海外のレストランでメニューを開いたものの、店員の質問が聞き取れず、笑顔でうなずくしかなかった。そんな不安を感じる人は少なくありません。料理名が読めても、「注文は決まりましたか」「付け合わせはどちらにしますか」と続けて聞かれると、急に言葉が出なくなることがあります。
けれども、レストランの英会話には一定の順番があります。入店、着席、飲み物、料理の確認、注文、食事中の依頼、会計という流れを知り、各場面で使う短い表現を準備しておけば、長い英文を即興で作る必要はありません。
この記事では、「レストランの注文で使う英語」を最初から最後まで一続きの会話として学べます。主要フレーズには意味だけでなく、使う場面、注意点、発音の目安も付けました。会話練習を継続したい場合は、英語教室で店員役とのやり取りを練習する方法もありますが、まずは今日使える短い表現から始めましょう。
- レストランの注文英語は「流れ」と3つの型を覚えれば対応しやすい
- 入店から着席までは人数・予約・席の希望を短く伝える
- 「ご注文はお決まりですか?」には決定済みか保留かを答える
- メニューがわからないときは材料・量・味・付け合わせを確認する
- 焼き加減・卵・ソースは店員の選択質問を聞き分ける
- 食材を抜く・量を変える・付け合わせを変更する英語
- アレルギーと食事制限は曖昧にせず具体的に伝える
- 飲み物の注文と食事中の依頼は Could I have ~? で広げる
- 注文違い・料理の遅れ・加熱不足は事実を穏やかに伝える
- 食後は持ち帰り・デザート・会計を順番に頼む
- 聞き取れないときは聞き返しと指差しを組み合わせる
- 入店から会計までの実践会話で流れをつかむ
- 短時間の反復練習で本番に使える形へ整える
- レストランの注文英語に関するQ&A
レストランの注文英語は「流れ」と3つの型を覚えれば対応しやすい
- 注文では I’ll have、I’d like、Could I have の3つが軸になる
- 店員の質問を予測すると、聞き取りの負担を減らしやすい
最初に覚えたいのは、I’ll have ~.、I’d like ~.、Could I have ~?の3つです。料理名や飲み物を後ろに置くだけで、注文の中心部分を作れます。
この3つを軸にする理由は、注文だけでなく、追加の水、食器、ソース、伝票を頼むときにも応用できるからです。表現を大量に暗記するより、同じ型の中身を入れ替えるほうが、緊張した場面でも言葉を取り出しやすくなります。
I’ll have ~. は「これにします」
- フレーズ
- I’ll have the grilled salmon.
- 日本語訳
- サーモンのグリルにします。
- 使う場面
- メニューを見て、その場で選んだ料理を注文するときに使います。店員のおすすめを聞いた後なら、I’ll have that. と言えます。
- 注意点・誤用例
- I’ll have it. は直前に話題になった特定の料理を指します。何を指すか不明な状態では、料理名または this one を使うほうが明確です。
- 発音・ニュアンス
- I’ll have は「アイル・ハヴ」を一語ずつ切らず、「アイルハヴ」とつなげます。迷った末に選択を決める自然な響きがあります。
I’d like ~. は穏やかに希望を伝える
- フレーズ
- I’d like the Caesar salad, please.
- 日本語訳
- シーザーサラダをお願いします。
- 使う場面
- 料理、飲み物、席などの希望を丁寧に伝えたいときに幅広く使えます。
- 注意点・誤用例
- I want the salad. でも意味は通じますが、状況や声の調子によっては直接的に響きます。迷ったときは I’d like が穏やかです。
- 発音・ニュアンス
- I’d は「アイド」に近い音です。I’d like を「アイドライク」と滑らかにつなげ、料理名を少し強く言うと伝わりやすくなります。
Could I have ~? は依頼にも使える
- フレーズ
- Could I have a glass of water, please?
- 日本語訳
- お水を1杯いただけますか?
- 使う場面
- 注文のほか、水、ナプキン、フォーク、伝票などを頼むときにも使えます。
- 注意点・誤用例
- Give me water, please. は please があっても強く聞こえることがあります。Could I have ~? に置き換えると柔らかくなります。
- 発音・ニュアンス
- Could I は会話では「クダイ」に近くつながります。語尾を強く下げすぎず、落ち着いた声で言うと丁寧な依頼になります。
つまり、選んだ料理なら I’ll have、希望を穏やかに伝えるなら I’d like、何かを持ってきてもらう依頼なら Could I have を軸にできます。では、入店した直後には、どのような英語を使えばよいのでしょうか。
入店から着席までは人数・予約・席の希望を短く伝える
- A table for ~ で人数を簡潔に伝えられる
- 予約名には under、席の希望には Could we ~? が便利
入口では、まず来店人数と予約の有無を伝えます。完全な文章を作らなくても、A table for two, please. のような短い表現で十分に用件が伝わります。
店員から How many are in your party? と聞かれることがあります。ここでの party は宴会ではなく、一緒に来店した一行という意味です。人数だけを Two. と答えても通じますが、There are two of us. と言えば自然な文章になります。
- フレーズ
- A table for two, please.
- 日本語訳
- 2名です。
- 使う場面
- 予約なしで入店し、必要な席数を伝えるときに使います。1人なら for one、4人なら for four に替えます。
- 注意点・誤用例
- Two persons, please. でも理解されますが、レストランでは A table for two. が定番です。
- 発音・ニュアンス
- table の最初を少し強くし、for two を続けて「フォートゥー」に近く発音します。please を添えると柔らかく聞こえます。
予約しているとき
Do you have a reservation? と聞かれたら、Yes, I have a reservation under Tanaka for seven. と答えられます。under Tanaka は「田中という名前で登録されている」、for seven は文脈上「7時に」という意味です。人数と混同されそうなら、at seven o’clock と言っても構いません。
予約がなければ、No, we don’t have a reservation. Do you have a table for two? と続けます。満席なら How long is the wait? と尋ね、待てる場合は That’s fine. We’ll wait. と答えます。
席の希望があるとき
窓際なら Could we have a table by the window?、静かな席なら Do you have a quieter table?、屋外席なら Could we sit outside? と頼めます。希望がなければ Anywhere is fine. と伝えれば、案内できる席に通してもらえます。

着席できたら、次はメニューを受け取り、料理を選ぶ段階です。ここで慌てないためには、「まだ決まっていません」と言える表現が重要になります。
「ご注文はお決まりですか?」には決定済みか保留かを答える
- Are you ready to order? は注文を決めたか尋ねる質問
- 未決定なら、あと数分ほしいと丁寧に伝えてよい
Are you ready to order? と聞かれたら、決まっている場合は Yes, we’re ready to order. と答えます。まだ迷っているなら、時間を頼んでも問題ありません。
似た質問には Would you like to order? や May I take your order? があります。文の形は違っても、いずれも店員が注文を受けられる状態か確認しています。冒頭が聞き取れなくても、order という語が聞こえたら、注文を決めたか尋ねられている可能性があります。
- フレーズ
- Could we have a few more minutes?
- 日本語訳
- あと数分いただけますか?
- 使う場面
- メニューを読み終えていないときや、同席者と相談したいときに使います。
- 注意点・誤用例
- Wait. だけでは「待って」と命令する響きになり得ます。Just a moment, please. またはこのフレーズを使うと穏やかです。
- 発音・ニュアンス
- few と more をやや強く言います。質問の形ですが、実際には丁寧に時間を求める依頼です。
店員を呼ぶときに Server! や Waiter! と大声で呼ぶのは避けたほうが無難です。目が合ったときに軽く手を上げ、Excuse me. と声をかけてから用件を伝えます。
注文が決まったら Excuse me. Could we order? と声をかけられます。では、料理の内容がわからない場合は、何を質問すればよいのでしょうか。
メニューがわからないときは材料・量・味・付け合わせを確認する
- What’s in this dish? で材料を確認できる
- come with は付け合わせ、portion は料理の量を表す
料理名だけで内容を判断できないときは、単語を推測して注文するより、短い質問で確認するほうが安心です。メニューを指しながら What’s this dish like? と聞けば、味、材料、調理法などの特徴を説明してもらえます。
料理の正体と材料を尋ねる
- フレーズ
- What’s in this dish?
- 日本語訳
- この料理には何が入っていますか?
- 使う場面
- 材料、具材、ソースの中身がわからないときに使います。食事制限がある場合は、具体的な食材名でも確認します。
- 注意点・誤用例
- What is this? は料理自体が何かを尋ねます。材料を知りたい場合は What’s in this dish? のほうが目的を明確にできます。
- 発音・ニュアンス
- What’s in は「ワッツィン」に近くつながります。dish を少し強く言い、同時に該当箇所を指すと伝わりやすくなります。
複数の写真や料理を指すなら What are these?、ひとつなら What is this? が合います。How is this cooked? は調理法、Is this spicy? は辛さ、How spicy is it? は辛さの程度を尋ねる表現です。
おすすめと値段を確認する
おすすめは What do you recommend?、その日の料理は What’s today’s special? と尋ねられます。today’s special は割引品とは限らず、通常の一覧にない料理や店が勧める一品を指すことがあります。値段が書かれていなければ How much is today’s special? と注文前に確認しましょう。
量と付け合わせを確認する
How big is the portion? は量を尋ねる表現です。2人で分けたい場合は Is this enough for two people? と聞けます。付け合わせについては Does this come with fries? や What does the steak come with? が役立ちます。
店員から Soup or salad? と聞かれたら、通常はどちらかを選びます。「スープとサラダ」という意味ではないため、希望するほうを Soup, please. のように答えましょう。料金が気になる追加品には Does that cost extra? と確認できます。

焼き加減・卵・ソースは店員の選択質問を聞き分ける
- How would you like ~? は調理法や好みを尋ねる定番
- 答えは Medium rare, please. のように短くてよい
料理を選んだ後も、焼き加減、卵の調理法、ドレッシングなどを聞かれることがあります。すべて文章で答えようとせず、選択肢に please を添えるだけでも十分です。
ステーキの焼き加減
| 英語 | おおよその状態 |
|---|---|
| rare | 表面を焼き、中心部は赤い |
| medium rare | 中心部に赤みがあり、レアより火が通っている |
| medium | 中心部に適度な赤みが残る |
| medium well | 中心部にわずかな赤みが残る |
| well done | 中心部まで十分に火を通す |
- フレーズ
- Medium rare, please.
- 日本語訳
- ミディアムレアでお願いします。
- 使う場面
- How would you like your steak? または How would you like that cooked? と聞かれたときに答えます。
- 注意点・誤用例
- medium rare と rare は同じではありません。焼き加減の基準は店によって多少異なるため、十分な加熱を望むなら Could you make sure it’s fully cooked? と伝えます。
- 発音・ニュアンス
- medium の最初と rare をはっきり言います。「ミーディアム・レア」に近い音を意識すると伝わりやすくなります。
卵の調理法
How would you like your eggs? と聞かれたら、scrambled、sunny-side up、over easy、over medium、over hard、poached などから選びます。Two eggs, sunny-side up, please. と言えば、「卵を2つ、黄身を上にした片面焼きで」という注文になります。
ゆで卵は soft-boiled が半熟、hard-boiled が固ゆでです。日本語の「目玉焼き」だけでは焼き方が複数あるため、黄身の状態まで考えて選ぶと希望に近づきます。
ドレッシングとソース
What kind of dressing would you like? と聞かれたら、Italian, please. のように名前だけで答えられます。量を自分で調整したければ Could I have the dressing on the side? と頼みます。on the side は、料理にかけず別容器で添えてもらう意味です。
こうした選択質問は、全文を聞き取れなくても steak、eggs、dressing といった中心語から場面を推測できます。次は、料理の内容を自分の希望に合わせて変更するときの伝え方です。
食材を抜く・量を変える・付け合わせを変更する英語
- without ~ で食材抜き、extra ~ で追加を頼める
- instead of ~ で付け合わせの変更を相談できる
苦手な食材や好みに合わせた変更は、Could I have this ~? の後ろに条件を付けると伝えやすくなります。特にwithout ~は、「~なしで」を表す使いやすい形です。
- フレーズ
- Could I have this without onions?
- 日本語訳
- これを玉ねぎ抜きにしていただけますか?
- 使う場面
- 特定の食材を入れずに調理できるか尋ねる場面です。注文時に料理を指しながら使えます。
- 注意点・誤用例
- 嫌いな食材を抜く依頼とアレルギー申告は分けて考えます。健康に関わる場合は without だけで済ませず、I’m allergic to ~. と明言します。
- 発音・ニュアンス
- without の後半をやや強くし、抜いてほしい食材名を明瞭に言います。食材名が難しければメニュー上の文字を指して確認します。
ほかにも No cheese, please.、Could you leave out the cilantro? と言えます。ソースを増やすなら Could I have extra sauce?、氷なしなら No ice, please.、コショウを少量にしたいなら Just a little pepper, please. が使えます。
付け合わせを変更したい場合は Could I have salad instead of fries? と尋ねます。追加料金が発生することもあるため、Is there an extra charge for that? と確認してから決めると安心です。変更できない場合もあるので、依頼は可能か尋ねる形にします。
変更依頼の会話
- 会話
- 学習者:Could I have the burger without onions?
店員:Certainly. Would you like fries or salad?
学習者:Salad, please. Could I have the dressing on the side?
店員:Of course. - 日本語訳
- 学習者:バーガーを玉ねぎ抜きにしていただけますか?
店員:かしこまりました。フライドポテトとサラダのどちらになさいますか?
学習者:サラダでお願いします。ドレッシングを別添えにしていただけますか?
店員:もちろんです。 - 使う場面
- 食材抜き、付け合わせの選択、ソースの別添えを一度の注文で伝える場面です。
- 注意点・発音
- 一息ですべて言わず、店員の返答を待ちながら条件をひとつずつ伝えます。without onions と on the side をそれぞれまとまりとして練習します。
アレルギーと食事制限は曖昧にせず具体的に伝える
- I’m allergic to ~. でアレルギーを明確に申告する
- 重い場合は少量や交差接触についても確認する
アレルギーは好みの問題ではないため、I’m allergic to ~. と明確に伝えます。I don’t like peanuts. では「ピーナッツが好きではない」という意味になり、健康上の危険性まで伝わりません。
- フレーズ
- I have a severe shellfish allergy. Could you check with the kitchen?
- 日本語訳
- 重い甲殻類アレルギーがあります。厨房に確認していただけますか?
- 使う場面
- 原材料表だけでは安全性を判断できず、厨房への確認が必要なときに使います。
- 注意点・誤用例
- Does this have shellfish? だけでは深刻度が伝わらないことがあります。重い場合は severe を使い、Even a small amount can cause a reaction. と補足します。
- 発音・ニュアンス
- severe と shellfish allergy をゆっくり明瞭に言います。安全に関する内容なので、遠慮して声を小さくするより、相手の復唱を確認することが大切です。
| 日本語 | 英語 | 日本語 | 英語 |
|---|---|---|---|
| ピーナッツ | peanuts | 木の実類 | tree nuts |
| 乳製品 | dairy | 卵 | eggs |
| 小麦 | wheat | 大豆 | soy |
| 魚 | fish | 甲殻類 | shellfish |
| ごま | sesame | グルテン | gluten |
同じ油や調理器具の使用が問題になる場合は、Is the same oil used for other foods? や Is it prepared separately? と確認します。店側が安全に対応できない場合は、無理に注文せず別の料理や店を選ぶ判断も必要です。
アレルギー対応は、フレーズを伝えるだけで安全が保証されるものではありません。必要に応じてアレルギー情報を記したカードを携帯し、原材料、調理器具、油、交差接触への対応を店側と確認してください。
食事方針なら I’m vegetarian.、I’m vegan. と伝えます。ただし解釈は地域や店で異なることがあります。肉や魚のだしも避ける場合は Does this contain meat or fish stock? と具体的に尋ねましょう。
飲み物の注文と食事中の依頼は Could I have ~? で広げる
- 水は tap、still、sparkling の違いを確認する
- 食事中の追加依頼にも Could I have ~? を使える
着席後は Can I get you something to drink? と先に飲み物を聞かれることがあります。水を頼む場合でも、水の種類と料金は国や店によって異なります。
Tap water is fine, thank you. は水道水、Still water, please. は炭酸なし、Sparkling water, please. は炭酸水を頼む表現です。水道水を提供しているか知りたい場合は Is tap water available? と尋ねます。
- フレーズ
- Could we have some more water?
- 日本語訳
- お水をもう少しいただけますか?
- 使う場面
- 食事中に水を追加してほしいときに使います。複数人のテーブルなら we、1人なら I を選べます。
- 注意点・誤用例
- more water は追加の水です。飲み物のおかわりが無料とは限らないため、Are refills free? と確認できます。
- 発音・ニュアンス
- some more を一つのまとまりとして発音します。water の音は地域差が大きいため、聞き取れない場合はメニューを指しても構いません。
店員が How is everything? や Is everything okay? と尋ねたら、問題がなければ Everything is great, thank you. と答えます。必要なものがあれば、その直後に Could I have a clean fork? や Could we have some extra napkins? と頼めます。
料理を運んだ店員が Who had the salmon? と尋ねた場合、自分の料理なら That’s for me.、同席者の料理なら That’s for her. または That’s for him. と答えます。料理が置かれたら Thank you. の一言で十分です。
注文違い・料理の遅れ・加熱不足は事実を穏やかに伝える
- I don’t think ~ で相手を直接責めずに状況を伝えられる
- 料理の遅れは still waiting for ~ で確認する
注文と違う料理が来たときは、相手の失敗を断定するより、注文内容と現状の違いを示します。Excuse me, I don’t think this is what I ordered. なら、「注文したものではないと思います」と穏やかに確認できます。
- フレーズ
- I ordered the grilled chicken, not the fried chicken.
- 日本語訳
- フライドチキンではなく、グリルチキンを注文しました。
- 使う場面
- 似た名前や調理法の異なる料理が届き、注文内容を確認してほしいときに使います。
- 注意点・誤用例
- You made a mistake. は相手を直接責める響きがあります。注文した料理と届いた料理を示し、Could you replace it, please? と必要な対応を頼みます。
- 発音・ニュアンス
- grilled と fried の違いを強調します。not の前後に小さく間を置くと対比が伝わります。
料理が届かないとき
Excuse me, I’m still waiting for my pasta. は、パスタがまだ届いていない事実を伝える表現です。複数人なら We’re still waiting for one more dish. と言えます。続けて Could you check with the kitchen? と頼みましょう。
急いでいる場合は We have to leave in twenty minutes. Will it be ready by then? と事情と期限を伝えます。単に Hurry up. と急かすより、店側が対応を判断しやすくなります。
温度や焼き加減に問題があるとき
加熱不足なら This steak is undercooked.、スープが冷たいなら This soup is cold. Could you heat it up? と伝えます。注文した焼き加減と違う場合は I’m sorry, but I ordered this medium rare. と注文内容を示せます。
undercooked は加熱不足、overcooked は加熱しすぎという意味です。自分の好みに合わないだけなのか、注文内容と違うのかを整理して伝えると、必要な対応を相談しやすくなります。
食後は持ち帰り・デザート・会計を順番に頼む
- 持ち帰りは box、to go、takeaway を使って確認する
- 会計は check または bill、別会計は separate checks が目印
食べきれない料理を持ち帰りたい場合は、まず可能か確認します。アメリカで使いやすいのは Could I have a box for this? や Could I get the rest to go? です。イギリスなどでは takeaway も使われます。
ただし、生もの、衛生管理が難しい品、食べ放題の料理などは持ち帰れない場合があります。持ち帰った後も長時間常温に置かず、店から保存上の案内があれば従いましょう。
デザートを頼む、または断る
Would you like to see the dessert menu? と聞かれ、見たい場合は Yes, please. または Could we see the dessert menu? と答えます。2人で分けるなら We’ll share the chocolate cake.、カフェイン抜きのコーヒーなら I’d like a cup of decaf coffee. と注文できます。
不要なら No, thank you. We’re full. や Nothing else, thank you. と答えます。No. だけでも意味は通じますが、thank you を添えると柔らかな印象になります。
会計を頼む
- フレーズ
- Could we have the check, please?
- 日本語訳
- お会計をお願いします。
- 使う場面
- 食事を終え、テーブルで伝票を受け取りたいときに使います。bill も同じ用途で使われます。
- 注意点・誤用例
- check はアメリカ、bill はイギリスをはじめとする地域でよく使われます。テーブル会計とは限らないので、Do we pay here or at the counter? と確認できます。
- 発音・ニュアンス
- check を明瞭に言い、please まで一続きで伝えます。伝票に署名する動作を空中で大きく行うより、言葉で頼むほうが誤解を減らせます。
別会計なら Can we pay separately? または Separate checks, please. と頼みます。3人で均等に分けたいなら Could we split it three ways?、全員分を払うなら I’ll pay for everyone. と言えます。別会計に対応しない店もあるため、大人数なら注文前に確認すると円滑です。
カードが使えるかは Do you accept credit cards?、レシートは Could I have a receipt? と尋ねます。伝票では service charge、gratuity、tip、tax といった項目も確認しましょう。
チップの習慣は地域、店の形態、人数で異なります。Is the service charge included? や Is gratuity included in the bill? と尋ねれば、すでに含まれているか確認できます。Keep the change. はお釣りをすべて受け取らない意思を示すため、金額を確かめてから使います。
聞き取れないときは聞き返しと指差しを組み合わせる
- わかったふりをせず、もう一度またはゆっくり話してもらう
- 選択肢はメニュー上で示してもらうと確認しやすい
聞き取れなかったときに必要なのは、難しい返答ではなく会話を止めて確認する一言です。Sorry, could you say that again? と言えば、もう一度話してもらえます。
- フレーズ
- Could you show me on the menu?
- 日本語訳
- メニューで示していただけますか?
- 使う場面
- 料理名や選択肢の発音が聞き取れず、文字や写真で確認したいときに使います。
- 注意点・誤用例
- 何度も聞き返しても理解できないとき、推測だけで Yes. と答えるのは避けます。追加料金やアレルギーに関わる内容は特に文字でも確認します。
- 発音・ニュアンス
- show と menu をやや強く言います。メニューを軽く指しながら話すと意図が伝わりやすくなります。
話す速度を落としてほしい場合は Could you speak a little more slowly?、意味を尋ねるなら What does that mean? と言えます。質問の一部だけ聞こえた場合は Sorry, was that soup or salad? のように、自分が聞き取った選択肢を確認します。
Anything else? は「ほかに注文はありますか」という意味です。不要なら No, that’s all. Thank you.、後で追加する可能性があるなら That’s all for now. と答えます。for now には「今のところは」という含みがあります。
入店から会計までの実践会話で流れをつかむ
- 会話は一文ずつではなく、場面の順番ごと覚える
- 店員の質問と自分の返答を交互に音読する
個別のフレーズを覚えたら、会話の順番に並べて練習します。次の例では、入店、注文、変更、食事中の依頼、会計までを一つにつなげています。
- 会話
- 店員:Good evening. How many are in your party?
学習者:A table for two, please.
店員:Do you have a reservation?
学習者:No, we don’t. Do you have a table by the window?
店員:Yes. Right this way.
店員:Would you like something to drink?
学習者:Still water, please.
店員:Are you ready to order?
学習者:Could we have a few more minutes?
店員:Of course.
学習者:Excuse me. What do you recommend?
店員:The grilled salmon is very popular.
学習者:Does it come with vegetables?
店員:Yes, it comes with vegetables and rice.
学習者:Great. I’ll have that, please.
店員:Anything else?
学習者:I’d also like the Caesar salad. Dressing on the side, please.
店員:Certainly. Is that everything?
学習者:Yes, that’s all. Thank you.
店員:How is everything?
学習者:Everything is great. Could we have some more water?
店員:Of course.
学習者:Excuse me. Could we have the check, please?
店員:One check or separate checks?
学習者:Separate checks, please. - 日本語訳
- 店員:こんばんは。何名様ですか?
学習者:2名です。
店員:ご予約はありますか?
学習者:いいえ。窓際の席はありますか?
店員:ございます。こちらへどうぞ。
店員:お飲み物はいかがですか?
学習者:炭酸なしの水をお願いします。
店員:ご注文はお決まりですか?
学習者:あと数分いただけますか?
店員:もちろんです。
学習者:すみません。何がおすすめですか?
店員:サーモンのグリルがとても人気です。
学習者:野菜は付きますか?
店員:はい、野菜とライスが付きます。
学習者:いいですね。それをお願いします。
店員:ほかにありますか?
学習者:シーザーサラダもお願いします。ドレッシングは別添えでお願いします。
店員:かしこまりました。以上ですか?
学習者:はい、以上です。ありがとうございます。
店員:お料理はいかがですか?
学習者:すべておいしいです。お水をもう少しいただけますか?
店員:もちろんです。
学習者:すみません。お会計をお願いします。
店員:まとめますか、別々にしますか?
学習者:別々でお願いします。 - 使う場面
- 一般的な着席型レストランで、予約なしで入店して食事をする一連の場面です。
- 注意点・発音
- すべてを暗記する必要はありません。店員の質問を音声で読み、自分の返答だけを即座に言う練習をします。party、order、anything else、check を聞き取りの目印にします。
注文した料理が届かない場合の会話
- 会話
- 学習者:Excuse me. We’re still waiting for the pasta.
店員:I’m sorry about that. Let me check with the kitchen.
学習者:Thank you.
店員:It’ll be ready in about five minutes.
学習者:That’s fine. Thank you for checking. - 日本語訳
- 学習者:すみません。パスタがまだ来ていません。
店員:申し訳ありません。厨房に確認します。
学習者:ありがとうございます。
店員:あと5分ほどでできます。
学習者:大丈夫です。確認していただきありがとうございます。 - 使う場面
- 同席者の料理は届いたものの、一品だけ届いていないときに使います。
- 注意点・発音
- still waiting をひとまとまりで言い、待っている料理名を最後にはっきり伝えます。急ぐ事情があれば、店を出る時刻も付け加えます。
短時間の反復練習で本番に使える形へ整える
- 最初は10個の短い表現を場面順に練習する
- 音読、置き換え、店員役との応答を組み合わせる
本番で言葉を出しやすくするには、意味を読むだけでなく、声に出して反応する練習が必要です。最初から多数の文を覚えず、次の10個を入店から会計の順に並べて練習します。
- A table for two, please.(2名です)
- Could I see the menu?(メニューを見せていただけますか?)
- Could we have a few more minutes?(あと数分いただけますか?)
- What do you recommend?(何がおすすめですか?)
- What’s in this dish?(この料理には何が入っていますか?)
- I’ll have this one.(これにします)
- Could I have this without onions?(これを玉ねぎ抜きにしていただけますか?)
- That’s all, thank you.(以上です。ありがとうございます)
- Could we have some more water?(お水をもう少しいただけますか?)
- Could we have the check, please?(お会計をお願いします)
1日目はゆっくり音読する
英語を見ながら、意味を思い浮かべて3回ずつ読みます。速さよりも、I’ll have、Could I have、That’s all などの語のまとまりを途中で切らないことを優先します。自分の声を録音すると、語尾が小さくなっていないか確認できます。
2日目は料理名を置き換える
I’ll have the steak. の steak を salmon、pasta、salad に替えます。without onions の onions を cheese、cilantro、sauce に替えます。文型を固定したまま中身だけを変えると、暗記した一文ではなく応用できる型として身につきやすくなります。
3日目は店員の質問に反応する
Are you ready to order? を聞いたら Yes, we’re ready. または Could we have a few more minutes? と即答します。Anything else? には That’s all, thank you.、How would you like your steak? には Medium rare, please. と返します。
4日目以降は困った場面を混ぜる
聞き取れない、料理が来ない、注文と違うという場面を加えます。順調な会話だけでなく、Sorry, could you say that again? や I’m still waiting for my pasta. を練習しておくと、予定外の状況でも会話を立て直しやすくなります。

一人で練習するときは、店員の質問を録音し、数秒の間を空けて自分の返答を入れます。発音の美しさだけを求めるのではなく、相手に伝わる音量、料理名の明瞭さ、返答までの間を確かめてください。
レストランの注文英語に関するQ&A
- 迷いやすい表現の違いを短く確認できる
- 本番直前の見直しにも使える
最後に、注文時によく迷う点を確認します。特に丁寧さ、会計、水、聞き返しに関する表現は、店や地域による違いも考えながら使いましょう。
I’ll have ~. と I’d like ~. はどう使い分けますか?
I’ll have ~. は、メニューを見て「これにします」と選択を伝えるときに使いやすい表現です。I’d like ~. は「~をお願いします」という穏やかな希望を表します。どちらも注文で一般的に使えます。
Are you ready to order? と聞かれて、まだ決まっていないときはどう答えますか?
Could we have a few more minutes? または Just a moment, please. と答えます。無理に注文を決める必要はありません。時間を具体的に伝えたいなら、Could you come back in five minutes? と頼めます。
店員を呼ぶときは Waiter! と言ってもよいですか?
意味は通じますが、相手を役職名で大声で呼ぶより、目が合ったときに Excuse me. と声をかけるほうが無難です。その後に Could we order? や Could we have some water? と用件を続けます。
check と bill は何が違いますか?
どちらもレストランの伝票や会計を表します。check はアメリカで、bill はイギリスをはじめとする地域でよく使われます。Could we have the check, please? または Could we have the bill, please? と頼めます。
tap water、still water、sparkling water の違いは何ですか?
tap water は水道水、still water は炭酸の入っていない水、sparkling water は炭酸水です。無料か有料かは国や店によって異なるため、必要なら Is tap water available? や Does that cost extra? と確認します。
料理名を発音できないときはどう注文すればよいですか?
メニューを指しながら I’ll have this one, please. と言えます。料理の内容が不明なら、注文前に What’s in this dish? や Could you show me what comes with it? と確認してください。
アレルギーがあるとき、without ~ だけで伝わりますか?
without ~ は食材を抜く依頼ですが、アレルギーの深刻さまでは伝えません。I’m allergic to ~. または I have a severe ~ allergy. と明言し、必要に応じて厨房や交差接触について確認してください。
注文の最後には何と言えばよいですか?
追加がなければ That’s all, thank you. と言います。後で追加する可能性がある場合は That’s all for now. と言うと、「今のところは以上です」という意味になります。
レストランで必要なのは、複雑な英文をその場で組み立てる力だけではありません。I’ll have ~.、I’d like ~.、Could I have ~? を中心に、店員から聞かれる質問と返答を場面順に準備しておくことが役立ちます。
まずは A table for two, please.、Could we have a few more minutes?、I’ll have this one.、That’s all, thank you.、Could we have the check, please? の5つを声に出してください。聞き取れないときは聞き返し、料理が不明なら指しながら質問し、健康に関わる条件は具体的に伝えることが、落ち着いた食事につながります。

