
📌 相手を安心させる一言
Don’t worry, it’s easy to get there.
🔈 ドント ウォーリー、イッツ イージー トゥ ゲット ゼア
🇯🇵 心配しないでください、そこへ行くのは簡単ですよ。
💡 道順を説明する前にこの一言を添えるだけで、「ちゃんとたどり着けるんだ!」と相手の表情がパッと明るくなります。
返答・確認・念押しのフレーズ
英語の固有名詞や数字は、お互いの発音の違いから聞き間違いが起こりやすいポイントです。案内を始める前と終わった後に、しっかり確認(Confirm)を入れる習慣 をつけましょう。
📌 目的地の名前を念押し確認する
Just to confirm, you’re looking for the Sun Cafe, right?
🔈 ジャスト トゥ コンファーム、ユア ルッキング フォー ザ サン カフェ、ライト?
🇯🇵 念のため確認ですが、お探しなのは「サン・カフェ」で合っていますよね?
💡 似た名前のお店やホテルがある場合に、全く違う場所へ案内してしまう悲劇を防ぐための必須フレーズです。
📌 相手の言った出口番号を聞き返す
Did you say exit C13b?
🔈 ディジュー セイ エグジット シー サーティーン ビー?
🇯🇵 C13b出口とおっしゃいましたか?
💡 「13(thirteen)」と「30(thirty)」、「B」と「D」など、紛らわしい英数字を正確に復唱して確認するときに使います。
📌 道順をもう一度繰り返す
Let me repeat the directions for you.
🔈 レット ミー リピート ザ ディレクションズ フォー ユー
🇯🇵 道順をもう一度繰り返しますね。
💡 曲がり角が多い複雑なルートを説明したあと、最後のまとめとして要点を復唱してあげるときに便利です。
📌 説明が伝わったか確認する
Does that make sense?
🔈 ダズ ザット メイク センス?
🇯🇵 今の説明で意味は通じましたか? / わかりましたか?
💡 注意:「Do you understand?」は教師が生徒を問い詰めるような上から目線の響きになることがあります。代わりに「(私の説明は)筋が通っていますか?」という意味のこの表現を使うのがネイティブのマナーです。
📌 紙に書いてあげる申し出
Would you like me to write it down for you?
🔈 ウッジュー ライク ミー トゥ ライト イット ダウン フォー ユー?
🇯🇵 紙に書き留めておきましょうか?
💡 駅名や乗り換えルートなど、口頭だけでは覚えきれない情報をメモして渡してあげるときに喜ばれるフレーズです。
応用・言い換えバリエーション
いつも「Go straight」「Turn right」「It’s next to…」ばかりでは単調になってしまいます。状況に合わせて以下のような応用表現や言い換え ができるようになると、道案内の精度が飛躍的に高まります。
📌 真向かいにあることを強調する
It’s right across from the bank.
🔈 イッツ ライト アクロス フロム ザ バンク
🇯🇵 銀行のすぐ真向かいにあります。
💡 「across the street from」の「the street」を省略した形で、日常会話ではこの「right across from…」が頻繁に使われます。
📌 途中の経過ポイントを示す
You’ll pass a convenience store on your left.
🔈 ユール パス ア コンヴィーニエンス ストア オン ユア レフト
🇯🇵 左手にコンビニを通り過ぎることになります。
💡 「この道で合っているかな?」と不安になりそうな長い直線道路で、「途中にコンビニがありますよ」と教えてあげる極めて実用的なテクニックです。
📌 信号まで進み続けるよう指示
Keep going until you reach the traffic lights.
🔈 キープ ゴーイング アンティル ユー リーチ ザ トラフィック ライツ
🇯🇵 信号に着くまで、そのまま進み続けてください。
💡 信号機は複数のライトが集まっているため、英語では「traffic light」または複数形の「traffic lights」と呼びます。
📌 右手にあるはずだと伝える
The museum should be on your right-hand side.
🔈 ザ ミュージアム シュッド ビー オン ユア ライト ハンド サイド
🇯🇵 美術館はあなたの右手側にあるはずです。
💡 「should be」を使うことで、「(私の記憶が確かなら/その通り進めば)そこにあるはずですよ」という自然な推測のニュアンスが出せます。
📌 行き過ぎ防止のセーフティネット
If you see the park, you’ve gone too far.
🔈 イフ ユー シー ザ パーク、ユーヴ ゴーン トゥー ファー
🇯🇵 もし公園が見えたら、行き過ぎです。
💡 ネイティブが道案内でよく使う超重要表現です!目的地の少し先にある目立つランドマークを挙げ、「そこに着いてしまったら行き過ぎているよ(=手前にあるよ)」と教えてあげることで、迷う確率を劇的に減らせます。
🗣️ 実践シチュエーション会話:複雑な路地で迷っている旅行者に声をかけて案内する
🗣️ Local (地元の人)
Excuse me, do you need any help finding your way?
🔈 エクスキューズ ミー、ドゥ ユー ニード エニー ヘルプ ファインディング ユア ウェイ?
🇯🇵 すみません、道をお探しですか?
🗣️ Tourist (旅行者)
Oh, yes please! I’m trying to find the Historical Museum, but these streets are so confusing.
🔈 オー、イエス プリーズ! アイム トライング トゥ ファインド ザ ヒストリカル ミュージアム、バット ジーズ ストリーツ アー ソー コンフュージング。
🇯🇵 ああ、お願いします!歴史博物館を見つけようとしているのですが、このあたりの道がすごくややこしくて。
🗣️ Local (地元の人)
I understand, it’s easy to get lost here. Don’t worry, you’re actually very close. Keep going down this street until you reach the traffic lights, and take a left.
🔈 アイ アンダースタンド、イッツ イージー トゥ ゲット ロスト ヒア。ドント ウォーリー、ユア アクチュアリー ヴェリー クロース。キープ ゴーイング ダウン ディス ストリート アンティル ユー リーチ ザ トラフィック ライツ、アンド テイク ア レフト。
🇯🇵 わかりますよ、ここは迷いやすいですからね。でも心配いりません、実はもうすぐ近くですよ。信号に着くまでこの道をそのまま進んで、左に曲がってください。
🗣️ Tourist (旅行者)
Take a left at the traffic lights. Got it.
🔈 テイク ア レフト アット ザ トラフィック ライツ。ガット イット。
🇯🇵 信号で左ですね。わかりました。
🗣️ Local (地元の人)
Yes, then the museum should be on your right-hand side. If you see a big park, you’ve gone too far. Does that make sense?
🔈 イエス、ゼン ザ ミュージアム シュッド ビー オン ユア ライト ハンド サイド。イフ ユー シー ア ビッグ パーク、ユーヴ ゴーン トゥー ファー。ダズ ザット メイク センス?
🇯🇵 はい、そうすれば右手に博物館があるはずです。もし大きな公園が見えたら行き過ぎですよ。わかりましたか?
🗣️ Tourist (旅行者)
Yes, that makes total sense! Thank you so much!
🔈 イエス、ザット メイクス トータル センス! サンキュー ソー マッチ!
🇯🇵 はい、完璧にわかりました!本当にありがとうございます!
💡 語学ポイント解説 : 「Does that make sense?」と聞かれたときの返答として、旅行者が使っている “That makes (total) sense!”((完璧に)よくわかりました/納得です!) もセットで覚えておくと、自分が道を聞いたときにスマートに返せます。
発音・イントネーション・音変化のコツと練習フレーズ
📌 この章のポイント
✔ リンキング(音の連結)とリダクション(脱落): 「next to」の t が消える現象や、「in front of you」が繋がるネイティブ特有の音声変化を解明します。
✔ 意味が伝わるリズム練習: 機能語(前置詞や冠詞)を弱く、内容語(方向や数字)を強く発音する英語特有のメリハリを体得します。
✔ カタカナ発音からの脱却: 「station」「hospital」「exit」など、日本人が誤解しがちな母音やアクセントの位置をピンポイントで矯正します。
せっかく正しい文法で道順を組み立てても、カタカナ棒読みの発音 で伝えてしまうと、ネイティブにはなかなか聞き取ってもらえません。逆に、相手から道を教えてもらう際も、ネイティブ特有の「音の変化(連結や脱落)」 を知らないと、簡単な単語すら聞き逃してしまいます。
ここでは、道案内フレーズが劇的に通じやすくなる発音とイントネーションの秘訣を伝授します。
ネイティブ風発音ポイント
英語は単語を1つずつ区切って発音するのではなく、息を止めずに一塊(チャンク)で繋げて発音する言語 です。道案内で頻出する5つの音声変化パターンを見てみましょう。
英語フレーズ
発音の目安
日本語訳
使う場面・ニュアンス(音変化の仕組み)
Go straight
ゴウ ストレイ(ト)
まっすぐ進む
【連結と脱落】「Go」の二重母音 /oʊ/ から息を止めずに「s」へ繋げ、語尾の「t」は破裂させずに舌を歯茎に当てるだけで止める(寸止め)。
Turn right at the light
ターン ライタッ ザ ライ(ト)
信号で右に曲がる
【連結(フラッピング)】「right」の語尾の /t/ と「at」の母音 /æ/ が繋がり、アメリカ英語ではラ行に近い「ライタッ(ラダッ)」のような滑らかな音になる。
It’s next to the bank
イッツ ネクストゥ ザ バンク
銀行の隣にあります
【同化・脱落】「next」の語尾が /t/、「to」の語頭も /t/ で同じ音が重なるため、1つに吸収されて「ネクスト・トゥ」ではなく「ネクストゥ」と一息で発音される。
Just in front of you
ジャスティン フラナヴ ユー
すぐあなたの目の前に
【脱落(リダクション)】早く話すと「front of」の /t/ が脱落し、前の /n/ と後ろの /əv/ が直接繋がって「フラナヴ」のように聞こえる。
If you like
イフュー ライク
もしよろしければ
【連結】「If」の /f/ と「you」の /juː/ が合体し、「イフ・ユー」ではなく「イフュー」と一拍で軽く発音される。
💡 ワンポイント解説: 英語の語尾の “p, t, k”(破裂音) は、後ろに母音が続かない限り、日本語のように「ット!」「ック!」と強い母音(ウやオ)をつけて弾きません。たとえば “straight” や “right”、”block” の最後は、口の中でその音の形を作ったままピタッと息を止める(ストップT・ストップK)ことで、一気にネイティブらしいキレのある発音になります。
練習用短文・リズム練習
道案内をするときは、「相手が絶対に聞き逃してはいけない情報(動詞、方向、数字、目印)」を強く・高く・ゆっくり発音し、それ以外の前置詞や冠詞(for, at, the, to など)は弱く・短く添える のが鉄則です。太字の部分にしっかり体重を乗せて声に出してみましょう。
📌 ブロック数のリズム
Go STRAIGHT for TWO BLOCKS.
🔈 ゴウ ストレイト ファー トゥー ブロックス
🇯🇵 2ブロック分、まっすぐ進んでください。
💡 「for」は「フォー」と伸ばさず、「ファー(/fər/)」と曖昧母音で一瞬で通り過ぎるのがリズムのコツです。
📌 信号の順番のリズム
Turn LEFT at the SECOND LIGHT.
🔈 ターン レフト アッザ セカンド ライト
🇯🇵 2つ目の信号で左に曲がってください。
💡 「at the」は2語で1つの塊のように「アッザ」と低く速く言い、「LEFT」と「SECOND」を際立たせます。
📌 継続動作のリズム
KEEP GOING until you SEE the SIGN.
🔈 キープ ゴウイング アンティル ユー シー ザ サイン
🇯🇵 看板が見えるまで進み続けてください。
💡 「until you」は弱く滑らかに繋げ、「SEE」と「SIGN」の /s/ の音をクリアに響かせます。
📌 隣接表現のリズム
It’s RIGHT NEXT to the SUPERMARKET.
🔈 イッツ ライト ネクストゥ ザ スーパーマーケッ(ト)
🇯🇵 スーパーのすぐ隣にあります。
💡 「スーパーマーケット」と平坦に読むのではなく、最初の「SU-」に強いアクセントを置き、後半は階段を下りるようにトーンを落とします。
📌 目の前のリズム
You’ll FIND it JUST in FRONT of you.
🔈 ユール ファインディッ ジャスティン フラナヴ ユー
🇯🇵 すぐ目の前にそれが見つかりますよ。
💡 「find it」も連結して「ファインディッ」となります。文末の「you」は強く言わず、軽く添える程度に収めましょう。
よくある日本人の発音ミスと改善例
日本語のカタカナ語として定着している単語ほど、英語本来の発音やアクセント(強勢)の位置とズレてしまいがちです。以下の5語は道案内で超頻出するため、正しい音の響きにアップデートしておきましょう。
英語フレーズ
発音の目安
日本語訳
使う場面・ニュアンス(発音改善のポイント)
straight
× ストレイ ト ○ ストゥレ イ(ト) (/streɪt/)
まっすぐに
【子音クラスターの改善】「ス・ト・レ」と1文字ずつ母音を入れない。「str」は舌を少し奥に引いて、新幹線の通過音のように「ストゥレ〜」と一気に息を流す。
light / right
× ライッ ト ○ ラ イ(ト) (/laɪt/・/raɪt/)
信号(光) / 右
【LとR・語尾の改善】「light(信号)」は舌先を上の前歯の裏にしっかりつけて「ラ」。「right(右)」は舌をどこにもつけず唇を少し丸めて「ゥラ」。どちらも小さい「ッ」は入れず二重母音 /aɪ/ を響かせる。
exit
× エグジッ ト ○ エ グズィッ(ト) (/ˈɛɡ.zɪt/)
出口・出る
【アクセントと子音の改善】アクセントは最初の「エ」にある。また後半は日本語の「ジ(/dʒi/)」ではなく、上の歯と下の歯の隙間から振動を出す「ズィ(/zɪ/)」または無声の「スィ(/eksɪt/)」。
station
× スタ ション・ステー ション ○ ステイ ション (/ˈsteɪ.ʃən/)
駅
【二重母音の改善】「テー」と真っ直ぐ伸ばすのではなく、「テイ(/eɪ/)」と「イ」に向かって口を狭める二重母音。後半の「-tion」は母音を抜いて「シュン(/ʃən/)」と短く落とす。
hospital
× ホスピ タル ○ ハ スピトゥル (/ˈhɑː.spɪ.təl/)
病院
【母音と語尾Lの改善】最初の「ho-」は「ホ」ではなく、口を縦に大きく開ける「ハ(/hɑː/)」に強いアクセント。語尾の「-tal」も「タル」と開かず、舌先を歯茎につけたまま「トゥル(ダークL)」と曖昧に終える。
日本人学習者がやりがちなNG表現・自然なOK言い換え対比
📌 この章のポイント
✔ 日本語の直訳による文法エラー: 「右へ行く(× go to right)」「あなたの目の前(× in front of your eyes)」など、頭の中の日本語をそのまま英語に置き換えた際の不自然さを解消します。
✔ 前置詞と品詞の落とし穴: 「corner」に対する at と on の違いや、「near」に to が不要な理由、「straightly」という単語が存在しないルールを明確にします。
✔ 和製英語・カタカナ英語の罠: 駅や空港、街中でつい口にしてしまう通じないカタカナ発音や表現を、正しい英語へ修正します。
いざ外国人を目の前にすると、焦りから「日本語の語順や感覚のまま英単語を並べてしまう」 ことがよくあります。たとえ相手の推測力でなんとなく意味が通じたとしても、誤解を生んで違う方向へ進ませてしまっては大変です。
ここでは、日本人学習者が道案内で9割以上つまずく「あるあるNG表現」と、ネイティブが使う「自然なOK表現」を徹底比較します。
直訳で不自然な例 ➔ 自然な英語例
日本語の「右へ行く」「2ブロックまっすぐ行かなければならない」「目の前にある」をそのまま直訳すると、英語では奇妙な響きや高圧的な命令になってしまいます。
英語フレーズ(❌ NG / ⭕ OK)
発音の目安
日本語訳
使う場面・ニュアンス(なぜNGなのか?)
❌ Please go to right. ⭕ Please turn right.
プリーズ ターン ライト
右に曲がってください。
「right」はここでは副詞(右方向へ)として機能するため前置詞「to」は不要。また進行方向を変える動作は「go」ではなく「turn」を使う。
❌ You must go straight two block. ⭕ Go straight for two blocks.
ゴー ストレイト フォー トゥー ブロックス
2ブロック分まっすぐ進んでください。
「You must…」は「〜しなければならない(義務・強制)」という強い命令になり不自然。また距離の範囲には前置詞「for」を補い、2以上なので複数形の「blocks」にする。
❌ It is in front of your eyes. ⭕ It’s right in front of you.
イッツ ライト イン フロント オブ ユー
すぐあなたの目の前にあります。
日本語の「目の前に」を直訳して「eyes(眼球)」を使うと、顔のすぐ数センチ前に迫っているような不気味な表現になる。英語ではシンプルに「あなた(you)の前に」と表現する。
❌ Go through the building and go out. ⭕ Pass through the building and exit.
パス スルー ザ ビルディング アンド エグジット
建物を通り抜けて外に出てください。
「go through… and go out」は子どもっぽい繰り返しの印象になる。「pass through(通り抜ける)」と「exit(外へ出る)」を使うことで、洗練された的確な指示になる。
❌ I will guide you to destination. ⭕ Let me show you the way.
レット ミー ショー ユー ザ ウェイ
道をご案内しますね。
「guide you to destination」は冠詞(your)が抜けている上、ツアーガイドのような硬すぎる響き。日常の道案内では「show you the way(道を見せてあげる=案内する)」が格別に自然。
誤用しやすい単語・フレーズ
文法テストでも実際の英会話でも、多くの日本人が引っかかる「前置詞の重複」や「品詞の勘違い」 を5つ厳選しました。なぜそうなるのか、コアイメージと一緒に理解しておきましょう。
📌 角の位置を表す前置詞
❌ at the corner(場所の説明ミス) ➔ ⭕ It’s on the corner.(角にあります)
🔈 イッツ オン ザ コーナー
🇯🇵 それは街角(角地)にあります。
💡 「Turn right at the corner.(角という地点で曲がる)」のように動作のポイントを指すときは at で正解ですが、「パン屋が角の区画の上に建っている」と建物の場所を説明する際は、地面に接触しているイメージの on the corner を使うのが自然です。(※部屋の内側の隅っこなら in the corner になります)。
📌 「近く」を表す前置詞
❌ It’s near to the station. ➔ ⭕ It’s near the station.
🔈 イッツ ニア ザ ステイション
🇯🇵 駅の近くにあります。
💡 「next to」や「close to」に引っ張られて「near to」と言ってしまうミスが絶えませんが、”near” はそれ自体が「〜の近くに」という前置詞なので、後ろに “to” は不要です。「near to」は特殊な文語表現などを除き、日常の道案内では使わないと覚えておきましょう。
📌 曲がる方向の表現
❌ Turn to right. ➔ ⭕ Turn right. / Turn to the right.
🔈 ターン ライト / ターン トゥ ザ ライト
🇯🇵 右に曲がってください。
💡 「Turn right」の right は副詞なので前置詞は不要です。もしどうしても「to」を使いたい場合は、right を名詞として扱い、必ず定冠詞をつけて “Turn to the right.” とする必要があります。会話では格別に短い「Turn right」が使われます。
📌 「隣に」の表現
❌ in the side of the bank ➔ ⭕ next to the bank / beside the bank
🔈 ネクスト トゥ ザ バンク / ビサイド ザ バンク
🇯🇵 銀行の隣に / そばに
💡 「横・脇」という日本語から「in the side of…」と自作してしまうケースがありますが、これだと「銀行の側面の壁の中にめり込んでいる」ような意味になってしまいます。隣接は必ず next to または beside を使いましょう。
📌 「まっすぐ」の副詞
❌ Go straightly. ➔ ⭕ Go straight.
🔈 ゴー ストレイト
🇯🇵 まっすぐ進んでください。
💡 「形容詞+ly=副詞(quick ➔ quickly など)」というルールを過剰適用して「straightly」と言ってしまうミスです。”straight” はそのままの形で「まっすぐな(形容詞)」と「まっすぐに(副詞)」の両方の役割を持つため、ly をつける必要はありません(そもそも straightly という単語は現代英語ではほぼ使われません)。
ありがちなカタカナ英語の修正
単語自体は英語由来なのに、日本語のカタカナとして発音すると全く通じない、あるいは意味がズレてしまう要注意ボキャブラリーです。
📌 目印の建物
❌ ランドマーク ➔ ⭕ landmark(ランドマーク /ˈlænd.mɑːrk/)
🔈 A big landmark near the station / ア ビッグ ランドマーク ニア ザ ステイション
🇯🇵 駅の近くの大きな目印
💡 カタカナで「ランド・マーク」と平坦に発音すると通じません。最初の「la-」は「ア」と「エ」の中間音(/æ/)で強く発音し、「d」はほとんど発音せず鼻に抜いて、後半の「mark」にはRの響きをしっかり入れます。
📌 駅
東京駅
🔈 Tokyo Station / トウキョウ ステイシュン
🇯🇵 前の章でも触れた通り、「テー」ではなく「テイ(/eɪ/)」という二重母音が命です。また「ション」ではなく唇を突き出して「シュン(/ʃən/)」と息だけで終わらせるように発音すると一発で通じます。
💡 文脈に応じて自然に使える実践表現です。
📌 出口
❌ エグジット ➔ ⭕ exit(エグズィット /ˈɛɡ.zɪt/ または エクスィット /ˈɛk.sɪt/)
🔈 Take the north exit. / テイク ザ ノース エグズィット
🇯🇵 北口(北の出口)から出てください。
💡 アクセントは頭文字の「E」にあります。カタカナの「エグジット」のように真ん中を強く言うと、ネイティブの耳には全く別の単語に聞こえてしまいます。
📌 手荷物検査場
❌ バゲージインスペクション ➔ ⭕ baggage claim / security check
🔈 Follow the signs for security check / baggage claim.
🇯🇵 保安検査場 / 手荷物受取所の標識に従って進んでください。
💡 日本の空港の直訳表示などで見かける「baggage inspection」は、日常会話では少し硬く不自然です。出発時の手荷物検査なら “security (check)”、到着時に預け荷物を取る場所なら “baggage claim”、税関検査なら “customs” と言い換えるのが格別に自然です。
📌 天井(の案内表示)
❌ シーリング ➔ ⭕ ceiling(スィーリング /ˈsiː.lɪŋ/)
🔈 Look at the signs on the ceiling. / ルック アット ザ サインズ オン ザ スィーリング
🇯🇵 天井にある案内標識を見てください。
💡 日本語の「シ(/ʃi/)」の音で「シーリング」と言うと通じにくい単語の代表格です。口角を横に引いて、歯の隙間から鋭い息を出す「スィー(/siː/)」で始め、後半の「ling」は舌先を上の歯茎にしっかり当てて発音します。また、天井の表面に張り付いている標識なので、前置詞は on the ceiling となります。
ドラマ・日常でよく出るリアルな往復会話ロールプレイ
📌 この章のポイント
✔ ホテルまでの街頭ナビゲーション: ブロック数、信号での右折、目印の銀行、徒歩の所要時間、そして同行の申し出までを含む王道の会話フローを体験します。
✔ 複雑な巨大駅構内での出口案内: 日本の地下鉄やターミナル駅で頻出する「C13b出口」のような細かい指定と、天井の案内板を使ったリアルな誘導法を学びます。
✔ カフェへの道順と理解度チェック: 郵便局や文房具店、病院などのランドマークを組み合わせた実践会話と、記事全体の定着度を測る5問の3択クイズに挑戦します。
ここまで学んだフレーズや前置詞、発音のコツが、実際の会話の中でどのように組み合わさって機能するのか、3つのリアルなロールプレイ で確認してみましょう。自分が話者になったつもりで、感情を込めて声に出して読んでみてください。
シーン1:観光客と道案内(ホテルまで)
街中で大きなスーツケースを持った外国人観光客(A)から、ホテルへの行き方を尋ねられた地元のビジネスパーソン(B)の会話です。
🗣️ 実践シチュエーション会話:街角でホテルまでの道順と所要時間を案内する
🗣️ Tourist A (観光客)
Excuse me, I’m lost. How can I get to the ABC Hotel?
🔈 エクスキューズ ミー、アイム ロスト。ハウ キャン アイ ゲット トゥ ジ エイ・ビー・シー ホテル?
🇯🇵 すみません、道に迷ってしまいました。ABCホテルへはどう行けばいいでしょうか?
🗣️ Local B (地元の人)
Let me see. Go straight for two blocks and turn right at the second light. The hotel is just in front of you, next to the XYZ Bank.
🔈 レット ミー シー。ゴー ストレイト フォー トゥー ブロックス アンド ターン ライト アット ザ セカンド ライト。ザ ホテル イズ ジャスト イン フロント オブ ユー、ネクスト トゥ ジ エックス・ワイ・ズィー バンク。
🇯🇵 ええと、そうですね。2ブロック分まっすぐ進んで、2つ目の信号で右に曲がってください。そうするとホテルがすぐ目の前、XYZ銀行の隣にありますよ。
🗣️ Tourist A (観光客)
How long will it take?
🔈 ハウ ロング ウィル イット テイク?
🇯🇵 どのくらい時間がかかりますか?
🗣️ Local B (地元の人)
About 15 minutes. If you like, I can show you the way.
🔈 アバウト フィフティーン ミニッツ。イフ ユー ライク、アイ キャン ショー ユー ザ ウェイ。
🇯🇵 約15分ですね。もしよろしければ、道をご案内しましょうか。
🗣️ Tourist A (観光客)
Thank you so much.
🔈 サンキュー ソー マッチ。
🇯🇵 本当にありがとうございます。
🗣️ Local B (地元の人)
It’s my pleasure.
🔈 イッツ マイ プレジャー。
🇯🇵 どういたしまして(喜んで)。
💡 語学ポイント解説 : 道順を聞かれてすぐ答える前に “Let me see.”(ええと、そうですね/ちょっと考えさせてくださいね) を挟むことで、頭の中でルートを整理する時間を自然に稼ぐことができます。
シーン2:駅構内で出口案内
東京の大手町駅や新宿駅のような巨大な地下ダンジョンで、皇居(Imperial Palace)へ行くための出口を探している旅行者とのやり取りです。
🗣️ 実践シチュエーション会話:地下駅の複雑な出口(C13b)へ誘導する
🗣️ Tourist (旅行者)
Excuse me, which exit leads to the Imperial Palace?
🔈 エクスキューズ ミー、ウィッチ エグジット リーズ トゥ ジ インペリアル パレス?
🇯🇵 すみません、どの出口が皇居へ繋がっていますか?
🗣️ Local (地元の人)
You need to take exit C13b. Follow the signs on the ceiling and go through the building. The real exit is after you pass through.
🔈 ユー ニード トゥ テイク エグジット スィー・サーティーン・ビー。フォロー ザ サインズ オン ザ スィーリング アンド ゴー スルー ザ ビルディング。ザ リアル エグジット イズ アフター ユー パス スルー。
🇯🇵 C13b出口から出る必要がありますね。天井の案内標識に従って進み、ビルの中を通り抜けてください。本当の(地上への)出口は、そこを通り抜けた先にありますよ。
🗣️ Tourist (旅行者)
Thank you for your help.
🔈 サンキュー フォー ユア ヘルプ。
🇯🇵 ご親切にありがとうございます。
🗣️ Local (地元の人)
No problem. Enjoy your visit!
🔈 ノー プロブレム。エンジョイ ユア ヴィジット!
🇯🇵 どういたしまして。観光を楽しんでくださいね!
💡 語学ポイント解説 : 旅行者の質問にある “Which exit leads to…?”(どの出口が〜へ通じていますか?) の動詞 “lead to” は、「(道や出口が)〜へ繋がっている・導く」という意味の非常にネイティブらしい表現です。また、別れ際に “Enjoy your visit!” や “Have a great trip!” と添えると、最高の思い出をプレゼントできます。
シーン3:カフェの場所を尋ねる
街を散策中の女性(Joy)が、人気のカフェ「Sun Cafe」への行き方を地元の女性に尋ねるシーンです。周囲の建物の位置関係に注目してください。
🗣️ 実践シチュエーション会話:複数の目印を使ってカフェの場所を教える
🗣️ Joy (ジョイ)
Excuse me, do you know the way to the Sun Cafe?
🔈 エクスキューズ ミー、ドゥ ユー ノウ ザ ウェイ トゥ ザ サン カフェ?
🇯🇵 すみません、サン・カフェへの道をご存知ですか?
🗣️ Woman (女性)
Yes, go straight for two blocks. When you reach the post office, turn right. It’s next to the stationery shop, and there’s a hospital in front.
🔈 イエス、ゴー ストレイト フォー トゥー ブロックス。ウェン ユー リーチ ザ ポスト オフィス、ターン ライト。イッツ ネクスト トゥ ザ ステイショナリー ショップ、アンド ゼアズ ア ハスピトゥル イン フロント。
🇯🇵 ええ、2ブロックまっすぐ進んでください。郵便局に着いたら、右に曲がります。文房具店の隣にあって、その前には病院がありますよ。
🗣️ Joy (ジョイ)
How long does it take?
🔈 ハウ ロング ダズ イット テイク?
🇯🇵 どのくらい時間がかかりますか?
🗣️ Woman (女性)
About 10 minutes.
🔈 アバウト テン ミニッツ。
🇯🇵 約10分ですよ。
🗣️ Joy (ジョイ)
Thank you very much.
🔈 サンキュー ヴェリー マッチ。
🇯🇵 どうもありがとうございます。
🗣️ Woman (女性)
You’re welcome.
🔈 ユア ウェルカム。
🇯🇵 どういたしまして。
💡 語学ポイント解説 : 「文房具店」を意味する “stationery shop”(綴りは -ery) は、「駅(station)」と発音が似ていますが、「ステイショネ リー」としっかり発音します。また、最後に「隣は文房具店で、前は病院」と2つのランドマークを組み合わせることで、目的地をピンポイントで特定しやすくしています。
理解度チェック3択クイズ
記事で学んだ重要フレーズがしっかり身についているか、5問の3択クイズでチェックしてみましょう!
📌 第1問
(正解:B) 右)
🔈 A) 左 / B) 右 / C) まっすぐ進む
🇯🇵 “Go straight for two blocks and turn right.” と言われたら、2ブロック進んだあとどちらに曲がりますか?
💡 「turn right」は「右に曲がる」、「turn left」は「左に曲がる」です。とっさの場面で right と left が逆にならないよう、手でジェスチャーを添えながら言うのがおすすめです。
📌 第2問
“It’s next to the bank.” と言われたら、目的地はどこにありますか?
🔈 A) 銀行の隣 / B) 銀行の前 / C) 銀行の裏
🇯🇵 (正解:A) 銀行の隣)
💡 「next to…」は「〜のすぐ隣に」を表します。ちなみに「銀行の前」は in front of the bank(向かいなら across from the bank)、「銀行の裏」は behind the bank です。
📌 第3問
(正解:C) 天井)
🔈 A) 床 / B) 壁 / C) 天井
🇯🇵 “Follow the signs on the ceiling.” と案内されたら、どこを見て歩けばいいですか?
💡 「ceiling(スィーリング)」は「天井」です。日本の大きな地下鉄駅や空港では、頭上の天井から吊り下げられた案内板(signs on the ceiling)をたどるのが最も確実です。
📌 第4問
“Pass through the building to reach the exit.” と言われたら、どこを通りますか?
🔈 A) 建物の中 / B) 外の道 / C) 駐車場
🇯🇵 (正解:A) 建物の中)
💡 前置詞「through」は、トンネルや建物、森など「立体的な空間の内部を突き抜ける」コアイメージを持っています。
📌 第5問
“Would you like me to show you the way?” は、相手からのどのような申し出ですか?
🔈 A) 道順を紙に書く / B) 一緒に行って道案内する / C) 地図を渡す
🇯🇵 (正解:B) 一緒に行って道案内する)
💡 「show you the way」は、口頭で説明するだけでなく、実際に歩いて道を案内してあげる(連れて行ってあげる)ときの温かいおもてなし表現です。
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よくある質問(FAQ)
📌 この章のポイント
✔ いざという時のサバイバル質問集: 自分が海外旅行に出かけた際や、街中でとっさに聞きたくなる6つの疑問にピンポイントで回答します。
✔ 丸暗記でそのまま使える回答テンプレート: 文法で迷うことなく、そのまま口に出せば100%自然に通じるベストフレーズを厳選しました。
最後に、英語の道案内に関して日本の学習者からよく寄せられる6つの疑問にお答えします。自分が道を聞く側になったときのサバイバルフレーズとしてもぜひ活用してください。
Q1
英語で「道に迷いました」と丁寧に伝えるにはどう言えばいいですか?
A
結論から言うと、“Excuse me, I’m lost. Could you help me find my way?”(すみません、道に迷ってしまいました。道を探すのを手伝っていただけませんか?) と言うのが最も丁寧で自然です。 ① いきなり「I’m lost」だけだと唐突に聞こえるため、必ず冒頭に「Excuse me」を添え、後ろに「Could you help me…?」と具体的なお願いを続けます。 ② もし目的地がはっきりしている場合は、「迷った」と言わずに “Excuse me, could you tell me how to get to [目的地]?”(すみません、[目的地]への行き方を教えていただけますか?) と聞くのもスマートです。
Q2
「〇〇の近くにあります」と言いたい時の自然な言い方は?
A
結論から言うと、“It’s near the [目印].”(〜の近くにあります) または “It’s close to the [目印].”(〜のすぐ近くにあります) を使います。 ① 前述の通り、「near」を使う場合は後ろに「to」をつけないよう注意してください(⭕ near the station)。 ② もし「すぐ隣」と明確にわかっているなら “It’s next to the [場所].” 、「すぐこの辺り(周辺)にありますよ」と伝えたいなら “It’s right around here.” と言うと非常にネイティブらしくなります。
Q3
英語で「(今、私は)この地図のどこにいますか?」と尋ねるには?
A
結論から言うと、地図やスマホ画面を見せながら “Where am I on this map?”(私はこの地図上のどこにいますか?) または “Could you show me where we are on this map?”(私たちがこの地図のどこにいるか教えて(指差して)いただけますか?) と尋ねます。 ① 地図という「平面の上」の地点を指すため、前置詞は「in」ではなく必ず “on this map” を使います。 ② 逆に自分が聞かれて地図上を指差して教えるときは、“We are right here.”(私たちはちょうどここにいますよ) と答えましょう。
Q4
「(目的地へ行くには)どの出口から出ればいいですか?」と駅で聞くには?
A
結論から言うと、“Which exit should I take for [目的地]?”([目的地]へはどの出口を利用すればいいですか?) が最もシンプルで確実な聞き方です。 ① 出口や道、電車などを「選んで利用する」動詞はすべて “take” で表現できます。 ② 目的地に向かうための出口なので、前置詞は方向・目的を表す “for” を組み合わせます(例:Which exit should I take for the Tokyo Tower?)。
Q5
道案内で「もしよろしければ(途中まで)ご案内します」と申し出る丁寧な表現は?
A
結論から言うと、日常会話なら “If you like, I can show you the way.”(もしよろしければ、道をご案内できますよ) が最も自然で親切な表現です。 ① もし自分も同じ方向へ歩いていく途中なら、“I’m actually heading that way, so I can walk with you.”(実は私もそちらへ向かうところなので、ご一緒できますよ) と言うと、相手が遠慮せずに甘えやすくなります。 ② ビジネスや接客の場であれば、第3章で紹介した “Allow me to show you the way.” を使いましょう。
Q6
道を聞かれたけれど、自分もその場所を知らない時はどう断ればいいですか?
A
結論から言うと、“I’m sorry, I’m not from around here.”(すみません、私はこの辺りの人間ではないのです=土地勘がないのです) と伝えるのがベストです。 ① 単に「I don’t know.」とだけ言って立ち去ると冷たい印象を与えてしまいます。「I’m not familiar with this area.(このエリアに詳しくなくて)」と理由を添えるのが英語圏のマナーです。 ② 時間があれば、“I’m not sure, but let me check on my phone.”(ちょっとわからないのですが、スマホで調べてみますね) と対応してあげると、言葉の壁を超えて素晴らしい国際交流が生まれますよ。
英語での道案内は、完璧な文法で長いスピーチをする場ではありません。「まっすぐ」「右へ」「〇〇の隣」というシンプルなキーワードに、あなたの「助けたい」という温かい笑顔とジェスチャーが加われば、それだけで100点満点のコミュニケーション になります。次に街角で「Excuse me…」と声をかけられたときは、ぜひこの記事のフレーズを思い出して、自信を持って声をかけてみてくださいね!
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基礎①〜⑤ 挨拶・音変化・道案内 ① 食事・カフェ編 ② 観光・旅行編 ③ 歴史・文化編 ④ 試験・文法編