英語の月(1月~12月)完全ガイド|読み方・書き方・発音・覚え方【徹底解説】
JanuaryからDecemberまで!スペル・省略形・発音のコツ、意外な由来、日付の書き順、in/on/atの前置詞使い分け、記憶術まで徹底網羅!
レッスンの内容
はじめに:英語の「月」は意外と難しい?覚え方から使い方まで完全マスター!
誕生日、記念日、祝日、スケジュール調整… 私たちの生活は「月」と密接に関わっています。英語でコミュニケーションをとる上でも、1月から12月までの月の名前を正しく理解し、使いこなせることは非常に重要です。
しかし、「January のスペル、いつも間違えちゃう…」「February の発音が難しい!」「September の省略形って Sep. だっけ? Sept. だっけ?」「日付を書く順番、アメリカとイギリスで違うの?」「前置詞は in? on? at?」など、英語の月表現には、意外と多くの疑問や混乱しやすいポイントがありますよね。
この記事では、そんな英語の「月」に関するあらゆる疑問を解消し、あなたが自信を持って使いこなせるようになるための完全ガイドをお届けします!
これを読めば、英語の「月」はもう怖くない!
- 1月~12月の英語名:正しいスペル、省略形(ピリオドは?)、読み方、発音のコツを徹底解説!
- 意外と面白い!各月の名前の語源・由来(ローマ神話、皇帝、数字など)も紹介!記憶のフックに!
- これで迷わない!日付の書き方ルール(アメリカ式 vs イギリス式、序数の使い方)
- 最重要ポイント!月や日付に使う前置詞「in / on / at」の使い分けを完全マスター!
- 「for / since / by / until」など、期間や期限を表す前置詞も解説!
- 記憶術伝授!英語の月を楽しく、効率的に覚えるためのヒント満載!
- 文化コラム:英語圏の各月に関連する祝日やイベントも紹介!
- 実践練習ドリルで理解度をチェック&定着!
初心者の方から、知識を整理したい中級者の方まで、英語の月表現を完璧にしたいすべての方におすすめの内容です。さあ、一緒に英語の「月」の世界を探求しましょう!
一覧で確認!1月~12月の英語表記・省略形・読み方
まずは、基本となる1月から12月までの英語での言い方を確認しましょう。省略形も一緒に覚えておくと便利です。
月 | 英語表記 (スペル) | 省略形 | 読み方 (カタカナ目安) | 発音記号 (IPA) |
---|---|---|---|---|
1月 | January | Jan. | ジャニュアリー | /ˈdʒænjuəri/ |
2月 | February | Feb. | フェブラリー / フェビュアリー | /ˈfebruəri/ |
3月 | March | Mar. | マーチ | /mɑːrtʃ/ |
4月 | April | Apr. | エイプリル | /ˈeɪprəl/ |
5月 | May | May | メイ | /meɪ/ |
6月 | June | Jun. | ジューン | /dʒuːn/ |
7月 | July | Jul. | ジュライ | /dʒuˈlaɪ/ |
8月 | August | Aug. | オーガスト | /ˈɔːɡəst/ |
9月 | September | Sep. / Sept. | セプテンバー | /sepˈtembər/ |
10月 | October | Oct. | オクトーバー | /ɒkˈtoʊbər/ |
11月 | November | Nov. | ノーヴェンバー | /noʊˈvembər/ |
12月 | December | Dec. | ディセンバー | /dɪˈsembər/ |
ポイント:
- 月の名前は固有名詞なので、文頭でなくても常に最初の文字は大文字で書きます。
- 省略形は、一般的に最初の3文字を取り、最後にピリオド(.)を付けます。(例: Jan., Feb., Mar., Apr. など)
- May, June, July は元々短いため、通常省略しません。(省略する場合でも May., Jun., Jul. とピリオドを付けるのが一般的)
- September は Sept. と4文字で省略されることもあります。
- 省略形も文頭以外では、最初の文字のみ大文字です。(例: on Jan. 1st)
徹底解説!各月の発音のコツ&意外な語源・由来
各月の名前を正しく発音し、さらに由来を知ることで、より深く記憶に定着させましょう。

月の名前の由来を知ると、覚えやすくなるかも?
1月: January (Jan.)
発音: /ˈdʒænjuəri/ (ジャニュアリー)
コツ: 最初の “Ja” は「ジャ」/dʒæ/。強く発音し、”nuary” は続けて弱めに。「ジャ」にアクセント。
由来: ローマ神話の門と戸の神「ヤヌス (Janus)」に由来。ヤヌスは物事の始まりと終わりを司る神で、2つの顔(過去と未来)を持つとされることから、年の始まりである1月の名前に。
例文: New Year’s Day is on January 1st.
2月: February (Feb.)
発音: /ˈfebruəri/ (フェブラリー / フェビュアリー)
コツ: “Feb” /feb/ と “ruary” /ruəri/ に分けるイメージ。”ru” の /r/ の発音(舌を巻く)と、スペルの “r” が2回ある点に注意。しばしば /ju/ の音で「フェビュアリー」のように発音されることも。
由来: 古代ローマの清めの儀式「フェブルア (Februa)」から。この時期に身を清める祭りが行われていたことに由来。
例文: Valentine’s Day is in February.
3月: March (Mar.)
発音: /mɑːrtʃ/ (マーチ)
コツ: “ar” は /ɑːr/ で、口を大きく開けて「アー」と伸ばし、最後に舌を巻く。”ch” は /tʃ/ で「チ」。
由来: ローマ神話の軍神「マルス (Mars)」から。古代ローマ暦では3月が年の始まりであり、農耕や軍事活動が始まる重要な月だったため。
例文: Spring begins in March in the Northern Hemisphere.
4月: April (Apr.)
発音: /ˈeɪprəl/ (エイプリル)
コツ: 最初の “A” は /eɪ/ で「エイ」。アクセントは最初の音節に。
由来: ラテン語の「開く」を意味する「aperire」から来ているという説が有力。つぼみが開く春の月であることから。
例文: Easter often falls in April.
5月: May (May)
発音: /meɪ/ (メイ)
コツ: 短い単語。「エイ」/eɪ/ の音をはっきりと。
由来: ローマ神話の豊穣の女神「マイア (Maia)」に由来。
例文: Flowers bloom beautifully in May.
6月: June (Jun.)
発音: /dʒuːn/ (ジューン)
コツ: “Ju” は /dʒuː/ で「ジュー」と伸ばす。「ン」/n/ の音で終わる。
由来: ローマ神話の結婚と出産を司る女神「ユノ (Juno)」(ギリシャ神話のヘラ)に由来。”June bride” の由来でもある。
例文: Summer officially begins in June.
7月: July (Jul.)
発音: /dʒuˈlaɪ/ (ジュライ)
コツ: “Ju” /dʒʊ/ は短く、「ライ」/laɪ/ にアクセントを置く。「ジュ・ライ」のように発音。
由来: ローマの英雄「ジュリアス・シーザー (Julius Caesar)」(ユリウス・カエサル)の誕生月であることから、彼の名にちなんで改名された。
例文: Independence Day in the US is on July 4th.
8月: August (Aug.)
発音: /ˈɔːɡəst/ (オーガスト)
コツ: 最初の “Au” は /ɔː/ で「オー」。口を縦に開け気味に。「オー」にアクセント。
由来: ローマ帝国初代皇帝「アウグストゥス (Augustus)」の名にちなんで改名された。
例文: Many people take summer vacations in August.
9月: September (Sep./Sept.)
発音: /sepˈtembər/ (セプテンバー)
コツ: アクセントは “tem” /tem/ にある。「セプ・テン・バー」。「m」の音で一度唇を閉じる。
由来: ラテン語で「7番目の月」を意味する「septem」から。古代ローマ暦では3月が年の始まりだったので、9月は7番目の月だった。
例文: Autumn begins in September.
10月: October (Oct.)
発音: /ɒkˈtoʊbər/ (オクトーバー)
コツ: アクセントは “to” /toʊ/ にある。「オク・トー・バー」。
由来: ラテン語で「8番目の月」を意味する「octo」から。
例文: Halloween is celebrated in October.
11月: November (Nov.)
発音: /noʊˈvembər/ (ノーヴェンバー)
コツ: アクセントは “vem” /vem/ にある。「ノゥ・ヴェン・バー」。「v」の発音(下唇を軽く噛む)に注意。
由来: ラテン語で「9番目の月」を意味する「novem」から。
例文: Thanksgiving is in November in the United States.
12月: December (Dec.)
発音: /dɪˈsembər/ (ディセンバー)
コツ: アクセントは “cem” /sem/ にある。「ディ・セン・バー」。「m」で唇を閉じる。
由来: ラテン語で「10番目の月」を意味する「decem」から。
例文: Christmas is in December.
書き方のルール:大文字?省略形は?日付の順番は?
英語で月や日付を書く際には、いくつかのルールがあります。しっかり覚えておきましょう。
① 常に最初の文字は大文字!
月の名前は固有名詞として扱われるため、文の途中であっても、必ず最初の文字を大文字で書きます。省略形の場合も同様です。
- OK: My birthday is in August.
- NG: My birthday is in august.
- OK: The event is on Jan. 10th.
- NG: The event is on jan. 10th.
② 省略形のルール
月の省略形は、書き言葉(手紙、メール、メモ、カレンダーなど)でよく使われます。基本的なルールは以下の通りです。
- 最初の3文字を取り、最後にピリオド(.)を付けるのが一般的です。(例: Jan., Feb., Mar., Apr., Aug., Oct., Nov., Dec.)
- May, June, July は元が短いため、通常省略しません。省略する場合でもピリオドを付けます(May., Jun., Jul.)。
- September は例外的に Sept. と4文字で省略されることもあります。(Sep. も可)
- イギリス英語では、省略形のピリオドを付けないこともあります。(例: Jan, Feb)
③ 日付の書き方:アメリカ式 vs イギリス式
日付の書き順は、アメリカ英語とイギリス英語で異なります。どちらの形式かを知っておかないと、月と日を混同する可能性があるので注意が必要です。

アメリカ式とイギリス式で日付の順番が違う!
- アメリカ式: 月 → 日 → 年
- 書き方例: September 9, 2021 / Sep. 9, 2021
- 読み方例: September ninth, twenty twenty-one
- 数字表記例: 9/9/2021 または 9/9/21 (MM/DD/YY)
- イギリス式: 日 → 月 → 年
- 書き方例: 9 September 2021 / 9 Sep 2021 (カンマは通常入れない)
- 読み方例: the ninth of September, twenty twenty-one
- 数字表記例: 9/9/2021 または 9/9/21 (DD/MM/YY)
数字表記 (例: 9/9/21) は、アメリカ式かイギリス式か文脈で判断しないと混乱するため、正式な文書などでは月を省略形 (Sep.) などで書くのが確実です。
④ 日付の数字(序数)の使い方
日付の「日」を表す数字は、通常序数 (first, second, third, fourth…) で表現します。
- 1日: 1st (first)
- 2日: 2nd (second)
- 3日: 3rd (third)
- 4日以降: 4th (fourth), 5th (fifth), … , 11th, 12th, 13th, … , 21st, 22nd, 23rd, … , 31st
書き言葉では、数字の後ろに序数を示す “st”, “nd”, “rd”, “th” を付けることも付けないこともあります。(例: January 1st または January 1)
読むときは、必ず序数で読みます。(例: January 1 は “January first” と読む)
前置詞マスター:in / on / at … 月や日付に使うのは?
月や日付の表現で間違いやすいのが前置詞の使い方です。基本ルールをしっかり覚えましょう。
前置詞 | 主な使い方 | 例文 |
---|---|---|
in | 月、年、季節、世紀 など比較的長い期間 | in January / in 2025 / in summer / in the 21st century |
on | 特定の日付、曜日 | on January 1st / on Monday / on Christmas Day |
at | 時刻、特定の時点 (例: 夜、正午) | at 5 PM / at night / at noon / at the beginning of the month |
ポイント:
- 月だけなら in (例: My birthday is in August.)
- 月と日がセットなら on (例: My birthday is on August 6th.)
- 曜日も on (例: The meeting is on Wednesday.)
- 時間は at (例: The meeting is at 10 AM.)
さらに、期間や期限を表す前置詞も確認しましょう。
- for + 期間: ~の間 (例: I lived there for two months.)
- from / since + 起点: ~から (例: School starts from April. / I’ve known her since last year.)
- by + 期限: ~までに(完了) (例: Please reply by May 10th.)
- until / till + 期限: ~までずっと(継続) (例: The store is open until 9 PM.)
記憶術伝授!英語の月を楽しく覚えるヒント
英語の月の名前は、スペルも発音も少し複雑で覚えるのが大変ですよね。ここでは、楽しく効率的に覚えるためのヒントをいくつかご紹介します。
- 語源・由来と関連付ける: 前述した各月の由来(神様の名前、皇帝の名前、数字など)を知ると、単なる文字列ではなく、ストーリーとして記憶に残りやすくなります。
- グループ分けで覚える:
- 数字由来グループ (9月~12月): September(7), October(8), November(9), December(10) ※古代ローマ暦
- 神様由来グループ: January(Janus), March(Mars), May(Maia), June(Juno)
- 皇帝由来グループ: July(Julius Caesar), August(Augustus)
- その他: February(清めの儀式), April(開く)
- 歌やリズムで覚える: 子供向けの英語の歌には、月や曜日を覚えるためのものがたくさんあります。YouTubeなどで探して、リズムに乗って口ずさむと楽しく覚えられます。
- カレンダーや手帳を活用する: 普段使うカレンダーや手帳を英語表記のものにしてみましょう。毎日目にすることで自然とスペルや順番が頭に入ります。
- フラッシュカードやアプリを使う: 単語カードや語学学習アプリを使って、ゲーム感覚で覚えるのも効果的です。スペルと発音をセットで覚えましょう。
- 例文の中で使う: 自分の誕生日や家族の誕生日、記念日などを英語で言ったり書いたりする練習を繰り返しましょう。実際に使うことで記憶が定着します。
文化コラム:英語圏の月と祝日・イベント
各月には、英語圏の文化に根ざした様々な祝日やイベントがあります。これらを知っておくと、会話のネタになったり、文化への理解が深まったりします。

月と関連する祝日やイベントを知るのも面白い!
- January: New Year’s Day (元日)
- February: Valentine’s Day (バレンタインデー), President’s Day (米: 大統領の日)
- March: St. Patrick’s Day (聖パトリックの祝日)
- April: Easter (復活祭 ※移動祝日), April Fools’ Day (エイプリルフール)
- May: Mother’s Day (母の日 ※第2日曜), Memorial Day (米: 戦没者追悼記念日 ※最終月曜)
- June: Father’s Day (父の日 ※第3日曜)
- July: Independence Day (米: 独立記念日 ※4日), Canada Day (加: カナダデー ※1日)
- August: Summer Bank Holiday (英: 夏の銀行休日 ※最終月曜)
- September: Labor Day (米・加: 労働者の日 ※第1月曜)
- October: Halloween (ハロウィーン ※31日), Thanksgiving (加: 感謝祭 ※第2月曜)
- November: Veterans Day (米: 退役軍人の日 ※11日), Thanksgiving (米: 感謝祭 ※第4木曜)
- December: Christmas Day (クリスマス ※25日), Boxing Day (英・加など ※26日), New Year’s Eve (大晦日 ※31日)
実践練習:発音・書き方・前置詞ドリル
最後に、練習問題で理解度を確認しましょう。
【発音練習】次の月の名前を発音記号とコツを意識して読んでみましょう。
February / July / August / September / November
【書き方練習】次の日付をアメリカ式とイギリス式で書いてみましょう。
- 2026年3月8日
- 1999年12月25日
【前置詞選択】( ) に in, on, at のいずれかを入れてみましょう。
- My birthday is ( ) October.
- The party is ( ) Friday, June 10th.
- The meeting starts ( ) 2 PM.
- We usually go skiing ( ) winter.
- He arrived ( ) the end of May.
(解答例は下にスクロール)
【解答例】
【発音練習】
(省略 – 実際の音声で確認推奨)
【書き方練習】
- 1. 米式: March 8, 2026 / 英式: 8 March 2026
- 2. 米式: December 25, 1999 / 英式: 25 December 1999
【前置詞選択】
- 1. My birthday is in October.
- 2. The party is on Friday, June 10th.
- 3. The meeting starts at 2 PM.
- 4. We usually go skiing in winter.
- 5. He arrived at the end of May.
まとめ:英語の月をマスターして、表現の幅を広げよう!
英語の1月から12月までの月の名前について、読み方、書き方、発音、省略形、由来、そして関連する日付表現や前置詞の使い方まで、詳しく解説してきました。
これで、英語の月に関する様々なルールやニュアンスがクリアになったのではないでしょうか。
- 月の名前は固有名詞!常に大文字スタート!
- 発音はカタカナに頼らず、発音記号とコツを意識!
- 由来を知ると記憶に残りやすい!
- 日付の書き順は米式(月日年)と英式(日月年)の違いに注意!
- 前置詞は「月・年→in」「特定の日・曜日→on」「時間→at」が基本!
- 覚えるには繰り返し使うことが一番!
月や日付は、英語でのコミュニケーションにおいて非常に頻繁に使われる要素です。最初は覚えることが多くて大変かもしれませんが、一度しっかり身につけてしまえば、スケジュール調整、過去の出来事の描写、未来の予定の話など、様々な場面で正確な情報をスムーズに伝えられるようになります。
この記事で紹介した覚え方のヒントや練習問題を参考に、ぜひ楽しみながら英語の月表現をマスターしてくださいね!