ハワイのレストランでメニューを開いた瞬間、「料理名は分かるのに、その後の質問が聞き取れない」と不安になる人は少なくありません。ご飯の種類、卵の焼き方、付け合わせ、ドレッシングなどを矢継ぎ早に尋ねられると、知っている英単語さえ頭から消えてしまうことがあります。
けれども、レストランで必要な英語は長い会話ばかりではありません。「これをください」「もう少し時間をください」「別添えにできますか」のような短い型を覚え、料理名や食材名を入れ替えれば、多くの場面に対応できます。発音に迷ったときは、メニューを指しながら話しても問題ありません。
この記事では、予約、入店、注文、食事中の依頼、会計、チップ、持ち帰りまでを、実際の流れに沿って練習できます。ポケやロコモコの頼み方だけでなく、伝統的なハワイ料理とローカルフードの違い、魚名、アレルギーの伝え方も確認できます。旅行前に発音を対面で練習したい場合は、英語教室を利用する方法もあります。
最初からすべて暗記する必要はありません。まずは「Can I get ~?」「Could we have ~?」「Is ~ included?」の三つを軸にし、必要な単語を足していきましょう。では、入店から会計まで、どの表現をどの順番で使うのでしょうか。
まず覚えたい注文英語は三つだけ
- Can I get ~? はカフェ、フードトラック、着席店で幅広く使える
- I’d like ~. と I’ll have ~. を覚えると注文が穏やかに聞こえる
- 料理名が難しければ、メニューを指して this one と言えばよい
注文で最も使いやすい型は、Can I get ~? です。カジュアルな店だけでなく、一般的な着席型レストランでも通じます。語尾に please を添えると、相手に柔らかな印象を与えられます。
- フレーズ
- Can I get the loco moco, please?
- 日本語訳
- ロコモコをお願いします。
- 使う場面
- 料理を一品選び、店員へ注文するときに使います。料理名を poke bowl、pancakes、Hawaiian plate などに入れ替えられます。
- 注意点・誤用例
- I want loco moco. でも希望は伝わりますが、注文では少し直接的に聞こえる場合があります。Can I get ~? や I’d like ~. のほうが穏やかです。
- 発音・ニュアンス
- Can I は会話では「キャナイ」に近くつながります。get を強く言いすぎず、料理名と please を明瞭にすると伝わりやすくなります。
着席してゆっくり選ぶ店では、I’d like ~. も便利です。これは I would like の短縮形で、「~をいただきたいです」という落ち着いた響きがあります。注文を決めたことを示すなら、I’ll have ~. が自然です。
- フレーズ
- I’d like the fish of the day, please.
- 日本語訳
- 本日の魚料理をお願いします。
- 使う場面
- 着席型レストランで料理を丁寧に注文するときに向いています。
- 注意点・誤用例
- I like the fish. は「その魚料理が好きです」という意味になり、注文の意思が明確ではありません。希望を表す I’d like を使います。
- 発音・ニュアンス
- I’d は「アイド」に近い一音です。I’d like をひとかたまりにして「アイド・ライク」と練習します。
料理名が読めないときは、無理に発音する必要はありません。メニューを指し、Can I get this one, please? と言えば注文できます。複数人で同じ料理を頼むなら、I’ll have the same. と続けられます。
指だけを突き出して無言で注文するより、this one, please と短く添えるほうが丁寧です。注文を受けてもらったら Thank you. と返すと、やり取りが自然に終わります。
この三つの型を使えるようになれば、料理を選ぶ部分は難しくありません。次は、店へ入る前に必要になる予約と受付の英語を見ていきましょう。
予約から着席までは人数・時刻・名前を伝える
- 予約では人数、時刻、名前を短く区切って伝える
- 受付では under の後ろに予約名を置く
- 予約がなくても A table for two, please. で空席を尋ねられる
人気店や景色のよい店では、予約しておくと入店がスムーズです。予約の基本は a reservation for two のように、for の後ろへ人数を置く形です。電話では一文を長くせず、相手の質問に合わせて日付、時刻、名前を答えてもかまいません。
- フレーズ
- I’d like to make a reservation for four at 6:30.
- 日本語訳
- 6時30分に4名で予約したいです。
- 使う場面
- 電話や店頭で予約を申し込むときに使います。日付も必要なら for Friday や for tomorrow evening を加えます。
- 注意点・誤用例
- four people reservation のように名詞を並べるより、reservation for four と言うほうが自然です。party of four も「4名の一行」という意味で使われます。
- 発音・ニュアンス
- reservation は「レザヴェイション」に近く、va の部分に軽くアクセントを置きます。時刻は six thirty と二つに分けると伝えやすくなります。
店側からは What day would you like?、What time would you like?、For how many? と尋ねられます。電話番号を求められたら、数字を一つずつ区切って伝えましょう。名前が聞き取られにくいときは、S as in sugar のように文字と単語を組み合わせます。
到着後は、I have a reservation under Sato. と伝えます。ここでの under は「その名前で登録されている」という意味です。予約時刻も加えるなら、I have a reservation for seven under Sato. と言えます。
- 受付での会話
- 店員:Good evening. Do you have a reservation?
学習者:Yes. I have a reservation for seven under Sato.
店員:For two people?
学習者:Yes, that’s right. - 日本語訳
- 店員:こんばんは。ご予約はありますか。
学習者:はい。7時にサトウの名前で予約しています。
店員:2名様ですか。
学習者:はい、そうです。 - 使う場面
- 予約済みの店へ到着し、入口の受付担当者に予約情報を確認してもらう場面です。
- 注意点・誤用例
- My reservation is Sato. より、under Sato または under the name of Sato と言うほうが予約名を明確に示せます。
- 発音・ニュアンス
- under Sato は「アンダー・サトウ」と区切れば十分です。名前は普段よりゆっくり、はっきり発音します。
予約がない場合は、A table for two, please. または Do you have a table for two? と尋ねます。待ち時間は How long is the wait?、屋外席の希望は Could we sit outside?、窓際は Could we have a table by the window? です。希望を伝えることはできますが、混雑状況によっては選べないこともあります。
席に案内されると、いよいよメニュー選びが始まります。その前に、ハワイの着席型レストランで戸惑いやすい担当制を押さえておきましょう。
担当サーバーへの頼み方と聞き返し方
- 注文や会計は基本的に自分のテーブルを担当するサーバーへ頼む
- 聞き取れなければ、ゆっくり話してもらうかメニューを示してもらう
- 注文が未定なら数分待ってほしいと伝えてよい
着席型レストランでは、入口で案内する host、注文や会計を担当する server、料理を運ぶ food runner など、役割が分かれていることがあります。注文や追加の依頼は、原則として自分のテーブルの担当者へ伝えます。
担当者が見当たらなければ、通りかかったスタッフに Could you get our server, please? と頼めます。大声で呼び続けるより、目が合ったときに軽く手を上げるか、近くへ来たときに Excuse me. と静かに声をかけるほうが自然です。
英語が聞き取れないときに、分かったふりをして Yes. と答えると、意図しない付け合わせや有料の飲み物が追加されることがあります。分からない部分だけを聞き返すほうが、店側にとっても確認しやすくなります。
- フレーズ
- Could you say that again more slowly, please?
- 日本語訳
- もう一度、もう少しゆっくり言っていただけますか。
- 使う場面
- 店員の質問や料理の説明が速く、内容を確認したいときに使います。料理名だけ不明なら What was the name of that dish again? と尋ねられます。
- 注意点・誤用例
- Little bit slowly, please. でも意図は推測されますが、Could you speak a little more slowly? の形にすると依頼が明確です。
- 発音・ニュアンス
- again は「アゲン」「アゲイン」のどちらに近い発音も聞かれます。more slowly を少し強調すると、何を求めているか伝わりやすくなります。
Are you ready to order? と聞かれても、急いで決める必要はありません。Could we have a few more minutes? と答えれば、「あと数分ください」と伝えられます。I’m still deciding. や Could you come back in a few minutes? でもかまいません。
おすすめは What do you recommend?、人気料理は What’s your most popular dish?、店の名物は What’s the house specialty? と尋ねます。説明された場所が分からなければ、Could you show me on the menu? と頼むと、指で示してもらえます。
伝統的なハワイ料理とローカルフードを選ぶ
- 伝統的なハワイ料理は先住ハワイアンの食文化を基盤とする
- ローカルフードは島々で多様な食文化が交わる中で育った
- 違いを知ると Hawaiian plate や loco moco を目的に合わせて選べる
ハワイで食べられる人気料理が、すべて同じ文化的背景を持つわけではありません。traditional Hawaiian food は先住ハワイアンの食文化を基盤とし、local food は多民族社会の交流から育った日常食を広く指します。

伝統的なハワイ料理の代表例
代表的な料理には、蒸したカロをつぶして水を加える poi、肉や魚をルアウの葉で包んで蒸す laulau、豚肉をじっくり加熱する kālua pig、ココナッツを使う haupia などがあります。魚、海藻、塩、カロ、ウル、サツマイモといった島の食材も重要です。
- Poi:カロを蒸してつぶし、水を加えて作る主食
- Laulau:肉や魚を葉で包み、蒸して仕上げる料理
- Kālua pig:伝統的には地中のかまどで加熱する豚肉料理
- Lūʻau stew:ルアウの葉と肉などを煮込んだ料理
- Haupia:ココナッツを用いた柔らかな菓子
現代の宴席や観光客向けのルアウに並ぶ料理が、すべて古くからの料理とは限りません。日本、中国、フィリピン、ポルトガル、アメリカ本土などの影響を受けた品が一緒に提供されることもあります。
ローカルフードの代表例
ローカルフードには、loco moco、plate lunch、saimin、Spam musubi、manapua、malasada などがあります。移住してきた人々の家庭料理や食材が、職場、学校、食堂、持ち寄りの食事などを通して交わり、島独自の食文化へ発展しました。
ロコモコは一般に1949年ごろ、ハワイ島ヒロの食堂で若者向けに作られた料理が始まりとされています。ご飯、ハンバーグ、グレービー、卵を組み合わせたローカルフードであり、先住ハワイアンの伝統料理とは区別されます。
- フレーズ
- I’d like to try a traditional Hawaiian plate.
- 日本語訳
- 伝統的なハワイ料理のプレートを食べてみたいです。
- 使う場面
- 店員に希望を伝え、おすすめのプレートや盛り合わせを案内してもらいたいときに使います。
- 注意点・誤用例
- Hawaiian food と local food を常に同じ意味で扱うと、希望と異なる料理を案内される可能性があります。伝統料理を探すなら traditional を加えます。
- 発音・ニュアンス
- traditional は「トラディショナル」に近い音です。一語ずつ完璧に発音するより、Hawaiian plate を明瞭に言うことを優先します。
Hawaiʻi の ʻ は ʻokina と呼ばれ、ハワイ語では声門を閉じる音を示す子音です。kālua の ā に付く横線は kahakō で、母音を長く発音する目印です。記号を正確に入力できなくても注文はできますが、How do you pronounce this dish? と尋ねれば、料理名を教えてもらえます。
ポケ・ロコモコ・魚料理を自分好みに注文する
- ポケそのものと、ご飯にのせたポケボウルは同じではない
- ロコモコでは卵、グレービー、付け合わせを指定できることがある
- 魚は種類だけでなく raw、seared、grilled などの調理法も確認する
poke は魚などを切り分けて調味した料理を指し、ご飯の上にのせたものが poke bowl です。ポケだけを重さで購入できる店もあります。半ポンドなら half a pound、二種類なら two kinds of poke と伝えます。

- ポケ店での会話
- 店員:What can I get for you?
学習者:Can I get a medium poke bowl, please?
店員:White rice or brown rice?
学習者:White rice, please.
店員:Which poke would you like?
学習者:Shoyu ahi and spicy salmon, please.
店員:Any toppings?
学習者:Green onions and seaweed salad, but no raw onions, please. - 日本語訳
- 店員:ご注文は何になさいますか。
学習者:中サイズのポケボウルをお願いします。
店員:白米と玄米のどちらですか。
学習者:白米でお願いします。
店員:どのポケにしますか。
学習者:醤油味のアヒとスパイシーサーモンをお願いします。
店員:トッピングはいかがですか。
学習者:青ねぎと海藻サラダをお願いします。ただし、生の玉ねぎは抜いてください。 - 使う場面
- カウンターで材料を順番に選ぶ店を想定した会話です。聞かれた項目だけを一つずつ答えれば進められます。
- 注意点・誤用例
- green onions は青ねぎ、raw onions は生の玉ねぎです。no onions だけでは、青ねぎも除かれる可能性があります。
- 発音・ニュアンス
- poke は英語圏の店頭では「ポウケイ」に近い発音を耳にすることがあります。ahi は「アーヒー」に近く、最初の音を明瞭にします。
ahi は主にキハダマグロやメバチマグロを指す呼び名です。生で提供されるとは限らず、表面を焼いた seared ahi もあります。生ものを避けるなら、Is the ahi served raw? や Is this fully cooked? で確認します。
魚名では ahi のほか、aku はカツオ、mahi-mahi はシイラ、opah はアカマンボウ、onaga はハマダイ、ʻōpakapaka はヒメダイ類、monchong はシマガツオ類を指します。catch of the day や fresh catch は、その日の入荷状況に応じた魚です。
- grilled:グリルで焼いた
- seared:表面を短時間で焼いた
- blackened:香辛料を付けて濃く焼いた
- steamed:蒸した
- fried:揚げた
- raw:生の
- smoked:燻製にした
- marinated:調味液などに漬け込んだ
ロコモコでは、I’ll have the loco moco with the egg over easy. と言えば、卵を両面焼きで黄身が柔らかい状態にしてほしいと伝えられます。グレービーを別添えにするなら Can I get the gravy on the side?、マカロニサラダを別のサラダへ替えたいなら Could I substitute salad for the macaroni salad? と尋ねます。
- フレーズ
- Can I get the gravy on the side?
- 日本語訳
- グレービーを別添えにできますか。
- 使う場面
- ソース、シロップ、ドレッシングを自分で量を調整したいときに使います。gravy を dressing や syrup に替えられます。
- 注意点・誤用例
- without gravy は「グレービーなし」です。別の容器に入れてほしい場合は on the side を使います。
- 発音・ニュアンス
- on the side は「オン・ザ・サイド」と続けます。別添えの依頼として頻繁に使える表現です。
量・付け合わせ・アレルギーを正確に伝える
- 量は portion、分けて食べることは share で確認する
- instead of、without、on the side を使い分ける
- アレルギーは好みと区別し、厨房での確認も依頼する
一皿の量が分からないときは、How big is the portion? と尋ねます。二人で分けられるか確認するなら、Is this enough for two people to share? が使えます。個数なら How many pieces does it come with?、一人分かどうかは Is this an individual serving? です。
店によっては、料理を二皿に分けてもらう際に split charge がかかる場合があります。無料だと決めつけず、Is there a split charge? と注文前に確認すると安心です。取り皿だけが必要なら Could we have two extra plates? と頼めます。
- フレーズ
- Can I have rice instead of fries?
- 日本語訳
- フライドポテトの代わりにご飯を選べますか。
- 使う場面
- 付け合わせを別の品へ変更できるか尋ねる場面です。選択肢が分からなければ What are the side options? と先に確認します。
- 注意点・誤用例
- 変更が無料とは限りません。必要なら Is there an extra charge? と追加料金を確認します。
- 発音・ニュアンス
- instead of は「インステッドヴ」に近くつながります。rice と fries を少し強く言えば、変更内容が伝わります。
食材を完全に抜きたい場合は No onions, please. や Could you leave out the cilantro? を使います。パンケーキのホイップクリームなら Could I have it without whipped cream?、アサイーボウルのはちみつなら Can I get an açaí bowl without honey? と言えます。
一方、アレルギーは好みより重大です。I’m allergic to ~. と明言し、必要に応じて severe を加えます。単に I don’t like peanuts. と言うと、「好みで避けたい」と受け取られる可能性があります。
- フレーズ
- I have a severe shellfish allergy. Could you please check with the kitchen?
- 日本語訳
- 重い甲殻類アレルギーがあります。厨房に確認していただけますか。
- 使う場面
- 注文前にアレルゲンの有無と調理環境を確認する場面です。同じ油が心配なら Is the same fryer used for shrimp? と尋ねます。
- 注意点・誤用例
- 食材が入っていないことと、交差接触がないことは別です。店側が安全性を確認できない場合は、無理に注文せず別の料理や店を選ぶ判断が必要です。
- 発音・ニュアンス
- allergy は「アラジー」に近い音です。severe、shellfish、allergy の三語を区切って明瞭に伝えます。
重いアレルギーがある場合は、食材名を英語で書いたカードも準備し、口頭と文字の両方で伝えてください。店舗が対応可能か、調理器具や揚げ油を共用しているかも確認する必要があります。
食事中の依頼と料理の間違いを穏やかに伝える
- How is everything? には短く感想を返せばよい
- 注文と違う料理は、気づいた時点で事実を伝える
- 食べ終わっていなければ I’m still working on it. と答える
料理が届いた後、担当者が How is everything? と尋ねることがあります。問題がなければ Everything is great, thank you. や It’s delicious. と短く答えれば十分です。このタイミングで水、ナプキン、フォークなども頼めます。
- Could we have some more water, please?:水をもう少しいただけますか。
- Could I have another fork?:フォークをもう1本いただけますか。
- Could we get some extra napkins?:ナプキンを追加でいただけますか。
- Could I have some hot sauce?:ホットソースをいただけますか。
注文と違う料理が届いたら、謝罪を要求する言い方から始めるのではなく、注文した内容を静かに伝えると確認が進みます。I’m sorry, but I ordered the poke bowl. と言えば、「すみません、ポケボウルを注文しました」という穏やかな指摘になります。
- フレーズ
- I’m sorry, but I asked for no onions.
- 日本語訳
- すみません、玉ねぎなしでお願いしました。
- 使う場面
- 料理に依頼した変更が反映されていないと気づいた場面です。別の人の料理かもしれない場合は I think this may be someone else’s order. と言えます。
- 注意点・誤用例
- 料理をほとんど食べた後では状況を確認しにくくなります。問題に気づいた時点で担当者へ伝えます。
- 発音・ニュアンス
- I’m sorry, but は相手を責めずに問題を切り出す前置きです。but の後ろで少し間を取り、注文内容を明確に言います。
食器を下げてよいか確認されるときは、Are you finished with this? や Are you still working on that? と聞かれます。まだ食べているなら I’m still working on it.、I’m not finished yet.、Could you leave it here, please? のいずれかで意思を示します。
会計・チップ・持ち帰りまで英語で終える
- 会計は check を使い、別会計は支払い前に確認する
- gratuity や service charge が加算済みか明細を見る
- 食べ残しは box、pack up、to go を使って持ち帰りを頼める
着席型レストランでは、食事が終わっても会計票が自動的に来るとは限りません。担当者へ Could we have the check, please? と頼みます。アメリカ英語では check が一般的ですが、bill でも意味は伝わります。
- フレーズ
- Can we have separate checks?
- 日本語訳
- 会計を別々にできますか。
- 使う場面
- 同行者と別々に支払いたいときに使います。二人で金額を分けるなら Could you split the check between the two of us? と頼めます。
- 注意点・誤用例
- 店によって別会計や複数カードの利用条件が異なります。可能であれば、注文時または会計票を出してもらう前に伝えます。
- 発音・ニュアンス
- separate は最初の sep にアクセントを置き、「セパレット」に近く発音します。checks と複数形にする点も意識します。
会計票では Subtotal、Tax、Gratuity、Service charge、Tip、Total を確認します。大人数のグループなどでは gratuity が加算済みの場合があります。二重に支払わないために、Is gratuity included? または Is the service charge already included? と確認できます。
着席型の店では、会計票に18%、20%、22%などの計算例が印刷されている場合があります。ただし、店の形態やサービス内容、加算済み料金によって扱いが異なります。カウンター注文や持ち帰りでも端末に選択画面が出ることがありますが、着席型サービスと同じ状況とは限りません。
会計票に gratuity や service charge が含まれている場合があります。内容が不明なら Could you explain this charge, please? と尋ね、内訳を確認してから支払います。
食べ残しは Could I have a box, please? と頼めます。店員に包んでもらいたい場合は Could you pack this up for me?、持ち帰りにできるか尋ねるなら Can we get this to go? が使えます。

生魚、肉、卵、乳製品を含む料理は傷みやすいため、持ち帰った後の管理にも注意が必要です。日差しの強い場所や車内に放置せず、早めに冷蔵してください。持ち帰れるか迷う料理は、店員へ Is this safe to take away? と尋ねる方法もあります。
出発前にできる発音練習と実践チェック
- 英文全体ではなく、意味のまとまりごとに声へ出す
- 店員の質問を聞いてから答える練習も行う
- 旅行当日は十四の短い表現を見られるようにしておく
レストラン英語は、黙読だけでなく短く区切って声に出すと口から出やすくなります。たとえば Could we have the check, please? を、Could we have、the check、please の三つに分け、最後に一息で言います。
五分でできる発音練習
- 日本語訳を見て、使う場面を思い浮かべます。
- 英文を二つか三つの意味のまとまりに区切ります。
- ゆっくり三回読み、料理名や人数だけを入れ替えます。
- 店員の質問も声に出し、質問から回答まで続けます。
- 最後にメニューを指す動作やカードを出す動作も加えます。
発音で大切なのは、すべての音をカタカナどおりに読むことではありません。注文の中心になる料理名、数量、否定語の no や without、アレルギーの食材名を明瞭にします。please や thank you は、依頼の前後を穏やかにつなぐ役割を持ちます。
予約から会計までの通し練習
- 会話
- 店員:Do you have a reservation?
学習者:Yes. It’s under Sato.
店員:Would you like something to drink?
学習者:Tap water is fine for now, thank you.
店員:Are you ready to order?
学習者:Could we have a few more minutes?
店員:Of course.
学習者:Excuse me. We’re ready. I’ll have the Hawaiian plate.
店員:Anything else?
学習者:That’s all for now, thank you.
学習者:Could we have the check, please? - 日本語訳
- 店員:ご予約はありますか。
学習者:はい。サトウの名前です。
店員:お飲み物はいかがですか。
学習者:今のところ水道水で大丈夫です。ありがとう。
店員:ご注文はお決まりですか。
学習者:もう少し時間をいただけますか。
店員:もちろんです。
学習者:すみません。決まりました。ハワイアンプレートにします。
店員:ほかにありますか。
学習者:今のところ以上です。ありがとう。
学習者:お会計をいただけますか。 - 使う場面
- 受付、飲み物、注文待ち、料理の注文、会計を一続きで練習するための会話です。
- 注意点・誤用例
- Tap water は無料の水道水を希望するときに使います。bottled water や sparkling water は有料の場合があるため、聞き取れなければ選択肢を確認します。
- 発音・ニュアンス
- We’re ready は「ウィア・レディ」に近くつながります。That’s all は注文の終了を示す便利なまとまりです。
旅行当日に見返す十四フレーズ
- A table for two, please. ― 2名です。
- I have a reservation under Sato. ― サトウの名前で予約しています。
- Could we have a few more minutes? ― もう少し時間をいただけますか。
- What do you recommend? ― 何がおすすめですか。
- Can I get this one, please? ― これをお願いします。
- What does this come with? ― 何が付いてきますか。
- Is this enough to share? ― 分けて食べられる量ですか。
- Could you make it less spicy? ― 辛さを控えめにできますか。
- I’m allergic to shellfish. ― 甲殻類にアレルギーがあります。
- I’m still working on it. ― まだ食べています。
- Could we have the check, please? ― お会計をお願いします。
- Is gratuity included? ― チップは含まれていますか。
- Could I have a box, please? ― 持ち帰り用の箱をいただけますか。
- Could you say that again more slowly? ― もう一度ゆっくり言っていただけますか。
最初の練習では、十四個すべてを暗記しようとせず、入店、注文、会計から一つずつ選びます。翌日はおすすめ、変更、聞き返しを加え、旅行直前には店員役と学習者役を交互に読みます。
英語を長く話すことより、希望を短く区切り、分からない点を確認することが大切です。料理名を指す、数字を指で示す、アレルギーカードを見せるといった方法も立派な意思疎通です。最後に、現地で迷いやすい疑問を確認しておきましょう。
ハワイのレストラン英語でよくある質問
- 発音できない料理名はメニューを指して注文できる
- 水、チップ、持ち帰りは店やサービス形態を確認する
- アレルギーは厨房での交差接触も含めて伝える
料理名を発音できないときはどう注文すればよいですか?
メニューを指しながら Can I get this one, please? と言えば注文できます。発音を知りたい場合は How do you pronounce this dish? と尋ねてください。
無料の水を頼みたいときは何と言いますか?
Tap water is fine, thank you. または Just tap water, please. と伝えます。ボトル入りの水や炭酸水は有料の場合があります。
ポケとポケボウルは同じ料理ですか?
同じとは限りません。poke は切り分けて味付けした魚介などを指し、poke bowl はご飯の上にポケやほかの具材をのせた料理です。
チップが会計に含まれているか確認するにはどう言いますか?
Is gratuity included? または Is the service charge already included? と尋ねます。会計票の Gratuity、Service charge、Tip、Total も確認してください。
アレルギーと苦手な食材はどう言い分けますか?
アレルギーは I’m allergic to ~. または I have a severe ~ allergy. と明確に伝えます。好みで避けたい場合は I don’t like ~. や Could you leave out ~? を使います。
食べ残しを持ち帰りたいときは何と言いますか?
Could I have a box, please? または Could you pack this up for me? と頼みます。傷みやすい料理は長時間持ち歩かず、早めに冷蔵してください。
店員の英語が速くて聞き取れないときはどうすればよいですか?
Could you say that again more slowly, please? と聞き返します。料理名が分からない場合は、Could you show me where it is on the menu? と頼むこともできます。

