「転職したい」と英語で話そうとして、change jobでよいのか、change jobsなのか迷ったことはありませんか。会社だけを変えたい場合と、職種や業界まで変えたい場合でも、選ぶ表現は異なります。

最も広く使いやすい表現は、I’m thinking about changing jobs.です。ただし、転職活動中ならlook for a new job、異業種へ移るならchange careers、転職先が決まっているならstart a new jobのほうが、現在の状況を正確に伝えられます。

この記事では、転職の段階に合う表現から、給料、昇給、福利厚生、休暇、面接での転職理由までを一つの流れで学べます。主要フレーズには使う場面、注意点、発音の目安も付けているため、読んだ直後から音読や会話練習に移れます。

一人で練習すると使い分けに不安が残る場合は、英語教室で、自分の転職状況に合わせた言い方を確認する方法もあります。まずは、似ている表現の違いを整理し、自分が今日使う一文を決めていきましょう。

目次 [ close ]
  1. 「転職する」の基本はchange jobs
    1. switch jobsは会話で軽快に響く
    2. 会社だけを変えるならmove to another company
    3. 職種や業界まで変えるならchange careers
  2. 転職の段階に合わせて英語を選ぶ
    1. まだ迷っている段階
    2. 求人を探している段階
    3. 転職先が決まった段階
    4. 新しい職場で働き始める段階
  3. 給料と報酬を英語で伝える
    1. salary、pay、wage、compensationの違い
    2. 給料への不満を伝える言い方
    3. 収入を推測するときの距離感
  4. 昇給・福利厚生・休暇を英語で確認する
    1. 昇給はraiseまたはpay raise
    2. employee benefitsは福利厚生全体
    3. paid vacation、paid leave、PTO
    4. maternity leave、paternity leave、parental leave
  5. 友人に転職を相談する会話例
    1. 給料と昇給について相談する
    2. 福利厚生について尋ねる
    3. 異業種への転職を相談する
  6. 面接で転職理由を前向きに伝える
    1. 給料と成長を理由にする
    2. 働き方を変えたい場合
    3. 職場環境や価値観を理由にする
    4. 面接回答を自分用に組み立てる型
  7. quit・resign・transferとの違い
    1. quitとresign
    2. leave a company
    3. transferは社内異動
    4. retireとjob hopping
  8. よくある誤用を自然な英語に直す
    1. I want to change my company.
    2. I want to change job.
    3. I am finding a new job.
    4. My salary is not good.
    5. I have a three-percent raise every year.
    6. work for、work at、work inの違い
    7. What kind of company do you work for?
  9. 今日からできる発音・置き換え練習
    1. 練習する基本の三文
    2. 意味のまとまりで区切る
    3. 音がつながる部分を練習する
    4. 一回10分の練習手順
    5. 7回に分ける復習計画
    6. 仕上げの一分間スピーチ
  10. 転職英語の場面別早見表
  11. 転職の英語に関するQ&A

「転職する」の基本はchange jobs

この章の要点
  • 一般的な「転職する」にはchange jobsが広く使える
  • change careersは職種や業界を大きく変える場合に使う
  • 会社、職種、転職の段階のどこを伝えたいかで表現を選ぶ

一般的な「転職する」には、change jobsを選べば、多くの場面に対応できます。今の仕事から別の仕事へ移る変化を表し、同じ職種のまま勤務先を変える場合にも、異なる仕事へ移る場合にも使えます。

ここで大切なのは、通常jobsを複数形にする点です。変更前の仕事と変更後の仕事という二つの仕事が意識されるため、change jobsという形が定着しています。

フレーズ
I’m thinking about changing jobs.
日本語訳
転職しようかと考えています。
使う場面
まだ最終決定はしていないものの、転職を現実的な選択肢として考えているときに使います。友人への相談にも適しています。
注意点・誤用例
I’m thinking about change jobs.とはせず、aboutの後ろはchangingにします。また、I want to change job.よりも、一般的な転職にはjobsの複数形が自然です。
発音・ニュアンス
thinking aboutは会話で「シンキンガバウト」に近くつながります。changeの語尾とjobsの先頭を切り離しすぎず、「チェインジ・ジョブズ」と滑らかにつなげます。即決ではなく、検討中という柔らかな響きです。

switch jobsは会話で軽快に響く

switch jobsも「転職する」を表します。switchには、ある選択肢から別の選択肢へ切り替える感覚があるため、友人や同僚との日常会話で使いやすい表現です。

たとえば、I decided to switch jobs.なら「転職することに決めた」、Why did you switch jobs?なら「なぜ転職したの?」となります。面接でも意味は通じますが、改まった印象にしたいときはchange jobsやpursue a new opportunityも選べます。

フレーズ
I switched jobs because I wanted a better work-life balance.
日本語訳
仕事と私生活のバランスを改善したくて転職しました。
使う場面
転職した事実と理由を、会話で簡潔に伝える場面です。
注意点・誤用例
switch companiesは勤務先の変更を強調します。職種を変えたことまで明確にしたいならchange careersを使います。
発音・ニュアンス
switched jobsは語末の音が連続するため、「スウィッチト・ジョブズ」を一息で言います。change jobsより、切り替えた動作が少し鮮明に感じられます。

会社だけを変えるならmove to another company

仕事内容はほぼ同じで勤務先だけを変えるなら、move to another companyが明確です。I moved to a new company, but I’m still working in accounting.と言えば、「新しい会社へ移ったが、今も経理をしている」と伝えられます。

change employersも、雇用主が変わることを正確に表します。会社だけでなく、団体や個人の雇用主にも使える一方、日常会話ではやや事務的に響く場合があります。

職種や業界まで変えるならchange careers

銀行から別の銀行へ移るならchange jobs、銀行業界から教育分野へ移るならchange careersが自然です。careerは長期的な職業人生や専門分野を指すため、単なる勤務先変更より大きな転換を表します。

フレーズ
I’m considering a career change.
日本語訳
職種や業界を変えることを考えています。
使う場面
異業種への移動や、専門職から別の専門分野へ進むことを検討している場面です。
注意点・誤用例
同じ職種のまま会社だけを変える場合に使うと、実際より大きな方向転換だと受け取られる可能性があります。名詞ではa career changeと冠詞を付けます。
発音・ニュアンス
careerは後半に強勢を置き、「カリア」に近い音で発音します。consideringを加えると、慎重に検討している落ち着いた印象になります。
注意点

I want to change my company.は「自分の会社の仕組みや経営を変えたい」と受け取られる可能性があります。勤務先を変えたいなら、I want to change jobs.またはI want to move to another company.が明確です。

基本の違いが見えたら、次は「考えている」「探している」「決まった」という段階を英語で区別してみましょう。この区別ができると、短い一文でも状況が伝わりやすくなります。

転職の検討、求人探し、内定、勤務開始の各段階を英語学習カードとともに表した机上の写真
転職のどの段階にいるかを決めると、選ぶ英語も自然に決まります。

転職の段階に合わせて英語を選ぶ

この章の要点
  • 検討中、活動中、内定後、勤務開始後で表現を変える
  • look forは探している途中、findとgetは結果を表しやすい
  • start a new jobは転職先が決まっているときに使う

日本語の「転職する」は、まだ迷っている段階にも、採用が決まった後にも使えます。一方、英語では現在の段階を動詞で示すと、聞き手が状況を理解しやすくなります。

まだ迷っている段階

迷っているなら、I’m thinking about changing jobs.が基本です。しばらく考え続けているなら、I’ve been thinking about changing jobs lately.と現在完了進行形を使えます。

  • I’m not sure whether I should stay or leave.(残るべきか辞めるべきか迷っています)
  • I might look for another job.(別の仕事を探すかもしれません)
  • I’m considering other career options.(ほかのキャリアの選択肢を検討しています)

mightは「そうする可能性がある」という控えめな言い方です。決意を固めていない時点でI’ve decided to change jobs.と言うと、すでに決定済みだと伝わるため、動詞の強さに注意しましょう。

求人を探している段階

仕事を探している途中なら、I’m looking for a new job.が自然です。応募を始めているならI’ve started applying for new positions.、複数の可能性を穏やかに検討しているならI’m exploring other opportunities.と言えます。

フレーズ
I’m currently looking for a new job.
日本語訳
現在、新しい仕事を探しています。
使う場面
求人を調べたり応募したりしている途中で、まだ次の仕事が決まっていないときに使います。
注意点・誤用例
I am finding a new job.は、探している途中を表す言い方として不自然になりやすい形です。途中ならlook for、見つかった結果ならI found a new job.を使います。
発音・ニュアンス
looking forは会話で「ルッキンフォー」に近くつながります。currentlyを添えると「現在のところ」という情報が加わり、状況説明として整います。

転職先が決まった段階

内定を承諾したならI’ve accepted a job offer.、仕事が決まったならI’ve found a new job.と言えます。新しい会社への入社を伝えるI’ll be joining a new company next month.も自然です。

  • I finally got a new job.(ようやく新しい仕事が決まりました)
  • I’m taking on a new role at a technology company.(テクノロジー企業で新しい職務に就きます)
  • I’ve decided to move on to a new opportunity.(新しい機会へ進むことに決めました)

move onには「今の段階から前へ進む」という感覚があります。ただし、それだけでは話題を変える、過去を乗り越えるといった意味にもなるため、転職を明確にするならmove on to a new roleやmove on to another companyと移動先を加えます。

新しい職場で働き始める段階

フレーズ
I’m starting a new job next Monday.
日本語訳
次の月曜日から新しい仕事を始めます。
使う場面
採用が決まり、勤務開始日について話すときに使います。
注意点・誤用例
まだ仕事を探している人が使うと、採用が決まっているように聞こえます。検討中ならthinking about changing jobs、活動中ならlooking for a new jobにします。
発音・ニュアンス
starting aは「スターティンガ」のようにつながります。予定が具体的で、前向きな期待を含みやすい表現です。

段階を表せるようになったら、転職を考える理由も加えてみましょう。特に会話で頻出するのが、給料、昇給、福利厚生に関する表現です。

給料と報酬を英語で伝える

この章の要点
  • payは日常的な給料、salaryは固定給、wageは時間単位の賃金に使われやすい
  • compensationは賞与や手当なども含む報酬全体を表す
  • 面接では給料への不満だけでなく、責任や成長との関係を示す

給料を理由に転職したい場合、友人にはThe main reason is the pay.と率直に言えます。面接では、報酬と自分の責任や経験との関係を示すと、次の仕事に求める条件が伝わりやすくなります。

salary、pay、wage、compensationの違い

salaryは、月給や年俸のような固定給を指すことが多い単語です。What is the salary range for this position?なら、「この職種の給与範囲はいくらですか」と尋ねられます。

payは、仕事に対して受け取るお金を広く表す日常的な語です。The pay is good.やI’m looking for better pay.のように、会話で扱いやすい特徴があります。

wageは時給、日給、週給など、時間を単位として支払われる賃金に使われやすい語です。The hourly wage is twenty dollars.なら「時給は20ドルです」となります。

compensationは、基本給だけでなく、賞与、株式、手当なども含む報酬全体を指す、やや改まった語です。採用条件を確認するときは、Could you tell me about the compensation package?と尋ねられます。

フレーズ
I’m looking for a role that offers greater responsibility and compensation that reflects my experience.
日本語訳
より大きな責任を担え、経験に見合った報酬を得られる職務を探しています。
使う場面
採用面接で、給料も転職理由の一つだと前向きに伝えたいときに使います。
注意点・誤用例
I just want more money.は率直すぎて、面接では報酬以外に関心がないように響く場合があります。経験、責任、貢献、成長と組み合わせると意図が伝わります。
発音・ニュアンス
compensationは「カンペンセイション」に近く、seの部分を強めます。reflects my experienceは「経験を反映する」、つまり経験に見合うという落ち着いた言い方です。

給料への不満を伝える言い方

  • I’m not satisfied with my salary.(今の給料に満足していません)
  • I don’t think I’m being paid fairly.(仕事内容に見合う給料を受けているとは思いません)
  • I’d like to find a better-paying job.(もっと給料の良い仕事を見つけたいです)
  • My salary hasn’t kept up with my responsibilities.(責任が増えたのに給料が追いついていません)
  • I need to earn more to support my family.(家族を支えるために、もっと稼ぐ必要があります)

My salary is not good.でも意味は通じますが、My salary isn’t very high.やThe pay isn’t very good.のほうが英語らしい組み合わせです。公平性を伝えるならfairly、責任との釣り合いを伝えるならreflectやkeep up withが役立ちます。

注意点

How much do you make?は「いくら稼いでいますか」と収入額を直接尋ねる表現です。給料を私的な情報と考える人もいるため、親しくない相手にはAre you happy with the pay?やDoes the company pay well?のように、満足度や一般的な待遇を尋ねるほうが穏やかです。

収入を推測するときの距離感

You must be getting paid well.は「きっと良い給料をもらっているのでしょう」と強く推測する言い方です。相手によっては収入を決めつけられたように感じることもあります。

控えめにするなら、I’ve heard that banks generally pay well.のように一般論として述べるか、Are you happy with the salary?と満足度を尋ねます。言えることだけでなく、相手が答えやすい聞き方を選ぶことも会話力の一部です。

昇給・福利厚生・休暇を英語で確認する

この章の要点
  • 昇給はraise、給与査定はsalary reviewで表せる
  • employee benefitsは給料以外の福利厚生を広く含む
  • paid vacation、paid leave、PTOは範囲や使われ方が異なる

転職先を比べるときは、基本給だけでなく、昇給制度、休暇、保険、育児支援なども重要です。英語では、制度の有無だけでなく、どのような仕組みかを尋ねる表現を覚えると実用性が高まります。

昇給はraiseまたはpay raise

アメリカ英語ではa raiseまたはa pay raise、イギリス英語ではa pay riseがよく使われます。昇給を受ける動詞にはgetやreceiveを使います。

フレーズ
How do pay raises work at your company?
日本語訳
あなたの会社では、昇給はどのような仕組みですか。
使う場面
友人や同僚に、定期昇給、査定、昇給条件などの仕組み全体を尋ねる場面です。
注意点・誤用例
How about the pay raise?は、すでに特定の昇給について話しているなら使えます。制度全体を初めて尋ねる場合は、How do pay raises work?が明確です。
発音・ニュアンス
raiseは「レイズ」で、語尾は濁る音です。workはここでは「機能する」ではなく、「どのような仕組みになっているか」を表します。
  • Do employees get a raise every year?(従業員は毎年昇給しますか)
  • Is there an annual salary review?(年に一度の給与査定はありますか)
  • My salary has remained the same for three years.(給料が3年間変わっていません)
  • I don’t expect to get a raise anytime soon.(当分、昇給は期待できそうにありません)

I have a three-percent raise every year.でも理解されますが、I get a three-percent raise every year.のほうが「昇給を受ける」という動きが自然です。書き言葉ではI receive an annual raise of about three percent.とも表せます。

employee benefitsは福利厚生全体

employee benefitsは、健康保険、退職金制度、有給休暇、育児休業、社員割引など、給料以外に会社から提供される待遇を広く含みます。単なる手当だけを指すわけではありません。

フレーズ
Could you tell me about the benefits package?
日本語訳
福利厚生制度について教えていただけますか。
使う場面
採用担当者に、求人票だけでは分からない福利厚生の全体像を丁寧に確認するときに使います。
注意点・誤用例
友人にはWhat kind of benefits do you get?が自然です。面接の早い段階で待遇の質問だけを続けると、仕事内容への関心が伝わりにくくなる場合があるため、職務内容の確認と順序を整えます。
発音・ニュアンス
benefitsは最初のbeに強勢を置き、「ベネフィッツ」に近く発音します。Could you tell meは質問を柔らかくする定番の形です。

paid vacationは、休養や旅行などに使う有給休暇という印象があります。I get twenty days of paid vacation a year.のように、日数を入れるときはdays of paid vacationとします。

paid leaveは、病気、出産、育児、家族の介護なども含めた有給の休暇全般を表します。paid sick leaveなら有給の病気休暇です。PTOはpaid time offの略で、複数の休暇をまとめて管理する制度を指す場合があります。

  • How much paid time off do you get?(有給休暇はどのくらいありますか)
  • I have ten days of PTO left.(有給休暇があと10日残っています)
  • Does the company provide paid sick leave?(有給の病気休暇はありますか)
  • Employees receive twenty days of paid leave per year.(従業員には年20日の有給休暇があります)

maternity leave、paternity leave、parental leave

maternity leaveは出産する母親のための産前・産後休業、paternity leaveは父親のための休業です。性別を限定せず、親が育児のために取る休業はparental leaveと表せます。

休暇を「取る」にはtake leaveを使います。I can take two years of paid maternity leave.のように表せますが、制度は国、地域、会社によって異なるため、一般論として断定せず、My company offers…やAt my company…と主語を明確にすると安全です。

単語を個別に覚えたら、会話の流れに入れてみましょう。次の章では、友人への相談と面接という、距離感の異なる二つの場面を扱います。

カフェで給料や福利厚生について丁寧に転職相談をする東アジア系の社会人2人
相手との関係に合わせ、率直な表現と控えめな表現を使い分けます。

友人に転職を相談する会話例

この章の要点
  • 相談では転職の意思、理由、求める条件の順に話すと流れが自然になる
  • 給料額を直接聞かず、満足度や制度を尋ねる方法がある
  • 相づちと質問を組み合わせると会話を続けやすい

友人への相談では、最初から長い説明をする必要はありません。転職を考えていることを一文で伝え、相手の質問に答えながら理由や条件を加えると、会話が自然に進みます。

給料と昇給について相談する

会話
学習者:I’ve been thinking about changing jobs.
友人:What’s making you consider it?
学習者:Mainly the pay. I’ve been with the company for four years, but I’ve never received a raise.
友人:Have you talked to your manager about it?
学習者:Yes, but there doesn’t seem to be much room for negotiation.
友人:Then it might be worth exploring other opportunities.
日本語訳
学習者:転職しようかと考えているんだ。
友人:どうしてそう考えているの?
学習者:主に給料かな。会社に4年いるけれど、一度も昇給していないんだ。
友人:そのことを上司に相談した?
学習者:うん。でも交渉の余地はあまりなさそうなんだ。
友人:それなら、ほかの可能性を探ってみる価値がありそうだね。
使う場面
信頼できる友人に、給料や昇給を理由とする転職について相談する場面です。
注意点・誤用例
room for negotiationは物理的な部屋ではなく「交渉の余地」です。worthの後ろにはexploringのように動名詞を置きます。
発音・ニュアンス
What’s making you consider it?は、相手を責めずに理由を尋ねる柔らかな質問です。might be worthは断定を避けた助言になり、相談場面になじみます。

福利厚生について尋ねる

会話
学習者:What are the benefits like at your company?
友人:They’re pretty good. We have health insurance, paid parental leave, and twenty days of paid vacation.
学習者:That sounds much better than what my company offers.
友人:Are you thinking about changing jobs?
学習者:Yes. Better benefits are one of my priorities.
日本語訳
学習者:あなたの会社の福利厚生はどんな感じ?
友人:かなり良いよ。健康保険、有給の育児休業、20日の有給休暇があるんだ。
学習者:うちの会社が提供するものより、ずっと良さそうだね。
友人:転職を考えているの?
学習者:うん。福利厚生の充実は、重視する条件の一つなんだ。
使う場面
転職先を選ぶ条件として、保険、休暇、育児支援などを重視しているときの情報交換です。
注意点・誤用例
What are the benefits like?のlikeは「好き」という意味ではなく、「どのような感じか」を尋ねます。one ofの後ろは複数形にするため、one of my priorityではなくone of my prioritiesです。
発音・ニュアンス
What are theは会話で「ワラザ」に近くつながることがあります。pretty goodは「かなり良い」という自然な評価で、過度に大げさではありません。

異業種への転職を相談する

会話
学習者:I’m considering a career change.
友人:What field are you interested in?
学習者:I’d like to move from finance into education.
友人:Have you started preparing for it?
学習者:Yes. I’m taking an online course and volunteering at a local school.
日本語訳
学習者:異業種への転職を考えているんだ。
友人:どの分野に興味があるの?
学習者:金融から教育分野へ移りたいと思っているよ。
友人:そのための準備は始めた?
学習者:うん。オンライン講座を受けながら、地域の学校でボランティアをしているよ。
使う場面
業界や専門分野を変える計画と、現在進めている準備を話す場面です。
注意点・誤用例
move from A into Bで「AからBの分野へ移る」と表せます。前置詞を一つにそろえようとしてmove from finance from educationとはしません。
発音・ニュアンス
I’d like toは「アイド・ライクトゥ」と一まとまりで練習します。wantより少し控えめで、希望を落ち着いて述べる響きです。

友人との会話では本音を言いやすい一方、面接では前職への不満だけで終わらせない組み立てが必要です。次は、同じ理由を面接向けに整える方法を見ていきます。

面接で転職理由を前向きに伝える

この章の要点
  • 現在の職場で得たもの、変えたい点、次の職場で実現したいことを順に話す
  • 不満を事実として短く示し、応募先との接点へ移る
  • 給料だけでなく成長、責任、働き方、価値観も組み合わせる

面接では、前職の悪い点を並べるより、次の仕事で何を実現したいかまで話すことが大切です。答えは「得た経験」「変えたい点」「応募先で目指すこと」の三段階にすると組み立てやすくなります。

給料と成長を理由にする

フレーズ
I’ve learned a great deal in my current role, but opportunities for advancement are limited. I’m now looking for a position where I can take on more responsibility and receive compensation that reflects my experience and contribution.
日本語訳
現在の職務では多くのことを学びましたが、昇進の機会が限られています。今は、より大きな責任を担い、経験と貢献に見合う報酬を得られる職を探しています。
使う場面
現在の会社で成長や昇進が難しく、責任と報酬の両方を高めたい場合の面接回答です。
注意点・誤用例
前職への感謝を作り話にする必要はありません。実際に得た技能や担当経験を一つ選び、事実の範囲で話します。応募先での役割とつながらない抽象的な美辞麗句も避けます。
発音・ニュアンス
advancementは「アドヴァンスメント」に近く、vanの部分を強めます。limitedは断定的な非難になりにくく、「機会が限られている」と客観的に示せます。

働き方を変えたい場合

フレーズ
I value what I’ve learned at my current company, but I’m looking for a role that offers greater flexibility and a healthier work-life balance.
日本語訳
現在の会社で学んだことを大切にしていますが、より柔軟で、仕事と私生活のバランスを保ちやすい職務を探しています。
使う場面
勤務時間、在宅勤務、通勤、家庭との両立など、働き方を変えたい場合です。
注意点・誤用例
I don’t want to work hard.では、負担を避けたいだけに聞こえる可能性があります。必要な柔軟性と、安定して力を発揮できる環境との関係を具体化します。
発音・ニュアンス
flexibilityは「フレクサビリティ」に近く、bilの付近を強めます。healthierは単なる楽さではなく、より健全で持続しやすい状態を示します。

職場環境や価値観を理由にする

  • I’m looking for a more supportive work environment.(もっと支え合える職場環境を求めています)
  • The company culture isn’t a good fit for me.(会社の文化が自分には合いません)
  • I want to work for a company whose values align with mine.(自分の価値観と合う会社で働きたいです)
  • I’m looking for a workplace with clearer communication and well-defined responsibilities.(意思疎通と責任範囲が明確な職場を求めています)

isn’t a good fit for meは、会社を全面的に否定せず、自分との相性として伝える表現です。ただし、曖昧なままだと追加質問を受けやすいため、「意思決定の流れ」「担当範囲」「協働方法」など、自分が求める環境を説明できるようにしておきます。

注意点

My boss was terrible.やThe company treated me badly.のような強い評価だけで答えると、面接官が状況を判断しにくくなります。伝える必要がある事実は簡潔に述べ、その経験から次の職場で何を重視するようになったかへ話を移します。

面接回答を自分用に組み立てる型

  1. I’ve developed experience in _____.(私は~の経験を積みました)
  2. However, opportunities to _____ are limited in my current role.(ただし、現在の職務では~する機会が限られています)
  3. I’m looking for a position where I can _____.(私は~できる職を探しています)
  4. I’m particularly interested in this role because _____.(特にこの職務に関心があるのは~だからです)

空欄には、実際の経験と求人内容に合う語句だけを入れます。たとえばdevelop new skills、take on more responsibility、work with international clients、contribute to product developmentなどです。

表現を整えるだけでなく、似た動詞の違いも押さえておくと誤解を防げます。特にquit、resign、transferは「転職」と同じではありません。

quit・resign・transferとの違い

この章の要点
  • quit、resign、leaveは退職を表すが、次の仕事への移動までは含まない
  • transferは同じ組織内の部署、支店、勤務地の移動に使われやすい
  • retireとjob hoppingは転職とは異なる意味を持つ

「今の会社を辞める」と「別の仕事へ移る」は同じではありません。英語では、退職と転職を別の動作として表すことがあります。

quitとresign

quit a jobは「仕事を辞める」という一般的な表現です。I’m going to quit my job.と言っても、その後に新しい仕事へ移るのか、休むのかは分かりません。

resignは「辞職する」という改まった語です。I’ve decided to resign from my position.やShe submitted her resignation.のように使います。resignの後ろに勤務先や役職を置く場合は、resign fromを使います。

leave a company

leave a companyは「会社を辞める」という中立的な表現です。面接ではWhy are you leaving your current company?やWhy did you leave your previous job?と質問されることがあります。

leaveは退職の事実を示しますが、転職そのものを表すとは限りません。「辞めて別の仕事へ移る」と伝えるなら、I’m leaving my current company to take on a new role.のように次の行動を加えます。

transferは社内異動

フレーズ
I’m transferring to the sales department.
日本語訳
営業部へ異動します。
使う場面
同じ会社や組織の中で、部署、支店、勤務地などが変わるときに使います。
注意点・誤用例
別会社への転職にtransferを使うと、社内異動だと受け取られる可能性があります。雇用主が変わるならchange jobs、switch jobs、move to another companyが明確です。
発音・ニュアンス
動詞transferは後半をやや強く発音する形が一般的です。be transferringとすると、決まっている異動予定を自然に表せます。

retireとjob hopping

retireは、定年や年齢などを理由に職業生活から退く「退職する」です。別会社へ移る転職とは異なります。My father retired last year.なら「父は昨年退職しました」となります。

job hoppingは、短い期間で何度も仕事を変えることです。文脈によって否定的に響くため、自分の転職を表す中立的な語として使う必要はありません。面接で転職回数について聞かれた場合は、各移動の理由と経験の一貫性を具体的に話します。

よくある誤用を自然な英語に直す

この章の要点
  • change my companyとchange jobsは意味が異なる
  • 探している途中はlook for、見つかった結果はfindで表す
  • 日本語を一語ずつ置き換えず、英語でよく使われる組み合わせを覚える

転職英語で起こりやすい誤りは、単語を知らないことより、日本語の形をそのまま英語へ移すことから生まれます。正しい文を一まとまりで覚えると、会話中に組み立て直す負担を減らせます。

I want to change my company.

この文は「自分が会社そのものを変革したい」という意味に取られることがあります。勤務先を変えたいなら、I want to change jobs.またはI want to move to another company.に直します。

I want to change job.

一般的な転職ではjobsを複数形にして、I want to change jobs.とします。一方、change my jobは「今の仕事の内容や条件を変える」という意味でも使えるため、別の仕事へ移る意図を明確にするならchange jobsが便利です。

I am finding a new job.

findは見つけるという結果を表しやすい動詞です。探している途中ならI’m looking for a new job.、見つかった後ならI found a new job.にします。

My salary is not good.

意味は理解されますが、My salary isn’t very high.、The pay isn’t very good.、I’m not satisfied with my salary.などの組み合わせが自然です。責任との不釣り合いを言うなら、I don’t think my pay reflects my responsibilities.と具体化できます。

I have a three-percent raise every year.

昇給を「受ける」場合は、I get a three-percent raise every year.またはI receive an annual raise of about three percent.が自然です。会話ではget、改まった説明ではreceiveを選ぶと使い分けやすくなります。

work for、work at、work inの違い

work forは雇用主や所属先を示します。I work for a bank.なら「銀行に勤めています」です。work atは勤務場所を意識し、I work at a bank near the station.なら「駅近くの銀行で働いています」となります。

work inは業界、分野、部署に使えます。I work in banking.は「銀行業界で働いています」、I work in the human resources department.は「人事部で働いています」です。

What kind of company do you work for?

この質問は会社の種類や性質を尋ねます。業界を明確に尋ねるならWhat industry do you work in?、相手の職種を尋ねるならWhat do you do?が使えます。

違いを読んで理解できたら、次は口から出せる形に変える段階です。長い回答を暗記する前に、短い基本文を自分の情報で置き換えていきましょう。

今日からできる発音・置き換え練習

この章の要点
  • 短い基本文を選び、自分の理由へ置き換える
  • 意味のまとまりごとに区切ってから、音をつなげる
  • 録音、聞き直し、言い直しを一回の練習に含める

転職の英語は、単語一覧を眺めるだけでは会話で出にくいものです。最初に自分が実際に使う三文を選び、理由と条件を入れ替えて練習します。

練習する基本の三文

  1. I’m thinking about changing jobs because _____.
  2. I’m looking for a job that offers _____.
  3. I’d like to find a position where I can _____.

一つ目の空欄には、my commute is too long、there isn’t much room for growth、I need a more flexible scheduleなど、転職理由を入れます。二つ目にはbetter benefits、remote work options、a clearer career pathなど、求める条件を入れます。

三つ目にはdevelop new skills、take on more responsibility、use my experience in customer serviceなど、自分が次の職場で行いたいことを入れます。事実に合う語句を選び、毎回同じ内容で練習すると定着しやすくなります。

意味のまとまりで区切る

長い文は、単語ごとではなく意味のまとまりで区切ります。たとえば、I’m looking for a position / where I can take on more responsibility / and develop new skills.の三つに分けます。

最初は区切りごとに止まり、次に区切りの間を短くし、最後に一文を通します。速く読むことより、強調する語を決めることが大切です。この文ならposition、responsibility、skillsをやや強くすると、要点が聞き取りやすくなります。

音がつながる部分を練習する

  • thinking about:「シンキンガバウト」に近くつなぐ
  • looking for a:「ルッキンフォラ」に近くつなぐ
  • start a new job:「スタータ・ニュー・ジョブ」に近くつなぐ
  • work at a:「ワーカタ」に近くつなぐ
  • take on:「テイコン」に近くつなぐ

カタカナ表記は音の接続をつかむ補助です。日本語の音へ完全に置き換えるものではありません。元の英語音声を確認できる環境では、聞いた後にまねし、自分の録音と比べます。

一回10分の練習手順

  1. 基本文を一つ選び、意味を確認する
  2. 英文を見ながらゆっくり3回読む
  3. 意味のまとまりごとに区切って3回読む
  4. 空欄を自分の情報に置き換える
  5. 英文を見ずに録音する
  6. 録音を聞き、詰まった箇所だけ言い直す
  7. 最後に質問と回答を一組で練習する

質問と回答を組にすると、実際の会話に近づきます。Why are you thinking about changing jobs?に対して、I’m looking for better opportunities for growth.と答える練習をします。次に理由を給料、通勤、働き方へ入れ替えます。

7回に分ける復習計画

  • 1回目:change jobs、switch jobs、change careersの違いを声に出す
  • 2回目:検討中、活動中、内定後の三段階を言う
  • 3回目:pay、salary、raise、benefitsを使って短文を作る
  • 4回目:友人との会話を役割ごとに読む
  • 5回目:面接回答を三つの意味のまとまりに分けて読む
  • 6回目:英文を見ずに一分間話し、録音する
  • 7回目:誤用を正しい文へ直し、自分の回答を完成させる

一度に多くの例文を暗記するより、同じ基本文を異なる場面で使うほうが実践につながります。I’m looking for…という骨格だけでも、a new job、better pay、a flexible role、opportunities for growthと目的語を変えられます。

フレーズカードと録音機器を使って自宅で英語面接の音読練習をする日本人の求職者
短い文を自分の状況へ置き換え、録音して聞き直すところまでを一セットにします。

仕上げの一分間スピーチ

フレーズ
I’m thinking about changing jobs. I’ve learned a lot in my current role, but I’m looking for more opportunities to develop my skills. I’d also like a position with greater responsibility and a clearer path for advancement.
日本語訳
転職を考えています。現在の職務では多くを学びましたが、自分の技能を伸ばす機会をもっと求めています。また、より大きな責任を担え、昇進への道筋が明確な職を希望しています。
使う場面
友人への説明を少し丁寧にしたいときや、面接回答の土台を作るときに使います。
注意点・誤用例
そのまま暗記して、実際の経歴と異なる内容を話さないようにします。responsibilityやadvancementが自分の希望に合わない場合は、flexibility、international experienceなどへ置き換えます。
発音・ニュアンス
一文目の後に短く間を取り、現在の経験、次の希望という順序を声でも示します。butとalsoを少し意識すると、話の展開が聞き取りやすくなります。

転職英語の場面別早見表

この章の要点
  • 一般的な転職、異業種への転身、活動中、内定後を区別する
  • 迷ったら自分が今どの段階にいるかを先に確認する
  • 一文を選び、理由を一つ加えれば実用的な発話になる

表現に迷ったときは、何が変わるのか、どの段階なのかを確認してください。勤務先、職種、雇用主、勤務開始のどれを伝えたいかが分かれば、表現を絞れます。

伝えたい状況 英語表現 例文
一般的な転職 change jobs I’m thinking about changing jobs.
会話で気軽に言う switch jobs I decided to switch jobs.
勤務先だけを変える move to another company I’m moving to another company.
雇用主が変わる change employers I changed employers last year.
職種や業界を変える change careers I want to change careers.
仕事を探している look for a new job I’m looking for a new job.
仕事が決まった get a new job I finally got a new job.
勤務を始める start a new job I start my new job on Monday.
社内で異動する transfer I’m transferring to another department.
正式に辞職する resign I’ve decided to resign from my position.

最初の一文に理由を加えるだけでも、会話は大きく前進します。I’m thinking about changing jobs because my commute is too long.や、I’m looking for a job that offers better benefits.のように、自分に必要な情報を一つだけ足してみてください。

転職の英語に関するQ&A

この章の要点
  • change jobsの複数形やchange careersとの違いを再確認する
  • 面接、社内異動、転職活動中の表現を使い分ける
  • 短い回答を自分の状況に合わせて選ぶ

最後に、転職について英語で話すときに迷いやすい点を確認します。基本は、転職の範囲と現在の段階を区別することです。

「転職したい」は英語で何と言いますか?

一般的にはI want to change jobs.と言えます。まだ検討中ならI’m thinking about changing jobs.のほうが柔らかく、現在の状況にも合います。

change jobではなくchange jobsなのはなぜですか?

今の仕事から別の仕事へ移るため、変更前と変更後の仕事が意識され、通常はjobsという複数形を使います。change my jobは、今の仕事内容や条件を変える意味にもなり得ます。

change jobsとchange careersの違いは何ですか?

change jobsは一般的な転職に広く使えます。change careersは、職種、専門分野、業界などを大きく変える場合に適しています。

転職活動中は英語で何と言いますか?

I’m looking for a new job.またはI’m currently job hunting.と言えます。応募を始めているならI’ve started applying for new positions.も使えます。

面接で「給料が低いから転職したい」と言ってもよいですか?

給料を理由に含めることはできますが、不満だけで終わらせないほうが意図を伝えやすくなります。より大きな責任、成長の機会、経験や貢献に見合う報酬を求めていると具体化します。

transferは別会社への転職にも使えますか?

transferは同じ会社や組織内の部署、支店、勤務地の移動を連想させやすい語です。別の雇用主へ移るならchange jobs、switch jobs、move to another companyのほうが誤解されにくい表現です。

内定が決まった後はどの表現を使いますか?

内定を承諾したならI’ve accepted a job offer.、仕事が決まったならI’ve found a new job.、勤務開始日を伝えるならI’m starting a new job next Monday.のように表します。

福利厚生について丁寧に尋ねるにはどう言いますか?

採用担当者にはCould you tell me about the benefits package?と尋ねられます。友人との会話ならWhat kind of benefits do you get?が自然です。

一般的な転職にはchange jobs、職種や業界の大きな転換にはchange careers、仕事を探している途中にはlook for a new job、新しい勤務先で働き始める段階にはstart a new jobを使います。

今日の練習では、I’m thinking about changing jobs because _____.の空欄を、自分の本当の理由で埋めてください。次に、I’m looking for a job that offers _____.で希望条件を一つ加え、二文を続けて録音すれば、転職相談や面接回答の土台ができます。