海外の化粧品売り場で、欲しい商品は目の前にあるのに英語の名前が出てこない。「化粧品はmakeupでよいの?」「化粧水をlotionと言ったら伝わる?」「眉用の商品はeyebrowだけで探せる?」と迷うと、店員に声をかけるだけでも緊張してしまいます。
でも、売り場で必要な英語は長い文章ではありません。商品名・希望・質問の型を組み合わせれば、売り場を探すところから試用、購入まで進められます。英会話を基礎から練習したい場合は、英語教室で買い物場面のロールプレイに取り組む方法もあります。
「化粧品」を表す英語は商品の範囲で使い分ける
この記事では、cosmetics、makeup、beauty productsの違いを整理したうえで、眉、口紅、ベースメイク、スキンケアなどの商品名を確認します。さらに、色や質感の相談、テスターの依頼、在庫確認、会計、返品まで、短く実用的なフレーズでつないでいきます。
最初からすべてを暗記する必要はありません。まずは「I’m looking for ~.」「Do you have ~?」「Can I try this?」の三つを軸にしてください。では、「化粧品」を表す英語の範囲から見ていきましょう。
- 化粧品全般にはcosmetics、顔のメイク用品にはmakeupが使いやすい
- スキンケアやヘアケアまで含めるならbeauty productsが便利
- 洗面用品や衛生用品をまとめる場合はtoiletriesを使う
日本語の「化粧品」に対応する英語は一語ではありません。何を含めたいかによって、cosmetics、makeup、beauty products、skincare products、toiletriesを選ぶのが基本です。なかでも、売り場全体を尋ねるならcosmetics、色をのせるメイク用品を買うならmakeupが分かりやすい表現です。
cosmetics:化粧品全般
cosmeticsは、口紅、ファンデーション、マスカラなど、顔や体の見た目を整える商品をまとめて指します。通常は複数形のcosmeticsで扱います。cosmeticは「美容の」という形容詞にもなり、cosmetic brandなら「化粧品ブランド」、cosmetic bagなら「化粧ポーチ」です。
化粧品コーナーはどこですか。
cosmeticsは「カズメティクス」に近く、meの部分をやや強く発音します。sectionは売り場の一角、departmentはより大きな売り場という感覚があります。
百貨店や大型店で、化粧品売り場全体の場所を尋ねるときに使います。
「化粧品全般」の意味でWhere is the cosmetic?と単数にすると、一つの特定商品を探しているように響きます。売り場ならcosmetics sectionが明確です。
makeup:メイク用品、化粧、仕上がり
makeupは、ファンデーション、アイシャドウ、口紅などの顔用メイク用品を表します。「化粧」という行為の結果や仕上がりにも使われます。数えられない名詞として扱うため、複数の商品を漠然と指す場合もsome makeupとするのが自然です。
メイク用品を買う必要があります。
名詞のmakeupは「メイクアップ」と一続きで発音します。動詞のmake upとは文中での働きが異なります。
口紅やファンデーションなど、顔用の商品をまとめて買いたいときに使えます。
makeだけでは「メイク」になりません。また、通常はmany makeupsではなく、some makeupまたはa few makeup productsとします。
beauty products、skincare products、toiletries
beauty productsは、メイク用品に加えてスキンケア、ヘアケア、ボディケアまで含められる広い表現です。skincare productsは、洗顔料、トナー、美容液、保湿剤など肌の手入れに使う商品を指します。toiletriesは、石けん、歯磨き粉、シャンプー、制汗剤などの洗面用品や衛生用品まで含みます。

大まかなカテゴリーが分かったら、次は売り場で会話を始める型です。商品名が思い出せなくても、この型があれば店員と一緒に探せます。
売り場では三つの質問パターンから会話を始める
- I’m looking for ~.で探している商品を伝える
- Do you have ~?で色、サイズ、在庫の有無を確認する
- Where can I find ~?で売り場や棚の場所を尋ねる
化粧品売り場の会話は、I’m looking for ~.を入口にすると進めやすくなります。具体的な商品があるか尋ねるならDo you have ~?、場所ならWhere can I find ~?です。この三つは、眉、口紅、スキンケアのどの商品にも応用できます。
店員に声をかけられたとき
店員からはMay I help you?やAre you looking for anything in particular?と声をかけられることがあります。見ているだけなら、No, thank you. I’m just looking.で十分です。browseには「店内や商品を見て回る」という意味があるため、I’m just browsing, thank you.も自然です。
見ているだけです。ありがとうございます。
browsingは「ブラウズィング」に近い音です。justを軽く添えることで、「今は見ている段階です」という控えめな響きになります。
まだ質問せず、自分のペースで棚を見たいときに使います。
No.だけで返すと、場面によってはそっけなく聞こえます。thank youを添えると柔らかくなります。
自分から助けを求めるとき
店員に声をかけるときは、Excuse me.を先に置くと意図が伝わりやすくなります。そのあとにCould you help me?やI have a question about this product.を続けます。離れた店員を呼ぶ場合も、大声で呼びつけるより、近づいてExcuse me.と言うほうが穏やかです。
店内で「必要なら声をかけてください」と言う場合、Please let me know if you need any help.が自然です。Please call me.は、文脈によって「電話してください」と受け取られることがあります。
すみません。アイブロウペンシルを探しています。
looking forは一語ずつ切らず、「ルッキングフォー」のようにつなげます。丁寧でありながら、過度に堅くない表現です。
商品を探していることを店員へ直接伝える基本表現です。
特定の商品を前から話題にしていないなら、the eyebrow pencilよりan eyebrow pencilが自然です。種類全体ならeyebrow pencilsと複数形にもできます。
質問の型ができたら、空欄に入れる商品名を増やしていきましょう。まずは日本語とのずれが起きやすい、眉と口紅の単語です。
眉用化粧品と口紅は商品名まで具体的に伝える
- eyebrowは眉そのものなので、pencil、powder、gelなどを続ける
- 口紅はlipstick、リップクリームはlip balmと表す
- 色番号や色調にはcolorだけでなくshadeを使う
日本語では「アイブロウ」だけで眉用化粧品を表すことがありますが、英語のeyebrowは基本的に眉そのものです。商品を探すときは、eyebrow pencilやbrow gelのように種類を続けます。browはeyebrowを短くした言い方で、商品名にもよく使われます。
眉用化粧品の基本単語
- eyebrow pencil / brow pencil:アイブロウペンシル、眉墨
- eyebrow powder / brow powder:アイブロウパウダー
- eyebrow gel / brow gel:眉用ジェル
- tinted brow gel:色付き眉用ジェル
- clear brow gel:透明の眉用ジェル
- eyebrow pomade:眉用ポマード
- brow mascara:眉マスカラ
- eyebrow brush:眉用ブラシ
- eyebrow razor:眉用かみそり
左右の眉を指す場合はeyebrowsと複数形にするのが一般的です。She has thick eyebrows.なら「彼女は眉が太い」、I want to shape my eyebrows.なら「眉の形を整えたい」です。
眉毛を一本ずつ描くための、先端が細いペンシルが必要です。
fine-tippedは「ファイン・ティプト」に近い音です。individual hairsは眉毛を一本ずつ描く繊細な仕上がりを示します。
自然な毛流れを描ける細芯の商品を探すときに使います。
thin pencilでも細い商品だとは伝わりますが、芯先の細さを表したいならfine-tippedがより具体的です。
口紅とリップ用品の基本単語
- lipstick:口紅
- liquid lipstick:液状の口紅
- lip gloss:リップグロス
- lip balm:リップクリーム、リップバーム
- tinted lip balm:色付きリップバーム
- lip liner:リップライナー
- lip tint:リップティント
- lip stain:色が残りやすいリップ製品
口紅はlipstickと一語で書きます。日本語の「リップクリーム」はlip creamではなく、lip balmが一般的です。保湿できるものならmoisturizing lip balm、色付きならtinted lip balmと表せます。
落ちにくく、唇が乾燥しにくい口紅はありますか。
long-lastingは最初のlongをやや強く読みます。doesn’tは「ダズント」に近く、後ろのdryへ滑らかにつなげます。
持続性と保湿感という二つの希望を同時に伝えるときに使います。
longは形や長さに聞こえやすいため、持続性にはlong-lastingを使います。dry my lipsよりdry out my lipsのほうが「乾燥させる」という意味が明確です。
贈り物として買う場合
旅行先で友人へ渡す化粧品を買う場合、souvenirでも意味は伝わります。ただし、相手への贈り物という意図を前に出すならgiftやpresentが自然です。I’d like to buy a few lipsticks as gifts.と言えば、「贈り物として口紅をいくつか買いたい」と伝えられます。
色の好みが分からないなら、I don’t know which colors they like.と正直に伝え、Could you recommend something easy to give as a gift?と続けましょう。個別包装はCould you wrap these separately?、小袋はCould I have three small bags?で依頼できます。
ベース・目元・頬・ネイルの英語は日本語との違いに注意する
- 頬紅はcheekではなくblushを使う
- ビューラーはeyelash curler、マニキュアはnail polishと表す
- 商品名に機能や仕上がりを加えると希望が伝わりやすい
日本の売り場で使われるカタカナ名が、そのまま英語の商品名になるとは限りません。特に「チーク」「ビューラー」「ネイル」は意味のずれが起きやすい言葉です。商品名だけでなく、カバー力、耐水性、にじみにくさなどの欲しい機能まで添えると、候補を絞りやすくなります。
ベースメイク
- primer:化粧下地
- foundation:ファンデーション
- liquid foundation:リキッドファンデーション
- powder foundation:パウダーファンデーション
- cushion foundation:クッションファンデーション
- concealer:コンシーラー
- setting powder:仕上げ用パウダー
- setting spray:メイク固定用スプレー
- highlighter:明るさやつやを加える商品
- contour:輪郭を強調する商品
- bronzer:健康的な陰影をつける商品
- blush:頬紅
英語のcheekは「頬」そのものです。日本語でいうチーク用品を探すならblushを使います。cream blushはクリームタイプ、powder blushはパウダータイプの頬紅です。
薄づきから中程度のカバー力があるファンデーションを探しています。
coverageは「カヴァリッジ」に近い音です。light to mediumは範囲を柔らかく指定する言い方です。
厚塗りを避けつつ、ある程度肌を整えたいときに使います。
「薄い色」を意味するlight shadeと、「薄づき」のlight coverageは別です。色ではなくカバー力を伝えるならcoverageを付けます。
アイメイク
- eyeshadow:アイシャドウ
- eyeshadow palette:アイシャドウパレット
- eyeliner:アイライナー
- liquid eyeliner:リキッドアイライナー
- pencil eyeliner:ペンシルアイライナー
- mascara:マスカラ
- waterproof mascara:耐水性のあるマスカラ
- eyelash curler:ビューラー
- false eyelashes:つけまつげ
- eyelash glue:つけまつげ用接着剤
にじみにくいアイライナーはsmudge-proof eyeliner、ボリュームが出るマスカラはa mascara that adds volumeと表せます。smudgeは、こすれたり皮脂で広がったりして線がにじむことです。水への強さを尋ねるwaterproofとは意味が異なります。
ネイル用品
- nail polish:マニキュア、ネイルカラー
- base coat:ベースコート
- top coat:トップコート
- nail polish remover:除光液
- nail file:爪やすり
英語のnailは「爪」です。日本語のように「ネイルを買う」と言いたい場合は、nail polishまで言うと商品が明確になります。速乾性を求めるならquick-drying、欠けにくさを求めるならlong-lastingを加えられます。
メイク用品の名前が増えたところで、次は基礎化粧品です。ここでは、日本語の「化粧水」と英語のlotionを単純に結び付けないことが大切です。
スキンケア商品は名前だけでなく用途も確認する
- 日本語の化粧水が常にlotionになるとは限らない
- tonerやessenceは商品ごとに役割を確認する
- 使用順序、洗い流し、頻度を質問すると選びやすい
基礎化粧品は、国やブランドによって名称と役割が異なることがあります。そのため、単語を一対一で置き換えるより、何のために使う商品かを確認するのが安全です。特にtoner、lotion、essence、moisturizerは、容器の説明や店員の案内も確かめましょう。
スキンケアの基本単語
- makeup remover:メイク落とし
- cleansing oil:クレンジングオイル
- cleansing balm:クレンジングバーム
- facial cleanser / face wash:洗顔料
- toner:トナー、化粧水として使われる商品
- facial mist:顔用ミスト
- essence:エッセンス
- serum:美容液
- moisturizer:保湿剤、乳液、保湿クリーム
- facial cream:顔用クリーム
- eye cream:目元用クリーム
- facial oil:顔用オイル
- face mask:フェイスマスク
- sheet mask:シートマスク
- sunscreen:日焼け止め
- exfoliator:角質ケア用品
- facial scrub:顔用スクラブ
英語圏でlotionは、乳液状の保湿剤やボディローションを指すことがあります。日本語の「化粧水」を探すときはtonerだけで決めず、Is this toner hydrating?やIs this meant to be used after cleansing?と用途を確認してください。
これは洗顔後に使うものですか。
meant to be usedは「メントゥビー・ユーズド」のようにつながります。「その用途として作られていますか」という丁寧な確認です。
toner、essence、serumなどの使用順序を確認するときに使えます。
after cleaningでは一般的な掃除にも聞こえます。洗顔やクレンジング後という意味ではafter cleansingが明確です。
使用方法を確かめる質問
- Do I need to rinse it off?:洗い流す必要がありますか。
- How often should I use this?:どのくらいの頻度で使えばよいですか。
- Should I use this before or after moisturizer?:保湿剤の前と後のどちらに使いますか。
- Could you show me how to use it?:使い方を見せていただけますか。
- Does this contain alcohol?:これはアルコールを含んでいますか。
- Is this fragrance-free?:これは無香料ですか。
商品名だけで判断できないときは、I need something to remove my makeup.のように用途を説明してください。「化粧を落とす何かが必要です」という簡単な表現ですが、店員はmakeup remover、cleansing oil、cleansing balmなどの候補を示せます。
肌質・色・質感を伝えると商品を絞り込みやすい
- 肌質はdry、oily、combination、sensitiveなどで伝える
- 化粧品の色調にはshade、肌の色調にはskin toneを使う
- matte、glossy、sheerなどで仕上がりを具体化する
同じ商品名でも、肌質や仕上がりの希望によって選ぶものは変わります。そこで「何を買うか」の次に、「どんなものが欲しいか」を加えます。I’m looking for + 商品 + for肌質という順番なら、短いまま具体的になります。
肌質と肌の悩み
- dry skin:乾燥肌
- oily skin:脂性肌
- combination skin:混合肌
- normal skin:普通肌
- sensitive skin:敏感肌
- acne-prone skin:ニキビができやすい肌
- redness:赤み
- dryness:乾燥
- dark spots:濃いしみ、色素斑
- pores:毛穴
- fine lines:細かな線
- uneven skin tone:肌色のむら
乾燥肌で敏感肌にも使える、刺激の少ないものを探しています。
sensitiveは最初のsenを強めに読みます。gentle enough forは「~にも使える程度に穏やかな」という控えめな言い方です。
洗顔料、保湿剤、日焼け止めなど、肌への刺激が気になる商品を探すときに使います。
gentleは「肌当たりが穏やか」という希望を示しますが、肌への適合を保証する表現ではありません。成分表示や使用上の案内も確認しましょう。
色と色調
- dark:濃い、暗い
- light:明るい、薄い
- bright:鮮やかな
- pale:淡い
- warm:黄みや赤みを感じる暖色系の
- cool:青みを感じる寒色系の
- nude:肌になじむベージュ系の
- dusty pink:くすみのあるピンク
- coral:コーラル
- berry:ベリー系
- mauve:モーヴ
- brick red:レンガ色に近い赤
化粧品の色番号や色調にはshadeがよく使われます。What shade is this?は「これは何という色ですか」、Do you have this in a darker shade?は「これより濃い色はありますか」です。肌の色調はskin colorよりskin toneが化粧品選びに適しています。
私の肌色に合うヌード系の色はありますか。
suitsは「スーツ」に近い音で、「似合う」「調和する」という意味です。matchesを使ってWhich shade matches my skin tone?とも言えます。
口紅、ファンデーション、アイシャドウなどで肌になじむ色を相談するときに使います。
nudeは一つの固定色ではなく、肌になじむ色の系統です。自分の肌に合うか確かめたい場合はskin toneまで加えます。
質感と仕上がり
- matte:つやを抑えた
- glossy:つやのある
- sheer:透け感のある
- creamy:なめらかでクリーミーな
- satin:適度なつやのある
- shimmery:細かな輝きのある
- glittery:ラメ感の強い
- natural-looking:自然に見える
- dewy:みずみずしいつやのある
- full coverage:カバー力の高い
I prefer a sheer finish.なら「透け感のある仕上がりが好みです」、Is this lipstick matte or glossy?なら「この口紅はマットですか、それともつやがありますか」です。単にgoodやniceと言うより、仕上がりの言葉を一つ選ぶほうが希望を具体化できます。
試用・在庫・価格・会計は許可と条件を短く確認する
- 試す前にCan I try this?やDo you have a tester?で確認する
- 在庫はin stock、旅行用サイズはtravel sizeを使う
- 返品条件や免税制度は店舗ごとに確認する
化粧品には衛生上の扱いがあるため、テスターが見えても先に許可を得るのが安心です。基本はCan I try this?です。手の甲で色を確認したいならCan I swatch it on my hand?と尋ねます。
使い捨てのアプリケーターで、この二色を試してもよいですか。
disposableは「ディスポウザブル」に近い音です。Could IはCan Iより少し控えめで丁寧な依頼になります。
口紅やグロスなどを衛生的に比較したいときに使います。
試用できる範囲や方法は店舗によって異なります。許可を得ず、商品を直接唇や目元に使うことは避けましょう。

在庫とサイズ
- Do you have this shade in stock?:この色の在庫はありますか。
- Is this the last one?:これが最後の一つですか。
- Do you have a new one in the box?:箱に入った新品はありますか。
- Does this come in a travel size?:これは旅行用サイズもありますか。
- Is there a larger size available?:大きいサイズはありますか。
棚に欲しい色がなくても、保管場所に在庫がある場合があります。in stockは「在庫がある」、out of stockは「在庫切れ」です。テスターではなく販売用の未使用品が欲しい場合は、Do you have a new one in the box?と確認できます。
価格と購入
- How much is this?:これはいくらですか。
- Is this price before tax?:これは税抜き価格ですか。
- Is this set less expensive than buying the items separately?:このセットは個別に買うより安いですか。
- Is this item included in the promotion?:この商品はキャンペーンの対象ですか。
- I’ll take this one.:これにします。
- I’ll take these two.:この二つを買います。
購入を見送るときも、長い説明は不要です。I’ll think about it. Thank you.なら「少し考えます。ありがとうございます」、I think I’ll pass for now.なら「今回は見送ります」です。店員の提案に感謝したい場合は、Thank you for your help, but I won’t take it today.と伝えられます。
会計・免税・返品
- Where can I pay?:どこで支払えますか。
- Can I pay by credit card?:クレジットカードで支払えますか。
- Do you accept contactless payments?:タッチ決済は使えますか。
- Could I have a receipt, please?:レシートをいただけますか。
- I don’t need a bag, thank you.:袋は必要ありません。
- Is tax-free shopping available here?:ここでは免税で買い物できますか。
- What is your return policy?:返品条件を教えてください。
- Could I exchange this for another shade?:別の色に交換できますか。
化粧品は衛生上の理由から、開封後の返品や交換が認められない場合があります。免税の対象、必要書類、最低購入額なども国・地域・店舗で異なるため、購入前に店頭で条件を確認してください。
売り場での一連の会話を役割別に練習する
- 見る、質問する、試す、決めるの順に会話を組み立てる
- 一文を短くして、店員の返答を聞く余裕を作る
- 聞き取れなければ繰り返しや言い換えを依頼する
単独のフレーズを覚えたら、次は会話の順番に並べます。重要なのは、完璧な長文を一度に話すことではありません。一つ尋ねて、一つ返答を聞く流れを作ると、聞き取りの負担も軽くなります。
店員:何かお手伝いしましょうか。学習者:見ているだけです。ありがとうございます。店員:承知しました。必要でしたらお声がけください。学習者:ありがとうございます。
May I help you?は語尾が上がることがあります。返答は急がず、I’m just browsingまでを一まとまりで練習します。
入店後、まだ商品を比較している段階のやり取りです。
店員の申し出を断っても、あとから質問して問題ありません。最初にNo, thank you.と言ったからといって、声をかけられなくなるわけではありません。
学習者:すみません。手伝っていただけますか。店員:もちろんです。何をお探しですか。学習者:アイブロウペンシルを探しています。どこにありますか。店員:この棚の反対側にあります。学習者:ありがとうございます。青み寄りのブラウンはありますか。店員:はい。二色お見せします。
browは「ブラウ」に近く、brownは最後にnの音があります。二つを区別して練習すると聞き返されにくくなります。
眉用商品の場所を尋ね、続けて希望の色を伝える場面です。
behind this shelfは棚の後方を意味します。棚の裏側・反対側ならon the other side of this shelfが位置関係を伝えやすい表現です。
学習者:贈り物として口紅もいくつか買いたいです。店員:贈る相手はどのような色が好きですか。学習者:よく分かりません。普段使いしやすい色を選んでいただけますか。店員:この三色は使いやすいですよ。学習者:手に塗って色を確認してもよいですか。店員:もちろんです。テスターを用意します。学習者:この二色が気に入りました。これにします。個別に包んでいただけますか。
I’d like toは「アイド・ライクトゥ」と続けます。Could you recommendは押し付けずに提案を求める丁寧な言い方です。
贈り物向けの色を相談し、試してから購入と包装を依頼する流れです。
popularだけでは、贈る相手や用途に合うとは限りません。everyday shades、natural-looking、easy to wearなど、求める方向を添えると選びやすくなります。
聞き取れないときの立て直し
- Could you say that again, please?:もう一度言っていただけますか。
- Could you speak a little more slowly?:もう少しゆっくり話していただけますか。
- Do you mean this one?:こちらのことですか。
- Could you show me?:見せていただけますか。
- Could you write down the product name?:商品名を書いていただけますか。
聞き返すことは会話の失敗ではありません。商品を指しながらDo you mean this one?と確認すれば、単語が聞き取れなくても対象を特定できます。視覚情報を使えるのは、対面の買い物会話の大きな助けです。
発音と誤用を整えると短い英語でも伝わりやすい

- 単語を一語ずつ読むより、意味のまとまりで音読する
- make、eyebrow、cheekなど日本語とのずれを直す
- browとbrown、lipとlipstickなど語末の音も意識する
買い物英会話では、英語らしい速さよりも、商品名と希望が聞き取れることが大切です。I’m looking for / a brow pencil / in dark brown.のように、意味のまとまりで区切って練習してください。区切りの間に短く息を入れると、焦って語尾が消えるのを防ぎやすくなります。
間違えやすい表現の言い換え
- make → makeup:名詞の「メイク」にはmakeupを使う
- eyebrow → eyebrow pencil:眉用の商品は種類まで言う
- lip stick → lipstick:口紅は一語で書く
- lip cream → lip balm:保湿用のリップ製品にはlip balmが一般的
- cheek → blush:頬紅はblushを使う
- nail → nail polish:マニキュアやネイルカラーはnail polish
- skin color → skin tone:化粧品選びの肌色にはskin toneが自然
- light foundation → foundation with light coverage:薄づきを明確にする
声に出す練習単位
- I’m looking for / a moisturizing lip balm.
- Do you have this / in a cooler shade?
- Could I try / these two shades?
- Is this suitable / for sensitive skin?
- I’ll take this one. / Could I have a receipt?
最初は斜線の位置で明確に区切り、慣れたら少しずつ間を短くします。録音するときは、発音記号の正確さだけでなく、商品名が埋もれていないか、疑問文の最後まで声が続いているかを確認しましょう。
青み寄りのブラウンのアイブロウペンシルはありますか。
Do you have a brow pencil in cool brown?
眉用商品の種類と色を一文で指定する場面です。
browとbrownを同じ音にしないようにします。brownは最後のnまで発音します。
手持ちの化粧品で買い物英会話を実践する
- 手持ちの商品を英語で分類して、自分用の単語を選ぶ
- 商品、希望、質問、決定の四段階でロールプレイする
- 短い間隔で思い出す練習を行い、使える表現を増やす
覚える商品名は、売り場にあるすべてでなくても構いません。自分が実際に使う化粧品から始めるほうが、場面を具体的に想像できます。まず化粧ポーチから三つ選び、英語名、色、仕上がり、質問を一つずつ書き出しましょう。
実践1:商品を一文で説明する
「商品名+特徴」の順に組み立てます。たとえば、a waterproof mascara、a moisturizing lip balm、a sheer pink lipstick、a fragrance-free moisturizerです。次にI’m looking forを前へ付け、声に出します。
- I’m looking for a waterproof mascara.
- I’m looking for a sheer pink lipstick.
- I’m looking for a fragrance-free moisturizer.
- I’m looking for a natural-looking brow pencil.
実践2:一つの商品に質問を三つ作る
同じ商品について、在庫、試用、価格の三方向から質問します。口紅ならDo you have this in a lighter shade?、Can I try this?、How much is this?です。一つの名詞で複数の会話を作ると、単語と文型を同時に定着させやすくなります。
実践3:役割を交代する
学習者役だけでなく、店員役も読んでください。店員の質問を知っていると、実際の売り場で聞き取れる表現が増えます。May I help you?、What are you looking for?、What kind of finish do you prefer?、Would you like to try it?の四つから始めます。
実践4:商品名を忘れた設定で言い換える
商品名を思い出せないときほど、用途の説明が役立ちます。アイブロウペンシルならsomething for filling in my eyebrows、メイク落としならsomething to remove waterproof makeup、保湿剤ならsomething for dry skinと言い換えられます。
商品名は分かりませんが、ウォータープルーフのマスカラを落とすものが必要です。
I don’t knowを弱く、need somethingとwaterproof mascaraをはっきり発音すると、必要な情報が伝わります。
英語の商品名が出てこないときに、目的から候補を示してもらう場面です。
分からないまま曖昧な商品を選ばず、落としたい化粧品の種類や耐水性まで伝えます。
実践5:復習の間隔を作る
- 学習直後:商品名を見ながら三回音読する
- 少し時間を空けた後:日本語だけを見て英語を思い出す
- 翌日:店員役と学習者役を一人二役で読む
- 数日後:商品を入れ替え、同じ文型で会話を作る
- 旅行前:売り場、試用、購入の順で通して練習する
毎回新しいフレーズを増やすより、同じ型の空欄を入れ替えるほうが実際の会話に応用しやすくなります。I’m looking for ~.の空欄にbrow pencil、lip balm、facial cleanserを順番に入れるだけでも、三つの場面が作れます。

一人での音読に慣れたら、相手の返答が予想できない会話にも挑戦してみましょう。色や肌質など自分の希望を準備しておくと、ロールプレイでも実際の買い物でも話題を広げやすくなります。
化粧品の英語に関するよくある質問
- cosmeticsとmakeupは含む範囲が異なる
- 日本語のカタカナ名を直訳せず、売り場で使われる商品名を選ぶ
- 名称が分からなくても用途、色、肌質を伝えれば質問できる
最後に、化粧品の英語で迷いやすい点をQ&A形式で確認します。最初に覚えるなら、cosmeticsとmakeupの違い、眉用商品の呼び方、化粧水の確認方法、試用の頼み方を優先してください。

