「ちょっと休憩しよう」は英語で何と言えばよいのか、迷った経験はありませんか。辞書を見るとbreakとrestの両方が「休憩」「休息」と訳されているため、どちらを選んでも同じように見えてしまいます。

ところが、英語では休む目的によって言葉が変わります。仕事や勉強をいったん止めるならbreak、疲れた心や体を回復させるならrestが基本です。時間の長さだけで判断するのではなく、「活動の中断か、心身の回復か」を考えると選びやすくなります。

この記事では、breakとrestの文法、職場や学校での言い方、舞台の幕間、トイレ休憩、休日との区別まで扱います。例文には使用場面、誤用しやすい点、発音やニュアンスも添えているため、読んだ直後から自分の会話に置き換えられます。

まずは基本となる二つを理解し、その後で場面別の表現へ進みましょう。相手の返答を含む練習をしたい場合は、英語教室などで、職場、旅行、学校といった状況を設定して会話を試す方法もあります。

目次 [ close ]
  1. breakとrestの違いは「中断」と「回復」で見分ける
    1. breakが表すのは流れの区切り
    2. restが表すのは休息と回復
    3. 時間ではなく目的を質問する
  2. breakの自然な使い方を文法ごと身につける
    1. take a breakとhave a break
    2. 「休憩中」はon a breakとon my break
    3. coffee break、lunch break、bathroom break
    4. take fiveと時間を表す複合形容詞
  3. restは名詞と動詞の使い分けがポイント
    1. get some restとget enough rest
    2. restを動詞として使う
    3. rest upとa good rest
    4. take a restは使えるのか
  4. 学校・劇場・運動など場面別の「休憩」
    1. recessは学校・法廷・議会の公式な休止
    2. intermissionとintervalは劇場の幕間
    3. take a breatherは忙しい最中の一息
    4. pauseは休息より一時停止
    5. downtimeとrespite
    6. comfort breakとbio break
  5. 職場でそのまま使える休憩の英会話
    1. 忙しい同僚に休憩を勧める会話
    2. 昼休憩に入ることを伝える会話
    3. 休憩時間を確認する表現
    4. 休憩後に再開する表現
  6. 休日・休暇はbreakやrestと分けて考える
    1. a day offとtake time off
    2. leave、vacation、holiday
  7. よくある誤用を自然な英語に直す
    1. I break now.では「休憩する」になりにくい
    2. 勤務中の短い休憩にrestを使いすぎない
    3. five minutes breakではなくa five-minute break
    4. step outだけでは休憩とは限らない
    5. smoke breakを誰にでも勧めない
  8. 発音と置き換え練習で使える表現に変える
    1. 第1段階:breakかrestかを選ぶ
    2. 第2段階:基本文を3回ずつ音読する
    3. 第3段階:数字と場面を置き換える
    4. 第4段階:一人二役で会話する
    5. 第5段階:録音して三つだけ確認する
  9. 会話前の判断チェックとよくある質問

breakとrestの違いは「中断」と「回復」で見分ける

この章の要点
  • breakは続いている活動をいったん止める区切り
  • restは疲れた心や体を休ませ、回復を図ること
  • 長さではなく、休む目的から判断する

最初に覚えたい基準は、breakは活動の中断、restは心身の回復という違いです。仕事、勉強、会議、運転などを止め、少し後で再開するならbreakが自然です。

一方、寝不足、体調不良、けが、強い疲労などがあり、体や頭を休ませたい場合はrestが合います。こちらは何時に作業へ戻るかよりも、休むことで状態を整えることが中心です。

breakが表すのは流れの区切り

breakには「壊す」という意味がありますが、休憩について使うときも「続いていた流れを切る」という感覚が残っています。午前中の仕事を止めてコーヒーを飲み、その後で仕事に戻るなら、典型的なbreakです。

フレーズ
Let’s take a break.
日本語訳
休憩しましょう。
使う場面
仕事、会議、勉強、練習などをいったん止める提案に使えます。相手との関係を問わず使いやすい基本表現です。
注意点・誤用例
単数のbreakは可算名詞なので、通常はaが必要です。Let’s take break.ではなく、Let’s take a break.とします。
発音・ニュアンス
breakは「ブレイク」に近く、母音は日本語の「エ」より口を横に開く感覚です。take aは会話で滑らかにつながり、「テイカ・ブレイク」のように聞こえます。

休憩の長さは数分とは限りません。spring breakは学校の春休み、career breakは仕事から一定期間離れることを表します。共通するのは、通常続けている活動から離れる区切りだという点です。

restが表すのは休息と回復

restは、何かを中断した事実より、疲れた状態を和らげることを表します。数分間目を閉じる場合にも、数日間安静にする場合にも使えるため、restは長時間とは限りません

フレーズ
You look tired. You should get some rest.
日本語訳
疲れているようですね。少し休んだほうがいいですよ。
使う場面
寝不足や疲労が見える相手に、仕事を止めるだけでなく、ゆっくり休むよう勧める場面です。
注意点・誤用例
ここでのrestは不可算名詞として扱われます。get a restよりget some restが会話で使いやすい形です。
発音・ニュアンス
restの最初の音は日本語のラ行より、舌先を上あごにつけずに出します。get some restは、相手を気遣う温かな響きを持ちます。

時間ではなく目的を質問する

選択に迷ったら、「この後、同じ活動に戻るための区切りか」と自問してください。答えが「はい」ならbreakが第一候補です。「疲労や体調を回復させたいのか」が「はい」ならrestを選びます。

項目 break rest
中心の意味 活動の中断、区切り 心身の休息、回復
典型的な場面 仕事、勉強、会議、運転 疲労、寝不足、病気、けが
再開の意識 再開を想定することが多い 再開時刻は重要ではない
基本形 take a break get some rest、rest
仕事を中断する短い休憩と心身を回復させる休息を左右の小物で表した画像
活動を区切るならbreak、心身を回復させるならrestと考えます。

基本の違いが分かったら、次はbreakを文の中で自然に使う方法を確認しましょう。冠詞や前置詞を含めて覚えると、短い会話でも迷いにくくなります。

breakの自然な使い方を文法ごと身につける

この章の要点
  • 「休憩を取る」の基本はtake a break
  • 「休憩中」はon a breakやon my break
  • 時間を名詞の前に置くときはa ten-minute breakの形にする

breakを使うなら、最初にtake a breakを一つのまとまりとして覚えるのが効率的です。takeだけを別の動詞に替えたり、aを省いたりせず、そのまま口から出せる状態を目指します。

take a breakとhave a break

take a breakは地域を問わず通じやすい基本表現です。have a breakも自然で、特にイギリス英語で耳にする機会があります。初心者はまずtake a breakを軸にし、have a breakを聞いて理解できるようにしておけば十分です。

フレーズ
Can we take a short break?
日本語訳
少し休憩を取ってもよいですか。
使う場面
会議、研修、授業、共同作業などで、周囲の同意を得て休憩したいときに使います。
注意点・誤用例
Can I take a break?は自分だけが休む許可を求めます。全員で休みたいならCan weを使うと意図が明確です。
発音・ニュアンス
Can weは速い会話で「キャンウィ」より「クンウィ」に近く弱くなることがあります。shortを添えると、長く席を外すつもりではないことが伝わります。

「休憩中」はon a breakとon my break

休憩に入っている状態はbe on a breakで表せます。勤務シフトの中で自分に割り当てられた休憩なら、on my breakが具体的です。アメリカの職場ではon breakと冠詞を付けずに言うこともあります。

フレーズ
She’s on her lunch break. She’ll be back at two.
日本語訳
彼女は昼休憩中です。2時に戻ります。
使う場面
電話や来客に対し、担当者が席を外している理由と戻る時刻を伝える場面です。
注意点・誤用例
She is lunch break.とは言いません。状態を表すonを使い、on her lunch breakとします。
発音・ニュアンス
She’ll be backは「シールビーバック」のようにつながります。戻る時刻まで添えると、職場で配慮のある案内になります。

coffee break、lunch break、bathroom break

breakの前に目的を置くと、休憩の種類を表せます。coffee breakはコーヒー休憩、tea breakはお茶休憩、lunch breakは昼休憩、bathroom breakはトイレ休憩です。study breakは勉強の合間の休憩、commercial breakは番組中の広告時間を指します。

  • How long is your lunch break?:昼休憩はどのくらいありますか。
  • I usually take a coffee break around three.:普段は3時ごろにコーヒー休憩を取ります。
  • Do the children need a bathroom break?:子どもたちはトイレ休憩が必要ですか。
  • We talked during the commercial break.:私たちは広告時間中に話しました。

break roomは職場の休憩室です。これに対して、アメリカ英語のrestroomは公共施設などの「お手洗い」を表します。日本語の漢字から意味を推測すると取り違えやすい組み合わせです。

注意点

Where is the restroom?は「お手洗いはどこですか」という質問です。「休憩室はどこですか」ならWhere is the break room?を使います。道路沿いなどの休憩所はrest areaです。

take fiveと時間を表す複合形容詞

短い休憩を表す口語にはtake fiveやtake tenがあります。minutesを付けなくても、状況から「5分休む」「10分休む」という意味が伝わります。職場、撮影、練習などで使われるくだけた言い方です。

正式な会議や、休憩時間を明確に伝えたい場面では、a 15-minute breakの形が安全です。数とminuteをハイフンで結び、名詞breakを前から説明します。この場合、minuteは複数形にしません。

フレーズ
We’ll take a ten-minute break and resume at 2:30.
日本語訳
10分間休憩し、2時30分に再開します。
使う場面
会議、講習、発表会などで、休憩の長さと再開時刻を参加者に伝える場面です。
注意点・誤用例
a ten-minutes breakとはしません。ただし、The break will last ten minutes.のように後ろで長さを述べる場合はminutesが複数形です。
発音・ニュアンス
resumeはここでは「再開する」という動詞です。後半に強勢を置くイメージで「リズーム」に近く発音します。

breakの形が整理できたところで、次はrestを名詞と動詞の両方で使ってみましょう。同じ「休む」でも、相手への気遣いや体調の説明では選ぶ形が変わります。

restは名詞と動詞の使い分けがポイント

この章の要点
  • 気遣いにはget some restが使いやすい
  • 動詞のrestは「休む」「休ませる」の両方を表せる
  • rest upは今後の予定に備えてしっかり休むこと

相手に「ゆっくり休んで」と伝えるなら、Get some rest.が会話で使いやすい表現です。帰宅して休む、眠る、静かに過ごすなど、回復につながる行動を広く含められます。

get some restとget enough rest

some restは「いくらかの休息」、enough restは「十分な休息」です。睡眠時間だけでなく、体を動かさずに過ごすことや、忙しい予定から離れることも文脈によって含まれます。

フレーズ
I didn’t sleep well last night, so I need to get some rest.
日本語訳
昨夜よく眠れなかったので、少し休む必要があります。
使う場面
寝不足を理由に、帰宅する、予定を控える、静かに過ごすと伝える場面です。
注意点・誤用例
短いコーヒー休憩を取りたいだけならtake a breakのほうが合います。get some restは疲労回復の必要性を感じさせます。
発音・ニュアンス
didn’t sleep wellは「ディドゥント・スリープ・ウェル」を一語ずつ切らず、弱くつなげます。soの後に少し間を置くと理由と判断が伝わりやすくなります。

restを動詞として使う

restは「休む」という自動詞にも、「体の一部を休ませる」という他動詞にもなります。You should rest today.なら「今日は休んだほうがよい」、Rest your eyes.なら「目を休ませて」という意味です。

フレーズ
I’ve been staring at the screen all morning. I need to rest my eyes.
日本語訳
午前中ずっと画面を見続けていました。目を休ませる必要があります。
使う場面
パソコン作業、読書、細かな手作業の後で、目の負担を減らしたいと伝える場面です。
注意点・誤用例
rest my eyesは「眠る」と断定する表現ではありません。目を閉じる、画面から視線を外すなど、目の使用を控える意味です。
発音・ニュアンス
staringは「ステアリング」に近いものの、車のsteeringとは母音が異なります。rest my eyesではrestをやや強く読むと、必要な行動が明確になります。

rest upとa good rest

rest upは、試験、試合、旅行、忙しい一日などに備えてしっかり休む口語表現です。Rest up before tomorrow’s game.なら「明日の試合に備えてよく休んでください」となります。

restは通常、get some restのように不可算名詞として使われますが、種類や一回のまとまった休息を意識するとa good restやa long restとも言えます。I had a good rest last night.は「昨夜はゆっくり休めました」という意味です。

take a restは使えるのか

take a restは文法的に成り立つ表現です。ただし、日常的なアメリカ英語では、活動の短い中断ならtake a break、疲労回復ならget some restまたは動詞のrestが選ばれることが多くなります。

イギリス英語ではSit down and have a rest.のようにhave a restを耳にすることがあります。地域差はありますが、迷ったときはtake a breakとget some restの二本柱に戻れば、意図を整理できます。

注意点

Rest in peace.は亡くなった人に向ける「安らかに眠れ」という表現です。疲れた同僚や友人に「ゆっくり休んで」という意味では使いません。日常の気遣いにはGet some rest.を選びます。

breakとrestだけでも多くの場面に対応できますが、学校や劇場では専用の語が使われます。ここからは、場所や状況に結びついた「休憩」を見ていきましょう。

学校・劇場・運動など場面別の「休憩」

この章の要点
  • 学校の休み時間は地域によりrecess、break、playtime
  • 劇場の幕間はintermissionまたはinterval
  • pause、breather、downtimeは休む状況がそれぞれ異なる

特定の施設や活動では、単にbreakと言うより、その場面に定着した単語を使うほうが自然です。特に学校と劇場は専用表現を押さえておくと、案内や会話を理解しやすくなります。

recessは学校・法廷・議会の公式な休止

アメリカ英語のrecessは、特に小学校の休み時間を表します。子どもたちが教室を離れ、校庭などで遊ぶ時間を指すことが多い語です。イギリスではbreakやplaytimeがよく使われます。

フレーズ
What did you do at recess?
日本語訳
休み時間に何をしたのですか。
使う場面
アメリカの小学校に通う子どもへ、その日の休み時間について尋ねる場面です。
注意点・誤用例
一般企業のコーヒー休憩をrecessとは通常言いません。法廷ではThe court is in recess.のように公式な休廷を表せます。
発音・ニュアンス
名詞では一般に最初の音節を強く読み、「リーセス」に近く聞こえます。学校の楽しい休み時間と、制度上の休止の両方に使われます。

intermissionとintervalは劇場の幕間

演劇、ミュージカル、オペラ、コンサートなどの途中に設けられる幕間は、アメリカ英語ではintermission、イギリス英語ではintervalが一般的です。上演の構成に組み込まれた休止なので、仕事中の短い休憩とは区別されます。

フレーズ
There will be a 20-minute intermission after the first act.
日本語訳
第一幕の後に20分間の休憩があります。
使う場面
劇場の場内放送、案内表示、公演予定の説明などで、幕間の長さを知らせる場面です。
注意点・誤用例
日常の仕事でLet’s take an intermission.と言うと大げさに響きます。通常の作業休憩にはbreakを使います。
発音・ニュアンス
intermissionは「インターミッション」に近く、missionの部分を比較的はっきり読みます。公演が後半へ続くことを前提とした語です。

take a breatherは忙しい最中の一息

breatherは、忙しい作業や激しい運動の途中で取る短い息抜きです。予定された休憩というより、「少し負担から離れたい」という気持ちが含まれます。友人や同僚とのくだけた会話に向いています。

  • This is harder than I expected. Let’s take a breather.:思ったより大変です。少し息抜きしましょう。
  • I need a breather after carrying those boxes.:あの箱を運んだ後なので、一息つく必要があります。
  • Let’s sit down and catch our breath.:座って息を整えましょう。

pauseは休息より一時停止

pauseは、映像、音楽、会話、動作などを短時間止めることです。心身を休める意味は必須ではありません。動画を止めて電話に出るならpause、動画視聴そのものから離れて飲み物を取りに行くならtake a breakが自然です。

  • She paused the video to answer the phone.:彼女は電話に出るため動画を一時停止しました。
  • He paused for a moment before answering.:彼は答える前に少し間を置きました。
  • Let’s pause here and review the main points.:ここでいったん止めて、主な点を確認しましょう。

downtimeとrespite

downtimeは、仕事や予定から解放されて自由に過ごせる時間です。I need some downtime this weekend.なら、「今週末は何も予定を入れず、自由に過ごす時間が必要です」という感覚になります。機械やシステムの停止時間にも使われます。

respiteは、暑さ、痛み、忙しさ、困難などから一時的に解放されることを表す、やや硬い語です。The rain brought some respite from the heat.なら「雨によって暑さが一時的に和らいだ」となります。日常の「ちょっと休もう」にはbreakのほうが自然です。

comfort breakとbio break

comfort breakは、会議、研修、バスツアーなどで使われる丁寧なトイレ休憩です。イギリス英語で見聞きすることがあります。オンライン会議では、くだけた表現としてbio breakが使われる場合もあります。

幅広い相手に分かりやすいのはbathroom breakです。We’ll stop for a short bathroom break.なら「短いトイレ休憩を取ります」と明確に伝えられます。

語彙を場面ごとに整理できたら、実際の職場会話で組み合わせてみましょう。一文だけでなく、休憩の提案、代理の依頼、戻る時刻、再開までを一連の流れとして練習します。

職場でそのまま使える休憩の英会話

この章の要点
  • 休憩に入るときは戻る時刻も伝える
  • 仕事を代わってもらうならcover for meが便利
  • 再開時にはget back to workやpick up where we left offを使う

職場では、「休憩します」だけでなく、いつ戻るか、誰が対応するかまで伝えると会話が滑らかです。特にI’ll be back in ten minutes.を添えると、相手が予定を立てやすくなります。

現代的な職場の休憩室付近で日本人学習者と多様な同僚が会話している画像
休憩の長さと戻る時刻を添えると、職場で意図が伝わりやすくなります。

忙しい同僚に休憩を勧める会話

フレーズ
同僚:You’ve been working nonstop all morning. Have you taken a break yet?
学習者:Not yet. I need to finish this order first.
同僚:I can cover for you. Go take a breather.
学習者:Thanks. I’ll take ten and be back by eleven.
日本語訳
同僚:午前中ずっと休まずに働いていますね。もう休憩は取りましたか。
学習者:まだです。まずこの注文を終える必要があります。
同僚:私が代わります。少し息抜きしてきてください。
学習者:ありがとう。10分休んで、11時までに戻ります。
使う場面
接客、受付、共同作業など、一人が席を離れる間に別の人の対応が必要な職場です。
注意点・誤用例
cover for someoneは「一時的にその人の役割を代わる」という意味です。金銭を支払う意味のcoverと混同せず、職場の文脈で覚えます。
発音・ニュアンス
Have you takenは会話で「ハヴユ・テイクン」より「ハヴュテイクン」のようにつながります。Go take a breather.は親しい同僚への気遣いを感じさせる表現です。

昼休憩に入ることを伝える会話

フレーズ
学習者:I’m going on my lunch break now. Could you watch the front desk?
同僚:Sure. What time will you be back?
学習者:I’ll be back at one. Please call me if anything urgent comes up.
同僚:No problem. Enjoy your break.
日本語訳
学習者:今から昼休憩に入ります。受付を見てもらえますか。
同僚:もちろんです。何時に戻りますか。
学習者:1時に戻ります。急ぎのことが起きたら電話してください。
同僚:分かりました。ゆっくりしてきてください。
使う場面
自分が昼休憩に入ることを同僚へ伝え、担当場所を一時的に見てもらう場面です。
注意点・誤用例
go on my lunch breakは「昼休憩に入る」という動き、be on my lunch breakは「昼休憩中である」という状態です。
発音・ニュアンス
Could youは速い会話で「クッジュー」に近く聞こえます。命令ではなく依頼として柔らかく伝えられます。

休憩時間を確認する表現

  • What time is the break?:休憩は何時ですか。
  • How long is the break?:休憩はどのくらいありますか。
  • When does the lunch break start?:昼休憩はいつ始まりますか。
  • When should we be back?:何時に戻ればよいですか。
  • Do we get a break this afternoon?:今日の午後に休憩はありますか。
  • Is now a good time to take a break?:今、休憩を取っても大丈夫ですか。

How long is the break?は休憩の長さ、What time is the break?は開始時刻を尋ねます。再開時刻を知りたいならWhen should we be back?と聞くと、参加者として何時に戻るべきかを確認できます。

休憩後に再開する表現

  • Let’s get back to work.:仕事に戻りましょう。
  • Shall we continue?:続けましょうか。
  • The break is over.:休憩は終わりです。
  • Let’s pick up where we left off.:中断したところから再開しましょう。
  • Welcome back. Let’s begin the second session.:お戻りいただきありがとうございます。第2部を始めましょう。

pick up where we left offは、会議、授業、共同作業などで便利です。休憩前に止めた地点へ戻ることを表し、単にcontinueと言うより「続きから」という意味が明確になります。

職場会話の型を覚えたら、「休日」と「休憩」の混同も避けておきましょう。日本語ではどちらにも「休む」を使えますが、英語ではday offやtime offなどに言い換えます。

休日・休暇はbreakやrestと分けて考える

この章の要点
  • 勤務のない一日はa day off
  • 仕事を一定期間休むならtake time off
  • 制度上の休暇はleave、旅行を含む休暇はvacationやholiday

「明日は仕事が休みです」を英語にするとき、restは使いません。勤務日ではないことを伝えるなら、Tomorrow is my day off.が自然です。

a day offとtake time off

フレーズ
I have two days off next week, so I’m planning to visit my family.
日本語訳
来週は2日休みがあるので、家族を訪ねる予定です。
使う場面
勤務表や学校の予定について、仕事または授業のない日を説明する場面です。
注意点・誤用例
I’m rest tomorrow.とは言いません。Tomorrow is my day off.またはI have tomorrow off.とします。
発音・ニュアンス
days offではdaysの語尾とoffがつながります。休みの日に何をするかは問わず、勤務や授業がない事実を表せます。

take time offは、仕事などから一定の時間や日数だけ離れることです。I’m taking some time off next month.なら「来月、仕事を少し休みます」となります。You should take a few days off.は、疲れている相手へ数日の休みを勧める表現です。

leave、vacation、holiday

leaveは制度上認められた休暇を表します。maternity leaveは産休、sick leaveは病気休暇、paid leaveは有給休暇です。be on leaveの形にすると「休暇中である」という状態を表せます。

旅行や長めの休暇は、アメリカ英語ではvacation、イギリス英語ではholidayがよく使われます。We’re going on vacation next week.やThey’re on holiday in Spain.のように表します。

伝えたい内容 適した表現
勤務のない一日 a day off
仕事を一定期間休む take time off
制度上の休暇 leave
旅行を含む長めの休暇 vacation、holiday
学校予定のまとまった中断 spring break、winter break

ここまでの区別を知っていても、日本語から一語ずつ置き換えると不自然な文になることがあります。次は、初心者が特に間違えやすい形を、修正方法と一緒に確認します。

よくある誤用を自然な英語に直す

この章の要点
  • 「休憩する」はI breakではなくtake a break
  • 短い勤務休憩にrestを機械的に使わない
  • 時間を前に置くときはfive-minuteのように単数形にする

誤用を減らす近道は、単語ではなく組み合わせで覚えることです。特にtake a breakとget some restを対にして練習すると、目的の違いも一緒に定着します。

I break now.では「休憩する」になりにくい

動詞breakには「壊す」「中断する」などの意味があるため、I break now.だけでは、自然な「今から休憩します」になりません。I’m going to take a break now.と言えば、これから休憩に入ることが明確です。

  • 不自然:I break now.
  • 自然:I’m going to take a break now.
  • 自然:I’m going on my break now.
  • 会議の中断なら自然:We’ll break for lunch at noon.

動詞breakを使うWe’ll break for lunch.は、会議や活動を昼食のために中断する表現です。主催者や進行役が全体へ告げる場面に合います。

勤務中の短い休憩にrestを使いすぎない

コーヒーを買うために席を離れる、決められた10分休憩に入るといった場面ではbreakが自然です。I’m taking a rest at work.でも意味を推測してもらえる可能性はありますが、体を休ませている印象が強くなります。

  • 勤務上の休憩:I’m taking a break.
  • 疲労やめまいで体を休める:I’m feeling dizzy, so I need to rest.
  • 帰宅して回復に努める:I’m going home to get some rest.

five minutes breakではなくa five-minute break

注意点

名詞breakの前で長さを表すときは、a five-minute break、a ten-minute break、a one-hour lunch breakの形にします。five-minutesのように複数形にはしません。

一方、長さを文の後ろで説明する場合は、The break will last five minutes.のようにminutesを複数形にします。「名詞の前では単数、文の後ろで数量として言うなら複数」と整理できます。

step outだけでは休憩とは限らない

I’m stepping out for a few minutes.は「数分、その場を離れます」という意味です。休憩のほか、用事、電話、買い物などにも使えます。職場ではI’ll be back in ten minutes.のように戻る時刻を添えると親切です。

smoke breakを誰にでも勧めない

smoke breakは喫煙休憩です。相手が喫煙者だと分かっている状況以外では、一般的な休憩の誘いとして使う必要はありません。How about a coffee?やShall we take a break?なら、より幅広い相手に使えます。

誤用の形を理解したら、知識を会話で使える状態へ移しましょう。次の練習では、選択、音読、置き換え、録音を順番に行います。

発音と置き換え練習で使える表現に変える

この章の要点
  • breakとrestを単独ではなく短い文で音読する
  • 自分の仕事や勉強時間に数字を置き換える
  • 録音では発音だけでなく、間と強調も確認する

表現を覚えるときは、理解しただけで終えず、自分の生活に置き換えて音読します。仕事をしている人と学生では、実際に使う休憩表現が異なるためです。

日本人の成人学習者が自宅でノートと録音機能を使って休憩の英語表現を音読している画像
短い文を録音し、自分の予定や時間に置き換えて練習します。

第1段階:breakかrestかを選ぶ

次の日本語を読み、活動の中断ならbreak、回復ならrestを選んでください。答えを見る前に、「休んだ後で同じ活動に戻るのか」「疲れを取ることが目的か」を声に出して確認します。

  1. 50分勉強したので、10分止める。
  2. 昨夜眠れず、今日は早く帰って休む。
  3. 会議を中断し、3時に再開する。
  4. 長時間画面を見たので、目を休ませる。
  5. 運転をいったん止め、サービスエリアに寄る。
  6. けがをした脚を数日間休ませる。

答えは、1がbreak、2がrest、3がbreak、4がrest、5がbreak、6がrestです。5では目的地まで運転を再開するための区切りなのでbreakが基本ですが、強い疲労があり回復を強調するならget some restも文脈に入ります。

第2段階:基本文を3回ずつ音読する

  • Let’s take a break.
  • I’m on my lunch break.
  • I’ll be back in ten minutes.
  • You should get some rest.
  • I need to rest my eyes.
  • Let’s pick up where we left off.

1回目は単語を正確に読み、2回目は語と語をつなげ、3回目は相手に伝えるつもりで読みます。すべてを速く読む必要はありません。重要語をやや強くし、それ以外を軽くすると英語らしいリズムに近づきます。

第3段階:数字と場面を置き換える

I’m going to take a ten-minute break.のtenをfive、fifteen、twentyに替えます。次にbreakの前へcoffee、lunch、bathroomを置き、実際に使いそうな文を作ります。

  • I’m going to take a five-minute break.:5分休憩します。
  • Let’s take a fifteen-minute break.:15分休憩しましょう。
  • I’m on my lunch break now.:今は昼休憩中です。
  • We need a quick bathroom break.:短いトイレ休憩が必要です。

restでは、体の部位や今後の予定を置き換えます。I need to rest my eyes.のeyesを使用頻度の高い形として覚え、Rest up before tomorrow’s game.のgameをtrip、exam、presentationなどに替えて練習します。

第4段階:一人二役で会話する

フレーズ
進行役:Shall we take a short break?
学習者:Yes, please. How long is the break?
進行役:Ten minutes. Please be back by three.
学習者:Got it. I’ll be back before three.
日本語訳
進行役:少し休憩しましょうか。
学習者:お願いします。休憩はどのくらいですか。
進行役:10分です。3時までに戻ってください。
学習者:分かりました。3時前に戻ります。
使う場面
講習、会議、グループ学習などで、休憩の提案を受け、長さと戻る時刻を確認する場面です。
注意点・誤用例
by threeは「3時までに」、at threeは「3時に」です。締め切りとして戻る時刻を示すならbyが適しています。
発音・ニュアンス
Shall weは「シャル・ウィ」と強く切らず、滑らかにつなげます。Got it.は会話的な「分かりました」で、職場でも親しいやり取りに使えます。

第5段階:録音して三つだけ確認する

録音後は、すべての音を一度に直そうとせず、三つに絞ります。第一にbreakとrestの語尾が消えていないか、第二にtake aやbe backが滑らかにつながっているか、第三にbreak、rest、back、minutesなどの重要語が聞き取りやすいかを確認します。

翌日は英文を見ず、日本語の場面だけを見て言ってみます。すぐに出なければ、全文を覚え直すのではなく、take a break、on my break、get some restなどの中心部分を確認してください。

最後に、実際に話す直前の判断手順と、疑問が残りやすい点を確認します。迷ったときに戻れる基準を持っておけば、知らない場面でも表現を組み立てやすくなります。

会話前の判断チェックとよくある質問

この章の要点
  • 活動を再開する区切りならbreakを選ぶ
  • 疲労や体調の回復ならrestを選ぶ
  • 学校、劇場、休暇では場面専用の表現を確認する

英語を話す直前は、四つの質問を順番に考えます。まず「同じ活動へ戻るための区切りか」、次に「心身の回復が目的か」、その次に「学校や劇場など専用語のある場面か」、最後に「本当に言いたいのは休日や休暇ではないか」です。

  1. 仕事、勉強、会議をいったん止めるならtake a break。
  2. 疲労、寝不足、体調不良から回復したいならget some restまたはrest。
  3. 学校の休み時間ならrecess、break、playtimeを地域に応じて選ぶ。
  4. 劇場の幕間ならintermissionまたはinterval。
  5. 一日の休みならa day off、仕事を一定期間休むならtake time off。

最も優先して覚える文は、Let’s take a break.とYou should get some rest.です。この二つがあれば、活動の区切りと回復の必要性を分けて伝えられます。

「休憩する」は英語で何と言いますか?

仕事や勉強をいったん止めるならtake a breakが基本です。Let’s take a break.で「休憩しましょう」、I’m going to take a break.で「休憩します」と言えます。疲労回復が目的ならget some restまたはrestを使います。

breakとrestは時間の長さで使い分けますか?

時間の長さだけでは決まりません。後で同じ活動へ戻るための中断ならbreak、疲れた心や体を回復させるならrestです。数分でも目を休ませるならrestを使え、長期休暇でも活動の区切りならspring breakのようにbreakを使えます。

「今は休憩中です」は英語で何と言いますか?

I’m on a break.と言えます。勤務上、自分に割り当てられた休憩を指すならI’m on my break.、昼休憩ならI’m on my lunch break.が自然です。職場ではI’ll be back in ten minutes.のように戻る時刻も添えると親切です。

take a restは間違いですか?

文法的な誤りではありません。ただし、活動を短く中断するならtake a break、疲労を回復させるならget some restや動詞のrestが会話で選ばれやすい傾向があります。イギリス英語ではhave a restも使われます。

restroomは休憩室という意味ですか?

いいえ。アメリカ英語のrestroomは、公共施設などにあるお手洗いを意味します。職場の休憩室はbreak room、従業員用の部屋はstaff room、道路沿いなどの休憩所はrest areaです。

「5分休憩」はfive minutes breakで通じますか?

名詞の前で長さを表すならa five-minute breakとします。minuteは単数形で、five-minuteをハイフンで結びます。長さを後ろから述べる場合はThe break will last five minutes.のようにminutesを複数形にします。

学校の休み時間と劇場の幕間は何と言いますか?

アメリカの小学校の休み時間はrecessが一般的で、イギリスではbreakやplaytimeも使われます。劇場の幕間は、アメリカ英語ではintermission、イギリス英語ではintervalが一般的です。

「明日は仕事が休みです」にrestを使えますか?

勤務のない日を表す場合、通常はrestを使いません。Tomorrow is my day off.またはI have tomorrow off.と言います。仕事から一定期間離れるならtake time off、制度上の休暇ならleaveを使います。

実際の会話では、難しい単語を数多く使うより、場面に合う基本形を素早く選ぶことが大切です。勉強中ならI’m going to take a ten-minute break.、勤務中ならI’m on my lunch break.、疲れた夜ならI need to get some rest.と、自分の日常に近い三文から始めてください。

次に休憩へ入る瞬間、頭の中で日本語だけを言うのではなく、短い英語も一度口にしてみましょう。活動を区切るbreakと、心身を休ませるrestの目的を意識することで、場面に合う表現を選びやすくなります。