英語「かわいい」完全ガイド|Cute/Pretty/Adorable等の使い分け&褒めフレーズ集
Cuteは子供だけ?Prettyとの違いは?人・動物・物への「かわいい」をネイティブが徹底解説!Lovely/Gorgeous/Sweet…場面別ニュアンス別使い分けマスター!
レッスンの内容
はじめに:「かわいい!」を英語で伝えたい!Cuteだけじゃない表現の世界
愛らしい赤ちゃん、人懐っこいペット、心ときめくファッションアイテム、魅力的な人…。日常の中で「かわいい!」と感じる瞬間はたくさんありますよね。そんな時、英語でその気持ちを表現したいけれど、「とりあえず”Cute!”って言っておけばいいのかな?」と迷ってしまうことはありませんか?
確かに「Cute」は「かわいい」を表す最もポピュラーな単語の一つです。しかし、英語には「かわいい」やそれに近いニュアンスを持つ言葉が他にもたくさんあり、対象や状況、伝えたい気持ちによって使い分けることで、より豊かで的確な表現が可能になります。
例えば、「Pretty」も「かわいい」と訳されますが、「Cute」とはどう違うのでしょうか?「Adorable」はどんな時に使うのがベスト?大人の女性に「Cute」と言うのは失礼にあたる?
この記事では、そんな英語の「かわいい」表現に関するあらゆる疑問にお答えします!基本の「Cute」から、「Pretty」「Beautiful」「Adorable」などの定番表現、さらには「Lovely」「Gorgeous」「Sweet」といった多様な褒め言葉まで、それぞれのニュアンスと使い分けを徹底解説。人・動物・物など、対象別に最適な表現を選べるよう、豊富な例文と共に紹介します。
この記事を読めば、あなたも英語の「褒め上手」に!
- 基本のCute, Pretty, Beautiful, Adorableの決定的な違いと使い分けがわかる!
- Attractive, Gorgeous, Lovely, Sweet… 魅力や素敵さを伝える多彩な表現をマスター!
- 人(赤ちゃん/子供/女性/男性)、動物、物… 対象に合わせた最適な褒め言葉を選べる!
- 失礼にならない!英語で褒める際の注意点と文化的背景。
- 褒められたらどう返す?スマートな返答フレーズ集。
- 実践的なフレーズで、すぐに英会話で使える!
「かわいい!」という素敵な気持ちを、もっと豊かに、もっと正確に英語で伝えてみませんか?この記事を読んで、英語での表現力を磨き、コミュニケーションをもっと楽しみましょう!
基本の「かわいい」徹底比較:Cute / Pretty / Beautiful / Adorable
まずは、「かわいい」を表す最も代表的な4つの単語、「Cute」「Pretty」「Beautiful」「Adorable」のニュアンスの違いと使い分けを見ていきましょう。
1. Cute – 愛らしい、魅力的な(幅広い対象に)
Cute
ニュアンス: 最も一般的で幅広い意味を持つ「かわいい」。元々は「賢い、抜け目のない」という意味でしたが、現代では主に「愛らしい」「魅力的な」という意味で使われます。見た目の可愛らしさだけでなく、仕草や性格、雰囲気に対しても使えます。
対象: 赤ちゃん、子供、小動物、キャラクター、小さな物など、小さくて愛らしいものによく使われます。また、異性(男女問わず)に対しても「魅力的」「セクシー」といったニュアンスで使われることがあります(特に若者の間で)。
注意点: 大人の女性に対して使う場合、「子供っぽい」と受け取られる可能性もゼロではありませんが、状況によっては「魅力的」という意味で好意的に使われます。ただし、フォーマルな場面や目上の女性には避けた方が無難です。
例文:
- What a cute baby! (なんてかわいい赤ちゃんなの!)
- Your puppy is so cute. (あなたの子犬、とてもかわいいね。)
- Look at this cute little keychain! (この小さくてかわいいキーホルダー見て!)
- That guy in the cafe was really cute. (カフェにいたあの男性、すごく魅力的だった。)
- You look cute in that dress. (そのドレス、似合っててかわいいよ。)

赤ちゃんや子犬の愛らしさは “Cute” や “Adorable” で表現!
2. Pretty – きれい、かわいらしい(主に外見)
Pretty
ニュアンス: 「きれい」「かわいらしい」という意味で、主に外見の美しさを指します。「Cute」が持つ「愛らしさ」よりも、視覚的な魅力や整った容姿を表現する場合に適しています。「Beautiful」ほど強い「美しさ」ではなく、より親しみやすい「きれいさ」を表します。
対象: 主に女性や女の子の容姿に使われます。また、花、服、アクセサリー、景色の一部など、見た目がきれいな物にも使えます。男性に使うことは稀です。
Cuteとの比較: Cuteは内面的な魅力や愛らしさを含むことがあるのに対し、Prettyは外見的なきれいさ・かわいらしさに焦点が当たります。
例文:
- She is a very pretty girl. (彼女はとてもきれいな女の子だ。)
- You have pretty eyes. (きれいな目をしていますね。)
- What a pretty dress! (なんてきれいなドレスなんだろう!)
- The flowers in the garden are so pretty. (庭の花はとてもきれいだ。)
3. Beautiful – 美しい、素晴らしい(内面・外面)
Beautiful
ニュアンス: 「美しい」「素晴らしい」という意味で、「Pretty」よりもさらに強い美しさ、完璧さ、感動を表します。外見だけでなく、内面(心、性格)や、景色、芸術、音楽など、心を動かすような美しさ全般に使われます。
対象: 成人女性(特に強い賛辞として)、景色、芸術作品、音楽、美しい心や行いなど。赤ちゃんや子供にも使うことがありますが(例:What a beautiful baby!)、通常は「Cute」や「Adorable」の方が一般的です。男性に使うことはほとんどありません。
Prettyとの比較: Prettyが親しみやすい「きれいさ」なのに対し、Beautifulはより客観的で深い「美しさ」を表します。
例文:
- You look beautiful tonight. (今夜のあなたは(一段と)美しい。)
- The sunset over the ocean was truly beautiful. (海に沈む夕日は本当に美しかった。)
- She has a beautiful voice. (彼女は美しい声をしている。)
- That was a beautiful act of kindness. (それは素晴らしい親切な行いでした。)
4. Adorable – 愛おしい、たまらなく可愛い
Adorable
ニュアンス: 「崇拝できるほど可愛い」が元の意味で、「愛おしい」「たまらなく可愛い」「(子供などが)無邪気で可愛い」といった、強い愛情や庇護欲をかき立てられるような可愛らしさを表します。「Cute」よりもさらに感情がこもった表現です。
対象: 主に赤ちゃん、小さな子供、子犬や子猫などの小動物に使われます。大人の女性に使うことも稀にありますが、子供のような無邪気さや愛らしさを指す場合が多いです。
Cuteとの比較: Cuteよりも愛情や「愛おしさ」の度合いが強い表現です。
例文:
- Look at the baby sleeping. Isn’t she adorable? (眠っている赤ちゃんを見て。なんて愛らしいんでしょう?)
- Your kids are absolutely adorable! (あなたのお子さんたち、本当にたまらなく可愛いですね!)
- He brought home an adorable little puppy. (彼は愛らしい子犬を家に連れて帰ってきた。)
魅力・素敵を伝える多彩な褒め言葉:英語表現の幅を広げよう!
「かわいい」の基本表現に加えて、さらにニュアンス豊かな褒め言葉を知っておくと、表現の幅がぐっと広がります。元記事で紹介されていたものも含め、いくつか見ていきましょう。

様々な褒め言葉で、魅力や素敵さを伝えよう!
単語 | 主な意味・ニュアンス | 例文 |
---|---|---|
Attractive | 魅力的、人を引きつける(外見・内面) | He has an attractive personality. (彼は魅力的な性格だ。) |
Hot / Sexy | セクシー、性的魅力がある(男女共に使うが、やや俗語的。TPO注意) | She looks hot in that outfit. (あの服、彼女すごくセクシーだね。) |
Gorgeous | 豪華な、華やかな、非常に美しい(人・物・景色) | What a gorgeous view! (なんて素晴らしい眺めなんだ!) |
Sweet | 可愛らしい、優しい、素敵な(人柄、笑顔、声、物、味) | You have a sweet smile. (可愛らしい笑顔だね!) |
Darling | 最愛の、かわいい(名詞としても使う。恋人、家族、子供など) | He’s my darling husband. (彼は私の愛しい夫です。) |
Lovely | 素敵な、美しい、可愛らしい(人・物・天気など幅広く使える) | We had a lovely time. (私たちは素敵な時間を過ごした。) |
Precious | 大切な、貴重な、かわいい(特に子供や小さいものに対して) | Look at his precious little hands! (彼の小さくてかわいい手を見て!) |
Lovable | 愛すべき、愛らしい(性格や性質について言うことが多い) | He is a lovable old man. (彼はお茶目で愛すべきおじいさんだ。) |
Dainty | (小さくて)可愛らしい、上品な、きゃしゃな(物、人) | She has dainty fingers. (彼女はきゃしゃで可愛らしい指をしている。) |
Fascinating | 魅力的な、うっとりさせる、興味深い(人・物・考えなど) | That’s a fascinating idea! (それはとても興味深い考えだ!) |
Elegant | 上品な、優雅な、洗練された(人・物・様式など) | She always dresses in an elegant style. (彼女はいつも上品なスタイルで服を着こなす。) |
Charming | 魅力的な、感じの良い、素敵な(主に人の性格や態度) | He has a charming smile. (彼は魅力的な笑顔をしている。) |
誰を?何を褒める?対象別 使い分けガイド
どの褒め言葉を使うかは、何を(誰を)褒めるかによって大きく変わってきます。対象別に、よく使われる表現を整理してみましょう。
① 赤ちゃん・子供
主に「愛らしさ」「無邪気さ」を表現する言葉が使われます。
- 最頻出: Cute, Adorable
- その他: Sweet, Precious, Lovely, Beautiful (特に新生児など)
② 若い女性・女の子
外見的な「きれいさ」「かわいらしさ」を中心に、様々な表現が使われます。
- 一般的: Pretty, Cute (魅力的という意味合いも), Beautiful
- その他: Attractive, Lovely, Sweet, Gorgeous (特に華やかな場合), Charming (性格や雰囲気)
③ 成人女性
「美しさ」「魅力」「上品さ」などを表現する言葉が中心になります。「Cute」の使用は慎重に。
- 一般的: Beautiful, Pretty, Attractive, Gorgeous, Lovely, Elegant, Charming
- 場合により: Sweet (優しい人柄など), Cute (愛嬌がある場合、親しい間柄)
④ 男性
男性を褒める場合、「かわいい」系の言葉は限定的に使われます。基本は「ハンサム」「かっこいい」です。
- 基本: Handsome (ハンサム), Good-looking (見た目が良い)
- 魅力: Attractive, Charming
- セクシーさ: Hot, Sexy (カジュアル、TPO注意)
- 愛嬌など: Cute (親しい間柄、年下などに対して使うことも)
⑤ 動物 (特にペット)
子供と同様に、愛情を込めた表現が多く使われます。
- 最頻出: Cute, Adorable
- その他: Lovely, Sweet, Precious, Lovable, Beautiful (毛並みなどが美しい場合), Gorgeous (珍しい種類や見た目の場合)
⑥ 物・コト
対象の種類や特徴によって様々です。
- 小さい物、デザインが可愛い物: Cute, Pretty, Sweet, Dainty
- 美しい物、華やかな物: Beautiful, Pretty, Gorgeous, Lovely, Elegant
- 素敵なこと、体験、天気など: Lovely, Beautiful, Sweet, Gorgeous, Fascinating
このように、誰に・何に使うか、そしてどんな種類の「かわいさ」や「魅力」を伝えたいかによって、最適な言葉を選ぶことが大切です。
失礼にならない!英語で褒める際の注意点と文化的背景
英語圏では、日本に比べて気軽に人を褒める文化がありますが、いくつか注意点もあります。
- 気軽に褒める文化: 服装、髪型、持ち物など、ちょっとしたことでも “I like your shirt!” (そのシャツいいね!) のように気軽に褒め合うのが一般的です。
- 容姿への言及: 親しい間柄であれば容姿を褒めることもありますが、初対面やビジネスシーンなどでは、容姿よりも服装や持ち物、仕事ぶりなどを褒める方が無難な場合もあります。特に異性に対して容姿を直接褒めるのは、関係性によってはセクハラと受け取られるリスクもあるため注意が必要です。
- “Cute” の使い方(再掲): 大人の女性、特にビジネスシーンなどでは、「子供っぽい」というニュアンスを避けるため、「Cute」よりも「Nice」「Lovely」「Great」など他の褒め言葉を使う方が適切な場合があります。
- “Hot”, “Sexy” の使い方: これらの言葉は性的な魅力に対する直接的な表現であり、非常にカジュアルです。使う相手と場面を慎重に選びましょう。親しい友人同士の会話や、パートナーに対して使うのが一般的です。
- 具体的に褒める: ただ「かわいい」「素敵」と言うだけでなく、「Your earrings are lovely! (イヤリング素敵ね!)」のように具体的に褒めると、より誠意が伝わります。
褒められたらどう返す?スマートな返答フレーズ集
英語で褒められたら、素直に感謝の気持ちを伝えるのが基本です。いくつかの返答パターンを覚えておきましょう。
【基本的な返答】
- Thank you. / Thanks.
ありがとう。 - Thank you very much.
どうもありがとう。 - That’s very kind of you (to say so).
(そう言ってくれて)とても親切ですね。/ ご親切にどうも。 - I appreciate that. / I appreciate your compliment.
感謝します。/ お褒めの言葉、感謝します。(少し丁寧) - I’m glad you like it.
気に入ってくれて嬉しいです。(持ち物などを褒められた時に)
【照れ隠し・謙遜】
- Oh, stop it! / Oh, come on!
もう、やめてよ!(照れながら) - You’re making me blush.
照れるじゃないですか。(顔が赤くなっちゃう) - Do you really think so?
本当にそう思いますか?(少し謙遜して) - Oh, this old thing?
ああ、これ?古いやつですよ。(服などを褒められた時の決まり文句的な謙遜)
日本語のように過度に謙遜する必要はなく、笑顔で「Thank you!」と返すのが最も一般的で好印象です。
実践練習:使い分けクイズ&ロールプレイ
学んだ知識を定着させるために、練習してみましょう。
【使い分けクイズ】次の状況で、最も適切な褒め言葉はどれでしょう?
- 公園で見かけた、よちよち歩きの赤ちゃんに: “Oh, he’s so ( )!” (a) pretty (b) adorable (c) handsome
- 友人が着ている素敵な花柄のワンピースに: “That’s a very ( ) dress!” (a) cute (b) precious (c) pretty
- 初めて会った取引先の女性の洗練された雰囲気を褒める: “You look very ( ).” (a) cute (b) elegant (c) hot
- グランドキャニオンの雄大な景色を見て: “The view is absolutely ( )!” (a) cute (b) beautiful (c) dainty
- 親友が飼い始めた人懐っこい子犬に: “Your puppy is so ( )!” (a) elegant (b) cute (c) fascinating
【ロールプレイ】AさんがBさんの持ち物を褒め、Bさんがそれに応える会話をしてみましょう。
A: (Bさんのバッグを見て褒める)
B: (感謝と、どこで買ったかなどを答える)
(解答例は下にスクロール)
【使い分けクイズ 解答例】
- 1. (b) adorable (または cute)
- 2. (c) pretty (または lovely)
- 3. (b) elegant (または lovely, charming など)
- 4. (b) beautiful (または gorgeous)
- 5. (b) cute (または adorable, lovely)
【ロールプレイ 解答例】
A: Wow, I like your bag! It’s really lovely.
B: Oh, thank you! I’m glad you like it. I bought it online last week.
まとめ:「かわいい」を使いこなして、英語コミュニケーションを豊かに!
英語で「かわいい」と褒める表現について、基本の単語から応用的な表現、使い分け、注意点、そして返答の仕方まで詳しく見てきました。
たくさんの表現がありましたが、核となるポイントは以下の通りです。
- Cuteは幅広く使えるが、「愛らしさ」が中心。大人の女性には注意も必要。
- Prettyは外見的な「きれいさ・かわいらしさ」。主に女性や物に使う。
- Beautifulはより深い「美しさ」。人・物・景色・内面など幅広く使える賛辞。
- Adorableは「愛おしさ」が溢れる表現。主に赤ちゃんや小動物に。
- Lovely, Gorgeous, Sweet, Attractiveなど、伝えたいニュアンスに合わせて多彩な言葉を選ぼう!
- 褒める対象(人・動物・物)によって適切な言葉が変わる。
- 英語圏では気軽に褒める文化があるが、TPOや相手との関係性への配慮も忘れずに。
- 褒められたら笑顔で「Thank you!」が基本!
褒め言葉は、相手を嬉しい気持ちにさせ、ポジティブな関係を築くための素晴らしいツールです。「かわいい」「素敵」「魅力的」… あなたが感じたポジティブな気持ちを、状況に合わせて最適な英語で表現できるようになれば、英会話はもっと楽しく、人間関係もより豊かになるでしょう。
まずは使いやすい言葉から、どんどん実践で使ってみてくださいね!