海外旅行に出かけた際、見知らぬ街で道に迷ってしまったり、現地の最新の観光情報を手に入れたくなったりすることは誰にでもあります。そんなときに最も頼りになる場所が「観光案内所」です。

しかし、いざ観光案内所の場所を道行く人に尋ねようとしたり、カウンターで自分の希望を伝えようとしたりすると、「失礼な英語になっていないだろうか」「相手の言うことが聞き取れるだろうか」と不安に感じるかもしれません。英語でのコミュニケーションに不安がある方は、旅行前に英語教室で実践的な会話練習をしておくのも一つの手です。

本記事では、観光案内所の場所を尋ねる方法から、無料の地図をもらうフレーズ、自分の好みに合ったおすすめの場所を聞き出す表現まで、旅行者がすぐに使える自然な英語フレーズを厳選してお届けします。さらに、案内してもらった後に使うお礼の言葉や、「You’re welcome.」をはじめとする「どういたしまして」の丁寧度や場面別の使い分けについても詳しく深掘りしていきます。この記事を読めば、海外の街歩きがさらに楽しく、安心なものになるはずです。

目次 [ close ]
  1. 観光案内所の英語:10秒でわかる早見表と基本の仕組み
  2. イギリス英語とアメリカ英語の違い:「centre」と「center」の使い分け
  3. 道に迷ったときに観光案内所の場所を尋ねる自然な英語
  4. 道で場所を尋ねる際のロールプレイと聞き取れなかったときの対応
  5. 観光案内所のカウンターで無料の地図やパンフレットをもらう英語
  6. 観光案内所でおすすめのスポットを聞く英会話ロールプレイ
  7. 提案に対して「どうやって行くの?」と行き方を確認する英語
  8. おすすめを聞いた後に確認したい実用的フレーズ集:営業時間・行き方・予約
    1. 営業時間を尋ねる
    2. 所要時間を尋ねる
    3. 移動方法を尋ねる
    4. 予約について尋ねる
  9. 「Thank you」と「Thanks」の使い分け:相手に合わせた感謝の伝え方
  10. 「どういたしまして」の英語表現:3つのフレーズの丁寧度と場面別の使い分け
    1. 1. You’re welcome.:迷ったときに使える無難な返答
    2. 2. My pleasure.:手伝えたことを喜ぶ丁寧な返答
    3. 3. No problem.:気軽でくだけた返答
  11. 日本人が間違えやすい観光案内所での英語表現と注意点
    1. 1. 間接疑問文の語順の間違い
    2. 2. recommendの使い方
    3. 3. 「free」の持つ複数の意味
  12. 音読で定着!観光案内所の英語ポーズ入り練習と穴埋め問題
  13. 実践クイズで確認!観光案内所で使う英語表現3択問題
    1. 第1問:観光案内所の場所を丁寧に尋ねる自然な文はどれ?
    2. 第2問:「まずはそこへ行きます」に最も自然な文はどれ?
    3. 第3問:案内所のスタッフが丁寧に「どういたしまして」と返す表現はどれ?
  14. 観光案内所の英語に関するよくある質問(Q&A)

観光案内所の英語:10秒でわかる早見表と基本の仕組み

この章の要点
  • 目的別の代表的な英語フレーズを一覧で確認できる
  • 丁寧度や使用場面に合わせた表現の選択が可能
  • 迷ったときは「Excuse me」「Could I have」「What do you recommend」が軸になる

まずは、旅行先でとっさに言葉が出てこないときに備えて、目的・自然な英語・丁寧度・使用場面が一目でわかる早見表をごお伝えします。スマートフォンの画面に表示させたまま、実際の場面でカンペとして活用していただくことも可能です。

場面に応じてフレーズを使い分けることで、現地のスタッフや地元の人々とのコミュニケーションがよりスムーズになります。まずはこの表のフレーズを眺めて、全体の流れを把握してみてください。

目的 自然な英語 丁寧度 使用場面
観光案内所の場所を尋ねる Excuse me, do you know where the tourist information centre is? 丁寧 通行人や駅員に尋ねるとき
短く場所を尋ねる Excuse me, where’s the tourist information centre? 標準 急いでいるとき、簡潔に聞きたいとき
無料の地図をもらう Could I have a free city map, please? 丁寧 観光案内所のカウンター
日本語の地図があるか尋ねる Do you have a map in Japanese? 標準 日本語版の資料を探すとき
おすすめを聞く What do you recommend for sightseeing? 標準 行き先を決めていないとき
自分の好みを伝える I’m interested in art and history. 標準 希望に合う場所を提案してもらうとき
行き方を聞く What’s the best way to get there? 丁寧 徒歩、バスなどを比較したいとき
案内後にお礼を言う Thanks. I’ll head over there. 自然 教えてもらった場所へ向かうとき
無難に「どういたしまして」 You’re welcome. 標準~丁寧 接客、初対面、日常会話
好意的に「どういたしまして」 My pleasure. 丁寧 観光案内所、ホテル、接客
気軽に「どういたしまして」 No problem. カジュアル 友人、同年代、くだけた会話

迷ったときは、場所を聞くときには「Excuse me, do you know where … is?」、地図をもらうときには「Could I have …?」、おすすめを聞くときには「What do you recommend?」という3つの基本の型を思い出してください。これらさえ押さえておけば、ほとんどの状況に対応することができます。

では、具体的に「観光案内所」という言葉そのものは、英語でどのように表現するのでしょうか。次項では、地域によるスペルの違いについて見ていきましょう。

イギリス英語とアメリカ英語の違い:「centre」と「center」の使い分け

この章の要点
  • 「centre」は英国式、「center」は米国式のつづり
  • 発音や意味に違いはないため、どちらを使っても通じる
  • informationは不可算名詞なので「an information」とは言わない

日本語の「観光案内所」にあたる施設は、英語圏の国々でさまざまな呼び方がされています。代表的な表現は以下の通りです。

  • tourist information centre
  • tourist information center
  • tourist information office
  • visitor information centre
  • visitor center

ここで疑問に思うのが、「centre」と「center」の違いです。centreは英国式のつづり、centerは米国式のつづりという違いがあるだけで、意味はまったく同じです。

ロンドンやエディンバラなどイギリスを舞台にするなら「tourist information centre」、ニューヨークやロサンゼルスなどアメリカを旅行しているなら「tourist information center」が地域の看板表記と一致します。ただし、会話においては発音上の明確な違いはないため、神経質になる必要はありません。どちらを使っても現地の人は問題なく理解してくれます。

注意点

「information」という単語は、英語では通常「数えられない名詞(不可算名詞)」として扱われます。そのため、「情報を一つください」というつもりで「an information」や「informations」と言うのは文法的に誤りです。もし「一つの情報」と強調したい場合は、「a piece of information」という形を使います。

なお、現地の看板では「旅行案内所」「旅行センター」など様々な日本語訳が当てられることがありますが、本記事ではわかりやすさを重視し、すべて「観光案内所」という言葉に統一して解説を進めます。

名称がわかったところで、次は実際に街中で観光案内所の場所を尋ねる際のフレーズを見ていきましょう。

観光案内所の木製カウンターに置かれたヨーロッパの市街地図とカラフルなパンフレット、指差す手
カウンターには豊富な無料地図やパンフレットが用意されています。

道に迷ったときに観光案内所の場所を尋ねる自然な英語

この章の要点
  • 見知らぬ人に声をかけるときは必ず「Excuse me」から始める
  • 自分が不慣れなことを伝えるには「I’m not from around here either.」が自然
  • 丁寧な尋ね方は「Do you know where … is?」の語順になる

ロンドンには、ロンドン塔やウェストミンスター宮殿、セント・ポール大聖堂など、歩いてみたくなる魅力的な場所が数多くあります。パンフレットを見ながら自由に歩く時間は、ツアーとは違った楽しさがあるものです。しかし、入り組んだヨーロッパの路地を歩いていると、自分がどこにいるのか分からなくなってしまうことも珍しくありません。

そんなときは、遠慮せずに地元の人や駅員に声をかけてみましょう。最初に必ず「Excuse me」と声をかけてから質問するのがマナーです。ここでは、道で場所を尋ねる際の会話例を見ていきます。

フレーズ
Excuse me, where is the tourist information centre?
日本語訳
すみません、観光案内所はどこですか。
使う場面
通りすがりの人に簡潔に場所を聞きたいとき。
注意点・ニュアンス
「Where is …?」は直接的な聞き方ですが、「Excuse me」を最初につけることで唐突な印象を避けられます。

もし尋ねた相手がその土地の人ではなく、道を知らなかった場合は、次のように返されることがあります。

フレーズ
I’m sorry, I’m not from around here either.
日本語訳
すみません、私もこの辺りの者ではないんです。
注意点・誤用例
昔の教科書では「I’m a stranger here, too.」と習った方もいるかもしれませんが、現代の日常会話ではやや不自然で大げさに聞こえます。「be from around here(この辺りの出身である)」の否定形を使うのが最も自然です。
発音・ニュアンス
「either(イーザー / アイザー)」は否定文で「~も」を表します。肯定文で使う「too」とは使い分けが必要です。

相手が分からなかった場合でも、立ち止まってくれたことへの感謝を忘れずに伝えましょう。「Oh, that’s okay. Thanks anyway.(ああ、大丈夫です。それでも、ありがとうございます。)」と返すと非常にスマートです。このように、「Thanks anyway.」は結果的に望む答えが得られなかった場面で重宝する表現です。

気を取り直して、別の通行人に少し丁寧な間接疑問文を使って尋ねてみましょう。

フレーズ
Excuse me, do you know where the tourist information centre is?
日本語訳
すみません、観光案内所がどこにあるか分かりますか。
使う場面
目上の人や、少し距離感のある相手に対して、より丁寧に場所を尋ねたいとき。
注意点・誤用例
「Do you know where is the tourist information centre?」とするのは間違いです。「Do you know」の後ろに疑問詞を置く場合、語順は「疑問詞+主語+動詞」になります。

相手が親切に教えてくれたとしましょう。指示された方向を確認し、「Thanks. I’ll head over there.(ありがとうございます。そちらへ向かいます。)」と返すと、会話がスムーズに完結します。「Thank you, I’ll go there.」でも通じますが、「head over there」の方がネイティブらしい口語表現です。お礼と次の行動を二つの文に分けることで、話し言葉らしいリズミカルな会話になります。

では、単に場所の有無ではなく、「そこまでの具体的な行き方」を聞きたい場合はどうすればよいでしょうか。次の章で詳しく見ていきましょう。

ヨーロッパの古い石畳の街並みで、バックパックを背負った日本人旅行者が現地の紳士に道を尋ねている様子
笑顔で「Excuse me」と声をかければ、多くの人が親切に教えてくれます。

道で場所を尋ねる際のロールプレイと聞き取れなかったときの対応

この章の要点
  • 「how to get to …」で具体的な道順を尋ねることができる
  • 距離を確認したいときは「Is it far from here?」が便利
  • 聞き取れなかった場合は素直に「Could you say that again?」と聞き返す

観光案内所の存在は知っているものの、駅からそこまでの道順がわからない場面を想定したロールプレイを見てみましょう。ここでは、具体的な行き方を尋ねるフレーズが登場します。

🧳 旅行者

Excuse me, could you tell me how to get to the tourist information centre?

すみません、観光案内所への行き方を教えていただけますか。

重要表現:「how to get to …」は「~への行き方」という意味です。単なる場所だけでなく、具体的な道順や交通手段を知りたいときに非常に適しています。
🚶 地元の人

Sure. Go straight for two blocks and turn left at the traffic lights.

もちろんです。2区画まっすぐ進み、信号で左に曲がってください。

重要表現:「go straight」はまっすぐ進む、「turn left」は左に曲がる、「traffic lights」は信号機を指します。
🧳 旅行者

Is it far from here?

ここから遠いですか。

重要表現:距離感を確認するための非常に便利で短い質問です。徒歩で行けるか、タクシーに乗るべきかを判断したいときに使えます。
🚶 地元の人

No, it’s about a five-minute walk.

いいえ、歩いて5分くらいです。

重要表現:「a five-minute walk」では、five-minuteをハイフンでつなぎ、全体で一つの形容詞のように扱います。そのためminuteは単数形になります。

道順を聞き取れなかったときの言い方

ネイティブの会話速度が速くて一度で道順を理解できなくても、慌てる必要はありません。以下のようなフレーズを使って、落ち着いて聞き直しましょう。

  • Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか。)
  • Could you speak a little more slowly, please?(もう少しゆっくり話していただけますか。)
  • Could you show me on the map?(地図で示していただけますか。)
  • Did you say left or right?(左と言いましたか、それとも右ですか。)

また、相手の言ったことを自分の言葉で短く言い直して確認するのも有効なテクニックです。「So I go straight and turn left at the traffic lights, right?(つまり、まっすぐ進んで信号で左に曲がるのですね。)」と言えば、誤解を防ぐことができます。

無事に観光案内所にたどり着けたら、次はカウンターで必要な情報を手に入れましょう。

観光案内所のカウンターで無料の地図やパンフレットをもらう英語

この章の要点
  • スタッフからは「How may I help you?」と声をかけられることが多い
  • 何かを丁寧にもらいたいときは「Could I have …?」が基本形
  • 置いてあるパンフレットを持ち帰る際は「Can I take this?」と一言確認する

観光案内所に入ると、ほとんどの場合、カウンターのスタッフから次のように声をかけられます。

ℹ️ 案内所スタッフ

Hello. How may I help you?

こんにちは。どのようなご用でしょうか。

重要表現:「How may I help you?」や「May I help you?」は、ホテルや店舗などでも広く使われる接客の定番フレーズです。

これに対して、無料の市内地図をもらいたいときは次のように頼みます。「Could I have …?」は、何かを丁寧にお願いして受け取りたいときの最強のフレーズです。

フレーズ
Could I have a free city map, please?
日本語訳
無料の市内地図をいただけますか。
注意点・ニュアンス
「May I have a free city map?」も正しい表現ですが、日常の観光場面では「Could I have …?」の方が少し柔らかく、自然な響きを持ちます。最後に「please」を添えることで、より丁寧な印象になります。

欲しい地図や資料の種類に応じて、目的語を自由に入れ替えることができます。バリエーションを覚えておきましょう。

  • Do you have a map in Japanese?(日本語の地図はありますか。)
  • Could I have a bus map, please?(バス路線図をいただけますか。)
  • Do you have a map of the underground?(地下鉄の地図はありますか。※イギリス英語)
  • Could I have two copies, please?(2部いただけますか。)

また、カウンターやラックに置かれているパンフレットが無料なのか有料なのか判断がつかない場合は、勝手に持ち去らずに一言確認するとトラブルを防げます。その際は、「Can I take this?(これをいただいてもいいですか。)」や、「Is this brochure free?(このパンフレットは無料ですか。)」と尋ねましょう。ここでの「take」は、「置いてある物を手に取って持っていく」という意味で使われます。

地図をもらえたら、次はいよいよスタッフにおすすめの観光スポットを聞いてみましょう。

観光案内所でおすすめのスポットを聞く英会話ロールプレイ

この章の要点
  • 「What do you recommend?」でプロの意見を引き出す
  • 「I’m interested in …」で自分の好みを具体的に伝えると提案の質が上がる
  • 展示を見る場合は「watch」ではなく「see」を使う

ガイドブックに載っていない地元の穴場や、最新のイベント情報を知りたいときは、現地のスタッフに直接尋ねるのが一番です。「interesting places(面白い場所)」と単に聞くよりも、「recommend(おすすめする)」を使うと、意図が明確に伝わります。

🧳 旅行者

Could you recommend somewhere interesting to visit this morning?

今朝訪れるのに面白い場所をおすすめしていただけますか。

重要表現:「somewhere interesting」は「どこか面白い場所」。「this morning」を加えることで、時間的な条件も同時に伝えています。
ℹ️ 案内所スタッフ

What kind of things are you interested in?

どのようなことに興味がありますか。

重要表現:「What kind of …?」は、相手の好みや希望の種類を絞り込むためによく使われる質問です。
🧳 旅行者

I’m interested in art and history.

美術と歴史に興味があります。

重要表現:「be interested in」の後ろには、名詞または動名詞(〜ing)を置きます。希望を具体的に伝えるほど、スタッフも条件に合う提案をしやすくなります。

好みの伝え方には、他にもバリエーションがあります。「I’d like to visit somewhere local people enjoy.(地元の人が楽しむような場所へ行きたいです。)」「I prefer quiet places.(静かな場所が好みです。)」なども覚えておくと便利です。

ℹ️ 案内所スタッフ

In that case, you could visit the museum near the river. You can see a special exhibition on ancient Egypt at the moment.

それでしたら、川の近くにある博物館を訪れてもよいでしょう。現在、古代エジプトの特別展を見ることができます。

重要表現:「In that case」は「それなら」「その場合は」。ここでの「could」は、押しつけがましくない柔らかな提案を表します。
注意点

「You can watch the special exhibition about Egypt now.」とするのは不自然です。「watch」は映画やテレビ、スポーツの試合など、動いているものに対して一定時間注意を向ける際に使われます。博物館の展示や静的な美術作品を見学する場合は、一般的に「see」を使用するのが正しい英語表現です。

行きたい場所が決まったら、次はそこへの具体的な行き方や交通手段について確認しましょう。

提案に対して「どうやって行くの?」と行き方を確認する英語

この章の要点
  • 「What’s the best way to get there?」で最適な移動手段を尋ねる
  • 最初の目的地を伝えるときは「I’ll go there first.」か「I’ll start with that.」
  • 「for a kickoff」は使わない

スタッフからの提案が気に入ったら、まずは「That sounds good.(よさそうですね。)」と好意的な反応を示します。そのうえで、行き方を質問します。

🧳 旅行者

That sounds good. What’s the best way to get there?

よさそうですね。そこへ行くには何が一番よい方法ですか。

重要表現:「What’s the best way to get there?」は、徒歩、バス、地下鉄、タクシーなど様々な選択肢がある中で、現地の人が推奨する最も効率的な移動手段を聞き出せる大変便利なフレーズです。
ℹ️ 案内所スタッフ

It’s a ten-minute bus ride from here.

ここからバスで10分です。

重要表現:「a ten-minute bus ride」は「バスで10分の距離」という名詞句の表現です。
🧳 旅行者

Great. I’ll start with that. Thank you.

いいですね。まずはそれから始めます。ありがとうございます。

重要表現:「I’ll start with that.」は、複数の候補や予定の中から「まずはそれにします」と伝える自然な表現です。

「I’ll go there for a kickoff.」という表現は、この意味では使いません。「kickoff」は、スポーツの試合開始や、大規模な計画・催しの開始を表す名詞として使われます。最初の訪問先を伝えるなら、上記の「I’ll start with that.」か、もしくは「I’ll go there first.(まずそこへ行きます。)」のどちらかを使用するのが自然です。

行き方がわかったら、さらに細かな情報を確認しておくと安心です。次の章で実用的なフレーズ集をお伝えします。

おすすめを聞いた後に確認したい実用的フレーズ集:営業時間・行き方・予約

この章の要点
  • 営業時間や定休日は事前に必ず確認する
  • 所要時間や交通手段のオプションを聞いて計画を立てる
  • 人気スポットの場合は事前予約の必要性を確認する

おすすめの場所が分かったら、無駄足にならないように、営業時間や所要時間、予約の必要性などをその場で確認しておくことが大切です。

営業時間を尋ねる

  • What time does it open / close?(何時に開きますか / 閉まりますか。)
  • Is it open today?(今日は開いていますか。)
  • Is it open on Sundays?(日曜日も開いていますか。)

所要時間を尋ねる

  • How long does it take to get there?(そこまでどのくらいかかりますか。)
  • How long should I allow for the visit?(見学にはどのくらい時間を見ておけばよいですか。)
  • Can I see it in about an hour?(1時間ほどで見られますか。)

移動方法を尋ねる

  • Can I walk there from here?(ここから歩いて行けますか。)
  • Which bus should I take?(どのバスに乗ればよいですか。)
  • Which stop should I get off at?(どの停留所で降りればよいですか。)

予約について尋ねる

  • Do I need to book in advance?(事前予約が必要ですか。)
  • Can I buy a ticket here?(ここでチケットを買えますか。)
  • Are guided tours available?(ガイドツアーはありますか。)

必要な情報をすべて得たら、最後はしっかりと感謝を伝えて立ち去りましょう。次章では、お礼の言葉のバリエーションを見ていきましょう。

「Thank you」と「Thanks」の使い分け:相手に合わせた感謝の伝え方

この章の要点
  • 「Thank you」は標準的でフォーマルな場面でも安全
  • 「Thanks」は少しカジュアルだが、道を教えてくれた人に使っても失礼ではない
  • 「Thank you for (内容)」で感謝の理由を添えるとより丁寧

案内してもらった後のお礼として、「Thank you.」と「Thanks.」のどちらを使うべきか迷うことがあるかもしれません。「Thank you.」は非常に標準的で、幅広い相手に対して使える丁寧な表現です。一方、「Thanks.」は少しカジュアルな響きを持ちますが、通りすがりに道を教えてくれた親切な人に使っても、決して不自然で失礼なわけではありません。

感謝の内容を具体的に加えると、気持ちがより深く伝わります。

  • Thank you for your help.(手伝っていただきありがとうございます。)
  • Thanks for the directions.(道を教えてくれてありがとうございます。)
  • Thank you for showing me on the map.(地図で示していただきありがとうございます。)

では、私たちが相手に感謝を伝えたとき、相手からはどのような返事が返ってくるのでしょうか。あるいは、私たちが誰かに感謝されたとき、どのように返せばよいのでしょうか。次章では、「どういたしまして」の使い分けについて深掘りします。

街角で笑顔で手を振り合い別れを告げる旅行者と地元の人の様子
気持ちの良い感謝の言葉と「どういたしまして」のやり取りは、旅の素晴らしい思い出になります。

「どういたしまして」の英語表現:3つのフレーズの丁寧度と場面別の使い分け

この章の要点
  • 「You’re welcome.」は最も無難で標準的
  • 「My pleasure.」は「喜んで」という好意を示す接客向きの表現
  • 「No problem.」は「気にしないで」というカジュアルな響き

日本語の「どういたしまして」に対応する英語は一つだけではありません。観光案内所のスタッフ、道を教えてくれた通行人、友人同士など、相手との関係性やその場の雰囲気によって適切な表現を選ぶ必要があります。ここでは、代表的な3つのフレーズを比較します。

1. You’re welcome.:迷ったときに使える無難な返答

「Thank you for your help.」と言われた際の、「You’re welcome.」という返答は、最も標準的なやり取りです。初対面の旅行者に対しても、案内所のスタッフが利用者に対しても、職場での会話でも使えます。

少し教科書的に聞こえると感じる方もいるかもしれませんが、決して不自然でも失礼でもありません。丁寧さと分かりやすさのバランスが良いため、返答に迷ったときの第一候補として覚えておいて間違いありません。

2. My pleasure.:手伝えたことを喜ぶ丁寧な返答

「My pleasure.」は、「お手伝いできてうれしいです」「喜んで」という非常に好意的な返答です。観光案内所やホテル、レストランなどの接客サービスにおいて、スタッフが客に対して用いるのによく合います。

なお、「It’s my pleasure.」も文法的に正しく、やや改まった響きや、喜びを強調する響きがあります。しかし、常に「It’s my pleasure.」だけが正解というわけではありません。実際の会話では、短い「My pleasure.」の方が軽やかで自然に聞こえる場面も多くあります。

3. No problem.:気軽でくだけた返答

直訳すると「問題ありません」となり、「大したことではありません」「気にしないで」という軽い感覚を表します。友人や同年代との会話では非常に自然ですが、格式を重んじる高級ホテルやフォーマルな接客場面では「You’re welcome.」や「My pleasure.」の方が無難です。

とはいえ、観光地で若いスタッフが旅行者に「No problem.」と返しても、通常は失礼とは受け取られません。相手との心理的距離を近く感じさせるカジュアルな表現だと理解しておきましょう。

✅ その他のバリエーション
  • Not at all.(英国英語でよく耳にする丁寧な返答)
  • Of course.(頼み事に応じた後の「もちろんです」)
  • Glad I could help.(「お役に立ててよかったです」道案内の後などに最適)
  • Anytime.(「いつでもどうぞ」親しみのある相手向け)

ここまでは正しい表現を学んできましたが、日本人がついつい間違えがちなポイントもいくつか存在します。次章でまとめて確認しておきましょう。

日本人が間違えやすい観光案内所での英語表現と注意点

この章の要点
  • 「Do you know」の後ろは平叙文(主語+動詞)の語順になる
  • recommendの直後に人を置かない
  • 「free」の位置によっては「無料」ではなく「空いている」と誤解されることがある

観光案内所や道端での会話で、日本人の英語学習者が陥りやすい文法的な落とし穴や、語彙の誤用について見ていきましょう。

1. 間接疑問文の語順の間違い

前述の通り、「Do you know」の後ろに疑問詞をつなげる場合、語順に注意が必要です。

  • Do you know where is the centre?
  • Do you know where the centre is?

「Do you know」の後ろは、通常の文と同じ「主語+動詞」の順番になります。

2. recommendの使い方

日本語の「私におすすめしてください」という感覚につられて、次のように言わないよう注意してください。

  • Please recommend me a place.(文法的に不自然)
  • Could you recommend a place to me?

「recommend」の直後に「me」などの人を置くことはできません。旅行中の会話であれば、よりシンプルに「What do you recommend?」と聞くのが一番スムーズです。

3. 「free」の持つ複数の意味

「a free city map」と言えば明確に「無料の市内地図」という意味になりますが、文脈や語順によっては「free」が「自由な」「予定が空いている」という意味に捉えられることがあります。もし料金がかからないことを間違いなく確認したい場合は、以下のフレーズが便利です。

  • Is the map free of charge?(この地図は無料ですか。)

「free of charge」という表現を使うことで、金銭的に無料であることが完全に明確になります。

文法の知識を確認した後は、口を動かして発音の練習を行うことが実践力アップへの近道です。

音読で定着!観光案内所の英語ポーズ入り練習と穴埋め問題

この章の要点
  • 意味のまとまり(チャンク)ごとに区切って音読すると伝わりやすい
  • 単語を一つずつブツブツ切って読まない
  • 穴埋め問題でキーフレーズの記憶を定着させる

英語を滑らかに話すコツは、単語を一つずつ切らずに、「意味のまとまり(チャンク)」ごとに繋げて読むことです。スラッシュ(/)では短く、二重スラッシュ(//)では少し長く間を取って、声に出して練習してみてください。

【場所を尋ねる】
Excuse me, / do you know / where the tourist information centre is? //
Yes, / it’s over there. //
Can you see / that five-storey white building? //
It’s just next to / that building. //
Thanks. / I’ll head over there. //
You’re welcome. //
【地図をもらう】
Hello. / How may I help you? //
Could I have / a free city map, / please? //
Certainly. / Here you are. //
Thank you. //
My pleasure. //
【おすすめを聞く】
What do you recommend / for sightseeing? //
What kind of things / are you interested in? //
I’m interested in / art and history. //
You can see / a special exhibition / on ancient Egypt / at the moment. //
That sounds good. //
I’ll start with that. //

音読練習が済んだら、次は穴埋め問題で重要単語を正しく記憶できているかチェックしましょう。

問題1

Excuse me, do you know where the tourist information ______ is?
(すみません、観光案内所がどこにあるか分かりますか。)

答えを見る
centre / center
英国式はcentre、米国式はcenterです。
問題2

Could I ______ a free city map, please?
(無料の市内地図をいただけますか。)

答えを見る
have
Could I have …? で、物を丁寧にもらう表現になります。
問題3

What do you ______ for sightseeing?
(観光には何がおすすめですか。)

答えを見る
recommend
recommendは「おすすめする」という動詞です。
問題4

I’m not from around here ______.
(私もこの辺りの者ではありません。)

答えを見る
either
否定文の「~も」にはtooではなくeitherを使います。

ここまで学習してきた内容を、最後に3択問題形式のクイズで総合的に復習してみましょう。

実践クイズで確認!観光案内所で使う英語表現3択問題

この章の要点
  • 3問のクイズで総合的な理解度をテストする
  • 間違えやすい選択肢の理由も合わせて確認する

以下の質問に対して、最も自然で正しい英語表現を選んでください。答えと解説は各問題の下にあります。

第1問:観光案内所の場所を丁寧に尋ねる自然な文はどれ?

A. Do you know where is the tourist information centre?
B. Do you know where the tourist information centre is?
C. Do you know the tourist information centre where?
正解と理由を表示
正解:B
「Do you know」の後ろは、「where+主語+動詞」の語順になります。

Aはwhere以下が直接疑問文の語順になっているため誤りです。
Cはwhereの位置と文の組み立てが不自然です。

第2問:「まずはそこへ行きます」に最も自然な文はどれ?

A. I’ll go there for a kickoff.
B. I’ll watch there first.
C. I’ll go there first.
正解と理由を表示
正解:C
「I’ll go there first.」は「まずそこへ行きます」という自然な表現です。「I’ll start with that.」と言うこともできます。

Aのkickoffは、試合や催しなどの開始を表す語で、個人の旅程には合いません。
Bのwatchは「見る」という動詞であり、場所へ「行く」という意味にはなりません。

第3問:案内所のスタッフが丁寧に「どういたしまして」と返す表現はどれ?

A. My pleasure.
B. Never thank me.
C. I don’t care.
正解と理由を表示
正解:A
「My pleasure.」は「お手伝いできてうれしいです」という丁寧で好意的な接客向けの返答です。「You’re welcome.」も適切です。

Bは「私に決して感謝しないで」という不自然で非常に強い言い方です。
Cは「気にしない」「関心がない」という意味になり、感謝への返答としては非常に失礼になります。

観光案内所の英語に関するよくある質問(Q&A)

Q. tourist information centreとcenter、どちらを使うべきですか?

A. centreはイギリス英語、centerはアメリカ英語のスペルです。意味や発音に違いはないため、どちらを使っても全く問題なく通じます。現地の看板表記に合わせて認識しておけば十分です。

Q. 案内所のスタッフに話しかけるとき、「Hello」以外に良い言葉はありますか?

A. 午前中なら「Good morning」、午後なら「Good afternoon」と挨拶すると、より丁寧で洗練された印象を与えられます。その後すぐに「Could I have a map, please?」などと用件を伝えるとスムーズです。

Q. 「おすすめはありますか?」と聞くとき、recommend以外にも表現はありますか?

A. 「What are the main tourist attractions around here?(この辺りの主な観光名所はどこですか?)」や、「Is there anything worth seeing nearby?(近くに見る価値のある場所はありますか?)」といった表現もよく使われます。

Q. 教えてもらった道順が全く聞き取れなかった場合、どうすればいいですか?

A. 焦らずに「Could you show me on the map?(地図で示していただけますか?)」と言って、手持ちの地図やスマホの画面を指さしてもらうのが最も確実な解決策です。

Q. 「どういたしまして」の返答で「You’re welcome」以外に使いやすいものは?

A. 日常会話やカジュアルな場面であれば「No problem.(問題ないよ/気にしないで)」が非常に便利です。接客を受けた際など、少し丁寧に返したい場面なら「My pleasure.(喜んで)」を使ってみましょう。