英語で学ぶ:インディアンと日本人の夢の取り違え

  1. 日常会話で覚える英単語

こんにちは。海外旅行の土産として気になるのが、その場所で作られた特産品です。その土地の文化や歴史と共に作られ、まさに旅の思い出になる一品でしょう。

しかしあまりにも有名になりすぎて、途中で意味や用途が変わってしまったものもあります。

特産品の本当の意味

このように少し残念な状態になってしまった特産品の例では、アメリカの”Dreamcatcher”「ドリームキャッチャー」があげられます。

この特産品はもともとアメリカのインディアン、オジブワ族に伝わる伝統的な品物でした。それが様々なインディアンに広まり、誤った情報が拡散している状態です。

ドリームキャッチャーは、あたかも先住民文化の象徴のように広まり、最終的には意味や使い方さえ変化してしまいました。

日本ではこの「ドリームキャッチャー」はどんな間違ったとらえ方をされているのでしょうか。

ターコイズブルーの壁に掛けられたドリームキャッチャーは、空間に魅力を加えるのに最適です。

会話

ブライアンとケイの会話をみてみましょう。

Brian: You don’t look so well, Kei.  What happened?

顔色悪いね、ケイ。何かあった?

Kei: I often dream bad dreams, these days.  I don’t remember the details, but I feel bad when I wake up.

最近悪い夢をよくみるんだ。内容は覚えていないんだけど、でも起きたときに気分が悪くなるんだ。

Brian: Why don’t you buy a dreamcatcher?  It helps you to sleep well with good dreams.

ドリームキャッチャーを買うのはどう?いい夢でよく眠れるように助けてくれるよ。

Kei: Isn’t it help to make dreams come true?

それは夢をかなえることを手伝うのものではないの?

Brian: Oh, you are mistaking the meaning of dreamcatcher.

あぁ、ドリームキャッチャーの意味を間違えているよ、

Kei: Really?  Many Japanese use it like an accessory, also.  My friend has pierced earrings of dreamcatcher.

本当に?多くの日本人はアクセサリーのようにも使うよ。僕の友達はドリームキャッチャーのピアスを持っているし。

Brian: Many Indians are disappointed and getting angry about how dreamcatchers are used. 

多くのインディアン達は失望して、ドリームキャッチャーの使われ方を怒っているんだ。

The right way of use is, hanging on the wall.  The wall stands your head side when you lay down on the bed. 

正しい使い方は、壁につるすんだよ。その壁はベッドに横になったときに頭がある所にある壁ね。

So the dreamcatcher catches the bad dreams with spider webs.  Only good dreams can go through the spider web. 

それでドリームキャッチャーは蜘蛛の巣で悪い夢を捕まえるんだ。良い夢だけが蜘蛛の巣を通り抜けることができるんだよ。

Kei: The meaning changed through people to people.

意味は人から人を通して変わったね。

Brian: It is up to you how you use it, but we have to notice that the specialties have the right way to use.

どうやって使うかは自由だけど、特産品には正しい使い方があることを知っていなきゃいけないよね。

Kei: You are right, Brian.  I’ll check where I can get the dreamcatcher and use it in the correct way. 

その通りだね、ブライアン。どこでドリームキャッチャーが手に入れらるのかと、正しい使用方法を調べてみるよ。

日本人は「夢」を寝ている時に見るものではなく、将来の夢としてとらえてしまったようです。

ポイント

会話で出てきた単語や言い回しをみてみましょう。

  • You don’t look so well 顔色が悪く見える
  • these days 最近
  • pierced earrings ピアス
  • up to you あなた次第
  • specialty 特産品
市場で編みかごが活気に満ちて展示されており、没入型の英語体験や刺激的な英会話会話を求める人に最適です。

特産品の意味を必ず確認

さてこの「ドリームキャッチャー」、日本ではいたるところで「手作り品」として売られており、車のバックミラーにぶら下げたり、会話でもケイが言っていた通り、ピアスなどのアクセサリーとしても使われています。

実は手作りとして売られている品は、実際には他国で量産されている品物も多く、意味だけでなく制作方法まで特産品からかけ離れているのです。

これらが悪いわけではないのですが、オジブワ族をはじめインディアン達は、この状況にかなり難色を示しています。自分たちが大事にしていたものを、壊されたと心を痛めているのです。

特産品には、必ずその土地の文化と人々の思いが込められていることを忘れないようにして、違う利用法でも本当の意味を理解しながら使いたいものですね。

特産品に込められた意味を理解せずに使用すれば、物の価値どころか人の心まで傷つける結果になってしまうかもしれません。

それではまた、See you!

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