英語で質問しようとした瞬間、「Doで始めるのか、Areで始めるのか分からない」「Doesを使ったらlikesのsは残すの?」と迷ったことはありませんか。肯定文なら作れるのに、疑問文になると語順が急に複雑に見えるのは、初心者にとって自然なつまずきです。

英語の疑問文は、文を丸ごと暗記しなくても作れます。最初に文の中の動詞を見つけ、be動詞・一般動詞・助動詞・完了形のどれに当たるかを判断すれば、文頭に置く語が決まるからです。

この記事では、基本の語順からDo・Does・Didの使い分け、疑問詞、答え方、間接疑問文までを順にたどります。さらに、You are hungry?のような会話特有の質問、声の上げ下げによる印象の違い、間違えやすい形も扱います。読みながら例文を声に出せば、知識を実際の質問へ変える練習もできます。

独学だけでは語順や発音の判断が難しいと感じる場合は、英語教室で質問を実際に使い、相手の反応を確かめる方法もあります。まずは、疑問文を組み立てる共通の考え方から見ていきましょう。

目次 [ close ]
  1. 英語の疑問文は「動詞を見分ける」と作りやすい
    1. 迷ったときの5段階チェック
    2. Yes・No疑問文と疑問詞疑問文の違い
  2. be動詞の疑問文はam・is・are・was・wereを前へ出す
    1. 現在形と過去形の基本
    2. 進行形と受け身も最初のbe動詞を動かす
    3. be動詞で尋ねられたときの答え方
  3. 一般動詞の疑問文はDo・Does・Didと原形が鍵
    1. DoとDoesの選び方
    2. 過去の質問はDid+動詞の原形
    3. 短い答えと会話を続ける答え
  4. 助動詞と完了形は先頭の語を主語の前へ移す
    1. 同じ疑問文でも能力・依頼・許可が変わる
    2. 現在完了の疑問文
    3. 完了形への短い答え
  5. 疑問詞は「疑問詞+基本の疑問文」で組み立てる
    1. 基本語順は疑問詞の後ろに疑問文を置く
    2. Howと組み合わせる表現
    3. whoやwhatが主語になる場合
  6. 平叙文と同じ語順の質問は驚きや確認を含みやすい
    1. 標準的な質問との違い
    2. イントネーションで変わる確信度
    3. 使う場面を選ぶ
  7. 付加疑問文・否定疑問文・間接疑問文を使い分ける
    1. 付加疑問文は「そうですよね」を表す
    2. 否定疑問文では事実に合わせてYes・Noを選ぶ
    3. 間接疑問文は内側の語順を戻す
  8. 場面別の会話で疑問文の使い方を身につける
    1. カフェで注文する
    2. 待ち合わせで相手の状態を尋ねる
    3. 道順を確認する
    4. 短い質問は関係と口調に注意する
  9. 英語の疑問文で起こりやすい誤りを修正する
    1. be動詞の文にdoを入れる
    2. Doesの後ろにsを残す
    3. Didの後ろを過去形にする
    4. 直接疑問でdoを抜かす
    5. 主語を尋ねるwhoにdidを加える
    6. 似たつづりを混同する
  10. 肯定文から疑問文を作る実践トレーニング
    1. 練習問題1:Yes・No疑問文へ変える
    2. 練習問題1の解答と判断理由
    3. 練習問題2:指定された情報を尋ねる
    4. 練習問題2の解答
    5. 練習問題3:誤りを直す
    6. 練習問題3の解答
    7. 同じ内容を3種類の質問で言い分ける
    8. 発音練習の手順
    9. 無理なく続ける復習計画
  11. 英語の疑問文に関するQ&A

英語の疑問文は「動詞を見分ける」と作りやすい

この章の要点
  • 最初にbe動詞・一般動詞・助動詞・完了形を判定する
  • Yes・Noで答える質問か、具体的な情報を求める質問かを決める
  • 文頭へ移す語が決まれば、残りの語順は整理しやすい

疑問文を作る出発点は、文の中心にある動詞を見つけることです。日本語では「行きます」を「行きますか」に変えるように、語尾だけで質問を示せます。しかし英語では、動詞の種類に応じて語順を変える必要があります。

たとえば、You are busy.にはbe動詞のareがあります。この場合はareを主語youの前へ出し、Are you busy?とします。一方、You like coffee.のlikeは一般動詞なので、文頭にDoを加えてDo you like coffee?とします。

迷ったときの5段階チェック

  1. 文の中から動詞を探す
  2. be動詞、一般動詞、助動詞、完了形のどれかを判定する
  3. 現在・過去などの時制と主語を確認する
  4. Yes・Noを求めるか、場所や理由などの情報を求めるか決める
  5. 必要な語を主語の前へ置き、一般動詞の形を確認する

基本の対応は、be動詞ならbe動詞を前へ、一般動詞ならDo・Does・Didを追加、助動詞なら助動詞を前へ、現在完了ならhave・hasを前へ、です。複数の動詞らしい語が並ぶ文でも、原則として最初の助動要素を主語の前へ出します。

英語学習者が動詞の種類ごとに文法カードを分類している様子
疑問文を作る前に、文中の動詞を4種類に分けて考えます。

Yes・No疑問文と疑問詞疑問文の違い

Are you tired?には、Yes, I am.またはNo, I’m not.と答えられます。これがYes・No疑問文です。Where do you live?は場所を求めているため、I live in Osaka.のように具体的な情報で答えます。

初心者は、最初から長い疑問詞の文を作ろうとすると語順を見失いがちです。まずDo you live in Osaka?という基本の疑問文を作り、尋ねたい部分をwhereに置き換えてWhere do you live?と考えると整理しやすくなります。

フレーズ
Do you live near here?
日本語訳
この近くに住んでいますか。
使う場面
近所の催しや交流会などで、相手の居住地域を大まかに尋ねる場面です。
注意点・誤用例
Where you live?ではなく、一般動詞liveの前に必要なdoを使います。初対面で住所を細かく聞くと踏み込みすぎる場合があるため、near hereのように範囲を広くする方法があります。
発音・ニュアンス
Yes・Noを求める中立的な質問では、hereの終わりを軽く上げると質問らしく聞こえます。doを強く読みすぎず、Do youを「ドゥユ」に近い流れでつなげます。

ここまでの判断軸を持てば、個別の規則はばらばらな暗記ではなくなります。では、最も形を変えやすいbe動詞から具体的に見ていきましょう。

be動詞の疑問文はam・is・are・was・wereを前へ出す

この章の要点
  • be動詞と主語の位置を入れ替える
  • 進行形と受け身でも、最初のbe動詞だけを前へ出す
  • 短い答えでは質問に使われたbe動詞を繰り返す

be動詞の疑問文では、be動詞と主語を入れ替えるだけです。You are tired.ならAre you tired?、She is at home.ならIs she at home?となります。ここにdoやdoesを加える必要はありません。

現在形と過去形の基本

  • I am late. → Am I late?
  • You are ready. → Are you ready?
  • He is busy. → Is he busy?
  • They were at the station. → Were they at the station?
  • The meeting was useful. → Was the meeting useful?

主語が長くても考え方は同じです。Your new English teacher is from Australia.なら、isを長い主語の前へ移し、Is your new English teacher from Australia?とします。主語を一つのかたまりとして捉えることが大切です。

注意点

Do you are busy?やDoes she is at home?とはしません。be動詞が文の中心なら、Are you busy?、Is she at home?のようにbe動詞そのものを前へ出します。

進行形と受け身も最初のbe動詞を動かす

You are studying English.にはareとstudyingがありますが、前へ出すのはareだけです。Are you studying English?となり、studyingは主語の後ろに残ります。受け身のThis cake was made this morning.も、Was this cake made this morning?とします。

フレーズ
Are you waiting for someone?
日本語訳
誰かを待っているのですか。
使う場面
待ち合わせ場所にいる人へ、状況を確認するときに使えます。
注意点・誤用例
Do you waiting for someone?は不適切です。進行形はbe動詞が必要なので、Are you waitingの形にします。
発音・ニュアンス
Are youは会話で滑らかにつながります。someoneの終わりを穏やかに上げると、詮索するよりも確認する印象を作りやすくなります。

be動詞で尋ねられたときの答え方

Are you ready?にはYes, I am.またはNo, I’m not.と答えます。Is he your brother?ならYes, he is.またはNo, he isn’t.です。Were they at home?ならYes, they were.またはNo, they weren’t.となります。

肯定の短い答えでは、Yes, I’m.ではなくYes, I am.とするのが通常です。否定ではNo, I’m not.のような短縮形が自然に使えます。次は、初心者が特に迷いやすいDo・Does・Didの仕組みへ進みます。

一般動詞の疑問文はDo・Does・Didと原形が鍵

この章の要点
  • 現在形では主語に合わせてDoまたはDoesを使う
  • 過去形では主語に関係なくDidを使う
  • Does・Didの後ろにある一般動詞は原形にする

like、work、eat、know、readなどの一般動詞には、be動詞のように自分で主語の前へ移動して疑問文を作る働きがありません。そのため、現在形ではDoまたはDoes、過去形ではDidの助けを借ります。

DoとDoesの選び方

主語がI、you、we、they、複数名詞ならDoを使います。Do you play tennis?、Do they know your name?、Do your parents live nearby?のような形です。

主語がhe、she、it、単数の人や物ならDoesを使います。Does he play tennis?、Does she work here?、Does this bus stop at the station?となります。主語が人名でも、一人ならDoesです。

重要なのは、Doesを置いたら一般動詞を原形に戻すことです。He likes music.を疑問文にすると、Does he like music?となります。三人称単数の情報はdoesがすでに担っているため、likeにsを残しません。

注意点

Does he likes coffee?は誤りです。Does he like coffee?とします。「Doesがsを預かる」と考えると、動詞を原形へ戻しやすくなります。

過去の質問はDid+動詞の原形

一般動詞の過去について尋ねる場合は、主語に関係なくDidを使います。You watched the movie.はDid you watch the movie?、She went home.はDid she go home?となります。不規則動詞も原形へ戻す点が重要です。

  • Did you saw it? × → Did you see it? ○
  • Did she went there? × → Did she go there? ○
  • Did they bought lunch? × → Did they buy lunch? ○
  • Did he finished the report? × → Did he finish the report? ○

Didそのものが過去を示すので、後ろの動詞まで過去形にすると過去の印が重なってしまいます。時制は前の語が担当するという見方は、助動詞や完了形を学ぶときにも役立ちます。

フレーズ
Did you enjoy the movie?
日本語訳
その映画を楽しめましたか。
使う場面
映画を見終えた相手に感想を尋ねる場面です。Yes, I did. It was exciting.のように情報を足すと会話が続きます。
注意点・誤用例
Did you enjoyed the movie?とはしません。Didの後ろはenjoyという原形です。
発音・ニュアンス
Did youは速い会話で音がつながります。最初は一語ずつ明瞭に読み、慣れたら二語を滑らかにつなげてください。映画を気に入ったと決めつけず、中立的に感想を尋ねる表現です。

短い答えと会話を続ける答え

Doで尋ねられたらdo、Doesならdoes、Didならdidを使って答えます。Do you cook?にはYes, I do.、Does she drive?にはNo, she doesn’t.、Did they call?にはYes, they did.です。

実際の会話では、短い答えに一文加えると情報交換が進みます。Do you cook?にYes, I do. I usually cook on weekends.と答えれば、相手は料理の種類や週末の過ごし方を続けて尋ねられます。次は、canやwillがある文の扱いです。

助動詞と完了形は先頭の語を主語の前へ移す

この章の要点
  • can・will・shouldなどがあれば、その助動詞を前へ出す
  • 助動詞の後ろでは動詞の原形を使う
  • 完了形ではhaveまたはhasを主語の前へ出す

can、will、would、should、may、mustなどの助動詞がある文は、助動詞を主語の前へ移します。You can swim.はCan you swim?、She will come tomorrow.はWill she come tomorrow?です。doやdoesは追加しません。

助動詞の後ろに置く動詞は原形です。Can she sings?ではなくCan she sing?、Will he comes?ではなくWill he come?とします。この原則は主語が誰であっても変わりません。

同じ疑問文でも能力・依頼・許可が変わる

Can you swim?は能力を尋ねますが、Can you help me?は依頼です。May I come in?は許可、Should I call her?は助言を求める質問になります。語順だけでなく、会話の目的を見る必要があります。

フレーズ
Could you say that again?
日本語訳
もう一度言っていただけますか。
使う場面
英語を聞き取れなかったとき、相手に丁寧に繰り返しを頼む場面です。
注意点・誤用例
Could you said that again?とはしません。couldの後ろは原形sayです。Say again.だけでは、場面や口調によって命令的に響くことがあります。
発音・ニュアンス
Could youを滑らかにつなぎ、againの終わりを軽く上げると柔らかな依頼になります。canより控えめで丁寧な響きを持たせやすい表現です。

現在完了の疑問文

現在完了ではhaveまたはhasを主語の前へ出します。You have finished your homework.はHave you finished your homework?、He has been to Canada.はHas he been to Canada?です。

現在完了進行形でも同じです。She has been working all day.ならHas she been working all day?となります。完了形の受け身The room has been cleaned.も、Has the room been cleaned?です。前へ出すのは最初のhave・hasだけです。

完了形への短い答え

Have you eaten yet?にはYes, I have.またはNo, I haven’t.と答えます。Has the train arrived?ならYes, it has.またはNo, it hasn’t.です。質問に使われたhave・hasを、そのまま短い答えに利用します。

be動詞、一般動詞、助動詞、完了形の違いが見えてきたら、疑問詞を先頭に加えて情報を尋ねる文へ進めます。

疑問詞は「疑問詞+基本の疑問文」で組み立てる

この章の要点
  • what・where・when・why・who・howで求める情報を示す
  • 疑問詞が目的語や場所を表す場合は、後ろを疑問文の語順にする
  • 疑問詞自体が主語なら、通常はdo・does・didを使わない

疑問詞は、相手からどの情報を受け取りたいかを示します。whatは物事、whoは人物、whereは場所、whenは時、whyは理由、whichは選択、whoseは所有者、howは方法や程度を尋ねます。

基本語順は疑問詞の後ろに疑問文を置く

  • Where are you now?(今どこにいますか)
  • Why is she upset?(なぜ彼女は動揺しているのですか)
  • What do you need?(何が必要ですか)
  • Where does he work?(彼はどこで働いていますか)
  • When did they leave?(彼らはいつ出発しましたか)
  • What can I do?(私に何ができますか)
  • Where should we wait?(どこで待つべきですか)

たとえば、You bought this bag at the station.の場所を尋ねるなら、at the stationをwhereに置き換えます。一般動詞の過去なのでdidを使い、Where did you buy this bag?となります。boughtは原形buyへ戻します。

フレーズ
How long does it take?
日本語訳
どれくらい時間がかかりますか。
使う場面
移動、料理、手続き、作業などに必要な時間を尋ねます。移動ならHow long does it take to get there?と具体化できます。
注意点・誤用例
How long it takes?ではなく、直接質問する場合はdoes it takeの語順です。間接疑問文ではDo you know how long it takes?となり、it takesへ戻ります。
発音・ニュアンス
疑問詞で具体的な情報を求めるため、takeの終わりは下げる調子が基本です。longを少し明瞭にすると、時間の長さを尋ねていることが伝わります。

Howと組み合わせる表現

  • How old are you?(何歳ですか)
  • How often do you exercise?(どのくらいの頻度で運動しますか)
  • How far is the station?(駅までどのくらいありますか)
  • How many tickets do you need?(チケットは何枚必要ですか)
  • How much is this?(これはいくらですか)
  • How soon can you come?(どのくらい早く来られますか)

How manyの後ろには数えられる名詞の複数形、How muchの後ろには数えにくい名詞を置くのが基本です。ただし、How much is this?のように値段を尋ねる定型的な使い方もあります。

whoやwhatが主語になる場合

疑問詞自体が動作をする主語なら、通常はdo・does・didを使いません。Who broke the window?では、whoが「割った人」に当たります。What happened?やWhich bus goes to the station?も同じ仕組みです。

一方、Who did you call?では主語がyouで、whoは電話の相手です。つまり目的語なのでdidを使います。誰が行動したかを尋ねるならWho+動詞、誰に行動したかを尋ねるならWho+疑問文、と見分けられます。

注意点

Who did break the window?は、強い対比や強調を除けば基本形ではありません。普通に犯人を尋ねるならWho broke the window?です。Who does Tom love?ではTomが主語なのでdoesが必要です。

疑問詞を使うと、質問で得られる情報が一気に増えます。続いて、教科書的な語順と実際の会話で聞こえる語順の違いを確認しましょう。

平叙文と同じ語順の質問は驚きや確認を含みやすい

この章の要点
  • You are hungry?の形は驚き・聞き返し・予想の確認に使われる
  • 中立的な質問にはAre you hungry?の標準形が安全
  • 上がる調子と下がる調子で確信度や印象が変わる

会話では、You’re awake?やYou did it?のように、肯定文と同じ語順のまま尋ねることがあります。これは単に語順を変え忘れた形ではありません。多くの場合、相手から得た情報に対する驚きや、予想が合っているかの確認を表します。

標準的な質問との違い

Is this a pen?は、その物が何か分からない状態で中立的に尋ねられます。This is a pen?は「これがペンなの?」という驚きや疑いを含みやすい表現です。見た目がカメラのような特殊なペンを見せられた場面などに合います。

Are you leaving now?は予定を普通に尋ねます。You’re leaving now?は「もう帰るの?」という予想外の気持ちが出やすくなります。平叙文型は、話し手がすでに何らかの情報や予想を持っている点が特徴です。

カフェで英語の質問表現を使って会話練習をする学習者と会話相手
相手との関係や会話の流れに合わせて、標準形と確認の形を選びます。
フレーズ
You finished the report already?
日本語訳
もう報告書を終えたのですか。
使う場面
予想より早く作業を終えたと聞き、驚きながら確認する場面です。
注意点・誤用例
中立的に完了したか尋ねたいだけならDid you finish the report?またはHave you finished the report?が明確です。口調によっては相手の報告を疑っているように聞こえることがあります。
発音・ニュアンス
alreadyをやや強くし、語尾を上げると「もう終えたの?」という驚きが出ます。低く強い声で言うと詰問に近づくため、表情と音量にも注意します。

イントネーションで変わる確信度

語尾を上げるYou went there alone? ↗は、「一人で行ったの?」という不確かさや驚きを表しやすい言い方です。語尾を下げるSo today is the eighth? ↘は、「では今日は8日ですね」と、ほぼ分かっている内容を整理する確認になりやすい言い方です。

ただし、声の動きは機械的な規則ではありません。感情、地域差、会話の流れ、丁寧さによって変わります。まずは上昇は不確かさ、下降は確信を伴う確認になりやすい、と捉えるとよいでしょう。

使う場面を選ぶ

平叙文型の質問は、親しい相手との会話、聞き返し、驚いた場面では自然です。一方、初対面の相手への質問、正式な問い合わせ、面接などでは、Do you、Are you、Could youなどの標準形が安全です。

注意点

You understand?はくだけた確認ですが、強い声では「分かったのか」と詰め寄るように響くことがあります。相手の理解を穏やかに確認するならDoes that make sense?やIs that clear?を場面に合わせて使えます。

会話の疑問文には、平叙文型以外にも「ですよね」と確認する形や、予想外の気持ちを示す形があります。次にその違いを整理します。

付加疑問文・否定疑問文・間接疑問文を使い分ける

この章の要点
  • 付加疑問文は肯定と否定を反対にして文末へ添える
  • 否定疑問文には話し手の予想や驚きが表れやすい
  • 間接疑問文の内側は主語+動詞の語順へ戻す

付加疑問文は「そうですよね」を表す

付加疑問文は、文末に短い疑問部分を加える形です。肯定文の後ろには否定形、否定文の後ろには肯定形を置きます。You are tired, aren’t you?、She likes coffee, doesn’t she?、They didn’t call, did they?のように作ります。

付加部分の動詞は前半に合わせます。be動詞ならbe動詞、助動詞なら同じ助動詞、一般動詞ならdo・does・didです。He is tired, doesn’t he?ではなく、He is tired, isn’t he?となります。

フレーズ
It’s a beautiful day, isn’t it?
日本語訳
いい天気ですよね。
使う場面
目の前の天気について相手の同意を求め、会話を始める場面です。
注意点・誤用例
It’s a beautiful day, doesn’t it?とはしません。前半のIt isに合わせてisn’t itを使います。
発音・ニュアンス
isn’t itを下げると同意を期待する響き、上げると相手の答えを実際に求める響きが強くなります。

I amの付加疑問は例外的にaren’t Iを使います。I’m next, aren’t I?で「次は私ですよね」です。am not Iという形を基本として使うことはありません。

否定疑問文では事実に合わせてYes・Noを選ぶ

Don’t you like coffee?やIsn’t he your friend?のような否定疑問文には、「好きだと思っていた」「友達だと思っていた」という予想が含まれやすくなります。中立的に尋ねたいだけならDo you like coffee?のほうが単純です。

英語では、質問が否定形でも、実際の事実が肯定ならYesを使います。Don’t you like coffee?に対し、好きならYes, I do.、好きでないならNo, I don’t.です。日本語の「はい」「いいえ」と対応がずれるように感じられるため、内容まで続けると誤解を防げます。

注意点

否定疑問文へYesまたはNoだけで答えると、母語が異なる相手同士では解釈がずれる場合があります。Yes, I do like it.またはNo, I don’t like it.のように事実を明言すると安全です。

間接疑問文は内側の語順を戻す

Where is the station?をCan you tell meの中へ組み込むと、Can you tell me where the station is?となります。whereの後ろはis the stationではなく、the station isという平叙文の語順です。

  • Do you know where he is?
  • Can you tell me when the store opens?
  • Do you remember why she left?
  • I wonder what this word means.
  • Could you tell me how much this costs?

Do you know where is he?やCan you tell me when does the store open?は、内側まで疑問文の語順にしているため不適切です。疑問文の形になるのはDo you knowやCan you tell meという外側で、内側は「疑問詞+主語+動詞」とします。

フレーズ
Could you tell me where the nearest station is?
日本語訳
最寄りの駅がどこにあるか教えていただけますか。
使う場面
街中や施設で、知らない相手に道を丁寧に尋ねる場面です。
注意点・誤用例
where is the nearest stationではなく、組み込まれた部分はwhere the nearest station isです。nearestには通常theを付けます。
発音・ニュアンス
Could you tell meを柔らかく続け、station isを途中で切り離さず読みます。Where is the nearest station?より丁寧で間接的な尋ね方です。

形を知ったら、次は場面に合わせて選ぶ段階です。短い質問も含め、実際のやり取りでどう働くかを確認しましょう。

場面別の会話で疑問文の使い方を身につける

この章の要点
  • 質問と答えを一組にして覚える
  • 親しい会話の省略形と、丁寧な完全形を使い分ける
  • 一言で終えず情報を足すと会話が続きやすい

カフェで注文する

フレーズ
店員: Would you like anything to drink?
学習者: What do you recommend?
店員: Our iced tea is popular.
学習者: Does it contain sugar?
店員: No, it doesn’t.
日本語訳
店員: お飲み物はいかがですか。
学習者: おすすめは何ですか。
店員: アイスティーが人気です。
学習者: 砂糖は入っていますか。
店員: いいえ、入っていません。
使う場面
飲食店で提案を受け、商品の内容を確認する場面です。wouldの提案、whatの疑問詞、doesの一般動詞疑問文が続いています。
注意点・誤用例
Does it contains sugar?ではなくDoes it contain sugar?です。アレルギーや健康に関わる確認では、必要に応じて具体的な原材料名も伝えます。
発音・ニュアンス
What do you recommend?はrecommendを明瞭にします。Does it contain sugar?は中立的な確認なので、語尾を軽く上げると自然です。

待ち合わせで相手の状態を尋ねる

フレーズ
学習者: You’re here already?
会話相手: Yes. I finished work early.
学習者: Are you hungry?
会話相手: Yes, I am. I’m starving.
学習者: Shall we get something to eat first?
日本語訳
学習者: もう来ていたのですか。
会話相手: はい。仕事が早く終わりました。
学習者: お腹は空いていますか。
会話相手: はい。とても空いています。
学習者: 先に何か食べませんか。
使う場面
予想より早く到着した相手へ驚きを示し、その後に体調や予定を中立的に確認する場面です。
注意点・誤用例
before goのようには言わず、before we goまたはbefore goingを使います。starvingは非常に空腹だという強い口語表現です。
発音・ニュアンス
You’re here already?はalreadyを強めて上げると驚きが伝わります。Are you hungry?は穏やかに尋ね、Shall weは押しつけない提案として使います。

道順を確認する

フレーズ
学習者: Should I go straight?
案内者: Yes. Go straight for two blocks.
学習者: Do I turn left at the bank?
案内者: No, turn right there.
学習者: Is the station near the bank?
案内者: Yes, it is.
日本語訳
学習者: まっすぐ行けばよいですか。
案内者: はい。2区画まっすぐ進んでください。
学習者: 銀行の所で左に曲がりますか。
案内者: いいえ、そこで右に曲がってください。
学習者: 駅は銀行の近くですか。
案内者: はい、近くです。
使う場面
道を教えてもらいながら、自分の理解が合っているか段階的に確かめる場面です。
注意点・誤用例
Go straight?だけでも文脈次第で通じますが、Should I go straight?なら「私はまっすぐ行けばよいか」が明確です。
発音・ニュアンス
straightの子音が難しい場合は、ゆっくり音を確認してから文全体へ戻します。確認質問は一つずつ区切ると、相手も答えやすくなります。

短い質問は関係と口調に注意する

Hungry?、Ready?、Leaving soon?、Need help?のような短い質問は、親しい会話でよく使われます。完全な形はAre you hungry?、Are you ready?、Are you leaving soon?、Do you need help?です。

省略形は便利ですが、声が強いと無愛想に聞こえる場合があります。丁寧さが必要なら、Would you like some help?やCould I help you?のような完全な形を選びます。短さと丁寧さは別だと考えてください。

使い方が見えたところで、自分が作るときに起こりやすい間違いを一度まとめて点検しましょう。

英語の疑問文で起こりやすい誤りを修正する

この章の要点
  • 一つの文に時制や三人称単数の印を重ねない
  • 直接疑問と間接疑問の語順を区別する
  • 間違えた文は正しい文と対にして音読する

be動詞の文にdoを入れる

Do you are busy?ではなくAre you busy?です。areが見つかった時点で、主語の前へ出す語が決まります。疑問文を作る前にbe動詞へ丸を付ける練習をすると、doを余分に置きにくくなります。

Doesの後ろにsを残す

Does she likes music?ではなくDoes she like music?です。肯定文のlikesに含まれていた三人称単数の印が、疑問文ではdoesへ移ったと考えます。

Didの後ろを過去形にする

Did you went there?ではなくDid you go there?です。didが過去を示しているため、goまで過去形にする必要はありません。DoesとDidの後ろは原形と一組で覚えます。

直接疑問でdoを抜かす

Where you live?ではなくWhere do you live?です。ただし、Do you know where he lives?の内側は平叙文の語順です。「直接尋ねているのか、別の文に組み込まれているのか」を確認します。

主語を尋ねるwhoにdidを加える

普通に「誰が窓を割ったか」を尋ねるならWho broke the window?です。「あなたが誰に電話したか」ならWho did you call?となります。whoが行動者か、行動の相手かを見ます。

似たつづりを混同する

「毎日」はevery dayと二語で書きます。Does he read the newspaper every day?が正しい形です。everydayと一語なら「日常の」という形容詞で、everyday lifeやeveryday clothesのように名詞を修飾します。

注意点

誤った文だけを何度も読むと、その語順まで記憶に残る場合があります。誤用を確認したら、正しい文を続けて数回読み、最後は正しい形で終えてください。

間違いの型を確認したら、知識を使える状態へ変える練習に入ります。紙と声の両方を使うと、語順だけでなく発音や反応速度も確かめられます。

肯定文から疑問文を作る実践トレーニング

この章の要点
  • 最初に動詞の種類を声に出して判定する
  • 肯定文・疑問文・短い答えを一組で練習する
  • 標準形を安定させてから会話特有の形へ広げる

練習問題1:Yes・No疑問文へ変える

次の肯定文を疑問文へ変えてください。書き始める前に、動詞がどの種類かを声に出して確認しましょう。

  1. She lives in Kyoto.
  2. They know my mother.
  3. He cooks breakfast.
  4. You get up at seven.
  5. He reads the newspaper every day.
  6. Your friend is hungry.
  7. Your brother can drive.
  8. They went to the café.
  9. She has finished work.
  10. The room was cleaned this morning.
  11. He will join the meeting.
  12. Your sister washes the dishes.

練習問題1の解答と判断理由

  1. Does she live in Kyoto? — 三人称単数の現在なのでDoes+原形です。
  2. Do they know my mother? — 主語がtheyなのでDoを使います。
  3. Does he cook breakfast? — Doesが三人称単数を示し、cookは原形です。
  4. Do you get up at seven? — 主語がyouなのでDoです。
  5. Does he read the newspaper every day? — readにsを残しません。
  6. Is your friend hungry? — be動詞isを主語の前へ出します。
  7. Can your brother drive? — 助動詞canを前へ出します。
  8. Did they go to the café? — 過去なのでDidを使い、wentをgoへ戻します。
  9. Has she finished work? — 現在完了のhasを前へ出します。
  10. Was the room cleaned this morning? — 受け身のwasを前へ出します。
  11. Will he join the meeting? — 助動詞willを前へ出します。
  12. Does your sister wash the dishes? — Doesの後ろなのでwashesをwashへ戻します。

練習問題2:指定された情報を尋ねる

括弧内の情報を尋ねる疑問文を作ってください。不要になる部分を疑問詞に置き換えます。

  1. She works at a hotel.(場所)
  2. They arrived at nine.(時刻)
  3. He left early because he was tired.(理由)
  4. This bag costs fifty dollars.(値段)
  5. The journey takes three hours.(時間の長さ)
  6. Someone opened the door.(開けた人)
  7. You called your manager.(電話した相手)
  8. She exercises twice a week.(頻度)

練習問題2の解答

  1. Where does she work?
  2. When did they arrive?
  3. Why did he leave early?
  4. How much does this bag cost?
  5. How long does the journey take?
  6. Who opened the door?
  7. Who did you call?
  8. How often does she exercise?

6番ではwhoがopenedの主語なのでdidを使いません。7番ではyouが主語で、whoはcallの相手なのでdidが必要です。この二つを並べて音読すると、主語を尋ねる疑問文と目的語を尋ねる疑問文の差が見えやすくなります。

練習問題3:誤りを直す

  1. Do you are tired?
  2. Does he likes tea?
  3. Did she went home?
  4. Where you work?
  5. Do you know where is the station?
  6. Can your sister sings?
  7. Who did open the window?
  8. Has he finish his homework?

練習問題3の解答

  1. Are you tired?
  2. Does he like tea?
  3. Did she go home?
  4. Where do you work?
  5. Do you know where the station is?
  6. Can your sister sing?
  7. Who opened the window?
  8. Has he finished his homework?

同じ内容を3種類の質問で言い分ける

次の三つは、いずれも相手が家にいることに関係しますが、話し手の姿勢が異なります。

  • Are you home? — 中立的に家にいるか尋ねる
  • You’re home? — もう家にいることへの驚きや聞き返し
  • You’re home, aren’t you? — 家にいると予想して確認する

最初はAre you home?を安定して作れるようにします。その後、You’re home?では語尾を上げ、You’re home, aren’t you?では付加部分を下げるなど、意味の違いを声で表してみてください。

発音練習の手順

  1. 例文を見ながら、意味を確認してゆっくり読む
  2. 主語の前に出した語を指で示しながら読む
  3. 一文を意味のまとまりで区切って読む
  4. スマートフォンなどに録音する
  5. 語順、動詞の原形、語尾の上げ下げを確認する
  6. 例文を見ず、自分の情報に置き換えて質問する

たとえばDo you work on Saturdays?を読んだ後、Do you study English at night?、Do you cook on weekends?のように一部を変えます。型を保ったまま内容だけを変えると、丸暗記から自力での組み立てへ移りやすくなります。

自宅で録音機能と復習カードを使い英語の疑問文を音読する学習者
短い録音で語順とイントネーションを確認し、自分の日常に置き換えます。

無理なく続ける復習計画

一度にすべての形を練習するより、日ごとに役割を分ける方法があります。最初はbe動詞と一般動詞、次に助動詞と完了形、その後に疑問詞と間接疑問文を扱います。最後に会話特有の形を加えます。

  • 1回目:be動詞とDo・Doesの変換を各5文
  • 2回目:Did・助動詞・完了形を各3文
  • 3回目:what・where・when・why・howで質問を作る
  • 4回目:主語を尋ねるwhoと目的語を尋ねるwhoを比較する
  • 5回目:間接疑問文と付加疑問文を音読する
  • 6回目:自分の日常について10個の質問を作る
  • 7回目:録音を聞き、語順と発音を修正する

復習では、正解した数だけでなく「なぜDoなのか」「なぜ動詞が原形なのか」を短く説明してみてください。理由を言える形は、別の単語を使う文にも応用しやすくなります。

会話相手がいる場合は、質問を一つ準備し、答えに応じてもう一つ尋ねる練習が有効です。Do you cook?にYesと返ってきたら、What do you usually cook?と続けます。質問を単独で終わらせず、答えから次の質問を作ることが実践的な会話につながります。

最後に、学習中に生まれやすい疑問を確認します。答えを読んだ後は、掲載された英文を一度声に出してみてください。

英語の疑問文に関するQ&A

この章の要点
  • DoとAreは文の中心となる動詞で選ぶ
  • 否定疑問文や間接疑問文は語順と答え方に注意する
  • 標準的な疑問文を土台にすると会話表現へ広げやすい

Do youとAre youはどう見分けますか?

文の中心が一般動詞ならDo you、be動詞ならAre youを使います。You like coffee.はlikeが一般動詞なのでDo you like coffee?です。You are tired.はareがbe動詞なのでAre you tired?となります。進行形のYou are studying.でも、前へ出すのはareです。

DoesやDidの後ろで動詞を原形にするのはなぜですか?

Doesが三人称単数現在、Didが過去の情報をすでに示しているからです。Does he likesでは三人称単数の印が重なり、Did she wentでは過去の印が重なります。そのためDoes he like、Did she goのように後ろの一般動詞を原形にします。

Whoの疑問文でdoやdidを使わない場合があるのはなぜですか?

Who自体が文の主語になる場合は、通常の主語と同じ位置に置かれるためです。Who opened the door?ではwhoが開けた人です。一方、Who did you call?では主語がyouで、whoは電話の相手なのでdidを使います。

You are hungry?のような語順は間違いですか?

会話では使われる形で、必ずしも間違いではありません。ただし、中立的に空腹か尋ねるAre you hungry?とは働きが異なります。You are hungry?は、相手が空腹だと聞いて驚いたり、予想を確認したりする響きを持ちやすい表現です。正式な場面では標準形が安全です。

否定疑問文にはYesとNoのどちらで答えればよいですか?

質問の否定形ではなく、実際の事実に合わせます。Don’t you like coffee?に対し、好きならYes, I do.、好きでないならNo, I don’t.です。混乱を避けるため、Yes, I do like coffee.のように内容まで述べると明確です。

間接疑問文ではなぜ語順を戻すのですか?

疑問の内容が別の文の一部として組み込まれるからです。Where is he?をDo you knowの後ろへ入れると、Do you know where he is?となります。質問の語順を担うのは外側のDo you knowで、内側はwhere+主語+動詞の順です。

疑問文の語尾はいつも上げる必要がありますか?

いつも上げるわけではありません。Yes・No疑問文は上がる調子、疑問詞で情報を求める質問は下がる調子になりやすい傾向があります。ただし、感情、丁寧さ、会話の流れで変化します。聞き返しのWhat?やYou met who?は上がることもあります。

疑問文をすぐに作れるようになるには何から練習しますか?

肯定文と疑問文を対にし、動詞の種類を声に出して判定する練習から始めます。You are busy.とAre you busy?、She likes music.とDoes she like music?のように変換します。その後、短い答えと追加情報まで一組にして、自分の日常へ置き換えます。

英語の疑問文は、文の中心にある動詞を見つけるところから始まります。be動詞なら主語の前へ移し、一般動詞ならDo・Does・Didを使い、助動詞やhave・hasがあればその語を前へ出します。

疑問詞を使うときも、土台は同じです。ただし、whoやwhat自体が主語ならdoを使わず、間接疑問文の内側では主語+動詞の語順へ戻します。この二点を区別できると、長い疑問文も整理しやすくなります。

まずはAre you、Do you、Does she、Did they、Can you、Have youの6つで、自分の日常に関する質問を一つずつ作ってみてください。標準的な形が安定した後に、平叙文型や付加疑問文を加えれば、情報だけでなく驚きや確信も表現できるようになります。