英語のレシピで料理をつくる

  1. 日常会話で覚える英単語

こんにちは。海外で生活することになると、その国のスーパーでその国の食材を購入し、その国の仕様のキッチンで料理をしなくてはなりません。

日本の生活になれていると、他国での料理はなかなか難しいものです。

慣れたレシピで挑戦

各国にはそれぞれの伝統的な料理があります。今回はアメリカの伝統的なお菓子「チョコレートチップクッキー」の作り方をみてみましょう。

クッキーは日本でもよく作られているお菓子ですが、使用する材料や量り方なども日本とおなじなのでしょうか。

チョコチップクッキーのレシピ

Toll House Chocolate Chip Cookie

トールハウスチョコレートチップクッキー

Ingredients  材料】

  • 2 1/4cups all-purpose flour  中力粉 2 1/4カップ
  • 1 teaspoon baking powder  ベーキングパウダー 小さじ1
  • 1 teaspoon salt  塩 小さじ1
  • 1 cup butter (softened)  柔らかくしたバター 1カップ
  • 3/4 cup granulated sugar  グラニュー糖 3/4カップ
  • 3/4 cup brown sugar 三温糖 3/4カップ
  • 1 teaspoon vanilla extract バニラエッセンス 小さじ1
  • 2 large eggs 卵(大) 2個
  • 2 cups 12oz semisweet chocolate chips  セミスイートチョコチップ 2カップ12オンス
  • 1 cup shopped nut きざんだナッツ 1カップ

Preparation 作り方】

Heat oven to 375F°

オーブンを375F°に温める。

Mix flour, baking soda and salt in a small ball.

中力粉、ベーキングパウダーと塩を小さなボールで混ぜる。

Mix butter, granulated sugar, brown sugar, and vanilla extract in a large mixing bowl, until it gets creamy.

バター、グラニュー糖、三温糖とバニラエッセンスを大きなボールでクリーム状になるまで混ぜる。

④Add eggs, one at a time and mix well in each adding.

卵を1つずつ入れ、毎回しっかり混ぜる。

⑤Add chocolate chips and nuts and mix.

チョコレートチップとナッツを混ぜる。

⑥Add flours mixture (2) gradually.

(2)の小麦粉を混ぜたものを徐々に混ぜる。

⑦Hold teaspoon in each hand and take 1 scoop of (6).  Drop it roundly onto the backing sheet.  Repeat is until the backing sheet gets full.

各手に小さじを持ち、(6)を1さじすくう。ベーキングシートの上に丸く落とす。ベーキングシートがいっぱいになるまで繰り返す。

⑧Bake it in the oven for 9 to 11 minutes, the cookie will become golden brown.

クッキーがきつね色になるまで、9~11分ほどオーブンで温める。

⑨Cool the cookies on baking sheet for some minutes.  Remove them to wire racks to cool down completely.

ベーキングシートの上で数分クッキーを冷ます。ワイヤーラックにクッキーを移して完全に冷ます。

日本人がよく目にするレシピとの違い、みつかりましたか?

ボウルの中で材料を混ぜながら、お母さんと子ども2人が楽しく英会話を楽しんでいます。

ポイント

レシピで出てきた単語をみてみましょう。

  • Ingredients 材料
  • cups, oz(ounce) カップ、オンス

アメリカの材料の量り方基準です。

さて、カップは日本でも目盛のついた容器に表示がありますが、オンスの表記がある計量器はなかなかありません。

この場合はグラムに変換する必要があります。1ozが約28gなので、チョコチップの12ozはだいたい340gになります。

  • all-purpose flour 中力粉、準強力粉

日本ではあまり目にしませんが、アメリカでは中力粉が普通に売られています。

  • brown sugar 三温糖

この言い方の他にも”yellow soft sugar”ともいいます。

  • vanilla extract バニラエッセンス
  • 375°F 375ファーレンハイト度、375華氏度

アメリカの温度表記になります。日本では「℃」セルシウス度で測るので、慣れない表記です。375°Fは約190℃になります。

  • gradually 徐々に
  • golden brown きつね色

量はアメリカサイズ

同じクッキーでも表記の違いでなんだか難しそうにみえてしまいます。

そしてなんといっても量です。小さじの表記もありますが、基本はカップであらわされています。

1カップとか2カップなど少なそうに見えますが、1カップの小麦粉は約110g、砂糖やバターは180gとなります。

日本ではだいたいバター100gで作るレシピが多いので、日本でのレシピの2倍になります。さすがビッグサイズのアメリカ!

若い女性が英会話の会話中に目の前にクッキーを持っています。

失敗作からの国民的お菓子

この「トールハウスチョコレートチップクッキー」は、実は失敗作から誕生したクッキーです。

アメリカではチョコクッキーはあくまでもチョコ味のクッキーでした。しかしチョコレートを細かく刻んで混ぜなかったため、チョコ味ではなくチョコレートチップ味のクッキーが誕生しました。

このお菓子を作ったのは”Toll House Inn”という民宿で働いていた女性、Ruth Wakefield、ルース・ウェイクフィールドさんです。民宿の名前を付け、チョコレート会社のネスレに1ドルでレシピを売りました。

ネスレは自社のチョコチップの箱にこのレシピを掲載し、世界中に広めました。ネスレが彼女に支払った対価は1ドルと一生分のチョコレートですが、こんなに広まるとは思わなかったのでしょうね。

いつかはカロリーや量を気にせず、本当のアメリカレシピでこのクッキーを作ってみたいものです。

それではまた、See you!

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