海外のレストランでメニューを開いたものの、店員から急に英語で話しかけられ、知っていたはずの表現が出てこなかったら不安になりますよね。料理名を言えても、予約名の伝え方、焼き加減の答え方、食材を抜いてもらう頼み方、会計の頼み方がわからず、会話が止まることもあります。

ただし、レストランで必要な英会話は、場面ごとに使われる型がある程度決まっています。長い英文を即興で作るよりも、予約、入店、注文、食事中、会計という流れに沿って、短い受け答えを一組ずつ準備する方が実践的です。

この記事では、自分から使うフレーズだけでなく、店員からよく聞かれる質問と返答も取り上げます。独学で発音や受け答えまで練習したい方は、英語教室のような会話練習の場を選択肢にしつつ、まずはここにある短い表現を声に出してみてください。

最初に覚える軸は、I’ll have ~.I’d like ~.Could I have ~?の3つです。ここへ料理名や必要な物を入れれば、注文から追加の依頼まで幅広く対応できます。

レストラン英会話は「会話の順番」で覚える

この章の要点
  • 予約から会計までの順番に沿うと、必要な表現を思い出しやすい
  • 自分の発言だけでなく、店員の質問と返答をセットで覚える
  • 長文よりも、短く丁寧で聞き取りやすい返答を優先する

海外のレストランでは、基本的に予約、入店、着席、飲み物、料理の注文、食事中の依頼、会計という順番で会話が進みます。つまり、場面の流れを頭に入れておけば、次に何を聞かれるかを予測しやすくなります。

たとえば席に案内された直後なら、店員から聞かれやすいのは飲み物です。食事が終わりそうな段階なら、デザートや会計について尋ねられる可能性が高いでしょう。場面から質問を予測するだけでも、聞き取りの負担を軽くできます。

  1. 日時、人数、予約名を伝える
  2. 受付で予約の有無と人数を答える
  3. 必要なら席の希望を伝える
  4. 飲み物を注文する
  5. おすすめ、食材、量、辛さを確認する
  6. 料理と調理方法を注文する
  7. 水、パン、食器などを追加で頼む
  8. 料理の問題を穏やかに伝える
  9. デザートや食後の飲み物を選ぶ
  10. 会計方法を伝えて退店する

すべての場面で完璧な文章を話す必要はありません。「何名か」「注文は決まったか」「飲み物は何にするか」といった質問を聞き分け、必要な情報を短く返せれば、会話の大部分は進められます。

レストランへ入る前に英語フレーズとメニューを確認する学習者
利用の流れに沿って表現を並べると、実際の場面を想像しながら練習できます。

最優先で覚えたい3つの注文表現

料理を決めて注文するときは「I’ll have」、柔らかく希望を伝えるときは「I’d like」、何かを依頼するときは「Could I have」が使いやすい表現です。厳密に使い分けられなくても、多くの場面で丁寧に希望を伝えられます。

フレーズ
I’ll have the grilled salmon, please.
日本語訳
サーモンのグリルにします。
使う場面
メニューを見て、注文する料理が決まったときに使います。
注意点・誤用例
「I have the grilled salmon.」では、注文ではなく「その料理を持っている」「食べている」という状況説明に聞こえる場合があります。選択を表すときは短縮形の「I’ll」を使います。
発音・ニュアンス
I’ll haveは「アイル・ハヴ」と区切りすぎず、「アイルハヴ」のようにつなげます。自分が選んだ料理を明確に伝える、自然で一般的な注文表現です。
フレーズ
I’d like a glass of red wine, please.
日本語訳
赤ワインをグラスでお願いします。
使う場面
飲み物や料理を柔らかい響きで注文するときに使います。
注意点・誤用例
「I want red wine.」でも意味は通じますが、店員への注文では直接的に響くことがあります。グラスかボトルかを明示すると行き違いを防げます。
発音・ニュアンス
I’d likeは「アイド・ライク」に近く、wouldを一語ずつ読まないのが自然です。控えめで丁寧な希望として伝わります。
フレーズ
Could I have some water, please?
日本語訳
お水をいただけますか?
使う場面
水、パン、メニュー、食器などを丁寧に頼むときに使います。料理の注文にも利用できます。
注意点・誤用例
「Please bring me water.」は文法上可能でも、口調によっては指示のように響きます。疑問文にすると柔らかく伝えられます。
発音・ニュアンス
Could Iは会話では「クダイ」に近くつながります。語尾を強く落とさず、pleaseを添えると穏やかな依頼になります。

では、入店前に必要になる予約の会話から、順番に確認していきましょう。

予約と入店で使う英会話

この章の要点
  • 予約では日時、人数、名前を順に伝える
  • 入店時は「under+予約名」で予約を確認できる
  • 予約がなくても「a table for+人数」で空席を尋ねられる

予約では、まず「予約したい」と伝え、その後に日時、人数、名前を答えれば十分です。一文ですべて言おうとすると混乱しやすいため、店員の質問に合わせて一項目ずつ答える方法でも問題ありません。

電話や受付で予約を申し込む

フレーズ
I’d like to make a reservation for four at seven p.m. this Saturday.
日本語訳
今週土曜日の午後7時に4名で予約したいです。
使う場面
電話、店頭、ホテルの受付などを通じて予約を頼む場面です。
注意点・誤用例
「for four」は時刻ではなく人数を表します。聞き返されたら「Four people.」と答えると明確です。曜日と時刻は復唱して確認しましょう。
発音・ニュアンス
reservationは「レザヴェイション」に近い音です。名前は聞き取りにくいことがあるため、必要ならアルファベットでつづります。
予約会話
店員: Good afternoon. How may I help you?
学習者: I’d like to make a reservation for dinner.
店員: For what day?
学習者: This Saturday, at seven p.m.
店員: How many people will be in your party?
学習者: Four people.
店員: May I have your name, please?
学習者: It’s Tanaka. T-A-N-A-K-A.
日本語訳
店員: こんにちは。どのようなご用件でしょうか?
学習者: 夕食の予約をしたいです。
店員: 何日でしょうか?
学習者: 今週土曜日の午後7時です。
店員: 何名様ですか?
学習者: 4名です。
店員: お名前を伺えますか?
学習者: 田中です。つづりはT-A-N-A-K-Aです。

希望時刻が空いていない場合は、別の時刻を提案されることがあります。「We can seat you at seven thirty.」と言われたら、「Seven thirty works for us.」で「7時30分で大丈夫です」と返せます。

予約を変更するときは「I’d like to change my reservation.」、キャンセルするときは「I need to cancel my reservation.」が使えます。直前の変更には料金が発生する場合があるため、「Is there a cancellation fee?」と確認してもよいでしょう。

予約名と人数を伝える

受付では、I have a reservation under Tanaka.と言えば、「田中の名前で予約しています」と伝えられます。ここでのunderは、予約がその名前で登録されていることを示します。

  • I have a reservation under Tanaka.:田中の名前で予約しています。
  • We have a reservation for seven p.m.:午後7時に予約しています。
  • The reservation is under the name Tanaka.:予約名は田中です。
  • We don’t have a reservation.:予約していません。
  • A table for two, please.:2名です。

店員が「How many are in your party?」と尋ねた場合、partyは催しではなく、一緒に来店した一行を指します。「Two.」だけでも答えられますが、「There are two of us.」や「A table for two, please.」も自然です。

空席と希望の席を尋ねる

予約なしで入店するときは、「Do you have a table for two?」と尋ねます。満席なら「How long is the wait?」で待ち時間を確認し、「Could you put our name on the waiting list?」で順番待ちを頼めます。

  • Could we have a table by the window?:窓際の席にしていただけますか?
  • Could we sit outside?:外の席に座れますか?
  • Do you have a table on the terrace?:テラス席はありますか?
  • Could we have a quieter table?:もう少し静かな席にしていただけますか?
  • Could we move to another table?:別の席へ移ってもよいですか?

希望を伝えることと、その希望が通ることは別です。満席時には難しい場合もあるため、依頼にはCouldを使い、案内後には「Thank you.」を添えると穏やかなやり取りになります。次は、着席後にメニューを読み解く場面です。

メニューを見て料理を選ぶ英会話

この章の要点
  • おすすめは「What do you recommend?」で尋ねられる
  • 付け合わせ、食材、辛さ、量を注文前に確認する
  • 写真やメニューを指しながら話してもよい

メニューが読みにくいときは、料理名を推測して注文する必要はありません。おすすめや材料、付け合わせを質問すれば、料理のイメージを具体的にできます。

メニューとおすすめを頼む

  • Could we have the menu, please?:メニューをいただけますか?
  • Could I see the wine list?:ワインリストを見せていただけますか?
  • Do you have an English menu?:英語のメニューはありますか?
  • Do you have a menu with pictures?:写真付きのメニューはありますか?
  • Could I keep the menu for a little longer?:もう少しメニューを持っていてもよいですか?
フレーズ
What do you recommend?
日本語訳
おすすめは何ですか?
使う場面
初めて訪れた店で、代表的な料理や人気料理を知りたいときに使います。
注意点・誤用例
答えが広すぎる場合は「Which chicken dish do you recommend?」のように料理の種類を絞ります。「Recommend me this.」は不自然になりやすいため避けます。
発音・ニュアンス
recommendは後半の「メンド」に向かってアクセントを置く感覚です。店員個人のおすすめを気軽に聞ける表現です。

ほかにも、「What’s popular here?」なら人気料理、「What’s today’s special?」ならその日の料理を尋ねられます。「Which one is less spicy?」で辛さ控えめの方を、「Which one is lighter?」で比較的軽い料理を選べます。

付け合わせ、材料、量を確認する

注文前の確認には、What comes with this dish?が便利です。come withは、料理にスープ、サラダ、パン、野菜などが付くことを表します。

フレーズ
What does the steak come with?
日本語訳
ステーキには何が付いてきますか?
使う場面
付け合わせやセット内容がメニューだけではわからないときに使います。
注意点・誤用例
主語がthe steakなので、疑問文では「What does」を使います。「What is come with」にはしません。
発音・ニュアンス
does theは速い会話でつながって聞こえます。聞き取れなければ、返答に出た単語をメニュー上で示してもらいましょう。
  • What is this made with?:これは何で作られていますか?
  • Does this come with soup or salad?:スープかサラダが付きますか?
  • Is this dish spicy?:この料理は辛いですか?
  • How spicy is it?:どのくらい辛いですか?
  • How big is the portion?:量はどのくらいですか?
  • Is this enough for two people?:2人で食べるのに十分ですか?
  • Can we share this?:これは取り分けられますか?
店員と学習者がレストランのメニューを指しながら料理について確認する様子
料理名が難しいときは、メニューを指しながら材料や付け合わせを確認できます。

料理を選べたら、次は店員の質問を聞き取り、自分の注文を組み立てる段階です。

注文時に聞かれる質問と自然な答え方

この章の要点
  • 注文が未定なら、数分待ってほしいと伝えられる
  • 飲み物、付け合わせ、焼き加減の質問を予測する
  • 注文の最後は「That’s all for now.」で区切れる

Are you ready to order? と聞かれたら

「Are you ready to order?」は「ご注文はお決まりですか?」という意味です。決まっていれば「Yes, we’re ready.」、まだなら「Not yet.」に続けて時間をもらう表現を使います。

フレーズ
Not yet. Could you give us a few more minutes?
日本語訳
まだです。あと数分いただけますか?
使う場面
店員が注文を取りに来たものの、料理を決め切れていないときに使います。
注意点・誤用例
焦って適当に注文する必要はありません。「Wait.」だけでは強く響くことがあるため、依頼の疑問文を使います。
発音・ニュアンス
a few more minutesは「あと数分」という控えめな依頼です。最後を少し上げると質問らしく聞こえます。

飲み物と水の種類を答える

「What would you like to drink?」や「Can I get you something to drink?」は、飲み物の注文を尋ねています。すぐ決めない場合は「Just water for now, please.」で、今は水だけにすると伝えられます。

  • A glass of white wine, please.:白ワインをグラスでお願いします。
  • A bottle of red wine, please.:赤ワインをボトルでお願いします。
  • Tap water is fine.:水道水で大丈夫です。
  • Still water, please.:炭酸なしの水をお願いします。
  • Sparkling water, please.:炭酸水をお願いします。

水が無料か、ボトル入りの有料の水かは国や店によって異なります。選択肢を聞き取れなかった場合は、「What are the options?」と尋ねるか、「Tap water, please.」のように希望を明確にします。

焼き加減と付け合わせを答える

「How would you like your steak?」は、ステーキの希望そのものではなく、焼き加減を尋ねる質問です。Medium rare, please.のように短く答えれば十分です。

  • rare:表面を焼き、中心部はかなり赤い状態
  • medium rare:中心部に赤みが残る状態
  • medium:中心部にほどよく火が通った状態
  • medium well:中心部にわずかな赤みが残る状態
  • well done:中心部まで十分に火を通した状態

サラダを頼むと「What kind of dressing would you like?」と聞かれることがあります。「House dressing, please.」と答えれば、その店の特製ドレッシングを選べます。house wineやhouse specialのhouseも、その店が標準的に用意する品や特製品という意味です。

注文を終える

店員の「Will that be all?」は、「ご注文は以上ですか?」という確認です。終了するなら「That’s all, thank you.」、後で追加する可能性があれば「That’s all for now, thank you.」と答えます。

注文会話
店員: Are you ready to order?
学習者: Yes. I’ll have the grilled chicken, please.
店員: Would you like soup or salad with that?
学習者: Salad, please.
店員: What kind of dressing would you like?
学習者: House dressing, please.
店員: Would you like anything else?
学習者: That’s all for now, thank you.
日本語訳
店員: ご注文はお決まりですか?
学習者: はい。グリルチキンにします。
店員: スープかサラダをお付けしますか?
学習者: サラダをお願いします。
店員: ドレッシングは何になさいますか?
学習者: 店特製をお願いします。
店員: ほかにありますか?
学習者: 今のところ以上です。ありがとうございます。

hamburger、fries、look、soundの使い分け

「フライドポテト付きのハンバーガー」は「a hamburger with fries」と言えます。friesは通常複数形です。また、英語のhamburgerは一般に、パンにパティを挟んだ料理を指します。日本式のハンバーグに近い料理は、店によってhamburger steakやSalisbury steakなどと記載されます。

写真や実物を見て「おいしそう」と言うなら「This pasta looks good.」が自然です。料理の説明を聞いて好印象を持ったなら「That sounds good.」を使います。視覚的な印象にはlook、聞いた内容への反応にはsoundと覚えると区別しやすくなります。

食材の変更とアレルギーを伝える英会話

この章の要点
  • 食材抜きは「without」や「leave out」で頼める
  • アレルギーは好き嫌いと区別し、明確に伝える
  • 重いアレルギーでは調理器具や油の共用も確認する

苦手な食材を抜いてもらう

変更をお願いするときは、対応できると決めつけず、疑問文で尋ねるのが穏やかです。店や料理によって変更できないこともあります。

フレーズ
Could I have this without onions?
日本語訳
これを玉ねぎ抜きにできますか?
使う場面
苦手な食材や不要なトッピングを除いてほしいときに使います。
注意点・誤用例
withoutの後ろには抜いてほしい食材を置きます。アレルギーの場合は、この表現だけで済ませず「I’m allergic to ~.」も明確に伝えます。
発音・ニュアンス
withoutは後半のoutを意識します。thisと言うときにメニューを指せば、料理名の発音に自信がなくても伝えやすくなります。
  • Could you leave out the onions?:玉ねぎを抜いていただけますか?
  • No mayonnaise, please.:マヨネーズ抜きでお願いします。
  • Could I have the dressing on the side?:ドレッシングを別添えにできますか?
  • Can I substitute salad for fries?:フライドポテトをサラダに変更できますか?
  • Could I have vegetables instead of potatoes?:ポテトの代わりに野菜をいただけますか?

on the sideは、ソースやドレッシングを料理へ直接かけず、別の容器で出してもらう表現です。substitute A for Bは「BをAに替える」という語順になります。

アレルギーは明確な言葉で伝える

アレルギーがある場合は、I’m allergic to peanuts.のように伝えます。好き嫌いを表す「I don’t like peanuts.」では、健康上の危険があることまでは伝わりません。

注意点

重いアレルギーでは、食材が料理に見当たらなくても、同じ油、調理器具、作業場所が使われる場合があります。店側が安全を確認できない場合は無理に注文せず、責任者や調理担当者への確認を依頼してください。現地の言語でアレルギー内容を記したカードを携帯する方法もあります。

  • I have a shellfish allergy.:甲殻類アレルギーがあります。
  • Does this contain any dairy products?:乳製品が含まれていますか?
  • Is this dish gluten-free?:この料理はグルテンを含みませんか?
  • Is this cooked in the same oil as the shrimp?:エビと同じ油で調理されていますか?
  • Could you check with the kitchen?:キッチンに確認していただけますか?
  • Even a small amount could cause a serious reaction.:少量でも重い症状が出る可能性があります。

ベジタリアン料理なら「Do you have any vegetarian options?」、動物由来の食材を避ける料理なら「Do you have any vegan dishes?」と尋ねられます。次に、料理が届いた後の追加依頼とトラブルへの伝え方を見ていきます。

食事中の依頼とトラブル対応

この章の要点
  • 追加の水や食器は「Could I have」で頼める
  • 問題は「I think」や「may」を使って穏やかに確認する
  • まだ食べているときは「I’m still eating.」と伝える

料理の感想を聞かれたとき

店員が「How is everything?」「Is everything okay?」と尋ねるのは、食事に問題がないかを確認するためです。問題がなければ「Everything is great, thank you.」の一言で十分です。

  • It’s delicious.:とてもおいしいです。
  • We’re enjoying everything.:どれも楽しんでいます。
  • The steak is excellent.:ステーキがとてもおいしいです。
  • Everything is fine, thank you.:すべて問題ありません。ありがとうございます。

水、パン、食器を追加する

  • Could we have some more water?:お水をもう少しいただけますか?
  • Could we have some more bread?:パンをもう少しいただけますか?
  • Could I have another glass of wine?:ワインをもう一杯いただけますか?
  • Could we have two extra plates for sharing?:取り分け用のお皿を2枚いただけますか?
  • May I have a clean spoon?:きれいなスプーンをいただけますか?
  • Could we have some napkins?:ナプキンをいただけますか?

「Could I get a refill?」は、おかわりを頼む表現です。ただし、無料かどうかは店によって異なります。気になる場合は「Are refills free?」と事前に確認できます。

注文と違う料理が来たとき

フレーズ
Excuse me, I don’t think this is what I ordered.
日本語訳
すみません、これは私が注文したものではないと思います。
使う場面
頼んだ料理と異なるものが届いた可能性があるときに使います。
注意点・誤用例
「This is wrong.」と断定すると強く響くことがあります。自分の勘違いの可能性も残し、「I don’t think」や「There may have been a mistake」を使うと穏やかです。
発音・ニュアンス
Excuse meで注意を引き、少し間を置いて事情を伝えます。責めるのではなく、注文内容の確認を依頼する響きです。
  • I ordered the grilled chicken, not the fried chicken.:フライドチキンではなく、グリルチキンを注文しました。
  • I think there may have been a mistake.:間違いがあったかもしれません。
  • Could you check my order, please?:注文を確認していただけますか?
  • We’re still waiting for the pasta.:パスタをまだ待っています。
  • Could you check on our order?:注文の状況を確認していただけますか?
  • Do you know how much longer it will take?:あとどのくらいかかるかわかりますか?

温度や焼き加減に問題があるとき

料理が冷たい場合は「I’m sorry, but this is cold.」、温めてほしい場合は「Could you warm this up, please?」と伝えます。焼き加減が違う場合は、注文した状態と実際の状態を両方示すとわかりやすくなります。

たとえば「I ordered this medium rare, but it seems well done.」なら、「ミディアムレアで頼みましたが、ウェルダンのようです」と伝えられます。さらに火を通してほしいなら「Could you have this cooked a little more?」を使います。

まだ食べていることを伝える

「Are you finished with this?」と聞かれたとき、まだ食事中ならI’m still eating, thank you.と答えます。「I’m still working on it.」も、食べている途中という意味で使われます。

食べ終わっているなら「Yes, I’m finished.」または「Yes, you can take it.」で皿を下げてもらえます。食べ切れず持ち帰りたい場合は、「Could I get a box for this?」や「Could you pack this to go?」と尋ねます。衛生上の理由で持ち帰れない料理もあるため、可否を確認してください。

デザート、会計、支払いで使う英会話

この章の要点
  • 会計はアメリカ英語のcheck、イギリス英語のbillで頼める
  • 別会計が必要なら、支払い前に対応可能か確認する
  • サービス料とチップの重複を避けるため伝票を確認する

デザートを頼む、または断る

食事の終盤には、「Would you like to see the dessert menu?」「Would you like coffee or tea?」と聞かれることがあります。頼む場合は「Yes, could we see the dessert menu?」、不要なら「No, thank you.」と答えます。

  • We’ll share the chocolate cake.:チョコレートケーキを分けます。
  • I’d like a coffee, please.:コーヒーをお願いします。
  • No, thank you. Just the check, please.:いいえ、結構です。お会計だけお願いします。
  • We’re fine, thank you.:大丈夫です。ありがとうございます。

会計を頼む

フレーズ
Could we have the check, please?
日本語訳
お会計をお願いします。
使う場面
テーブルで伝票を受け取る形式の店で、食事を終えて会計を頼むときに使います。
注意点・誤用例
checkは主にアメリカ英語、billは主にイギリス英語でよく使われます。「receipt」は支払い後に受け取る領収書やレシートを指します。
発音・ニュアンス
checkは短く「チェク」に近い音です。店員が近くに来たときにExcuse meを付けて頼むと自然です。

別会計と支払い方法

  • Could we have separate checks?:別会計にしていただけますか?
  • Can we pay separately?:別々に支払えますか?
  • Could you split the bill between us?:私たちの間で会計を分けられますか?
  • We’ll split it evenly.:均等に割ります。
  • I’ll pay for everyone.:全員分を私が払います。
  • By card, please.:カードでお願いします。
  • I’ll pay in cash.:現金で払います。
  • Can I use contactless payment?:タッチ決済は使えますか?

別会計に対応していない店もあります。人数が多い場合や支払いを細かく分けたい場合は、注文前に確認すると進めやすくなります。「Would you like to pay together or separately?」と聞かれたら、「Together, please.」または「Separately, please.」と答えます。

伝票の間違いとサービス料を確認する

伝票に身に覚えのない項目があるときは、I think there’s a mistake on the check.と伝えます。二重請求なら「I think we were charged twice for the wine.」と具体的に示しましょう。

  • We didn’t order this.:これは注文していません。
  • Could you check this item?:この項目を確認していただけますか?
  • Is the service charge included?:サービス料は含まれていますか?
  • Could I have a receipt, please?:レシートをいただけますか?
  • Could you email me the receipt?:レシートをメールで送っていただけますか?
注意点

チップの習慣や必要性は、国、地域、店の形式によって異なります。伝票のtip、gratuity、service charge、suggested tipという表記を確認し、サービス料や心付けがすでに加算されていないか確かめてください。「Keep the change.」は、現金で支払い、お釣りを受け取らない意思を伝える表現です。

ここまでの表現を一つの流れにすると、実際の食事場面がより具体的に見えてきます。

入店から会計までの実践ロールプレイ

この章の要点
  • 店員役と学習者役を交互に音読する
  • 注文内容を自分の好きな料理へ入れ替える
  • 聞き取れないときの一言も会話へ組み込む

次の会話には、予約確認、飲み物、注文、焼き加減、追加依頼、会計が含まれています。最初は英文と日本語を見ながら読み、次は日本語だけを見て英語を言ってみてください。

入店と着席
店員: Good evening. Do you have a reservation?
学習者: Yes, we have a reservation under Tanaka.
店員: A table for two at seven?
学習者: That’s right.
店員: Right this way, please.
学習者: Thank you.
日本語訳
店員: こんばんは。ご予約はありますか?
学習者: はい、田中の名前で予約しています。
店員: 7時に2名様ですね?
学習者: そのとおりです。
店員: こちらへどうぞ。
学習者: ありがとうございます。
飲み物と料理の注文
店員: Can I get you something to drink?
学習者: Could we have one sparkling water and one beer, please?
店員: Certainly. Are you ready to order your food?
学習者: Not yet. Could you give us a few more minutes?
店員: Of course.
学習者: Excuse me. We’re ready to order now.
店員: What would you like?
学習者: I’ll have the grilled salmon, and my friend will have the steak.
店員: How would you like the steak?
学習者: Medium rare, please. Could we have the dressing on the side?
店員: Certainly. Would you like anything else?
学習者: That’s all for now, thank you.
日本語訳
店員: お飲み物はいかがですか?
学習者: 炭酸水を1つとビールを1つお願いします。
店員: かしこまりました。料理のご注文はお決まりですか?
学習者: まだです。あと数分いただけますか?
店員: もちろんです。
学習者: すみません。注文が決まりました。
店員: 何になさいますか?
学習者: 私はサーモンのグリルで、友人はステーキにします。
店員: ステーキの焼き加減はどうなさいますか?
学習者: ミディアムレアでお願いします。ドレッシングを別添えにできますか?
店員: かしこまりました。ほかにありますか?
学習者: 今のところ以上です。ありがとうございます。
食事中と会計
店員: How is everything?
学習者: Everything is delicious. Could we have some more water?
店員: Of course.
学習者: Excuse me, could we have the check, please?
店員: Certainly. Would you like to pay together or separately?
学習者: Together, please. Can I pay by card?
店員: Yes, you can.
学習者: Thank you. The meal was wonderful.
日本語訳
店員: お料理はいかがですか?
学習者: どれもおいしいです。お水をもう少しいただけますか?
店員: もちろんです。
学習者: すみません、お会計をお願いします。
店員: かしこまりました。まとめてお支払いになりますか、別々になさいますか?
学習者: まとめてお願いします。カードで払えますか?
店員: はい、お使いいただけます。
学習者: ありがとうございます。とてもおいしかったです。

練習では、grilled salmonをseafood pastaへ、steakをhamburger with friesへ入れ替えます。数字、飲み物、焼き加減も変更すると、暗記した文章ではなく、自分の希望を組み立てる力へつながります。

聞き返し、発音、短時間の練習手順

この章の要点
  • 聞き取れないときは推測せず、聞き返す
  • 単語単位ではなく、短いかたまりで音読する
  • 録音と役割交代で実際の応答速度に近づける

聞き取れないときの4表現

店内には音楽、食器の音、周囲の会話があり、英語に慣れている人でも聞き取りにくいことがあります。聞こえた単語だけで推測すると、注文の行き違いにつながるため、確認する表現も準備しておきましょう。

  • Sorry, could you say that again?:すみません、もう一度言っていただけますか?
  • Could you speak a little more slowly?:もう少しゆっくり話していただけますか?
  • Did you say the soup comes with bread?:スープにはパンが付くとおっしゃいましたか?
  • Could you point it out on the menu?:メニューで示していただけますか?

聞き返すことは失礼ではありません。むしろ、注文内容や金額を正しく理解するための確認になります。わからないままYesと言わないことが大切です。

つながる音を意識する

レストラン英会話では、すべての単語を同じ強さで読む必要はありません。「I’d like a glass of water.」なら、伝えたい中心はglassとwaterです。I’d like aは軽くつなぎ、注文する物をやや明確に発音します。

  • I’d like:アイドライクのようにつなげる
  • Could I have:クダイハヴのようにつながる音を意識する
  • Would you like:速い会話ではウッジュライクに近く聞こえることがある
  • What would you like:ワッウッジュライクに近くつながることがある
  • Could we have the check:checkを明確にして用件を伝える

発音記号を完璧に再現するより、料理名、人数、時刻、否定語など、意味を左右する部分を聞こえる声で言う方が実用的です。特にwithout、not、allergicのような重要語は小声にしないよう意識します。

1回10分の練習メニュー

  1. 最初の2分で、今日練習する場面を一つ選ぶ
  2. 次の2分で、店員の質問と自分の返答を3組読む
  3. 次の2分で、料理名、人数、時刻を入れ替える
  4. 次の2分で、画面を見ずにロールプレイする
  5. 最後の2分で録音を聞き、重要語が聞こえるか確認する

一度に大量の表現を覚えるより、予約だけ、注文だけ、会計だけと場面を分ける方が練習しやすくなります。翌日は前日の会話を一度再現してから、新しい場面へ進みます。

自宅でレストラン英会話を録音しながら音読練習する学習者
短い会話を録音すると、重要な料理名や依頼内容が相手に聞こえるか確認できます。

店員を呼ぶときの言葉

店員を表す言葉にはserver、waiter、waitressがあります。serverは性別を限定しない呼び方です。ただし、店員へ直接「Server!」と大声で呼ぶのではなく、近くに来たときに視線を合わせ、「Excuse me.」と声をかける方が自然です。

注意点

「Menu, please.」「Water.」「Check.」のような単語だけでも用件が通じる場合はありますが、声の調子によってはぶっきらぼうに聞こえます。「Could I have」「Could we have」を前に置き、pleaseやthank youを添えると、依頼として伝わりやすくなります。

出発前に覚えたい10フレーズ

この章の要点
  • 時間がない場合は、利用頻度の高い10表現を優先する
  • 英語から日本語だけでなく、日本語から英語も練習する
  • 料理名を指しながら話す方法も準備しておく

出発前にすべてを覚えられない場合は、次の10表現を優先してください。これらには入店、メニュー、注文、変更、追加依頼、問題、持ち帰り、会計が含まれています。

  1. A table for two, please.:2名です。
  2. Could we have the menu, please?:メニューをいただけますか?
  3. What do you recommend?:おすすめは何ですか?
  4. I’ll have this, please.:これをお願いします。
  5. Could I have this without onions?:これを玉ねぎ抜きにできますか?
  6. That’s all, thank you.:以上です。ありがとうございます。
  7. Could we have some more water?:お水をもう少しいただけますか?
  8. I don’t think this is what I ordered.:これは注文したものではないと思います。
  9. Could I get a box for this?:持ち帰り用の箱をいただけますか?
  10. Could we have the check, please?:お会計をお願いします。

この10表現は、英語を見て意味がわかるだけでなく、日本語を見て英語を言える状態を目指します。さらに、店員役の質問「Are you ready to order?」「Would you like anything else?」も一緒に音読すると、受け身ではない会話練習になります。

文法を意識することは大切ですが、実際の店内では、短く、はっきり、丁寧に伝えることが役立ちます。料理名の発音に迷ったらメニューを指し、「I’ll have this, please.」と伝えてもかまいません。

予約から会計までを一度に暗記しようとせず、今日は入店、次は注文、その次は会計というように場面を分けてください。自分が本当に注文したい料理や飲み物へ単語を入れ替えると、旅行先で使う会話として定着させやすくなります。

レストラン英会話のQ&A

この章の要点
  • 注文時の丁寧さや聞き返しに関する疑問を確認する
  • アメリカ英語とイギリス英語の違いを知る
  • 旅行直前の練習範囲を絞る

I want ~.で注文するのは失礼ですか?

意味は伝わりますが、言い方によっては希望を直接的に述べる響きになります。店員へ柔らかく注文するなら、I’d like ~.、I’ll have ~.、Could I have ~?が使いやすい表現です。文末にpleaseを添えることもできます。

注文がまだ決まっていないときは何と言いますか?

Not yet. Could you give us a few more minutes?と言えば、「まだです。あと数分いただけますか?」と伝えられます。決まった後は、Excuse me. We’re ready to order.と店員へ声をかけられます。

checkとbillはどう違いますか?

どちらもレストランの会計や伝票を表します。checkは主にアメリカ英語、billは主にイギリス英語でよく使われます。Could we have the check, please?とCan I get the bill, please?のどちらでも会計を依頼できます。

店員の英語が聞き取れないときはどうすればよいですか?

Sorry, could you say that again?と聞き返してください。速すぎる場合はCould you speak a little more slowly?、メニュー上で確認したい場合はCould you point it out on the menu?が使えます。推測だけで返答せず、内容を確認する方が行き違いを防げます。

アレルギーと苦手な食材は同じ表現で伝えてよいですか?

区別して伝える必要があります。苦手な食材を抜いてほしい場合はCould I have this without onions?などを使えます。アレルギーはI’m allergic to peanuts.のように明示し、必要に応じて調理器具や油の共用も確認してください。

食べ残した料理は持ち帰れますか?

持ち帰りが一般的な地域では、Could I get a box for this?やCould you pack this to go?と頼めます。ただし、料理の種類、店の方針、地域の衛生上の規定によっては持ち帰れない場合があります。

店員を呼ぶときにWaiter!と言ってもよいですか?

意味は通じても、大声で呼ぶと強く聞こえることがあります。近くに来た店員と視線を合わせ、Excuse me.と声をかける方法が自然です。店員を一般的に表す語としては、性別を限定しないserverも広く使われています。

旅行直前なら何から練習すればよいですか?

A table for two, please.、I’ll have this, please.、Could I have some water?、Could we have the check, please?の4つから始めてください。その後、聞き返し表現と、アレルギーや食事制限など自分に必要な表現を加えると実用的です。