機内のトラブルは英語で対応

  1. 会話で学ぶ英語表現

こんにちは。日本から海外旅行に行くときに、よほどのことがない限り利用するのが飛行機です。雲の上を飛んで目的地にいく行程は、なかなか楽しいものです。

しかし楽しいことだけではなく、トラブルが発生したらどうしたらいいでしょうか。

搭乗予定飛行機に乗れないトラブル

飛行機旅行でのトラブルといえば、遅延やオーバーブッキングによる飛行機の延期、乗り遅れ等です。

日本国内での旅行であれば英語は必要ありませんが、海外でこのようなトラブルに遭遇したら、やはり英語が必要です。

会話

佐藤さんが飛行機で旅行中に、飛行機のトラブルに巻き込まれてしまいました。佐藤さんが、予定の飛行機に乗れなかった代償は何だったのでしょうか。

佐藤さんと係員の会話を見てみましょう。

Mr. Sato: Hello, I tried to get my ticket from the check-in machine, but it shows error.  Could you confirm my reservation?

こんにちは、チェックインの機械でチケットを取ろうとしましたが、エラーが出ています。予約の確認をして頂けませんか?

Staff: Yes, sure. May I see your passport and e-ticket?

係員:わかりました。あなたのパスポートとeチケットを見せて頂けますか?

Mr. Sato: Here it is.

はい、これです。

Staff: I checked your flight.  Your flight has been booked as, AAA123 depart on 15:30 to Madrid. 

あなたの飛行機を確認しました。あなたのチケットはAAA123便15:30発マドリード行で予約されています。

But, it has removed to the next flight because of overbooking.

しかしオーバーブッキングの為、次の飛行機に移されました。

Mr. Sato: Moved?  How come it happened to me?  I have a business meeting in tomorrow morning. 

移った?どうしてそれが私に?明日の朝、会議があるのに。

Staff: We are sorry, sir.  When we have overbooked we choose removing person in random.  You are chosen in random.

すみません。予約を取りすぎたとき、私達はランダムで移動する人を選びます。あなたはランダムに選ばれました。

Mr. Sato: When does my new flight depart?

いつ新しい飛行機は出発しますか?

Staff: It departs in tomorrow morning, 7:15.

明日の朝7:15に出発します。

Mr. Sato: It’s too late. Is there another flight that I can arrive Madrid today?

それでは遅いです。今日マドリードに到着できる他の飛行機はありますか?

Staff: There are no flights in our airplane.  If you are in hurry, you may check another airline, but you have to pay for it.

当航空会社には他の便はありません。もしお急ぎでしたら、他の航空会社をお調べ頂いたらいかがでしょうか、ただ別途お支払頂かなくてはなりませんが。

Mr. Sato: That’s a waste of money.  I will ride on the new flight.

それはお金の無駄です。新しい飛行機に乗ります。

Staff: Thank you sir.  We have reserved a Hotel for you to stay over tonight. 

ありがとうございます。今夜滞在されるホテルを予約しております。

Also, we will pay you the cooperation money, 300euro.  I will arrange this payment, may I have your credit card?

また、協力金として、300ヨーロをお支払致します。支払を行いますので、クレジットカードをお借りできますか。

Mr. Sato: I leave it to you.

お任せします。

佐藤さんはオーバーブッキングの代償として、次の飛行機までに滞在するホテルと、協力金を頂きました。

スーツケースを持ったスーツ姿の男性が英会話に興じていた。

ポイント

では、会話に出てきた単語や言い回しをみてみましょう。

  • removed to 移動された
  • overbooking オーバーブッキング
  • you have to pay for it その代金を支払わなくてはなりません
  • cooperation money 協力金
  • I leave it to you お任せします

この言い方には、「任せるから最善の結果となるように頼む」という意味も含まれています。

航空会社の対応

オーバーブッキングによる飛行機の変更は、なかなか出会う機会はありません。

もし出会うとしてもチェックイン後に、協力金と次の便の座席をグレードアップするので、変更をお願いする、という形が多いです。

この場合でも、もし出発時に空席があれば予定していた便をグレードアップしたまま乗れることもあります。

しかし何らかの事情で、チェックイン前に乗れない事が決まっていたら、会話のような内容になります。

「チェックイン」と書かれた標識が掲げられた空港のチェックインの列。

被害者でも寛大な対応で

このオーバーブッキング時の対応は、航空会社によって異なります。また、国内便や航空距離によっても異なったりします。

もし飛行機の移動が決定しており、文句を言ってもチェックインができなければ飛行機に乗れません。自分の命を預ける乗り物なので、無理強いは遠慮した方がいいでしょう。

少しのわがままなら聞いてもらえるかもしれませんが、どうしても乗らなくてはいけないとごねるのは、その航空会社のブラックリストに載る可能性が高いです。

腑に落ちない事も多いですが、海外で飛行機の搭乗トラブルに合った場合、このような会話がなされることを覚えておけば、対応がしやすくなるでしょう。

むしろこのような事が起こる、と知っているだけでも良いかもしれません。

また遅延となった場合は、必ず到着先に遅延とその理由も伝えておきましょう。

それではまた、See you!

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