こんにちは。イギリスで一番美味しい料理といえば、「イングリッシュ・ブレックファースト」だと言われています。
こちらは正確には「フル・ブレックファースト」という名で、グレートブリテン島およびアイルランドで食される朝食です。
栄養満点の朝食
名前の「フル」が「イングリッシュ」になっているのは、イングランドで食べられる朝食を意味します。
同様に、スコットランドでの朝食は「スコティッシュ・ブレックファースト」、アイルランドでは「アイリッシュ・ブレックファースト」と名前を変えていきます。
しかし、なぜ「イングリッシュ・ブレックファースト」だけこうも有名になったのでしょうか。
理由の1つとしては、イギリスには他に美味しい料理がなく、栄養満点の朝食が一番ということもあります。
では「イングリッシュ・ブレックファースト」とはいったいどのような朝食なのでしょうか。
会話
奥さんを「イングリッシュ・ブレックファースト」が食べられるホテルに連れて行った竹井さんと、その場所を紹介してくれたミルズさんの会話をみてみましょう。
Mrs. Mills: Good morning Mr. Takei. Did you have a nice “English Breakfast” in the weekend?
おはようございます、竹井さん。週末に楽しい「イングリッシュ・ブレックファースト」の時間が過ごせましたか?
Mr. Takei: Good morning. We had a wonderful breakfast yesterday. Thank you for your advice.
おはようございます。昨日は素晴らしい朝食を取れましたよ。アドバイスをありがとうございます。
Mrs. Mills: So, how did your wife feel about it?
それで奥さんは「イングリッシュ・ブレックファースト」についてどう思われましたか?
Mr. Takei: First of all, she had a relax time in the morning. Because, she doesn’t have to prepare the breakfast.
最初に、彼女は朝にリラックスできる時間がありました。朝食を準備する必要がありませんでしたから。
Mrs. Mills: Every wife feels the same!
ほとんどの奥さんが同じことを思いますよ!
Mr. Takei: Also, she enjoyed a lot with having many dishes.
あとは、彼女はたくさんの料理をたべることでとても楽しんでいました。
Mrs. Mills: What did she like the best?
彼女は何が一番好きでしたか?
Mr. Takei: She loves poached egg, very much. It is very popular in Japan, but she had no chance to eat it. And now, she is into it.
ポーチド・エッグがとても好きです。とても日本に人気なのですが、食べる機会がありませんでした。今はそれに夢中です。
Mrs. Mills: Then did she have any hard dish to eat?
では何か苦手な料理はありましたか?
Mr. Takei: Yes, she couldn’t eat up the black pudding. It was a bit strong taste for her.
はい、彼女はブラック・プディングを全て食べる事ができませんでした。彼女には少し味が強かったようです。
Mrs. Mills: I see, not every English like it, including me.
なるほどね、私を含めてすべてのイギリス人が好きなわけではありませんし。
Mr. Takei: I like it. I thought if I could drink beer with it.
私は好きですよ。これと一緒にビールが飲めたならと感じました。
Mrs. Mills: Above all, you should better to take her to “English Breakfast” sometimes.
つまりは、奥さんをたまには「イングリッシュ・ブレックファースト」に連れて行ってあげなくてはなりませんね。
「イングリッシュ・ブレックファースト」はヨーロッパで食べられる夕食、フル・ディナーのように様々な料理が出てくる朝食なのです。
ポイント
では、会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。
- she is into it 彼女はそれに夢中です。
- hard dish to eat 苦手な料理
- black pudding ブラック・プディング
血液を材料として加えたソーセージであり、見た目が黒く強い癖があるのが特徴
「イングリッシュ・ブレックファースト」の中身は朝食にしてはとても重く、一杯の紅茶かコーヒーから始まり、お粥、シリアル、フルーツ、卵料理、肉料理、魚料理に野菜そしてパン、スコーン等すべての料理が含まれます。
イギリス人作家もすすめる朝食
さて最初に説明した理由とは別の理由は、イングリッシュ・ブレックファーストをこよなく愛したイギリスの作家、「ウィリアム・サムセット・モーム」、”William Somerset Maugham”が発言したこの言葉でしょう。
To eat well in England you should have breakfast three times a day.
イギリスで美味しいものをたべるならば、朝食を三度食べればいい。
なかなか心にくる発言です。日本のホテルでも多くの場合、朝食ではビュッフェが用いられてプチ「イングリッシュ・ブレックファースト」のようですが、イギリスのように昔からある伝統とは違います。
イギリスに行った際にはお腹と相談して、一度きちんとした「イングリッシュ・ブレックファースト」を食べてみるのもいいかもしれません。
それではまた、See you!