海外通販で注文した商品が到着予定日を過ぎても届かないと、「英語で何と書けばよいのか」「強く言わないと対応してもらえないのでは」と不安になります。けれども、難しい英語や長い苦情文を作る必要はありません。
販売店が確認したいのは、注文番号、注文日、現在の配送状況、購入者が希望する対応です。この4点を短く整理すれば、初めて英語で問い合わせる人でも用件を伝えられます。
この記事では、発送前、輸送中、税関保留、配達済み表示、紛失の疑いなど、状況に合わせて使える英文を順番に確認します。実際の返信を想定した練習をしたい場合は、英語教室で問い合わせ場面を使った会話練習を取り入れる方法もあります。
まず確認すべきなのは、英作文よりも荷物の状態です。発送前なのか、配送中なのか、配達後に見つからないのかによって、相手へ求める対応が変わるからです。
商品が届かないときは英語を書く前に状況を切り分ける
- 未着の原因は発送前、輸送中、税関、住所不備、誤配、紛失などに分かれる
- 注文画面と配送業者の追跡画面を両方確認する
- 原因を断定せず、確認できている事実を販売店へ伝える
最初に行うべきことは、荷物が止まっている段階を特定することです。「届かない」という結果は同じでも、販売店がまだ発送していない場合と、国内配送業者が持ち戻っている場合では連絡先も英文も異なります。
注文ステータスが「Processing」のままなら、在庫確認、支払い確認、取り寄せ、予約販売などで発送前の可能性があります。「Shipped」でも、送り状だけが作られ、配送業者が荷物を受け取っていない場合があります。
発送までの日数と配達までの日数を区別する
商品ページの「Ships within 5 business days」は、通常、5営業日以内に発送するという意味です。5営業日以内に購入者へ届くという意味ではありません。一方、「Delivery within 10 business days」は配達までの目安を示す表現です。
business daysには通常、土日や現地の休業日が含まれません。注文日だけを基準にせず、商品ページに記載された処理期間、発送通知の日付、配達予定期間の最終日を確認してください。
国際輸送では追跡情報が連続して更新されないことがある
「In Transit」が数日続いても、荷物が完全に停止しているとは限りません。国際配送では、すべての中継地点で読み取りが行われるとは限らず、発送国を出てから日本へ到着するまで表示が変わらない配送方法もあります。
ただし、到着予定日を過ぎ、長期間更新されていないなら、販売店に配送業者への調査を依頼します。国際配送の調査は、受取人ではなく差出人からの申請が必要な場合があるためです。
税関、住所不備、配達失敗も確認する
「Held by Customs」や「Awaiting Customs Clearance」は、税関で手続き中または確認待ちであることを示します。購入者へ商品の価格や用途を確認する連絡が届く場合もあるため、郵便受けと迷惑メールフォルダも見直しましょう。
「Insufficient Address」「Incorrect Address」は住所情報の不足や誤りを示します。「Delivery Attempted」「Recipient Not Available」は配達を試みたものの渡せなかった状態です。この場合は販売店の返信を待つだけでなく、配送業者へ直接確認したほうが早いことがあります。
追跡が動かないだけで「販売店が発送していない」「商品が盗まれた」と断定しないでください。確認できている表示と日付を伝え、調査を依頼するほうが正確です。

では、販売店へ連絡する前に何をそろえればよいのでしょうか。次は、問い合わせの往復を減らす確認項目を見ていきます。
問い合わせ前にそろえる注文情報と証拠
- 注文番号、注文日、到着予定日、商品名を確認する
- 追跡番号は配送業者の公式画面でも検索する
- 注文ページ、決済記録、追跡画面を保存する
販売店へ送る前に、担当者が注文を検索できる情報をそろえます。注文番号がないまま「先月買った商品が届かない」と書くと、氏名やメールアドレスを聞き返され、確認に時間がかかります。
注文確認メール、マイページ、発送通知メールを開き、次の項目をメモしてください。
- Order number/Order ID:注文番号
- Order date:注文日
- Product name:商品名
- Quantity:数量
- Shipping method:配送方法
- Tracking number:追跡番号
- Shipping carrier:配送業者
- Estimated delivery date:到着予定日
- Shipping address:配送先住所
- Requested action:希望する対応
注文ステータスの意味を確認する
| 英語表記 | 意味 | 確認すること |
|---|---|---|
| Pending | 注文・支払い確認待ち | 決済や本人確認の連絡 |
| Processing | 注文処理中 | 発送予定日と在庫状況 |
| Shipped | 発送済み | 配送業者と追跡番号 |
| Label Created | 送り状作成済み | 荷物が実際に引き渡されたか |
| In Transit | 輸送中 | 最後の更新場所と日時 |
| Out for Delivery | 配達中 | 当日の不在票や着信 |
| Delivered | 配達済み | 配達場所、写真、署名 |
| Returned to Sender | 差出人へ返送 | 返送理由と再送・返金条件 |
配達済み表示なら身近な場所を先に探す
「Delivered」と表示されている場合は、宅配ボックス、玄関周辺、管理人室、受付、家族や同居人、指定した置き配場所を確認します。海外側の追跡番号から国内用番号へ切り替わっている可能性もあります。
見つからなければ、配達場所、受領署名、配達時の写真などのproof of deliveryを求めます。販売店には、日本国内を担当した配送業者名と国内用追跡番号も尋ねましょう。
画面と連絡記録を保存する
商品ページ、発送条件、注文確認、支払い記録、追跡画面、販売店とのメールは保存しておきます。追跡表示や商品ページは後から変わる可能性があるため、URLだけでなく画面保存も残すと経緯を説明しやすくなります。
必要な情報が集まったら、英文は決まった順番へ当てはめるだけです。次の章では、相手が読みやすいメールの組み立て方を確認します。
届かないと伝える英語メールの基本構成
- 件名に注文番号と問題を書く
- 本文の冒頭で未着と注文情報を伝える
- 最後に調査、追跡番号、再送、返金などの希望を書く
英語メールは、問題と希望を先に書くと伝わりやすくなります。買った経緯や心配な気持ちを長く書くより、担当者が処理に必要な情報を順番に示します。
- 件名
- 宛名
- 問い合わせの目的
- 注文番号と注文日
- 到着予定日や追跡状況
- 希望する対応
- 結びと氏名
件名には注文番号と用件を入れる
「Help」や「Question」だけでは、どの注文に関する連絡か分かりません。次のように未着、追跡、返金などの目的を入れます。
- Inquiry About Order #[注文番号]
- Order #[注文番号] Has Not Arrived
- Request for Shipping Update — Order #[注文番号]
- Tracking Request for Order #[注文番号]
- Refund Request — Order #[注文番号]
- Package Marked Delivered but Not Received — Order #[注文番号]
担当者名が分からなくても問題ない
一般的な通販の問い合わせなら、「Dear Customer Support Team,」「Hello Customer Service,」「Hello,」が使えます。「To whom it may concern」は間違いではありませんが、通常のカスタマーサポートには少し堅い表現です。
日付は月名を使って書く
「03/04」のような数字だけの日付は、国によって月日を逆に読まれる可能性があります。「March 4」または「4 March」のように月名を使うと誤解を防げます。
最初の一文は事実から始める
- フレーズ
- I am contacting you regarding order #[注文番号], which has not arrived yet.
- 日本語訳
- まだ届いていない注文番号#[注文番号]についてご連絡しています。
- 使う場面
- 到着予定日を過ぎた後の初回問い合わせで、原因がまだ分からないときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「You failed to deliver my order.」は、調査前から相手の過失を断定する響きがあります。初回は自分が受け取っていない事実を伝えます。
- 発音・ニュアンス
- contactingは「コンタクティング」、regardingは「リガーディング」に近い音です。regardingは「〜について」という事務的で落ち着いた語です。
相手を責めなくても、具体的な依頼を書けば弱いメールにはなりません。では、この構成をそのまま使える初回メールに当てはめてみましょう。
初回問い合わせでそのまま使える英語メール
- 到着予定日を過ぎた事実と注文番号を書く
- 現在の配送状況と到着見込みを尋ねる
- 角括弧の部分を自分の情報へ置き換える
原因がまだ分からない段階では、状況確認を求める基本文から始めます。次のメールは、到着予定日を過ぎても荷物が届かない場合に使えます。
- フレーズ
- Subject: Inquiry About Order #[注文番号]
Dear Customer Support Team,
I am contacting you regarding order #[注文番号], placed on [注文日].
The estimated delivery date was [到着予定日], but I have not received the package yet.
Could you please check the current shipping status and let me know when I can expect delivery?
Order number: [注文番号]
Product name: [商品名]
Order date: [注文日]
Tracking number: [追跡番号]Thank you for your assistance.
Kind regards,
[氏名] - 日本語訳
- [注文日]に注文した注文番号#[注文番号]について連絡しています。到着予定日は[到着予定日]でしたが、まだ荷物を受け取っていません。現在の配送状況を確認し、いつ頃届く見込みか教えていただけますか。
- 使う場面
- 発送通知はあるものの、到着予定日を過ぎても届かず、遅延か紛失か判断できないときに使います。
- 注意点・誤用例
- 到着予定日前なら、まず販売条件を確認します。「Where is my package?」だけでは注文を特定できないため、注文番号と日付を添えてください。
- 発音・ニュアンス
- Could you pleaseは「クッジュー・プリーズ」に近くつながります。丁寧ですが、依頼内容は明確です。expect deliveryは「配達を見込む」という意味です。
発送通知が来ていない場合
- フレーズ
- I placed order #[注文番号] on [注文日], but I have not received a shipping confirmation yet. Could you please confirm whether my order has been shipped? If it has, please provide the tracking number and the name of the shipping carrier.
- 日本語訳
- [注文日]に注文番号#[注文番号]を注文しましたが、まだ発送通知を受け取っていません。注文が発送済みか確認していただけますか。発送済みなら、追跡番号と配送業者名を教えてください。
- 使う場面
- 注文画面がProcessingのまま、または発送予定期間を過ぎても通知がないときに使います。
- 注意点・誤用例
- 「You did not ship my order.」は未発送を断定します。whether my order has been shippedなら、発送済みかどうかを中立的に確認できます。
- 発音・ニュアンス
- whetherは「ウェザー」に近い音ですが、weatherとは文脈で区別されます。carrierはこの場面では配送業者を指します。
支払い済みであることを伝える場合
「The payment has been completed, but I have not received the order or a shipping update.」と書けば、支払い完了と未着を中立的に伝えられます。「The payment has been already deducted」より、「has already been deducted」または「has been completed」の語順が自然です。

初回文が作れたら、追跡表示に合わせて一部を差し替えます。次は、税関保留や配達済み表示など、状況別の英文です。
追跡状況別に使える問い合わせ英語
- 追跡画面の表示と最後に更新された日を引用する
- 税関保留では購入者側に必要な対応を確認する
- 配達済み表示では配達証明と正確な配達場所を求める
追跡に表示された英語をそのまま書くと、販売店が状況を把握しやすくなります。大切なのは、最後の更新日と表示内容を具体的に示すことです。
追跡情報が更新されない
- フレーズ
- The tracking information has not been updated since [日付], and the last status shown is “[追跡画面の表示].” Could you please contact the shipping carrier and investigate the location of the package?
- 日本語訳
- 追跡情報が[日付]から更新されておらず、最後の表示は「[追跡画面の表示]」です。配送業者へ連絡し、荷物の所在を調査していただけますか。
- 使う場面
- 到着予定日を過ぎ、追跡表示が一定期間変わらない場合に使います。
- 注意点・誤用例
- 「My package is lost.」は紛失を断定します。配送業者が紛失を確認する前は、investigateやlocateを使って調査を依頼します。
- 発音・ニュアンス
- investigateは「インヴェスティゲイト」に近い音です。単にcheckと言うより、配送業者へ正式な調査を求めるニュアンスがあります。
税関で保留されている
- フレーズ
- The tracking information shows that the package is being held by customs. Could you please confirm whether any documents or information are required from me? If the sender needs to submit additional documents, please arrange this as soon as possible.
- 日本語訳
- 追跡情報では荷物が税関で保留されています。私から提出すべき書類や情報があるか確認していただけますか。差出人による追加書類の提出が必要なら、できるだけ早く手配してください。
- 使う場面
- Held by Customs、In Customs、Awaiting Customs Clearanceなどの表示が続くときに使います。
- 注意点・誤用例
- 税関から購入者へ直接案内が届いている場合は、その指示を確認します。販売店だけへ任せたままにせず、郵便物やメールを見落としていないか確認してください。
- 発音・ニュアンス
- customsは「カスタムズ」に近く、語尾のsを含む形で税関を表します。customだけにすると「習慣」「特注の」など別の意味になります。
配達済みなのに受け取っていない
- フレーズ
- The tracking page shows that order #[注文番号] was delivered on [日付], but I have not received the package. I have checked my mailbox, delivery box, building reception, and the surrounding area. Could you please confirm the exact delivery location and provide proof of delivery?
- 日本語訳
- 追跡画面では注文番号#[注文番号]が[日付]に配達済みとなっていますが、荷物を受け取っていません。郵便受け、宅配ボックス、建物の受付、周辺を確認しました。正確な配達場所を確認し、配達証明を提示していただけますか。
- 使う場面
- 追跡がDeliveredなのに、指定場所や家族への確認を行っても荷物が見つからないときに使います。
- 注意点・誤用例
- 確認前に「The driver stole my package.」などと書かないでください。誤配、別の保管場所、追跡の先行更新など複数の可能性があります。
- 発音・ニュアンス
- proof of deliveryは「プルーフ・オブ・デリヴァリー」に近い音です。署名、写真、配達場所など、配達を示す記録を指します。
住所情報に問題がある
「The tracking information says that there is a problem with the delivery address. My correct shipping address is: [正しい住所]. Could you please contact the carrier and update the delivery information before the package is returned?」と送ります。
受取人から配送先を変更できない場合は、販売店から配送業者へ連絡してもらいます。マンション名、部屋番号、郵便番号、電話番号が注文時の情報に含まれているかも確認してください。
状況確認を送っても返信が来ない場合は、同じ依頼を何度も新規送信するのではなく、前回のメールへ続けて催促します。
返信がないときの催促と回答期限の伝え方
- 前回のメールに返信する形で送る
- 前回の連絡日と注文番号を再掲する
- 現実的な回答期限と次に希望する対応を書く
返信がないときは、前回連絡した日を明示することが重要です。件名の先頭に「Re:」を付けた状態で返信すれば、担当者が過去の経緯を確認できます。
- フレーズ
- I am following up on my email sent on [前回の連絡日] regarding order #[注文番号]. I have not heard back yet, and the package has still not arrived. Could you please provide an update within the next two business days?
- 日本語訳
- 注文番号#[注文番号]について[前回の連絡日]に送ったメールの確認でご連絡しています。まだ返信がなく、荷物も届いていません。今後2営業日以内に状況を知らせていただけますか。
- 使う場面
- 初回問い合わせから販売店の通常回答期間を過ぎても返事がない場合に使います。
- 注意点・誤用例
- 「You haven’t replied.」だけでは非難する印象が出やすくなります。「I have not heard back yet.」なら、返信を受け取っていない事実を落ち着いて伝えられます。
- 発音・ニュアンス
- follow upは「フォロウ・アップ」に近い音で、以前の連絡を追って確認する意味です。催促メールで広く使える穏やかな表現です。
返金も視野に入れて催促する
状況確認だけでは進展せず、購入者保護の申請期限も意識する段階なら、次に希望する対応を書きます。
- フレーズ
- Please provide valid tracking information or confirm a replacement shipment by [期限]. If the order cannot be delivered, I would like to cancel it and receive a full refund to my original payment method.
- 日本語訳
- [期限]までに有効な追跡情報を提示するか、代替品の発送を確認してください。注文品を配達できない場合は、注文をキャンセルし、購入時の決済方法へ全額返金してほしいです。
- 使う場面
- 複数回連絡しても明確な追跡情報がなく、配達の見込みが示されないときに使います。
- 注意点・誤用例
- 実行する予定のない手続きを脅しとして書かないでください。期限は販売店の営業時間や時差を考慮し、具体的な日付で示します。
- 発音・ニュアンス
- validは「ヴァリッド」に近く、ここでは確認に使える有効な情報という意味です。original payment methodを付けると、店内残高ではなく元の決済手段への返金を示せます。
購入者保護制度や決済への異議申し立てには受付期間が設けられている場合があります。販売店の返信を待つ間も、自分が利用したサービスの条件と期限を確認してください。
販売店が紛失を認めた場合や、発送前の注文を取り消したい場合は、希望を一つに絞ります。次に、再送、キャンセル、返金を区別して伝える英文を確認しましょう。
再送・キャンセル・返金を求める英語
- 再送、キャンセル、返金のうち希望する対応を明確にする
- 再送では追加料金と新しい追跡番号を確認する
- 返金では返金額と返金先を指定する
解決方法を求める段階では、最も希望する対応を一つ示すと処理されやすくなります。再送と返金を同じ強さで同時に要求すると、担当者が判断しにくくなることがあります。
紛失した商品の再送を依頼する
- フレーズ
- The shipping carrier has confirmed that the package for order #[注文番号] is lost. I would like you to send a replacement at no additional cost. Please confirm when the replacement will be shipped and provide a new tracking number.
- 日本語訳
- 配送業者が注文番号#[注文番号]の荷物を紛失したと確認しました。追加料金なしで代替品を発送してほしいです。発送時期を確認し、新しい追跡番号を知らせてください。
- 使う場面
- 販売店または配送業者が紛失を確認し、同じ商品を引き続き受け取りたい場合に使います。
- 注意点・誤用例
- 新しい送料を請求されないよう、at no additional costを加えます。在庫切れなら、返金へ切り替えるか確認します。
- 発音・ニュアンス
- replacementは「リプレイスメント」に近く、代替品や交換品を表します。resendは動詞、replacementは名詞として使えます。
発送前の注文をキャンセルする
「I would like to cancel order #[注文番号] because it has not been shipped within the stated processing time.」で、「案内された処理期間内に発送されていないため、注文をキャンセルしたい」と伝えられます。
誤って重複注文した場合は、「I accidentally placed the same order twice. Please cancel order #[注文番号].」が使えます。すでにShippedとなっている場合は、キャンセルではなく返品手続きを案内される可能性があります。
全額返金を依頼する
- フレーズ
- Order #[注文番号] has not arrived, and the carrier has been unable to locate the package. I would like to request a full refund, including the original shipping charge. Please issue the refund to my original payment method and confirm when it has been processed.
- 日本語訳
- 注文番号#[注文番号]は届いておらず、配送業者も荷物を見つけられていません。当初の送料を含む全額返金を希望します。購入時の決済方法へ返金し、処理が完了したら知らせてください。
- 使う場面
- 荷物の所在を確認できず、再送ではなく代金の返還を希望する場合に使います。
- 注意点・誤用例
- 未着では返送する商品がないため、「I would like to return the item.」より「request a full refund」が状況に合います。送料も求める場合はincluding the original shipping chargeを加えます。
- 発音・ニュアンス
- refundは名詞では前寄り、動詞では後ろ寄りに強勢が置かれる傾向があります。メールでは発音を気にせず、refundとreturnの意味を区別できれば十分です。
返金に関する重要語
- refund:代金の返還
- return:商品の返品
- replacement:代替品、交換品
- store credit:その店で使える残高
- original payment method:購入時の決済方法
- refund reference number:返金の照会番号
英文を読めても、販売店の返信にどう答えるか迷うことがあります。次は、よくある返信の意味と返答例を会話形式で練習します。
販売店から届きやすい返信と返し方
- 「もう少し待ってほしい」と言われたら待てる期限を示す
- 追跡更新の約束には荷物の引き渡し状況を確認する
- 返金済みと言われたら金額、日付、返金先を尋ねる
相手の返信を受け取ったら、曖昧な部分を一つずつ確認します。特に具体的な日付と番号を聞くと、次の行動を決めやすくなります。
Please allow additional time for delivery.
これは「配達まで、もう少し時間をみてください」という意味です。待てる場合でも、期限を決めずに了承するのではなく、自分が待てる日を示します。
- フレーズ
- 店員:Please allow additional time for delivery.
学習者:Thank you for the update. I can wait until [日付]. If the package does not arrive by then, please issue a full refund. - 日本語訳
- 店員:配達まで、もう少しお待ちください。
学習者:ご連絡ありがとうございます。[日付]までは待てます。それまでに届かなければ、全額返金を行ってください。 - 使う場面
- 遅延が説明され、一定期間なら待つ意思がある場合に使います。
- 注意点・誤用例
- 購入者保護の期限を越える日まで待つ約束をしないでください。先に利用サービスの条件を確認します。
- 発音・ニュアンス
- allowは「アラウ」に近く、additionalは「アディショナル」に近い音です。pleaseがあっても、相手は追加の待機を求めています。
Your order is being processed.
「注文を処理中です」という意味で、発送日までは示していません。「Could you confirm the expected shipping date?」と返し、発送予定日を確認します。
The tracking number will update shortly.
「追跡情報はまもなく更新されます」という意味です。すでに何日も動いていないなら、「Could you confirm that the carrier has physically received the package?」と尋ねます。physically receivedを使うと、送り状作成だけでなく、荷物が実際に引き渡されたか確認できます。
Please contact your local carrier.
国内配送業者へ問い合わせるよう案内されています。業者名や国内用番号が分からない場合は、「Please provide the name and contact details of the local carrier, as well as the local tracking number.」と返します。
We have issued a refund.
返金処理を行ったという意味ですが、決済明細へ反映される時期までは分かりません。「Please confirm the refund amount, processing date, payment method, and refund reference number.」と送り、返金額、処理日、返金先、照会番号を確認します。
返信への対応まで見えたところで、次は初心者が間違えやすい語と、短時間でできる発音練習を確認します。
問い合わせ英語で避けたい誤用と発音練習
- item、order、packageを状況に応じて使い分ける
- 初回から強い命令や過失の断定をしない
- 意味のまとまりごとに区切って音読する
問い合わせでは、難しい単語を使うことより、対象を正しく呼び分けることが大切です。単語の選択が明確なら、短い文でも状況が伝わります。
item・order・package・shipmentの違い
- item:個別の商品
- product:商品、製品
- order:注文全体
- package/parcel:配送中の荷物
- shipment:発送された一式、発送行為
- merchandise:商品全般を集合的に表す語
一つの商品が破損したならitem、注文全体が未着ならorder、配送中の箱の所在を尋ねるならpackageが分かりやすい表現です。merchandiseは間違いではありませんが、個別の注文品を指す日常的な問い合わせでは少し大きな語に感じられます。
immediatelyを初回から多用しない
immediatelyは「直ちに」という強い語です。最初の問い合わせでは「as soon as possible」や、急ぎすぎない依頼なら「at your earliest convenience」が使えます。ただし、申請期限が迫っているなど明確な緊急性がある場合は、期限を日付で示すほうが実務的です。
I am writing to complainから始めない
苦情であることを最初に強調しても、担当者が注文を探す情報にはなりません。「I am contacting you regarding order #[注文番号].」から始め、未着の事実と依頼内容を続けます。
自動翻訳で作った長い一文をそのまま送ると、問題と希望が埋もれやすくなります。一文につき一つの情報を目安にし、注文情報は項目ごとに分けてください。
意味のまとまりで区切る発音練習
メールで使う英文も、音読すると語順を覚えやすくなります。次のようにスラッシュで意味のまとまりを作ります。
- I am contacting you / regarding order #[番号].
- The estimated delivery date was [日付], / but I have not received the package yet.
- Could you please check / the current shipping status?
- Please provide / the tracking number / and the name of the carrier.
- I would like to request / a full refund / to my original payment method.
最初は一つのまとまりごとに読み、次に二つをつなげます。速さより、order number、delivery date、tracking number、refundなどの重要語をはっきり発音することを優先してください。
表現を覚えたら、実際のトラブルを想定して順番に使う練習をすると定着しやすくなります。次は、短時間で取り組める実践メニューです。
メール作成と会話を身につける実践トレーニング
- 注文情報を日本語で整理してから英文へ置き換える
- 状況確認、催促、返金の3段階を練習する
- 送信前に日付、番号、希望する対応を読み直す
実際に使える状態へ近づけるには、例文を眺めるだけでなく、自分で空欄を埋める練習が役立ちます。実在する注文情報を使いたくない場合は、番号を伏せた練習用メモを作ってください。
練習1:日本語で5項目を整理する
- いつ注文したか
- 到着予定日はいつだったか
- 現在の追跡表示は何か
- 最後に更新されたのはいつか
- 販売店に何をしてほしいか
たとえば、「発送済み」「到着予定日超過」「追跡が輸送中のまま」「販売店に配送業者への調査を頼みたい」と整理します。この段階で希望が曖昧なら、英文も曖昧になります。
練習2:1項目を1文へ変える
- I placed the order on [注文日].
- The estimated delivery date was [到着予定日].
- The last tracking update was “[表示].”
- The tracking information has not changed since [日付].
- Could you please open an investigation with the carrier?
一文ずつ作ったら、同じ情報が重複していないか確認します。注文番号は件名と本文へ入れても構いませんが、心配な気持ちを複数の文で繰り返す必要はありません。
練習3:販売店との会話を声に出す
- フレーズ
- 学習者:My order has not arrived yet. Could you check the shipping status?
店員:Please provide your order number.
学習者:My order number is #[注文番号]. The tracking has not updated since [日付].
店員:We will contact the carrier.
学習者:Thank you. When can I expect the result of the investigation? - 日本語訳
- 学習者:注文品がまだ届いていません。配送状況を確認していただけますか。
店員:注文番号を教えてください。
学習者:注文番号は#[注文番号]です。追跡情報が[日付]から更新されていません。
店員:配送業者へ連絡します。
学習者:ありがとうございます。調査結果はいつ頃分かりますか。 - 使う場面
- チャットや電話で、担当者から注文番号を聞かれた場面を想定した練習です。
- 注意点・誤用例
- 調査を依頼しただけで会話を終えず、結果が分かる時期と連絡方法を確認します。電話でカード番号やパスワードを不用意に伝えないでください。
- 発音・ニュアンス
- When can I expectは「ウェン・キャナイ・イクスペクト」に近くつながります。回答時期を自然に尋ねる表現です。
練習4:送信前チェック
- 件名に注文番号が入っているか
- 日付を月名で書いたか
- 追跡表示を正確に引用したか
- 希望する対応が一つに絞られているか
- 住所や氏名に入力ミスがないか
- 添付したと書いた資料を実際に添付したか
- カード番号やアカウントのパスワードを書いていないか
この流れを繰り返すと、未着以外の破損、誤配送、返品にも応用しやすくなります。それでも販売店と連絡が取れない場合は、英語メールだけに頼らず、記録を持って次の窓口へ進みます。
販売店から返信がない場合に取る次の行動
- 連絡記録と注文資料を保存する
- モールや決済サービスの受付条件を確認する
- 解決しない場合は消費生活相談窓口も利用する
販売店へ複数回連絡しても返事がない場合は、待ち続けるのではなく期限を確認することが重要です。購入したモール、決済サービス、カード会社によって、相談方法や提出資料が異なります。

別の公式連絡手段を確認する
Contact Us、Customer Service、Help Center、注文確認メール、利用規約などから、別の問い合わせフォームや公式チャットを探します。SNSの公開欄へ注文番号、住所、電話番号、メールアドレスなどを書かないでください。
モールや決済サービスの購入者保護を確認する
商品未着が保護対象になるか、申請期限はいつか、販売店への事前連絡が必要かを確認します。提出に備えて、注文確認、決済記録、追跡画面、問い合わせ履歴を一つのフォルダへまとめます。
カード会社や決済事業者へ相談する
カード会社には、「海外通販の商品が届かず、販売店へ返金を求めたが解決していない」と経緯を伝えます。異議申し立ての対象になるか、受付期間、必要書類、手続きは契約や取引状況によって異なります。
相談すれば返金が確定するわけではありません。販売店へ連絡した記録や未着を示す追跡情報を求められる可能性があるため、感情的な説明よりも時系列を整理して伝えます。
公的な相談窓口を利用する
海外事業者との通販トラブルについては、国民生活センター越境消費者センターが相談窓口を案内しています。相談方法や対象範囲は公式ページで確認してください。
相談先が分からない場合は、消費者ホットライン188から、身近な消費生活相談窓口の案内を受けられます。税関から書類が届いた場合は放置せず、記載された窓口や税関の個人輸入に関する案内も確認します。
行動順序を確認する
- 注文確認メールと注文番号を確認する
- 発送予定と到着予定を区別する
- 注文ステータスと追跡情報を確認する
- 宅配ボックス、家族、管理人室などを確認する
- 配送業者が分かれば配達状況を尋ねる
- 販売店へ英語で状況確認を送る
- 返信がなければ同じメールへ続けて催促する
- 再送、キャンセル、返金から希望を選ぶ
- すべての記録を保存する
- 購入者保護や相談手続きの期限を確認する
海外通販の商品が届かないときも、必要な英文はそれほど複雑ではありません。「いつ注文したか」「今どうなっているか」「何をしてほしいか」を分ければ、短いメールでも十分に用件を伝えられます。
最後に、問い合わせ時に迷いやすい疑問をQ&Aで確認します。
海外通販の商品未着と英語問い合わせのQ&A
- 短い英文でも注文情報と依頼がそろっていれば伝わる
- 追跡の停滞だけで紛失と断定しない
- 販売店への連絡と並行して申請期限を確認する
問い合わせで迷ったときは、事実と希望を分けるという基本へ戻ります。次の回答を送信前の確認に使ってください。
到着予定日を何日過ぎたら英語で問い合わせるべきですか?
商品ページの配送期間と販売店の案内を確認し、到着予定期間の最終日を過ぎたら問い合わせを検討します。ただし、発送予定期間を大幅に過ぎても発送通知がない場合や、住所確認などの連絡が止まっている場合は、到着予定日前でも確認して構いません。
英語が苦手でも短いメールで対応してもらえますか?
注文番号、注文日、到着予定日、現在の追跡状況、希望する対応が書かれていれば、短いメールでも用件を伝えられます。長い背景説明より、一文を短くして注文情報を項目ごとに示すほうが担当者は確認しやすくなります。
追跡情報が更新されない場合は紛失と考えてよいですか?
更新が止まっているだけでは紛失と断定できません。国際配送では中継地点で追跡が更新されないことがあります。最後の更新日と表示内容を販売店へ伝え、配送業者への調査と修正後の到着見込みを依頼してください。
配達済みと表示されているのに商品がない場合は何と書きますか?
「The tracking page shows that the package was delivered, but I have not received it.」と伝えます。郵便受け、宅配ボックス、受付、家族などを確認したことも書き、正確な配達場所、配達証明、国内配送業者名、国内用追跡番号を求めます。
返金と返品は英語でどのように区別しますか?
返金はrefund、返品はreturnです。商品が届いていない場合は返送する物がないため、「I would like to request a full refund.」が適しています。購入時の決済方法へ戻してほしい場合は「to my original payment method」を加えます。
販売店から返信がない場合は何回までメールを送ればよいですか?
一律の回数はありません。販売店が示す回答期間を確認し、返事がなければ前回のメールへ続けて催促します。同時に、モールや決済サービスの購入者保護、カード会社への相談などの受付期限を確認し、販売店の返信だけを無期限に待たないことが大切です。
税関で止まっている場合は販売店と税関のどちらへ連絡しますか?
まず追跡表示と自分宛ての郵便物やメールを確認します。購入者に書類提出や支払いの案内が届いている場合は、その案内に従います。インボイスなど差出人側の追加書類が必要な場合は、販売店へ対応を依頼してください。
再送と返金は同時に要求してもよいですか?
最も希望する対応を一つ示すほうが明確です。同じ商品が必要なら追加料金なしの再送と新しい追跡番号を求め、不要になった場合や在庫がない場合は全額返金を求めます。条件付きで書くなら、再送できない場合は返金を希望すると順序を示します。

