こんにちは。最近の世の中ではコンピューターやスマートフォンが活躍し、なかなか電話で予約をすることが少なくなりました。
しかし予約以外でも電話で自分の名前や会社名など、様々な名前を伝える機会はまだまだあります。
例文を使用する
日本人が名前の漢字を伝える時、例文を使って説明し確実に伝えます。
例えば「竹井明日香」さんが、自分の名前の漢字を伝える時は、竹取物語の「竹」に水が出る井戸の「井」で竹井、明日が香るで「明日香」です。
こう伝えるとたいていの人は「竹井明日香」と漢字が正確にわかります。間違っても「武井飛鳥」にはならないでしょう。
会話
では、英語の場合ではどうなるのでしょうか。電話での会話をみてみましょう。
Staff: Hello, this is restaurant ABC. May I help you?
店員:こんにちは、ABCレストランです。ご用件をどうぞ?
Mr. Takei: Hello, I want to make a reservation for next Friday’s dinner.
こんにちは、次の金曜日の夕食の予約をしたいのですが。
Staff: How many people will come?
何人の人が来られますか?
Mr. Takei: Four adults. Two women and two man, please.
大人が4人です。女性2人と男性2人でお願いします。
Staff: Yes, I still have seats for you. On what time will you come?
大丈夫です、まだ席はあります。何時に来られますか?
Mr. Takei: 7 o’clock, please.
7時でお願いします。
Staff: Okay. Then may I have your name and phone number?
了解しました。では、あなたのお名前と電話番号をお聞きしてもいいですか?
Mr. Takei: My name is Shou Takei, and my number is 06********.
私の名前は竹井ショウで、電話番号が06********です。
Staff: May I check your name spell? “SHOW” as “S” for Spain, “H” for Hong Kong, “O” for Oslo and “W” for Washington?
お名前のスペルを確認してもよろしいでしょうか?「ショウ」はスペインの「S」、香港の「H」、オスロ―の「O」にワシントンの「W」ですか?
Mr. Takei: The first three letters are correct but “W” is “U” as “Union”.
始めの3文字は大丈夫ですが、「W」はユニオンの「U」です。
Staff: Okay, S, H, O and “U” for “Union”.
わかりました。S、H、Oとユニオンの「U」ですね。
Mr. Takei: That’s correct.
その通りです。
Staff: Then “TAKEY” as “T” for Turkey, “A” for America, “K” for Korea, “E” for England, and “Y” for Yellow?
では、タケイはトルコの「T」、アメリカの「A」、韓国の「K」、イギリスの「E」と黄色の「Y」ですか?
Mr. Takei: Well, the first four letters are correct but the last “Y” is “I” as India.
そうですね、始めの4つの文字は正しいのですが、「W」はインドの「I」です。
Staff: Okay, T, A, K, E and “I” for India.
わかりました、T、A、K、EとインドのIですね。
Mr. Takei: That’s right.
そうです。
Staff: I’ve got your reservation. We will wait for your coming.
予約を承りました。ご来店をお待ちしております。
Mr. Takei: Thank you very much.
ありがとうございます。
ローマ字でも有名な地名や誰でも知っている名称を使って、スペリングの確認を行っていました。
では、ここで一般的なローマ字の例文をみてみましょう。
A | America | J | Japan | S | Spain |
B | Brazil | K | Korea | T | Turkey |
C | China | L | London | U | Union |
D | Denmark | M | Mexico | V | Victoria |
E | England | N | New York | W | Washington |
F | France | O | Oslo | X | X-ray |
G | Germany | P | Paris | Y | Yellow |
H | Hong Kong | Q | Quebec | Z | Zebra |
I | India | R | Rome |
今回はお店の予約を電話で行うという会話でした。
ネット経由だと時間がかかる、またはネット予約行っていないレストランなどでは、電話の予約が当たり前となります。
また、ヨーロッパでは日本の夕飯での外食と違い、ほとんどの場合がセミフォーマルの格好をして、料理と会話を楽しむエンターテイメントの一種です。
その為予約を入れると、予約してある席には「○○様」と歓迎の予約カードが置かれています。
「外食」に対する考え方の違いがあるので、間違ってもジーンズなどでは行かないよう気を付けましょう。
飛行機チケットは必ず確認
名前のスペリングが間違っていて、本当に困るのは飛行機の国外線のチケットです。
今いる国から出国する際には、必ずパスポートの提示を空港で行います。その時、1文字でも間違っていたら確実に飛行機に乗れません。どう頑張っても、テロ対策や国家間の渡航状況の確認などで乗れないのです。
今の時代はネットで予約を行うことがほとんどでしょうが、自分の名前が必ず自分のパスポートに表記されているローマ字表記と同じであることを、確認しましょう。
名前は自分を示すアイデンティティですので、いつでも誰にでも伝えられるようにするととても便利ですよ。
それではまた、See you!