こんにちは。人が生きていく中で、衣食住は必要不可欠です。そして次に必要なのは清潔さではないでしょうか。健康な体でいる為には大切ですよね。
清潔に過ごすために、体をきれいに洗って汚れを落とす。それは日本人にとっては入浴ということになります。
入浴は他国でも繁盛
日本人にとって入浴は体をきれいに保つ常識です。しかし他の国では必ずしも、体をきれいに保つ常識が入浴とは限りません。
入浴ではなくシャワーで済ませる国がとても多くあります。
シャワー以外でも、例えば韓国のアカスリ、トルコのハマム、北欧のサウナなどは世界でも有名な、体をきれいにする方法です。
入浴はアイスランド、古代ローマやその他の地域でも、スパとして有名な場所があります。
では、アメリカではどのようにして体をきれいにしているのでしょうか。ケイとブライアンの会話を見てみましょう。
会話
Brian: Today’s practice was very hard! Don’t you think so?
今日の練習はつらかったね!そう思わない?
Kei: Yes, it was. I would love to take a hot bath and want to be relaxed.
うん、そうだね。温かいお風呂に入ってリラックスしたいよ。
Brian: I can’t believe that you can relax in a hot bath. Don’t you get tired again?
暖かいお風呂でリラックスできるだなんて信じられないよ。また疲れるんじゃないの?
Kei: You think so? But I feel refreshed, when I got out from the bath.
そう思う?でもお風呂から出たとき、すっきりするんだよ。
Brian: But how about the water? Doesn’t it get dirty? I heard that in Japan, many people use the same water.
でも水はどうなの?汚くならない?日本では沢山の人が同じ水を使うって聞いたけど。
Kei: We don’t wash our body inside the bath tab. The washing place exists beside the bath tab.
僕たちは体をバスタブで洗わないよ。洗う場所がバスタブの横にあるんだ。
So, the water in the bathtub does not become dirty.
だからバスタブの水は汚くならないよ。
Brian: How about the hot water? You take a hot bath even in a hot summer. Sorry to say this, but sometimes you look stupid.
お湯はどうなの?熱い夏にも熱いお風呂に入るんでしょ。申し訳ないけれど、たまに君たちバカなんじゃないかって見えるよ。
Kei: I think it’s a difference of the way of thinking.
それは考え方の違いじゃないかなって思うよ。
We take a bath on purpose for relaxing our muscles. Also, warming up the body temperature makes a healthy body.
僕たちは筋肉をリラックスさせるために、わざとお風呂に入るんだ。また、体温を上げる事は健康な体を作るんだよ。
Brian: I haven’t thought it in that way. Now I understand the meaning of hot spring medical treatment.
そんな風には考えなかったよ。これで温泉治療の意味が分かったよ。
Japanese are taking caring their body everyday by having a hot bath.
日本人は毎日熱いお風呂に入って体を労わっているんだね。
If I think in that way, having a hot bath is necessary for people.
そんなふうに考えれば、熱いお風呂に入るのは人間には必要なことだね。
アメリカでは、やはり多くの人がご存じの通り、シャワーを使用する方法が一般的になっています。
そしてアメリカ人が気にする、日本の入浴の不思議も会話に出てきました。
ポイント
では、会話ででてきた単語や言い回しをみてみましょう。
- Don’t you think so? そう思わない?
自分からかけた問いかけの後に、同意を求める時に使います。
- I can’t believe 信じられない
- I feel refreshed すっきりする
- But how about the water? Doesn’t it get dirty? でも水はどうなの?汚くならない?
ここで水に対する動詞は三人称単数形になります。これは水が数えられない、不加算名詞だからです。
- Sorry to say this 申し訳ないけれど
相手側に失礼な事を言う前に、始めに言います。
- on purpose わざと
- hot spring medical treatment 温泉治療
非常識は取り組みにくい
体を温めて免疫力を上げる事は、健康を保つ上で大切な事です。良い事を真似る事はいいのですが、簡単に真似できないこともあります。
たとえばこの日本の入浴方法も、シャワーのみの国では、今までの常識を覆さなくてはなりません。日本のような洗い場も海外ではあまり見られません。
新築で家を建てない国でリフォームを行う場合、このようなリフォームは手間もお金もかかる事でしょう。
今までの常識以外のことを行う時は、やはり手間、お金、世間体が負担になります。
自然が決める常識
入浴に関して簡単に真似できない理由が、もう一つあります。それは水です。
日本のように山や川がたくさんあり、真水を使う事に不自由ない国は、水をたくさん溜めてお風呂に入れます。しかし水源の少ない国では、入浴はとても贅沢です。
例えばオーストラリアは水源が少なく、基本的にシャワーは5分以内と大まかに決められています。毎日入浴したくても、資源の関係でできないのです。
渡航先では、今までの自分の中の常識とは違う、良いことや、嫌なことが目につてくるでしょう。
しかしそれぞれの理由を考えてみると、その国の新しい一面を知る事ができるかもしれません。
それではまた、See you!