欧米のチップ文化

  1. 会話で学ぶ英語表現

こんにちは。海外旅行に行った日本人が少し戸惑うのが、チップの支払い方ではないでしょうか。

チップとはホテルやレストラン等で支払われる、料金以外の感謝のお金のことです。

チップがいる国いらない国

日本は2020年のオリンピック招致の演説で、世界中に有名となった「おもてなし」の精神が、日常として当たり前になっているため、チップという概念が身近にありません。

しかし、海外ではこのチップがないと生活ができない従業員がいる国もあります。

チップの相場を知らずに適切な支払をしないと、トラブルになる可能性もあるので、注意が必要です。

各サービスで変化するチップ相場

会話

ケイはチップについて迷っていることがあるみたいです。ケイとブライアンの会話をみてみましょう。

Brian: Hi, Kei, What’s up?  What are you looking for on the internet?

やぁ、ケイ、どうしたの?インターネット上で何を探しているの?

Kei: Hi, Brian. I’m checking the chip rate.

こんにちは、ブライアン。チップの相場を調べているんだよ。

Brian: Chip rate?  Tell me about your problem.

チップの相場?僕に問題を話してみて。

Kei: Yesterday, my mom went to the nail salon.  She didn’t know the standard chip rate of the nail salon. 

昨日、僕の母さんがネイルサロンに行ったんだ。母さんはネイルサロンの標準的なチップ率を知らなかったんだ。

At the payment, she paid 20% as chip.  She asked me if it was right rate or not.

支払で20%をチップとして払ったんだ。母さんはこれが正しい相場だったかどうか僕に聞いたんだよ。

Brian: I think 20% is the right ratio.  20% is good enough for a nail salon.

僕は、20%は正しい相場だと思うよ。20%はネイルサロンに十分だよ。

Kei: Thank you Brian.  Thinking about chip is a bit difficult for Japanese.  We do not have to think about tip when we go shopping in Japan.

ありがとうブライアン。チップについて考えるのは、日本人にとっては少し難しんだ。日本で買い物に行くときはチップについて考える必要はないんだよ。

Brian: I know your trouble.  Some of my friends don’t like to dealing with Japanese customers, because they say that Japanese do not pay enough chips.

君の悩みがわかるよ。僕の何人かの友人は日本の客を接客するのが好きじゃないんだ、だって十分なチップをくれないからと彼らは言うよ。

Kei: If we live in US, we must know the basic rules to live.  But it is difficult to change immediately.

アメリカに住んでいるならば、生活する為に基本的なルールを知らなきゃいけない。でもすぐに変えることは難しいよ。

Brian: It is hard to change in a minute, but give it your all.

すぐに変わるのは難しいね、でも頑張って!

ケイはネイルサロンで母親が払ったチップの相場が、正しかったのか悩んでいました。

ポイント

コーヒーのカップの上にドル紙幣が乗っており、カフェでの英会話の練習に最適です。

会話にできたチップに関する言い回しや単語を見てみましょう。

 What’s up? 

どうしたの?

友達どうしの会話であいさつと同様によく使われます。

Tell me about your problem 

僕に問題を話してみて

あなたの問題を私に教えて下さい、という意味で悩み事がある人に使います。

dealing with customers 

接客する

give it your all 

頑張って

ベストをつくして、など友達どうしの間で使われます。

チップの相場は様々

チップは日本の消費税と違って一律ではありません。レストラン、ホテル、タクシー、サロン、観光時での現地のツアーガイドなどで払われますが、それぞれ相場が違います。

会話であったネイルサロンも、チップを払うお店のひとつです。特にホテルでは、ドアマン、ベルボーイ、コンシェルジュ、ルームサービス、部屋の掃除人などに常々チップを渡さなくてはならず、そして相場も違います。

ドアマンやルームサービス、部屋の掃除などは、基本的に1~2ドルほど。ベルボーイは鞄1つに対して2ドル。コンシェルジュには1つの相談で5ドルほどです。

ホテルに泊まるには、やはり1ドル札と5ドル札を、何枚も用意しておいて損はありません。

チップは料金の一部

英語で会話しながらお金の袋を交換し、取引を行った2人。

従業員のお給料も、たいていはチップの代金を引いた金額となっている事が、ほとんどです。つまり、たくさん接客した人ほどチップをもらえ、お給料があがります。

真剣に働く人ほどお金をもらえるという、合理的な仕組みになっています。この仕組みを理解しておらず、適切なチップを支払わないことは、払うべき料金を払っていないのと同じことになります。

旅行先の情報は前もってチェック

チップの概念があまりない日本でも、海外旅行に行くときには必ず、滞在国の最新の情報をチェックしておくことが大切です。

旅先でも、郷に入っては郷に従えの言葉通り、マナーが良い、接客するのに気持ちがいい客であることも大切です。

一つ一つの行動が日本人の質を高めます。現地でマナーがない人間にならないよう、旅行前には必ず知っておくべき情報を確認しておきましょう。

ではまた、See you!

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