こんにちは。近年イギリス在住者以外で、子供がイギリスの全寮制学校に通う家が多くみられるようになりました。
映画のイメージでは、制服をきっちりと着用し、寮で友達と暮らしながら自主性が育つ。といったスクールライフが浮かぶのではないでしょうか。
レッスンの内容
全寮制の学校
さて全寮制の学校とあれば、入学さえしてしまえばなんとかなると思いますが、イギリスはそうではありません。
学生ビザを取得して入学試験に合格できても、もう一つ法的に必要なものがあります。何が必要なのか、竹井夫人とリード夫人の会話をみてみましょう。
会話
Mrs. Takei: Hello, Mrs. Lead. Thank you for inviting me.
こんにちはリードさん。招待してくれてありがとう。
Mrs. Lead: Hello, Mrs. Takei. I’ll introduce you Ayaka to you. She is staying here for 2 month during the summer vacation.
こんにちは竹井さん。アヤカを紹介しますね。彼女は夏休みの2週間、ここに住みます。
Ayaka: Nice to meet you Mrs. Takei.
初めまして、竹井さん。
Mrs. Takei: Nice to meet you, Ayaka. Are you coming here for studying abroad?
初めまして、アヤカさん。あなたは留学でここに来ているのですか?
Mrs. Lead: She is going the boarding school and I’m doing her guardian.
彼女は全寮制の学校に通っていて、私は彼女のガーディアンをしているの。
When the student who does not live in England enters the boarding school, she or he needs to have guardian. It is demanded legally.
イギリスに住んでいない学生が全寮制の学校に通うには、ガーディアンがいなくてはいけないの。これは法的に求められているものなのよ。
Mrs. Takei: I didn’t know that guardian system.
そのようなガーディアンのシステムを知りませんでした。
Mrs. Lead: I heard that system when I’m checking about the school of my daughter, Lorna.
私の娘ローナの学校を調べている時に、そのシステムを聞いたの。
I thought it is good for me to be Guardian, because we can get good influence by the students. So I entered Guardian Network.
彼らから良い影響を得られるから、ガーディアンになることはいい事なのだわと思ったのよ。だからガーディアンネットワークに入ったの。
Mrs. Takei: That is good system. I will check that guardian system, too.
それはいいシステムね。私もガーディアンシステムを調べてみるわ。
イギリスで全寮制の学校に入るには「ガーディアン」という後見人をイギリス国内に見つけることが必要なのです。
ガーディアンは親の代わり
法的に要求されているガーディアンといっても、無料ではありません。年間に支払う費用もあります。そこまでしてなぜ通わせるのか、と思う人も多いでしょう。
しかし全寮制の学校の中でも、”The Nine”とい呼ばれる超名門校があります。他にも14世紀に創立されていた古い学校もあり、イギリスの王子や名官僚に俳優も多くこれらの学校を卒業しています。
ここでは学問は当たり前のこととして、世界中の物事や考え方を、経験を通して学ぶことができます。つまり世界の教養を身に付けることができるのです。
今の時代日本国内だけではなく、海外でも生きていける能力が必要となります。こういった未来を見据えて、イギリスの全寮制学校が人気であることがわかります。
全寮制とはいえ、やはり親の許可や管理も必要です。例えば校内で配られるプリントや行動の許可証、それに長期休暇の送り迎えや滞在先などにはやはり親が必要になります。
しかし親がイギリスに住んでいない場合、これらに対応するのは難しくなります。その役目を担うのがガーディアンという存在です。
そしてガーディアンを見つける為に、ガーディアンネットワークなどの紹介所があります。そこを上手に利用して子供に一番合うガーディアンを見つけ、充実した学生生活をおくることができるといいですね。
それではまた、See you!