【ビジネス英語メール完全攻略】件名・書き出し・結びまで例文100選!(2025年版)
レッスンの内容
- 1 挨拶・お礼・依頼・添付ファイル・良い/悪いニュースまで!そのまま使えるテンプレート集
- 2 英語ビジネスメールの基本構成
- 3 1. 効果的な件名 (Subject Line) の書き方
- 4 2. 正しい宛名 (Salutation) の書き方
- 5 3. 書き出し:最初の挨拶と自己紹介
- 6 4. 書き出し:感謝を伝えるフレーズ
- 7 5. 書き出し:メールの目的を明確に伝える
- 8 6. 書き出し:ニュースを伝える(良い/悪い)
- 9 7. 書き出し:状況に応じたフレーズ(緊急・返信遅延・送付連絡など)
- 10 8. 本文:依頼・お願いの表現
- 11 9. 本文:世間話・アイスブレイク(関係性に応じて)
- 12 10. 結びのフレーズ(おまけ)
- 13 まとめ:状況に合わせた書き出しで、スムーズなメールコミュニケーションを!
挨拶・お礼・依頼・添付ファイル・良い/悪いニュースまで!そのまま使えるテンプレート集
グローバル化が進む現代において、ビジネスシーンで英語のメールを作成する機会はますます増えています。しかし、「件名は何て書けばいい?」「最初の挨拶はどうする?」「丁寧な依頼の仕方は?」など、書き出しから戸惑ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。
英語に自信がないために翻訳サイトに頼るものの、本当に適切な表現なのか不安になったり、毎回メール作成に時間がかかってしまったり…。そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは多いはずです。
ビジネスメールは、あなたの第一印象やプロフェッショナリズムを伝える重要なツールです。適切な件名、丁寧な宛名、状況に応じた書き出し、そして失礼のない結び方を知っているかどうかで、相手に与える印象は大きく変わります。
この記事では、そんなビジネス英語メールの悩みを解決するために、件名から書き出し、本文の導入、そして結びまで、あらゆる場面でそのまま使える豊富な例文を100以上集めました!
- 開封率が変わる!効果的な件名の書き方
- 相手に敬意を示す宛名のルール
- 状況別の書き出しフレーズ(挨拶、自己紹介、お礼、目的説明、ニュース、依頼など)
- メールを締めくくる適切な結びの言葉
- ネイティブ講師が教える、丁寧で自然な表現のポイント
- すぐに使えるテンプレートとして活用可能
- 英語メールの基本構成とマナー
各例文には日本語訳と簡単な解説が付いているので、初心者の方でも安心です。ぜひこの記事をブックマークして、日々のメール作成業務を効率化し、自信を持って英語でコミュニケーションを取るためにお役立てください!
英語ビジネスメールの基本構成
まずは、英語のビジネスメールがどのような要素で構成されているのか、基本的な流れを確認しましょう。
- 件名 (Subject Line): メールの内容が一目でわかるように、具体的かつ簡潔に。
- 宛名 (Salutation): 相手の名前と敬称 (Mr./Ms. など)。
- 書き出し (Opening): 挨拶や自己紹介、お礼、メールの目的など。
- 本文 (Body): 伝えたい内容を明確に、段落を分けて記述。
- 結び (Closing): 今後のアクション依頼や感謝の言葉など。
- 結びの言葉 (Complimentary Close): “Sincerely,” “Best regards,” など。
- 署名 (Signature): 自分の名前、役職、会社名、連絡先など。
この基本的な構成を意識することで、分かりやすく、プロフェッショナルな印象のメールを作成できます。
1. 効果的な件名 (Subject Line) の書き方
件名は、相手がメールを開くかどうかを左右する重要な要素です。多忙なビジネスパーソンは、件名を見てメールの優先度を判断します。具体的で分かりやすい件名を心がけましょう。
件名の例文
- Inquiry about Product XYZ
製品XYZに関する問い合わせ - Request for Quotation – Project ABC
見積もり依頼 – プロジェクトABC - Meeting Request – [Your Name]/[Company Name]
会議のお願い – [あなたの名前]/[会社名] - Confirmation of Meeting on April 18th
4月18日の会議の確認 - Schedule Confirmation for June 15th
6月15日のスケジュールの確認 - Following Up on Our Phone Call Today
本日の電話のフォローアップ - Information Regarding Your Order #12345
ご注文番号12345に関する情報 - Update on Project Alpha
プロジェクト・アルファの進捗状況 - Urgent: Action Required – Invoice #67890
緊急:対応要 – 請求書番号67890 - Invitation to Webinar on May 10th
5月10日のウェビナーへのご招待 - Thank You – Meeting on April 16th
御礼 – 4月16日の会議
ポイント: 具体的な内容、日付、プロジェクト名などを入れると、相手が内容を把握しやすくなります。「Urgent」や「Action Required」は本当に必要な場合のみ使用しましょう。
2. 正しい宛名 (Salutation) の書き方
宛名は、相手への敬意を示す最初のステップです。相手との関係性に合わせて適切な敬称を選びましょう。
宛名の例文
【フォーマル – 相手の名前がわかっている場合】
- Dear Mr. [姓]: (例: Dear Mr. Smith,) – 男性の既婚・未婚問わず
- Dear Ms. [姓]: (例: Dear Ms. Jones,) – 女性の既婚・未婚問わず (最も一般的で無難)
- Dear Mrs. [姓]: (例: Dear Mrs. Brown,) – 既婚女性 (相手が希望する場合や、そう呼ばれることを知っている場合)
- Dear Miss [姓]: (例: Dear Miss Davis,) – 未婚女性 (現代ではあまり使われない傾向)
- Dear Dr. [姓]: (例: Dear Dr. Evans,) – 博士号を持つ人や医師に対して
【フォーマル – 相手の名前が不明な場合】
- Dear Sir or Madam, – 担当者の性別も不明な場合(やや古風)
- To whom it may concern, – 担当者不明の場合の定型表現(カバーレターなどで)
- Dear Hiring Manager, – 採用担当者様
- Dear Customer Service Department, – カスタマーサービス部御中
- Dear Marketing Director, – マーケティング部長殿
【セミフォーマル / カジュアル – 相手と面識がある・親しい場合】
- Dear [名], (例: Dear John,)
- Hi [名], (例: Hi Sarah,)
- Hello [名], (例: Hello David,)
ポイント: 宛名の後にはカンマ(,)を付けるのが一般的です(イギリス英語では付けないことも)。女性の敬称は Ms. を使うのが最も安全です。
3. 書き出し:最初の挨拶と自己紹介
初めてメールを送る相手には、まず挨拶と自己紹介を簡潔に行います。返信の場合は、お礼やメールの参照から始めるとスムーズです。

状況に合わせて適切な書き出しを選びましょう。
挨拶・自己紹介の例文
【初めてメールする場合】
- My name is Taro Tanaka from Berlitz Japan.
ベルリッツ・ジャパンの田中太郎と申します。 - My name is Taro Tanaka, and I work in the Marketing Department at Berlitz Japan.
私の名前は田中太郎で、ベルリッツ・ジャパンのマーケティング部で働いております。 - I am writing to you regarding the position advertised on [ウェブサイト名].
[ウェブサイト名]で広告されていた役職についてご連絡いたしました。 - We met last week at the ABC conference in Tokyo. My name is Taro Tanaka.
先週東京で行われたABCカンファレンスでお会いしました田中太郎です。 - Your colleague, Mr. Hiroshi Suzuki, suggested I contact you regarding…
あなたの同僚の鈴木宏様より、〜についてあなたにご連絡するよう勧められました。
【同僚・上司・部下を紹介する場合】
- Jeff, I would like to introduce you to my boss, Mr. Kenichiro Tanaka.
ジェフ、私の上司、田中賢一郎を紹介させていただきます。 (CCに関係者を入れて使う)
4. 書き出し:感謝を伝えるフレーズ
相手への感謝の気持ちを伝えることからメールを始めるのは、良い印象を与える効果的な方法です。
感謝の例文
- Thank you for your email received [日付].
[日付]にいただいたメール、ありがとうございます。 - Thank you very much for your prompt reply.
迅速なご返信、誠にありがとうございます。 - Thank you for your inquiry about our products.
弊社製品へのお問い合わせ、ありがとうございます。 - Thank you for meeting with me yesterday.
昨日はお会いいただき、ありがとうございました。 - Thank you for your continued support.
日頃よりお力添えいただき、ありがとうございます。 - I appreciate your help with this matter.
この件に関するあなたのご協力に感謝いたします。 - We appreciate your interest in our company.
弊社にご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。 - It was a pleasure meeting you at the conference last week.
先週の会議でお会いできて光栄でした。
5. 書き出し:メールの目的を明確に伝える
メールの本題に入る前に、何についてのメールなのかを簡潔に伝えましょう。
目的説明の例文
- I am writing to inquire about…
~についてお問い合わせしたく、ご連絡いたしました。 - I am writing to follow up on our meeting last Tuesday.
先週火曜日の会議のフォローアップでご連絡いたしました。 - The purpose of this email is to confirm our appointment for tomorrow.
このメールの目的は、明日のアポイントメントを確認することです。 - I am writing in response to your advertisement for the marketing position.
マーケティング職の広告に応募するため、ご連絡いたしました。 - This email is to inform you about the changes to the project schedule.
このメールはプロジェクトスケジュールの変更についてお知らせするものです。 - I would like to request some information regarding…
~に関する情報をいくつかお願いしたく存じます。
6. 書き出し:ニュースを伝える(良い/悪い)
決定事項や状況の変化などを伝える際の書き出しです。
ニュース伝達の例文
【良いニュース】
- We are happy/pleased/delighted to inform you that…
~ということをお知らせでき、嬉しく思います。 - Good news! We have approved your proposal.
朗報です!あなたの提案を承認しました。 - We are pleased to offer you the position of…
あなたに~の役職を提供できることを嬉しく思います。
【悪いニュース】
- We regret to inform you that…
残念ながら~ということをお知らせいたします。 - Unfortunately, we have decided not to proceed with…
残念ながら、~を進めないことに決定いたしました。 - We are sorry to announce the cancellation of…
~の中止をお知らせすることを残念に思います。 - I am afraid that I cannot attend the meeting on Friday.
申し訳ありませんが、金曜日の会議には出席できません。
7. 書き出し:状況に応じたフレーズ(緊急・返信遅延・送付連絡など)
様々な状況に応じた書き出しのフレーズです。
状況別書き出し例文
【緊急のお願い】
- I need to ask an urgent favor of you.
緊急のお願いがございます。 - This is an urgent request regarding…
これは~に関する緊急のお願いです。
【返信遅延のお詫び】
- I apologize for the delay in replying.
返信が遅くなり申し訳ありません。 - Sorry for my late response. I was out of the office.
返信が遅くなり申し訳ありません。オフィスを離れておりました。 - Please excuse my lack of a prompt reply as I was in a meeting all day.
一日中会議だったため、すぐに返信できず申し訳ありませんでした。
【送付連絡】
- I am sending you the requested documents.
ご要望の資料をお送りします。 - I have forwarded the email to Mr. Sato.
佐藤様へメールを転送いたしました。
【受領確認依頼】
- Have you received the invoice I sent last week?
先週お送りした請求書はお受け取りいただけましたでしょうか? - I haven’t received your reply regarding… yet.
~に関するお返事をまだいただいておりません。
【受領連絡】
- We have received the documents. Thank you.
資料を受け取りました。ありがとうございます。 - Thank you for sending the information promptly.
迅速に情報をお送りいただきありがとうございます。
【添付ファイル】
- Please find the attached file(s).
添付ファイルをご覧ください。 - I have attached the report you requested.
ご要望のレポートを添付いたしました。 - Attached is the agenda for the meeting.
会議の議題を添付いたしました。
8. 本文:依頼・お願いの表現
メールで何かを依頼したり、お願いしたりする際の丁寧な表現です。
依頼・お願いの例文
【~してください (Please)】
- Please send us the invoice by Friday.
金曜日までに請求書を送ってください。 - Please contact me as soon as possible.
なるべく早めに私に連絡をください。 - Please let me know if you can attend the meeting.
会議に出席可能か教えてください。 - Please confirm the details by the end of the day.
本日中に詳細をご確認ください。
【~していただけませんか (丁寧な依頼)】
- Could you please send me the report by tomorrow?
明日までにレポートを送っていただけますでしょうか? - Would you mind checking the attached document?
添付資料をご確認いただけますでしょうか?(“Would you mind -ing?”) - I would appreciate it if you could provide more details.
さらに詳細をいただけますと幸いです。 - I was wondering if you could join the call next week.
来週の電話会議にご参加いただけないかと思っておりました。 - Do you mind explaining this in more detail?
これについて、もう少し詳しく説明していただけませんか?
9. 本文:世間話・アイスブレイク(関係性に応じて)
相手との関係性によっては、本題に入る前に少し世間話を加えることで、メールの雰囲気を和らげることができます。ただし、ビジネスメールでは簡潔さが重視されるため、使いすぎには注意しましょう。
世間話・アイスブレイクの例文
- I hope this email finds you well.
お元気でお過ごしのことと思います。(定番の丁寧な書き出し) - Hope you had a great weekend.
良い週末を過ごされたことと思います。 - How are things going at your end?
そちらの調子はいかがですか? - I hope you enjoyed your vacation.
休暇を楽しまれたことと思います。 - How is the weather in [相手の都市名]?
[相手の都市名]の天気はいかがですか?
※ “I hope (that) ~” は「~だといいのですが」という意味ですが、英語では心配しているニュアンスはなく、一般的な丁寧な表現として使われます。
10. 結びのフレーズ(おまけ)
メールの最後、署名の前に添える結びの言葉も重要です。
結びのフレーズ例
【返信を求める場合】
- I look forward to hearing from you soon.
近いうちにご連絡いただけるのをお待ちしております。 - Please reply at your earliest convenience.
ご都合の良い時にできるだけ早くお返事ください。 - I would appreciate a prompt reply.
迅速なお返事をいただけますと幸いです。
【その他】
- Thank you for your time and consideration.
お時間とご配慮をいただきありがとうございます。 - Please feel free to contact me if you have any questions.
ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。 - Thank you again for your cooperation.
重ねてご協力に感謝いたします。
【結びの言葉 (Sign-Off)】
- Sincerely, (フォーマル)
- Yours sincerely, (フォーマル – Dear Mr./Ms. [姓]で始めた場合)
- Best regards, (一般的・セミフォーマル)
- Kind regards, (やや丁寧)
- Regards, (ややカジュアル)
- Best, (カジュアル)
- Thanks, (カジュアル)
まとめ:状況に合わせた書き出しで、スムーズなメールコミュニケーションを!
ビジネス英語メールの件名から書き出し、そして結びまで、様々な状況で使える豊富な例文をご紹介しました。
メールの書き出しは、相手に与える第一印象を決め、その後のコミュニケーションを円滑に進めるための重要なステップです。相手との関係性、メールの目的、緊急度などを考慮し、適切な表現を選ぶことが大切です。
この記事で紹介したポイントと例文:
- 件名: 具体的かつ簡潔に。
- 宛名: 相手に合わせて敬称を正しく使う (Mr./Ms.など)。
- 書き出し: 状況に応じて挨拶、自己紹介、お礼、目的説明などを使い分ける。
- 感謝: “Thank you for…” や “I appreciate…” を活用。
- 目的: “I am writing to…” や “The purpose of this email is…” で明確に。
- ニュース: 良い場合は “We are happy to…”、悪い場合は “We regret to…” など。
- 依頼: “Please…” や、より丁寧な “Could you…?” “Would you mind…?” を使う。
- 結び: 関係性に合った結びの言葉を選ぶ。
最初はどの表現を使えば良いか迷うかもしれませんが、多くの例文に触れ、実際に書いてみることで、自然と適切な言葉が選べるようになります。完璧な文法にこだわりすぎるよりも、まずは明確に、そして丁寧に意図を伝えることを心がけましょう。
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