「あの人はどんな人?」「待ち合わせ相手はどんな見た目?」と英語で聞きたいのに、似た表現がいくつもあって迷った経験はないでしょうか。特に、What does she look like?What is she like? は、短いのに意味が大きく異なります。

人の特徴を自然に伝える鍵は、難しい単語を大量に覚えることではありません。身長や性格にはbe動詞、髪や目にはhave、服装にはwear、見た印象にはlookというように、特徴に合う型を選べば、初心者でも具体的な人物像を組み立てられます。

この記事では、外見と性格の聞き分け、失礼になりにくい表現、友人紹介や待ち合わせで使える会話、発音練習まで順番に扱います。会話練習の機会を増やしたい場合は、英語教室で講師を相手に人物描写を試す方法もあります。まずは、質問の形を三つに整理しましょう。

目次 [ close ]
  1. 「どんな人?」を英語で聞く三つの基本表現
    1. What does she look like? は外見を尋ねる
    2. What is she like? は性格や人柄を尋ねる
    3. What does she like? は好みを尋ねる
  2. 外見を組み立てるbe・have・wear・look
    1. be動詞:身長・体型・全体像
    2. have:髪・目・顔・ひげ
    3. wear:普段の装いと今の服装
    4. look:そのとき受ける印象
  3. 身長・体型・髪型・顔立ちを自然に表す語彙
    1. 身長と体格の言い方
    2. 髪の長さ・形・色
    3. 顔・目・そのほかの目印
  4. 性格や人柄を英語で伝える基本文型
    1. 好意的な性格を表す語
    2. 話し方や人付き合いを表す語
    3. personalityとcharacterの違い
  5. 否定的な特徴を失礼になりにくく伝える
    1. 性格ではなく行動を述べる
    2. 一つの特徴を別の角度から見る
  6. 友人紹介・待ち合わせ・職場で使える会話
    1. 友人について尋ねる
    2. 待ち合わせ相手を見分ける
    3. 職場の人柄を尋ねる
  7. 自己紹介と人物紹介を一段自然にする表現
    1. 控えめに自分の性格を述べる
    2. one of+複数名詞
    3. If you wantと申し出の表現
  8. よくある間違いを修正する
    1. 髪にbe動詞を使わない
    2. メガネはwearで表す
    3. smartを体型に使わない
    4. cheerfulとhappyを区別する
    5. boringとboredを区別する
  9. まとめ:発音練習と人物描写を定着させる実践手順
    1. 手順1:三つの質問を対にする
    2. 手順2:動詞ごとに一文を作る
    3. 手順3:性格に行動を加える
    4. 手順4:自分と身近な人を順番に描写する

「どんな人?」を英語で聞く三つの基本表現

この章の要点
  • look likeは外見、be likeは性格や人柄を尋ねる
  • does … likeは好みを尋ねるため、語順まで確認する

最初に覚えたいのは、質問にlookがあるかどうかです。外見ならWhat does … look like?、性格ならWhat is … like?を使います。日本語の「どんな人?」だけを思い浮かべるより、知りたい情報を先に決めると選びやすくなります。

What does she look like? は外見を尋ねる

この質問で求められるのは、身長、髪型、顔立ち、メガネ、服装など、目で確認できる情報です。答えるときは、全体的な特徴を一つ述べ、その後に目印を加えると聞き取りやすくなります。

フレーズ
What does she look like?
日本語訳
彼女はどんな見た目ですか。
使う場面
会ったことのない友人について聞くときや、待ち合わせ相手の外見を確認するときに使います。
注意点・誤用例
外見を聞くのにWhat is she like?を使うと、通常は性格についての質問として受け取られます。
発音・ニュアンス
会話ではdoes sheが「ダズシ」のようにつながります。lookをやや明瞭に発音すると、外見の質問だと伝わりやすくなります。

What is she like? は性格や人柄を尋ねる

答えにはfriendly、calm、reliableなどの性格語を使います。性格を一語で決めつけず、普段の行動を添えると、聞き手が人物像を想像しやすくなります。

フレーズ
What is she like?
日本語訳
彼女はどんな人ですか。
使う場面
友人、同僚、上司などの性格や普段の振る舞いを知りたい場面で使います。
注意点・誤用例
What does she like?にすると「彼女は何が好きですか」という好みの質問になります。
発音・ニュアンス
What isは会話でWhat’sに縮まり、「ワッツ・シー・ライク」に近く聞こえます。くだけた会話でも自然です。

What does she like? は好みを尋ねる

doesの直後に人が置かれ、最後がlikeだけなら「何が好きか」という意味です。She likes music.やShe likes hiking.のように、好きな物や活動で答えます。三つの質問を並べ、声に出して区別すると定着しやすくなります。

  • What does she look like?:外見はどのようなものか
  • What is she like?:性格や人柄はどのようなものか
  • What does she like?:何が好きか

より明確に人柄を聞きたいなら、What kind of person is she?も使えます。少し長いものの、「どのような人物か」が明示されるため、初心者にも意味を捉えやすい表現です。では、返答を作るための動詞を整理していきましょう。

外見を組み立てるbe・have・wear・look

この章の要点
  • 身長・体型はbe、髪・目はhave、服装はwearで表す
  • lookは目から受けた印象であり、事実の断定とは限らない

外見の英文は、特徴ごとに動詞を選べば安定します。身体全体ならbe、身体の一部ならhaveと考えると、最初の判断がしやすくなります。身につける物にはwear、見た瞬間の印象にはlookを当てます。

人物の身長、髪型、メガネ、服装、性格を学習者が分類している様子
特徴の種類を見分けると、使う動詞を迷いにくくなります。

be動詞:身長・体型・全体像

She is tall.、He is slim.のように、主語と形容詞をbe動詞でつなぎます。of average heightは「平均的な身長」、of medium buildは「標準的な体格」という中立的な表現です。数値を加えるならShe is about 170 centimeters tall.のように、数値の後ろにtallを置けます。

have:髪・目・顔・ひげ

英語では「長い髪を持っている」という構造でShe has long hair.と表します。同じ型でHe has brown eyes.、She has an oval face.、He has a beard.と言えます。髪の特徴を並べるときは、長さ、形、色の順にすると自然です。

フレーズ
She has long, curly blond hair.
日本語訳
彼女は長い巻き毛の金髪です。
使う場面
友人の外見を紹介するときや、複数人の中から人物を見分けてもらうときに使えます。
注意点・誤用例
She is long hair.とはしません。long hairは名詞のまとまりなので、hasを使います。
発音・ニュアンス
curlyは最初の音節を強めます。特徴を一度に言いにくければ、She has blond hair. It’s long and curly.と二文に分けても自然です。

wear:普段の装いと今の服装

普段メガネをかける人ならShe wears glasses.、普段スーツを着る人ならHe usually wears a suit.です。一方、今まさに身につけている物はShe is wearing a red jacket.のように現在進行形で表します。待ち合わせでは、変化しにくい体格より、今の服やバッグのほうが目印になります。

look:そのとき受ける印象

She is tired.は「彼女は疲れている」と状態を述べます。She looks tired.は「疲れているように見える」という視覚的な判断です。事実を確認していない場面では、lookを使うことで断定を避けられます。

注意点

lookの後ろには形容詞を置き、look likeの後ろには名詞を置くのが基本です。You look tired.は自然ですが、You look like tired.とはしません。人や職業に似ているならYou look like your mother.、He looks like a professional athlete.のように言います。

身長・体型・髪型・顔立ちを自然に表す語彙

この章の要点
  • 人物を特定する目的なら、髪型や服装など具体的な目印を優先する
  • 体型を表す単語には評価が含まれることがあるため、語感にも注意する

外見の語彙は、知っている単語の多さより、場面に必要な情報を選ぶ力が重要です。待ち合わせなら「緑の上着と黒いバッグ」、友人紹介なら「肩までの髪と丸いメガネ」のように、確認しやすい目印から伝えましょう。

身長と体格の言い方

  • tall:背が高い
  • short:背が低い
  • of average height:平均的な身長の
  • a little taller than me:私より少し背が高い
  • slim:ほっそりした
  • fit:引き締まった、健康的な
  • athletic:運動をしているような体格の
  • well-built:がっしりした
  • muscular:筋肉質の
  • of medium build:標準的な体格の

thinは比較的中立な「痩せた」ですが、文脈によっては肉付きが少ない印象になります。slimは好意的な響きを持ちやすく、skinnyは「痩せすぎ」という否定的な評価になり得ます。fatは直接的で傷つけやすく、obeseは医学的な文脈で使われるため、日常の人物紹介では避けるのが無難です。

髪の長さ・形・色

  • short hair / long hair:短い髪/長い髪
  • shoulder-length hair:肩までの髪
  • medium-length hair:中くらいの長さの髪
  • straight hair:直毛
  • wavy hair:ウェーブのかかった髪
  • curly hair:巻き毛
  • thick hair / fine hair:量の多い髪/細い髪
  • black hair / brown hair:黒髪/茶色の髪
  • dark brown hair:濃い茶色の髪
  • blond hair / red hair / gray hair:金髪/赤毛/白髪

日本語の「セミロング」をsemi-long hairと直訳するより、shoulder-length hairやmedium-length hairのほうが具体的です。長さ、形、色を一文に入れるなら、short, straight black hairやlong, wavy brown hairの順で並べると滑らかです。

顔・目・そのほかの目印

  • a round face:丸顔
  • an oval face:卵型の顔
  • a square face:四角い顔
  • big brown eyes:大きな茶色の目
  • almond-shaped eyes:アーモンド形の目
  • thick eyebrows:濃い眉
  • freckles:そばかす
  • dimples:えくぼ
  • a beard / a mustache:あごひげ/口ひげ
  • a shaved head:剃った頭
フレーズ
He is of average height and has short, straight black hair. He wears round glasses.
日本語訳
彼は平均的な身長で、短いストレートの黒髪です。丸いメガネをかけています。
使う場面
受付やイベント会場で、探している人物の特徴を伝える場面に向いています。
注意点・誤用例
He has glasses.では所有の意味にも取れます。習慣としてかけているならHe wears glasses.が明確です。
発音・ニュアンス
glassesの語尾は「イズ」に近い有声音です。round glassesは形が明確なので、単なるglassesより目印として役立ちます。
注意点

肌の色、人種的な特徴、年齢、健康状態は、必要性がないのに話題へ加えないほうがよい場合があります。人物を見分ける目的なら、本人が選んだ服、髪型、メガネ、帽子、バッグなどから伝えると、具体的で配慮のある描写になります。

性格や人柄を英語で伝える基本文型

この章の要点
  • 性格はbe動詞と形容詞で短く伝えられる
  • 行動の具体例を一文添えると、人物像に説得力が生まれる

性格を伝える最も使いやすい形はShe is friendly.です。少し丁寧に描写するならShe is a thoughtful person.、人柄全体を表すならShe has a warm personality.と表せます。単語を三つも四つも並べるより、特徴一つと行動一つを組み合わせると自然です。

好意的な性格を表す語

  • kind:親切な、優しい
  • friendly:親しみやすい、友好的な
  • reliable:信頼できる、頼りになる
  • thoughtful:思いやりのある
  • considerate:周囲への配慮がある
  • honest:正直な、誠実な
  • responsible:責任感のある
  • patient:我慢強い
  • calm:落ち着いた
  • cheerful:明るい、快活な
  • outgoing:社交的な
  • easygoing:おおらかな
  • ambitious:向上心のある
  • independent:自立した
  • humble:謙虚な
  • generous:気前のよい、寛大な

thoughtfulとconsiderateは近い語ですが、thoughtfulは相手の気持ちを考えた温かな行動、considerateは迷惑をかけないよう周囲へ配慮する態度を表しやすい語です。generousはお金だけでなく、時間、知識、助言を惜しまない人にも使えます。

フレーズ
She’s thoughtful. She always checks on people when they’re having a hard time.
日本語訳
彼女は思いやりがあります。誰かが大変なときには、いつも様子を気にかけます。
使う場面
友人や同僚の長所を、根拠となる行動と一緒に紹介するときに使えます。
注意点・誤用例
thoughtfulは「考え込んでいる」という意味になる場合もあります。人柄を明確にするには、親切な行動を続けて述べると伝わりやすくなります。
発音・ニュアンス
thoughtfulのthは舌先を上下の歯の間へ軽く出して発音します。温かく好意的な評価として使われます。

話し方や人付き合いを表す語

talkativeは「話好き」ですが、状況によっては「おしゃべりすぎる」という響きもあります。好意的に言うならShe loves talking to people.やShe’s a great conversationalist.も選べます。quietは必ずしも否定的ではなく、物静かで落ち着いた人を表せます。

  • talkative:話好きな
  • quiet:物静かな
  • shy:恥ずかしがりの
  • reserved:控えめな
  • outspoken:率直に意見を言う
  • funny:人を笑わせる、面白い
  • witty:言葉や返答に機知がある
  • a good listener:聞き上手
  • easy to talk to:話しかけやすい

funnyは人を笑わせる面白さ、wittyは機転の利いた言葉の面白さです。smartは主に「頭がよい」「機転が利く」という意味で、日本語の「スマートな体型」には通常使いません。体型ならslimやslenderを選びます。

personalityとcharacterの違い

personalityは、人との関わりで見える性格や人柄を指します。She has a warm personality.のように、単数ならaが必要です。characterは人格、品性、意志など、より深い内面を指すことがあり、He is a man of strong character.なら「意志の強い人物」という意味になります。

「親しみやすい性格」と言うだけならShe is friendly.が最も簡潔です。名詞を使いたいときはShe has a friendly personality.と言えます。an sensitive personalityは誤りで、sensitiveは子音の音から始まるためa sensitive personalityです。

否定的な特徴を失礼になりにくく伝える

この章の要点
  • 人物全体を断定せず、程度・頻度・状況を添える
  • 人格への評価より、観察できる行動を具体的に述べる

欠点を伝える必要があるときは、He is rude.のように人物全体を決めつけないことが大切です。can be、sometimes、a littleを使えば、いつもそうだとは限らない傾向として表せます。

フレーズ
He can be a little impatient when he’s under pressure.
日本語訳
彼はプレッシャーがかかると、少しせっかちになることがあります。
使う場面
仕事上の引き継ぎなどで、ある人の傾向を公平に共有したい場合に使えます。
注意点・誤用例
He is impatient.だけでは、常にせっかちな人物だと断定する響きが強くなります。伝える必要性があるかも考えましょう。
発音・ニュアンス
can beは弱くつながりやすく、a littleが評価を和らげます。when以下を加えると、特徴が現れる条件まで限定できます。

性格ではなく行動を述べる

He is rude.よりHe tends to interrupt people when he gets excited.のほうが、何が問題なのかが明確です。She is indecisive.と決めつける代わりに、She sometimes has trouble making decisions quickly.と言えば、「決断に時間がかかることがある」と行動を説明できます。

一つの特徴を別の角度から見る

  • stubborn(頑固な)/determined(意志が強い)
  • bossy(指図したがる)/a natural leader(自然な指導力がある)
  • picky(好みがうるさい)/particular(こだわりがある)
  • quiet(口数が少ない)/a good listener(聞き上手)
  • impulsive(衝動的な)/spontaneous(自然体で行動力がある)
  • sensitive(傷つきやすい)/emotionally aware(感情への理解が深い)

言い換えは、都合よく事実を変えるためのものではありません。同じ行動にも複数の面があると理解し、目的に合う正確な語を選ぶための考え方です。評価を伝える前に、「具体的に何をしたのか」を一文で言えるか確認すると、公平な描写に近づきます。

注意点

体重の変化や年齢を褒めるつもりでも、病気やストレスなど本人が話していない事情に触れてしまう場合があります。You’ve lost weight!やYou look young for your age.より、You look great.、I love your hairstyle.、That color looks great on you.のように、全体の印象や本人が選んだ装いを褒めるほうが受け取られやすい表現です。

友人紹介・待ち合わせ・職場で使える会話

この章の要点
  • 質問に合わせ、外見から性格へ情報を少しずつ加える
  • 待ち合わせでは現在の服装と持ち物を優先する

自然な会話では、特徴を一度にすべて並べません。相手の質問に答え、必要に応じて情報を一つ加えます。外見、性格、具体的な行動の順で進めると、会話の流れが途切れにくくなります。

友人について尋ねる

会話
学習者A: Have you met my friend?
学習者B: No, I haven’t. What does she look like?
学習者A: She’s tall and has shoulder-length brown hair. She usually wears glasses.
学習者B: What’s she like?
学習者A: She’s friendly, calm, and a great listener.
日本語訳
学習者A:私の友達に会ったことはある?
学習者B:まだないよ。どんな見た目なの?
学習者A:背が高くて、肩までの茶色い髪をしているよ。普段はメガネをかけている。
学習者B:どんな人なの?
学習者A:親しみやすく、落ち着いていて、聞き上手だよ。
使う場面
共通の友人を紹介する前に、外見と人柄を順番に確認する場面です。
注意点・誤用例
外見の質問に性格だけで答えると情報がかみ合いません。まずtallやhairなど、目で分かる特徴を答えます。
発音・ニュアンス
What’s she like?は短く軽快な質問です。great listenerは「よく聞いてくれる人」という温かい評価になります。
国際的な駅で学習者が待ち合わせ相手の目印を英語で尋ねている様子
待ち合わせでは、その日に身につけている服や持ち物が有効な目印です。

待ち合わせ相手を見分ける

会話
学習者: How will I recognize him?
案内役: He’s wearing a green jacket and carrying a gray backpack. He has short curly hair and glasses.
学習者: Got it. I’ll look for the green jacket.
日本語訳
学習者:どうやって彼を見分ければいいですか。
案内役:緑のジャケットを着て、灰色のリュックを持っています。短い巻き毛で、メガネをかけています。
学習者:分かりました。緑のジャケットを探します。
使う場面
駅、空港、催し会場などで、初対面の相手を探す場面に適しています。
注意点・誤用例
その日の服装にはis wearingを使います。普段の習慣を表すwearsだけでは、今も同じ服装か分かりません。
発音・ニュアンス
recognizeは最初の音節を強めます。How will I recognize him?は「何を目印にすればよいか」を直接尋ねる実用的な表現です。

職場の人柄を尋ねる

会話
同僚A: What’s your new manager like?
同僚B: She’s organized and fair. She can seem serious at first, but she’s very supportive.
同僚A: She sounds like a good manager.
日本語訳
同僚A:新しい上司はどんな人ですか。
同僚B:きちんとしていて公平です。最初は真面目に見えることもありますが、とても協力的です。
同僚A:よい上司のようですね。
使う場面
新しい上司や同僚の仕事上の人柄を尋ねる場面です。
注意点・誤用例
聞いた情報への感想はsoundsを使います。実際に見た印象ならlooksを使います。
発音・ニュアンス
supportiveは「協力的で支えてくれる」という肯定的な語です。serious at firstと限定することで、第一印象と実際の人柄を分けています。

自己紹介と人物紹介を一段自然にする表現

この章の要点
  • 自分の長所はI’d sayやPeople sayを使うと控えめに伝えられる
  • one ofの後ろは複数名詞、introduce A to Bは語順に注意する

自分をI am kind.と直接評価することは文法的に正しいものの、場面によっては自画自賛のように聞こえます。I’d say I’m …を使うと、「自分では〜だと思う」という柔らかな自己評価になります。

控えめに自分の性格を述べる

  • I’d say I’m fairly easygoing.:自分では、わりとおおらかなほうだと思います。
  • I think I’m quite organized.:自分ではかなり几帳面だと思います。
  • People say I’m approachable.:周りからは話しかけやすいと言われます。
  • My friends tell me I’m a good listener.:友達からは聞き上手だと言われます。
  • I tend to stay calm under pressure.:プレッシャーの中でも冷静でいることが多いです。
  • I can be a little cautious at first.:最初は少し慎重になることがあります。
フレーズ
I’d say I’m quiet at first, but friendly once I get to know people.
日本語訳
自分では、最初は物静かですが、人と親しくなると気さくなほうだと思います。
使う場面
交流会、授業、面談などで、自分の対人傾向を自然に伝えたいときに使えます。
注意点・誤用例
onceはここでは「一度」ではなく、「いったん〜すると」「〜するようになれば」という意味です。
発音・ニュアンス
I’d sayは「アイド・セイ」のようにつなげます。butの前後で小さく間を置くと、第一印象と親しくなった後の違いが伝わります。

one of+複数名詞

She is one of my closest friends.は「彼女は私の最も親しい友達の一人です」という意味です。one ofの後ろには複数の集団が来るため、friendではなくfriendsにします。ただし主語がOne of my friendsなら中心はoneなので、One of my friends lives in London.のように動詞は単数扱いです。

If you wantと申し出の表現

If you want, I can show you her picture.は「よければ写真を見せられます」という柔らかな提案です。Shall I introduce you to her?、Would you like me to introduce you?、Do you want me to introduce you?も、話し手や地域、丁寧さに応じて使われます。

「AをBに紹介する」はintroduce A to Bです。Let me introduce my colleague to you.なら、Aはmy colleague、Bはyouです。提案を受けるときはI’d love that.、That would be great.、Yes, please.が使えます。Would you like to meet her?のような動作への誘いならI’d love to.がよく合います。

よくある間違いを修正する

この章の要点
  • 日本語の語順ではなく、特徴の種類から動詞を決める
  • 似た単語は、誰がどの状態なのかを確かめて使い分ける

誤りを減らす近道は、正しい文だけでなく「なぜ違うのか」を確認することです。特に髪、メガネ、感情を表す文では、日本語から一語ずつ置き換えると動詞を選び違えやすくなります。ここでは誤文と修正文を対にして確認します。

髪にbe動詞を使わない

  • 誤:She is long hair.
  • 正:She has long hair.

long hairは名詞のまとまりなのでhaveを使います。一方、She is blond.のように人を形容する用法もありますが、She has blond hair.のほうが具体的で、初心者にも組み立てやすい形です。

メガネはwearで表す

  • 曖昧:She has glasses.
  • 習慣:She wears glasses.
  • 今の状態:She is wearing glasses.

has glassesは「メガネを所有している」とも解釈できます。日常的にかけているならwears、今かけているならis wearingを使えば、意図が明確です。

smartを体型に使わない

  • He is slim.:彼はほっそりしています。
  • He is smart.:彼は頭がよいです。

smartには地域や文脈によって「きちんとした」「洗練された」という意味もありますが、体型の細さを表す基本語ではありません。日本語の感覚で置き換えず、slim、slender、fitなどから選びます。

cheerfulとhappyを区別する

She is cheerful.は、普段から明るい性格を表せます。She is happy.は、今うれしい、または現在の生活に満足している状態を表すことが多い文です。性格なのか、一時的な感情なのかを考えると選びやすくなります。

boringとboredを区別する

  • He is boring.:彼は人を退屈させます。
  • He is bored.:彼は退屈しています。

-ingは退屈を生じさせる側、-edは退屈を感じる側です。同じ考え方でinterestingは「興味を抱かせる」、interestedは「興味を持っている」と区別できます。

注意点

文法的に正しくても、人物をboring、ugly、fatなどと直接評価すれば、強く失礼に響くことがあります。人物全体へのラベルを避け、必要な事実や特定の行動だけを説明してください。

まとめ:発音練習と人物描写を定着させる実践手順

実践的な学習ポイント
学習内容を日常生活で定着させるための実践トレーニング風景
この章の要点
  • 質問、短い返答、詳しい返答の三段階で練習する
  • 外見二つ、性格二つ、行動一つを使って身近な人を描写する

読んだ表現を会話で使えるようにするには、単語だけでなく文のまとまりで声に出します。最初から長い紹介を暗記する必要はありません。質問と一文の返答から始め、慣れたら情報を足しましょう。

手順1:三つの質問を対にする

  1. What does she look like? — She’s tall and has short hair.
  2. What is she like? — She’s calm and friendly.
  3. What does she like? — She likes cooking and music.

まず質問だけを三回ずつ読み、次に返答まで続けます。look like、is … like、does … likeの違いを、音の並びごと覚える練習です。質問の最後だけを見るのではなく、doesとisにも注意してください。

手順2:動詞ごとに一文を作る

  1. be:She is of average height.
  2. have:She has shoulder-length black hair.
  3. wear:She wears round glasses.
  4. look:She looks friendly.

同じ人物について四つの型を使うと、動詞の役割が比較できます。ただし実際の会話では、必要な特徴を二つか三つ選べば十分です。look friendlyは見た印象、is friendlyは性格についての判断だという違いも声に出して確認します。

手順3:性格に行動を加える

フレーズ
He’s reliable. If he promises to do something, he always does it.
日本語訳
彼は頼りになります。何かすると約束したら、いつも実行します。
使う場面
友人や同僚が信頼できる理由を、具体的な行動で補う場面に使えます。
注意点・誤用例
reliableは物にも使えますが、人物なら「約束や責任を任せられる」という意味です。単に親切という意味ではありません。
発音・ニュアンス
reliableは第二音節付近を強く読みます。形容詞の後で短く区切ると、続く行動が根拠として聞こえます。

手順4:自分と身近な人を順番に描写する

自分、家族、友人、同僚の順で、外見二つ、性格二つ、行動一つを書きます。実在する相手について練習する場合も、体型や年齢を無理に評価せず、必要な特徴だけを選びましょう。

使える型は、I’m [身長や体格].

情報を一つずつ加えていきましょう。

手順5:録音して動詞だけを確認する

自分の紹介を録音したら、最初から完璧な発音を目指すのではなく、be、have、wear、lookが正しく選べているかを確認します。次に、三人称単数のhas、wears、looksの語尾が聞こえるかを確かめます。確認項目を絞ると、直す場所が分かりやすくなります。

身長や体格にbe動詞を使えているか
髪や目にhaveまたはhasを使えているか
普段の装いにwearまたはwearsを使えているか
その場の服装にbe wearingを使えているか
見た印象にlookまたはlooksを使えているか
性格の後ろに具体的な行動を一つ加えられているか
発音しにくい語を短く区切る

characteristicは音節が多いため、最初から速く読もうとせず、char-ac-ter-is-ticのように短く分けて練習します。personalityもper-son-al-i-tyと区切り、強く読む位置を意識します。会話では難しい名詞を無理に使わず、She is friendly.のような短い形へ言い換えても問題ありません。

thoughtful、thin、thickのthでは、舌先を上下の歯の間へ軽く出して息を通します。thoughtfulとthinのthは声帯を強く震わせない音です。最初は単語だけをゆっくり読み、その後She’s thoughtful.やHe has thick hair.という文へ広げます。

curlyとfriendlyでは、rとlが同じ単語に含まれます。curlyは最初のcurを明瞭にし、friendlyはfriendとlyに分けてからつなげると練習しやすくなります。通じにくいと感じたら、単語を何度も言い直すより、She has hair with curls.やShe’s easy to talk to.のように別の表現を添える方法もあります。

英語で人物紹介を練習してみる
今日から使える人物描写テンプレート
この章の要点
関係、外見、目印、性格、行動の順で話すと整理しやすい
短い型を自分の情報に置き換え、声に出して使う

人物を詳しく紹介するときは、関係から始め、全体的な外見、目印、性格、その性格が分かる行動へ進みます。この順番なら、聞き手は「誰の話か」を理解してから細部を受け取れます。すべてを盛り込む必要はなく、場面に必要な部分だけ選んでください。

自分を短く紹介する型
フレーズ
I’m of average height, and I have short black hair. I’d say I’m quiet at first, but friendly once I get to know people.
日本語訳
私は平均的な身長で、短い黒髪です。最初は物静かですが、人と親しくなると気さくなほうだと思います。
使う場面
授業の自己紹介、交流会、オンラインで初めて話す場面に使えます。
注意点・誤用例
外見を伝える必要がない自己紹介では、最初の文を省いて性格や趣味から始めても自然です。
発音・ニュアンス
average heightは二語を切り離しすぎずにつなげます。I’d sayを添えることで、性格について断定しすぎない印象になります。
友人を詳しく紹介する型
フレーズ
She’s one of my closest friends. She’s of average height and has long, wavy black hair. She usually wears round glasses. She’s calm, thoughtful, and very reliable. Whenever I need help, she takes the time to listen and gives practical advice.
日本語訳
彼女は私の最も親しい友達の一人です。平均的な身長で、長いウェーブのかかった黒髪をしています。普段は丸いメガネをかけています。落ち着いていて、思いやりがあり、とても頼りになる人です。私が助けを必要とするときは、時間を取って話を聞き、実用的な助言をくれます。
使う場面
共通の知人へ友人を紹介するときや、人物について少し詳しく話す練習に使えます。
注意点・誤用例
one of my closest friendではなく、複数形のfriendsにします。紹介する相手の個人情報を必要以上に話さない配慮も必要です。
発音・ニュアンス
一息で読まず、関係、外見、性格、行動の間で区切ります。最後の行動がreliableとthoughtfulの具体的な根拠になります。
待ち合わせで使う型

探す相手については、How will I recognize him or her?と尋ねます。返答はHe’s wearing [色+服]. He’s carrying [持ち物]. He has [髪やメガネ].という順にすると、遠くから見える情報から細かな特徴へ進めます。

たとえば、She’s wearing a blue coat and carrying a yellow tote bag. She has shoulder-length hair and round glasses.と言えます。待ち合わせ直前なら、服やバッグの写真を共有するなど、言葉以外の確認手段も併用すると行き違いを減らせます。

性格を行動で支える型
She’s kind. She always offers to help new team members.
He’s patient. He explains things without rushing people.
She’s responsible. She always finishes her work on time.
He’s outgoing. He enjoys meeting new people.
She’s a good listener. She gives people time to finish speaking.

形容詞が思い出せないときは、行動だけを伝えても構いません。She always helps people.と言えば、kindやhelpfulという単語が出なくても人柄は伝わります。会話では、知っている簡単な動詞を組み合わせる力も大切です。

人の特徴に関するQ&A
この章の要点
迷いやすい質問、動詞、語感の違いを再確認する
実際の会話では、正確さと相手への配慮を両立させる

最後に、人物描写で迷いやすい点を質問形式で確認します。答えを読む前に、自分ならどの表現を選ぶかを一度考えると復習になります。

外見を尋ねるWhat does she look like?と性格を尋ねるWhat is she like?はどう違いますか?

What does she look like?は身長、髪型、顔立ち、服装などの外見を尋ねます。What is she like?はfriendlyやcalmなど、性格や普段の人柄を尋ねます。

髪の特徴にはbe動詞とhaveのどちらを使いますか?

基本的にはhaveを使い、She has long hair.やHe has short curly hair.と表します。She is long hair.とは言いません。

She wears glasses.とShe is wearing glasses.の違いは何ですか?

She wears glasses.は普段からメガネをかける習慣を表します。She is wearing glasses.は、その時点でメガネをかけている状態を表します。

lookとlook likeはどのように使い分けますか?

lookの後ろには通常、You look tired.のように形容詞を置きます。look likeの後ろには、You look like your mother.のように名詞を置きます。

体型を失礼になりにくく説明するにはどうすればよいですか?

人物を見分ける目的なら、体型より服装、髪型、メガネ、バッグなどの目印を優先します。体格が必要ならof medium build、fit、athleticなど、場面に合う比較的中立な表現を選びます。

自分の性格を控えめに伝えるには何と言えばよいですか?

I’d say I’m …、People say I’m …、I tend to …を使うと、断定を弱めながら自分の特徴を伝えられます。短い行動例を加えると、さらに具体的になります。

characteristicとfeatureはどのように違いますか?

characteristicは人や物を特徴づける性質や特性を広く指します。featureは人物について使う場合、目、鼻、顔立ち、ひげなど、外から確認できる個々の特徴を指すことが多い語です。

人物紹介ではどの順番で話すと自然ですか?

その人との関係、全体的な外見、目印になる特徴、性格、性格が分かる行動の順にすると整理しやすくなります。会話では必要な情報だけを選び、質問に合わせて少しずつ加えます。

人の特徴を英語で伝えるときは、外見と性格のどちらを話しているかを最初に分けます。そのうえで、身長や体型にはbe、髪や目にはhave、装いにはwear、見た印象にはlookを使えば、文の骨格を作れます。

今日の練習では、身近な人を一人選び、What does this person look like?とWhat is this person like?の両方へ答えてみてください。外見を二つ、性格を二つ、行動を一つ選ぶだけでも、単語の羅列ではない人物紹介になります。相手への配慮を忘れず、必要な情報を具体的に伝えることが自然な会話への一歩です。

人の特徴を英語で自然に伝えるにはに関するよくある質問(FAQ)

Q. What does she look like? は外見を尋ねる

この質問で求められるのは、身長、髪型、顔立ち、メガネ、服装など、目で確認できる情報です。答えるときは、全体的な特徴を一つ述べ、その後に目印を加えると聞き取りやすくなります。

Q. What is she like? は性格や人柄を尋ねる

答えにはfriendly、calm、reliableなどの性格語を使います。性格を一語で決めつけず、普段の行動を添えると、聞き手が人物像を想像しやすくなります。

Q. What does she like? は好みを尋ねる

doesの直後に人が置かれ、最後がlikeだけなら「何が好きか」という意味です。She likes music.やShe likes hiking.のように、好きな物や活動で答えます。三つの質問を並べ、声に出して区別すると定着しやすくなります。